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アメリカの市民団体がフクシマ原発事故がらみで抗議運動を展開している [原発問題]

アメリカの市民団体がフクシマ原発事故の日本政府の後処理の杜撰さ、そしてマスコミの機能不全に対して、抗議運動を開始し始めた。次のユーチューブで彼らへの取材が観られる。

http://www.youtube.com/watch?v=WFSFDMiWVzU&sns=tw

フクシマ原発の事故は国際問題である。国内で処理することは出来ない。なぜなら、放射能は国境をまたぐからである。それなのに、日本はあくまで国内問題として、隠蔽画策ができると踏んだ。マスコミも動員し、日本人に対して「風評被害」、「集団ヒステリー」など、事故の被害を矮小化させるための「風評被害」活動を展開した。そして、そのような動きは、民主党より、遙かに自民党(特に石原伸晃)の方が熱心であった。

しかし、日本人の多くは騙せても海外は騙せない。なぜなら、海外のマスコミは日本の役所も買収できないからだ。さらに、海外の市民運動は結構、強烈だ。ということで、このような動きがどんどんと拡がっていくと、日本の役所や政府もプレッシャーを受けていくことになるだろう。なぜなら、日本の役所は市民運動などは蛙の面に小便、と思っているかもしれないが、アメリカの市民運動は政治力を有しているからだ。そして、アメリカの政府は自分に甘く、他人には厳しい。大きく、日本の原子力行政を変更させる外圧になるかもしれない。

それにしても、こんな問題を自国で処理できずに、外国から文句を言われたり、同情されたりするなんて、本当、二流どころか三流国だよなあ。いい加減にしっかりしないと、世界からの嫌われ者になってしまうぞ。


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ドイツのテレビ番組「フクシマ原発事故、その後」というドキュメントは、日本がフクシマ原発事故後、どのように見られているかを知るうえで大変参考になる [原発問題]

ドイツのテレビ番組「フロンタール21」の「フクシマ原発事故、その後」というドキュメントは、日本がフクシマ原発事故後、どのように見られているかを知るうえで大変参考になる。

http://www.youtube.com/watch?v=BcDTbUffZQI

フクシマ原発の事故ではなく、その後の対応によって、日本は特に欧州から、とてつもなく不信感を抱かれている。それは、嫌悪感とも言えるようなもので、ある意味、北朝鮮とも通じるような不気味な理解不能な存在であると捉えられているような気がする。そもそもドイツのマスコミから指摘されたデータで大臣が動揺して意見を変える、という点からもこの番組の客観性がうかがえる。

日本は一流の国とみられていたが、フクシマ原発の事故の対応によって「日本政府の無責任ぶりは犯罪的である」、「文明国のやることとは思えない」と言われるような三流国としてみられるようになってしまった。このことで、日本というブランドが失った損失は、経済的にも恐ろしく甚大であるだろう。それなのに、相変わらず原発を推進させようとする経団連の連中は何を考えているのであろうか。

そして、このような番組が日本のマスコミではなく、ドイツのマスコミによってつくられたことは、ある意味、有り難い。機能不全になっているのは、政府だけではなくマスコミも同様であるからだ。
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杉花粉の放射能濃度は1キログラム当たり約25万ベクレルという数字は、信じがたい [原発問題]

林野庁が12月27日に「杉雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査」の中間報告を行った。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/111227.html

引用する。

「農林水産省は、森林における放射性物質の分布状況調査等を進めています。
このたび、独立行政法人 森林総合研究所が、スギの雄花とその内部の花粉に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果(福島県内87箇所)を、中間報告として取りまとめました。
調査の結果、スギの雄花に含まれる放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度は、最も高いスギ林で1キログラム(乾燥重量)あたり約25万ベクレルとなりました。」

25万ベクレル!これは悪い洒落なのではないか。この数字は尋常じゃあなく高い数字であろう。もちろん、この花粉を吸入することで被曝する量は東京においては大した量ではないかもしれないが、いやあ、改めてとんでもないことが起きているなと思わせられる。

先日、あるお医者さんと話をしたのだが、この30年くらいで癌になる割合が世界的に急激に増加しているそうだ。その一つの要因として考えられるのは、水爆実験などを各地で行ったことらしい。と言うふうに考えると、まあ、これから現在よりさらに多くの日本人は癌になるということだ。恐ろしすぎる事態である。
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東電が値上げを決めたが、街中はイルミネーションで夜も煌々としている [原発問題]

東電が値上げを決めた。とりあえず、企業向けで2割。家計向けも値上げを画策しているらしい。企業向けは政府認可が不要だが、家計向けは必要。ということで、政府がどう対応するかが興味津々だが、街中は節約ムードもどこへやら。夜はイルミネーションで煌々としている。工事現場まで無意味なクリスマス・トリーをかたどったイルミネーションをしているのを見ると、本当にこの人達はフクシマ原発事故でも懲りていないのかと思ったりする。今年ぐらい、このイルミネーションをしなくてもよかったのではないだろうか。欧米の都市は夜、ずっと暗い。先日、都市デザインのセミナーに出たが、マンハッタンの夜がいかに暗いかという講演を聴いて、なるほど、と思った。日本の都市は無意味に夜も明るすぎるのである。東電の値上げに抵抗するなら、もっとどんどんと節電をしてやればいいのだ。夜をイルミネーションで煌々と照らしているなんて、敵に塩を送るようなものだ。

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世論調査で原発利用「反対」が初めて過半数(50%)を越える [原発問題]

12月13日の朝日新聞では、同社が実施した全国定例世論調査で、原子力発電の利用賛否の問いに、反対が57%と10月の48%から増え、初めて半数以上となった。原発利用反対は福島の原発以後の4月でも30%近くであったが徐々に増えていき、逆に賛成は4月には50%はあったが現在も30%まで落ちている。

それにしても、この推移が示すのは、フクシマのような事故があっても、その重大なる影響を理解するのに半年以上もかかっているという世論の鈍さである。というか、まだ30%も危機に対して「鈍感」なる人々がいるのも驚きだ。とはいえ、フクシマの原発では核爆発があったと指摘する元三菱重工の技術者も出てきたり、どうもそれを裏付けるプルトニウム放出があったとのアメリカ側の情報も出てきたり、さらには杉並区堀ノ内小学校で高濃度のセシウムが検出されるなど、とんでもない情報が現在進行形で出ているので、さすがの原発推進派も旗色は悪い。このトレンドが今後も続き、原発を日本という国土から廃絶させたいものである。
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杉並区堀ノ内小学校の養生シートで高濃度の放射性セシウムが検出。そして、そのシートを焼却する愚行。 [原発問題]

東京都杉並区の区立堀之内小学校(同区堀ノ内3丁目)で、4月上旬まで敷いていた芝生の養生シートを同区が調べたところ、1キログラム当たり9万600ベクレルの放射性セシウムが検出されたことがわかった。これは、国が廃棄物処理できる目安とする「1キロ当たり8千ベクレル以下」を10倍以上上回っており、福島県郡山市の下水処理施設の汚泥(2万6400ベクレル)以上の数値だ(以上、データのもとは朝日新聞)。

私は堀ノ内小学校のそばに10年間ぐらい住んでいたことがあるので、他人事ではない。しかも、小学校で今頃見つかるというのは、それまで多くの児童が被曝されていたということだ。半年以上もだ!恐ろしい。さらには、環境省が焼却を認めたらしいので、杉並区であれば高井戸で焼却されることになるのか。それにしても、このシートを焼却するということは、せっかくシーツが放射能を集めてくれたのに、それをまた大気に発散させるということではないのだろうか。環境省って、いつから環境汚染省になったのだろうか。しかも、放射能を拡散って何、考えてるんだ。税金返せ!それと高井戸周辺の住民は気をつけた方がいいだろう。私も思わず、高井戸から自宅への距離を測ってしまった。
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原発事故の後に甲状腺機能低下!群馬の院長調査 [原発問題]

ちょっと昔の読売新聞(11月23日)から以下、引用。

東京電力福島第一原発事故後、群馬県内で甲状腺疾患のある患者に、甲状腺機能低下傾向がみられると、宮下和也・宮下クリニック院長(同県高崎市)が22日、大阪市で開かれた日本甲状腺学会で発表した。

宮下院長は、同クリニックの患者のうち、甲状腺機能が正常な状態で安定し、薬の中断や変更がなく、ヨウ素の過剰摂取や妊娠・出産、花粉症など甲状腺機能に影響する他の要員もない1175人について、事故前と事故3か月以内の甲状腺ホルモン「フリーT4」と甲状腺刺激ホルモン「TSH」の変化を調べた。

その結果、939人(80%)で、フリーT4が低下し、低下を補うために分泌されるTSHは上昇した。フリーT4の平均値は1.37から0.92へと平常下限まで低下、TSHの平均値は1.5から5.2と、正常上限の4を上回った。

宮下院長によると、甲状腺機能の低下は、気力の低下や疲れやすさなどを招くが、甲状腺がんの発症に結びつくものではない。「被曝量がわからないため、原発事故との関連は不明」と話している。

引用終わり。

「被曝量がわからないため、原発事故との関連は不明」とは、うまい言い訳だ。原発事故との関連はあるに決まっているじゃあないか。さて、これからどんどん、フクシマ原発の被害の状況が顕在化していく。福島の米なんかで驚いている場合じゃあないぞ。次は、人間だ。そういう私も、そして家族も当然、危険に晒されている。
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Please STOP TEPCO from emitting nuclear contaminated water to the Pacific Ocean [原発問題]

TEPCO announced that the company might emit nuclear contaminated water from Fukushima Daiichi Power Plant to Pacific Ocean. TEPCO has already emitted more than 10000 ton of nuclear contaminated water into Pacific Ocean since last April.

Despite a protest from National Fishery Association, I suspect that TEPCO along with MITI (Ministry of international trade and industry), will emit it anyway. They have been ignoring Japanese people for such a long time, and I don’t think there attitude will change even with the Fukushima Nuclear Power Plant Disaster.

However, emitting nuclear waste to Pacific Ocean will not only hurt Japan but also other part of the world as well.

Therefore, please condemn the arrogance and insensitive attitude of TEPCO and MITI from abroad. They are quite stubborn to Japanese people, but not so much to foreigners, especially Americans. PLEASE STOP impudent TEPCO from contaminating our planet earth!

We will try also, but we do need some support from outside.

Source is as follows (sorry that this is in Japanese).
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2844691/8177437?blog=sonet

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早川由紀夫教授を徹底的に支援したい [原発問題]

群馬大学の早川由紀夫教授が学長から訓告処分を受けた。早川由紀夫教授は、原発の事故後、いち早く、火山学者の知識、技術を用いて汚染マップを作成した。文科省が発表するずっと前に、早川教授がつくった汚染マップによって、我々、東日本に住む人達は、リスクを把握することができたのである。とてつもなく有り難いことである。

早川教授は、以前、火山が噴火した時、そのリスクをいち早く理解していたにも関わらず、その危険を伝える術を持たず、みすみす47人の死者を出してしまったことを非常に悔いている。

今回のフクシマ原発の事故が起きた時は、ツイッターという伝達ツールを有していた。したがって、彼が理解したリスクをツイッターを通じて、人々に周知してくれた。この専門家が発信する情報によって、放射能のリスクも分からず、五里霧中にいた我々がどれほど救われたであろうか。

また、彼はそのリスクを広く周知してもらうために、過激な発言を繰り返した。しかし、その中で、「放射能まみれの農作物をつくるのは、毒をつくるようなものだ」と福島の農民を批判したことが不味かった。そのように批判したくなる気持ちは分からないでもないが、福島の農家の人達は、現実のリスクを過小評価したかったのであろう。そして、リスクを過小評価したい気持ちは、不都合な真実を無視することに通じ、思わず例年のように農作物をつくってしまったのである。人間は弱い。私は福島の農民が確信犯的に補償金目当てで農作物をつくったとは思えないのである。自分の生きていく地盤が崩壊してしまった時、その危機を逆手に取れるほど計算高い人は滅多にいないし、おそらく、そういう人であったら福島で農家をしていないと思う。自然を相手にする仕事をしている人は、そんな小賢しい計算をしないで、もっと堂々と仕事をしているように私は思うのである。

しかし、この行き過ぎた発言によって、彼のこれまでの多大なる貢献がチャラになるようなことは決してない。前述した発言も、ちょっと配慮が不足してはいるが、間違っている訳ではない。とはいえ、原発推進派に都合が悪い彼の存在を抹消したい人達やマスメディアは、彼のバッシングを始めている。これらマスメディアに惑わされてはならない。私はここに、早川由紀夫教授を徹底的に支援することを勝手に宣言する。

彼の11月8日の公開授業が動画でみられる。
http://savechild.net/archives/12082.html

とても参考になる。関心のある人は見てもらいたい。

私がもっとも共感したのは、次の意見である。
「これまで、こんなような国だとは思っていなかった」

私もまさにそのような思いを持っている。この国がここまで国民を馬鹿にして、将来のことも考えられない人達に牛耳られた国であるとは思っていなかった。お人好しも甚だしい。あと、話は変わるが、これだけの講義をしていても寝る学生がいるのは、群馬大学もだらしがない。先日、飯舘村の元農家の人に講義をしてもらった時は、明学の学生も、最初はあくびとかしていたが、フクシマ原発の話になったら、皆、聞き入っていた。まあ、早川教授の緊迫した講義内容でも寝られるような呑気な学生がいるので、東電や経産省も図に乗って人々を舐めまくって、原発から手を引かないのであろうなあ。しかし、その結果、教授ではなく、学生の方が遙かに被害を被るのだけれども。

タグ:早川由紀夫
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福島第一原子力発電所の汚染水処理施設で約45トンの汚染水が漏れ、一部は施設の外に漏出 [原発問題]

読売新聞のウェブ記事から以下、引用(2011.12.4)。

 東京電力は4日、福島第一原子力発電所の汚染水処理施設で約45トンの汚染水が漏れ、一部は施設の外に漏出したと発表した。
 敷地内の側溝から海に流出した恐れもあるが、東電は「海への流出があるとしても少量と見られ、影響は小さい」と見ている。
 水漏れがあったのは、セシウムなどの放射性物質を除去した後に、蒸発濃縮処理で塩分を取り除く装置。施設内には約5センチの深さで汚染水がたまっている。汚染水の表面の放射線は、ガンマ線が毎時1・8ミリ・シーベルトだが、ベータ線は同110ミリ・シーベルトと高い。汚染水の回収などでは、ベータ線による被曝(ひばく)を抑えるため、水に触れないように作業する必要がある。ベータ線を出す放射性物質のストロンチウムが1立方センチ当たり10万ベクレル程度含まれている可能性があり、この濃度は海水の濃度基準の100万倍にあたるという。

引用終わり

100万倍という数字に麻痺している自分が怖い。毎時110ミリシーベルトも洒落にならないであろう。なんで、東京電力はこんな福島県民だけでなく、日本国民、そして世界に迷惑をかけるようなことを続けているのであろうか。本当に反省しているなら、即刻、原発を廃止しろ。原発を停止すると電力が不足するといって、結局、電力は余っていて、他に融通できるような状況ではないか。あまりにも人をバカにし過ぎているのではないだろうか。

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名古屋人必見!福井の若狭湾原発の事故による放射能の飛散、沈着シミュレーション [原発問題]

福島原発時と同じ気候条件で福井の若狭湾にある原発が放射能をフクシマ原発と同程度漏らしたら、放射能がどのように飛散し、沈着するかをシミュレーションしたものが下記のユーチューブで観ることができる。名古屋人必見である!

http://www.youtube.com/watch?v=CEFt9p7-Dxo&feature=related

なぜなら、福井原発で放射能が漏れると、名古屋の放射能汚染が半端ではないからだ。これは、フクシマ原発時と同じ気候条件というのが前提なのだが、それにしても、これは恐ろしすぎるでしょう。浜岡原発事故時の東京どころの怖さではない。福井原発で事故が起きた場合は、東の両白山地に遮られ、関ヶ原を通り、名古屋にどおっと放射能がなだれ込むという構図だ。

名古屋人はこの恐ろしいシミュレーションが現実にならないためにも、関西電力の若狭湾原発群を停止させるように行動すべきであろう。
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東京電力の驚愕すべき責任感のなさ [原発問題]

11月24日付けの朝日新聞で、興味深い記事が載っていた。「プロメテウスの罠」なのだが、そこでは福島原発そばのゴルフ場が、客足が遠のいたのは、ゴルフ場が放射能で汚染されたからだ、と言って東京電力に除染しろと訴えたのだが、東京電力は「自分たちの敷地から出た放射能は霧や霞などと一緒であって、除染する責任はない」と回答し、結局、ゴルフ場の訴えも裁判所が却下したというような内容の記事であった。水俣病で水銀を垂れ流したチッソでさえ言わなかったような図々しいにもほどがある考え方である。飯舘村の人達にも同じような発言をするのであろうか。驚愕すべき東京電力の責任感のなさと、開き直りであろう。

今中哲二 京都大学原子炉実験所助教が、飯舘村で6月4日の放射能汚染報告会で次のような発言をしている。

私は原子力発電はやめた方がいいと言ってきたんですけれども、原子力に反対ですってあんまり言わないことにしていたんです。ただ原子力は胡散臭いとずっと言ってきた。やり方が胡散臭い。要するに、絶対安全ですよ、どんなことが起きても安全ですよって言って、やり方がえげつないんですよ。私はそれを40年間見ていたから、それには協力しない。だから原子力をやるんだったら、東京湾に原発作りなさいよと。それだったら私はまあ表向き知らん顔しててもいいよ、という感じだったんだけど、今回の福島の事故を見てもうだめだと思った。彼らに責任感覚ないし、管理能力がない。そういう人達が支配している国は原子力はやらない方がいいと確信しました。私は原子力の世界に入ってもう40年ですけど、原子力をやってた古い先生方は多分泣いていると思う。彼らはもうちょっと責任感覚があったけど、今の東京電力にしろ、原子力安全・保安院にしろ、出てくる人、出てくる人、どう見ても彼らには責任感覚が感じられない。私としても情けない。

タグ:東京電力
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ノーベル博物館に行き、改めて放射能の恐ろしさと人間の無知の滑稽さを知る [原発問題]

ストックホルムのノーベル博物館に行った。もう一ヶ月くらい前の話である。そこでは放射能関連の展示が為されていた。おもにマリア・キュリーの話である。さて、エンリ・ベクレルがウランから放射能のようなものを出していることを発見したのが1896年。それに興味を持ったのが、マリア・キュリーで、放射能が原子から発せられると突き止める。そして、放射能の商品化が始まる。放射能クリームという名称の化粧品まで販売されるようになってしまう。ある金持ちは放射能ドリンクが精力を維持させると考え、高価格であるにも関わらず飲み続けて癌になって死亡した。マリア・キュリーも若くして癌で亡くなる。旦那も放射能を浴びすぎて、ぶらぶら病になり、路面電車か自動車に轢かれて死んでしまう。

IMG_1819.jpeg

それはともかく、放射能クリームという化粧品はげにも恐ろしい。綺麗になるかと思って一生懸命塗っていたら、あっという間に皮膚癌だ。まるで、バットマンのジョーカーの回で、ジョーカーの愛人であったジェリー・ホール(元ミック・ジャガーの奥さんね)の顔が変形してしまったような恐ろしいことが、現実にも起きていたということだ。まあ、化粧品はそんなものなのだろうが、それにしても放射能まで塗る必要はないであろう。

話は変わるが、娘が通う小学校で放射能を測定したら、集水溝の周辺が0.3ベクレル以上あった。結構な数字である。それで、そこを除洗することになったのだが、3名くらいの同級生が「放射能は平気なんだ」と主張したそうである。おそらく、親がそう言っているのだろう。まあ、放射能クリームが世に出た後、その危険性が疑われた時も似たような議論がされたのであろう。水俣病もそうだ。それにしても、親より遙かに放射能に弱い子ども達を守るべき親たちが、子供に放射能を怖れないようにする、というのは、その気持ちは分からないでもないが、極めて危険だ。まあ、自分の子ども達をどうしようと勝手だが、他の子ども達にまで変な価値観を押しつけないでもらいたい。

というようなことを、この放射能クリームを広告するポスターは私に考えさせるのである。

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福島駅の書店は、当たり前だが放射能本が多く置かれていた [原発問題]

福島駅で新幹線の待ち時間が長かったので、岩瀬書店に入り、時間を潰す。放射能本が多く置かれていた。福島市で生活するというのは、東京で生活することに比べても、遙かに放射能と戦う日々を強いられるのであるから、情報武装するのは当たり前ではあるが、実際、そのような状況を見ると、福島市の人達が置かれた厳しさを改めて認識する。本当、東京電力と経産省はなんてとんでもないことをしたのか、と怒りを覚える。

IMG_3004.jpg
(放射能本が陳列される福島駅の書店)

とはいえ、福島市も11月13日に東日本女子駅伝を開催したりしたからなあ。セシウムが心臓に悪いということは東京ならいざ知らず福島市であれば当然、知っているであろうから、これは質が悪い。若い女性を危険に晒してまで、福島市が大丈夫であることを無理に発信する必要もなかろう。せめて、それほどセシウムが落ちなかった会津でやって欲しかった。

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目黒(都立大学周辺)の放射能が高くなっている!? [原発問題]

2011年11月13日、目黒区の自宅周辺でガイガーカウンターが目黒区としては、5月下旬以来の最高の数字を示している。0.15マイクロシーベルト毎時である。通常は0.08程度だったので倍近い。ガイガーカウンターの故障かとも思ったが、昨日、名古屋を訪れていた時は0.08であったので、この数字の変化は、目黒区において平常より高い放射能が発散されているからであろう。

何が起きているのか?昨日、雨が降ったかと思ったのだが、そうではないようだ。目黒区は瓦礫を運んで、焼却場で処理しているとの話を聞いて、それが原因かなとも思ったが、目黒区の焼却場は三田にあり、遙かに私の家からは遠い。どうしてだか分からないが、何となく、福島浜通に集積していた放射能が拡散されて日本中に薄く広まっている印象を覚える。

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玄海原発4号機再稼働の不思議 [原発問題]

運転停止状態にあった玄海原発4号機が再稼働した。やらせメールなどの問題を起こした九州電力は、今回の再稼働に関しては「地元の了解を必要とする案件ではない」(西日本新聞、11月2日)との理解のもと、この暴挙に出た。

ちょうど東北の被災地でヴォランティアをしていた時、佐賀県から来た若者と一緒になったので、何が起きているのか、と尋ねると、「玄海町と佐賀県」だけの判断で強行したそうで、周辺の市町村にはまったく相談もなかったらしい。しかし、原発が事故を起こすと、玄海町以外の佐賀県の自治体はもちろんのこと、他県にも甚大なる被害をもたらす。規模にもよるが、韓国にも被害は及ぶであろう。

この周囲を無視した姿勢は北朝鮮のようだ。この国が民主国家であるかさえ問われる異常なる奇行であると思う私はイノセントすぎるのであろうか。今、日本の民主主義が大きく問われている。
タグ:玄海原発
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泉谷しげるの「東日本の野菜を買おう」ライブ [原発問題]

泉谷しげるが中井戸麗一などと「東日本の野菜を買おう」というキャンペーン・ライブを今週の日曜日に行う。

http://www.wagasha.co.jp/

最近、改めて痛感することは、今回のフクシマ原発の事故による放射能汚染に関して、多くの人がとても無知であるということだ。子供が今年の秋に産まれた親でさえ、無関心な人がいる。例えば、横浜の舞岡公園で取れたシイタケが2000ベクレル以上の放射能を含有していて、日本政府が示した基準は500ベクレル、ベラルーシはシイタケは牛肉とともに最も緩い基準であるがそれでも、日本よりは厳しい370ベクレル(基本は100ベクレル)であることなどを理解して、ある程度のリスクをしょってシイタケを食べているなら理解できるが、そういうことを知らずに脳天気に食べている人があまりにも多い。

したがって、今、東日本で生き延びようとする人が知るべきことは、何よりここで生活していくリスクである。そのリスクをしっかりと踏まえたうえで、生き延びる方策を検討すべき時に、このようなイベントで、人々に例え、基準値以下であっても放射能に汚染されている食料を勧めることはむしろ逆効果である。ロック音楽は極めて直情的である。理性的に状況を考えるように人々を向けなくてはならない時に、この直情的な気分で思考停止させ、「東日本の野菜を買おう!」とかで盛り上げさせるというのは犯罪的な行為ではないだろうか。

今回はチャボも名を連ねているが、私は真剣に思うのである。果たして、忌野清志郎は、このようなイベントに参加したであろうか、ということに。清志郎の原発嫌いは有名である。このようなイベントはむしろ、事故の影響を過小評価させたい東京電力や企業、そして政府にとって極めて都合がよいことに、清志郎であったら気づくと思うのである。

他にもサンプラザ中野とか、うじきつよし、とか比較的インテリのミュージシャンも参加している。私は、このイベントを契機として随分と日本のロック・ミュージックと疎遠になるような気がする(といっても、椎名林檎とかくるりとかバースデイとか私が比較的よく聴くミュージシャンは参加していないが)。どうでもいいが、泉谷しげるは私の中学の先輩で、中学の誇りでもあったが、その地位は私的には天から地へ墜ちた。年寄りだけで、喰ってろ!という気分だ。子供、若者にこれ以上セシウムを採らせるな!

ちなみに私の宿敵のイオンは、放射能が感知された食料は500ベクレル以下であっても、その機械が感知したら一切商品として出さないことを発表している。敵ながら天晴れ。さすが人々のニーズをしっかりと汲んでいる。とはいえ、これでまたイオンが繁盛して、地元に根付いた商店街が潰されていくのかと思うと気分は複雑だ。ただ、消費者はともかくとして、食料小売店、特に生鮮三品を扱う小売店は、泉谷しげるに乗せられないで、冷静にイオン的な対応をすることが、潰れないためにも必要であると思われる。放射能に負けるな!といっても、人は放射能にはほとんど負ける(相当、ついている人は負けない事例もありますが)。しかし、イオンには負けないでやっていくことは出来ると思う。頑張れ、地元商店街!くたばれ、泉谷しげる!
タグ:泉谷しげる
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猪苗代スキー場の「ゲレンデ逆走マラソン」をするのは狂気の沙汰ではないのか [原発問題]

猪苗代はマラソンが盛んだが、昨日(11月6日)、猪苗代スキー場で「ゲレンデ逆走マラソン」が開かれた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20111106-OYT8T00930.htm

猪苗代は結構、セシウムが落ちている。セシウムは心臓病を起こす、ということはチェルノブイリでは実証済みである。ベラルーシの医者は、日本がその点を看過していることを憂慮している。

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-863.html

このようにセシウムがまだ多くあるところで、子ども達にもマラソンをさせているのは狂気の沙汰だ。しかし、例えセシウムが原因でマラソンをしている最中、心臓発作などを起こしても、マラソンのせいにできるから福島県サイドとしては都合がいいのかもしれない。

この国はなぜ、滅亡の道に進もうとしているのだろうか。日本がなぜ、あの無謀な勝ち目のない第二次世界大戦に突入したのか不明であったが、ここに来て分かるような気がしてきている。冷静で客観的に事実を見る人達を、集団ヒステリーとして片付ける狂った人達の叫びとともに、この国は滅亡の道を歩むのであろうか。

私はこの国がどうなろうとあまり知ったことがないという気分に最近、なりつつあるが、日本語、そして日本人がこれまでつくりだしてきた文化が、人類史において過去形になってしまうのは辛いものがあるなあ。
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国見インターチェンジは0.4マイクロシーベルト毎時であった [原発問題]

東北高速道の国見インターチェンジで休んでいたら、私のガイガーカウンターはどんどんと数字を上げ、0.4マイクロシーベルト毎時になった。目黒区の5倍か。東北高速道を走行中は郡山ぐらいから高くなり、二本松、福島当たりも0.33マイクロシーベルト毎時であったが、国見では止まったこともあって、よりしっかりと計測ができて数字が高くでたのであろう。ここでは昼食休憩だったのだが、この数字をみて食欲は減衰する。このインターでは、福島応援フェアとかで地元の農産物を売っていたが、さすがに買う気も起きない。小さな子ども達が遊んでいるのをみると、本当、複雑な気分にさせられる。

IMG_2815.jpg
(国見インターでの私のガイガーカウンター。撮影後、さらに数字は上がり0.40になる)
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九州電力玄海原発4号機の再稼働 [原発問題]

九州電力は玄海原発4号機の再稼働を決定した。まあ、父親が九州電力の原発資料館の館長であった古川佐賀県知事がいるところだ。これは想定内ではあるが、それにしても絶望的だ。今回の悲惨な事故がフクシマ原発で起きたことは、神様は日本にセカンド・チャンスを与えてくれたのではないか、と私は考えている。フクシマ原発から出された放射能が日本国土に落ちた割合は3割に満たない。ここで、原発推進だった舵を原発廃止に大きく切ることができれば、日本の将来はまだあったであろう。

しかし、このような事故から学ぶことができなければ、日本の将来はない。玄海原発で事故が起きたら、風の関係から、その7割の放射能は日本国土に落ちるであろう。恐ろしい。

日本という国は、第二次世界大戦の時もそうだったが、本当に破滅的な状況になるまでは突き進むようなシステムになっているようだ。このキチガイ暴走列車を止める術はないのか。
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元敦賀市長の驚愕発言を見つけた [原発問題]

興味深い発言録を見つけた。下記がそうである。



そりゃあもうまったくタナボタ式の街づくりが出来るんじゃなかろうか、と、そういうことで私は皆さんに(原発を)お薦めしたい。これは(私は)信念を持っとる、信念!

……えー、その代わりに100年経って片輪が生まれてくるやら、50後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。こいうふうに思っております。どうもありがとうございました。

以上

この恐ろしい発言をしたのは、元敦賀市長の高木氏である。1983年1月26日石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」での発言だ。その後、志賀町には北陸電力の原発ができる。

まあ、首長は原発の被害が起きることを覚悟をしている訳だな。覚悟できていないのは住民と国民だけなのかもしれない。いや、こういう首長を選挙で選んでいるのだから、住民も過半数は覚悟できているのかもしれない。しかし、ここまで次世代に無責任になれるというのは恐ろしいねえ。これじゃあ、原発はもちろんのこと年金問題もとてもじゃないが、解決されるようなことはないね、この国では。
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「原発いらない福島の女たち」対経産省 [原発問題]

「原発いらない福島の女たち」が経産省の官僚たちと相対している動画がユーストリームに流されている。冷血漢である私でも涙が出る。このような人に多大なる苦しみを与える原発に未だ拘泥している人達がいることが信じられない。この人達の訴えを聞き、原発はどうにか廃止に追い込まなくてはならないと改めて確信させられる。まだ原発を推進させようとしている古川佐賀県知事、河瀬敦賀市長は、この人達の訴えをどうして無視できるのだろうか。

http://www.ustream.tv/recorded/18140229

というか、ここで直接、この人達の訴えを聞いている経産省の役人の蛙の面にション弁具合が凄い。これは、もう凄まじい胆力である。流石、エリートは肝が据わっている。福島の女性たちは、「人として動いて下さい」と言うが、これは冷蔵庫に話しているようなものだ。とはいえ、私はちょっと心が揺さぶられた。私は冷血漢ではあるが、どちらかというと冷蔵庫よりは人間に近いのかもしれない。まあ、そもそもエリートじゃあないからな。
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ストックホルムの放射能は高い! [原発問題]

スウェーデンのストックホルム、スイスのチューリッヒ、バーゼル、ベルンと訪問する。もちろんガイガーカウンターも一緒である。さて、そこでの大気の放射能であるが、ストックホルムはなんと0.17マイクロシーベルト毎時であった。こりゃあ、目黒区の2倍以上だ。相当、高い数字である。というか、日本を除けば、私のガイガーカウンター最高記録に近い(オーストラリアのパースもそのぐらいの数字であった)。スイスは私の講義を受講しているスイス人留学生が、アルプスの岩石から放射能が出ているからスイスは放射能が高いといっていたがチューリッヒ、バーゼルは0.08マイクロシーベルト毎時、ベルンでは0.11マイクロシーベルト毎時であり、前者は目黒区と同程度、後者はそれよりちょっと高い程度であった。

さて、そうするとストックホルムは随分と高いことになる。これは、グラナイトの岩石の上に都市がつくられたからかなと思ったりもしていたが、もしかしたらチェルノブイリの事故で降ったセシウムなどの放射能がまだ残っているからかもしれないなどとも考えたりする。チェルノブイリの事故で放出されたセシウム137の半減期にはまだ5年ある。スウェーデンにはチェルノブイリの事故で結構の放射能が降った。そもそも、チェルノブイリの事故が西側に知られたのは、スウェーデンで事故後、放射能が急激に増加したことが測定されたからである。まあ、実態はよく分からないが、もしそうだとしたら、これから東日本も大変長期間に渡り、放射能と付き合わなくてはいけないことを改めて気づかせられる。

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甲斐駒ヶ岳の放射能は0.20マイクロシーベルト毎時 [原発問題]

甲斐駒ヶ岳の登山を試みた。いつも通り、ガイガーカウンター時計を持っていく。最近、東京都で一番セシウムが蓄積しているのは奥多摩町であることを知ったので、南アルプスもそれほど低くはないだろうと考えてはいたが、その数字はなんと東京目黒区の2.5倍である0.20マイクロシーベルト毎時であったので驚いた。仙流荘辺りでは、まだ0.10マイクロシーベルト毎時であったのだが、徐々に数値は高まっていき、駒津峰では0.18マイクロシーベルト毎時を記録していた(写真参照)。その後、下山時に通った仙水峠ではなんと0.20マイクロシーベルト毎時であった。

IMG_1556.jpg

さて、この数字の高さがどの程度、フクシマ原発の事故によるかは不明だ。そもそも、花崗岩などが多い土地柄、自然放射能も高いのではないかと察せられる。しかし、それにしても0.20マイクロシーベルト毎時というのは結構、高い数字であり気になる。ガイガーカウンターを持っていると、いろいろと放射能状況を知ることができて有り難い。

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世田谷区弦巻で毎時2.707マイクロシーベルト!? [原発問題]

朝日新聞(2011年10月13日)から引用

東京都世田谷区弦巻5丁目の区道を区が調べたところ、歩道の1地点で毎時2.707マイクロシーベルトの放射線量が測定された。保坂展人区長が12日、定例の記者会見で明らかにした。

引用終わり

ついに世田谷にもホット・スポットが出現したか? しかも2.7マイクロシーベルト毎時というのは、私のガイガーカウンターもピッピ、言い始めるという凄まじい高さだ。柏、流山、松戸の千葉がホットスポットであるといっても所詮、0.3マイクロシーベルト毎時である。その原因は不明であるが、改めて原発事故の恐ろしさを知らされる。実は、私の家もそんなに遠くない。大倉山の0.9マイクロシーベルト毎時に驚いていたら、より近くにより強度のホットスポットがあって慌てているような状況である。

と思っていたら、翌日、これはその場所にあった家に放射性物質であるラジウムが置かれていたことが原因であると判明。一件落着である。

さて、しかし、ここで興味深いのは、今回このホット・スポットが見つかったのは区民がたまたまガイガーカウンターで測ったことで判明したということだ。この区民が見つけなければ、ここを通学路とする多くの児童がきづかずに被曝をしていたかもしれない。石原伸晃自民党幹事長は、国民に放射能を測らせるな、と言っていたが、国だけではこの放射能汚染をしっかりと把握することができない。まあ、自分達の利権を死守したいという気持ちなのだろうが、本来的な政治家の目的は国民を守ることであるのではないか。しかし、福島県民を優先的に考えたりすると鉢呂さんのように刺されるからなあ、マスコミや巨大なる闇の権力に。ともあれ、まあ、石原伸晃などが与党に返り咲く前に、どんどんと国民は放射能を測定して、自らの安全を確保するように努めるべきであろう。ということを、今回の事件で改めて思う。しかし、まあフクシマ原発の事故による放射能汚染でなくてよかった。
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横浜の大倉山でセシウムのホットスポットがあった [原発問題]

横浜市の港北区、大倉山にセシウムのホットスポットがあったようだ。(http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110918/CK2011091802000042.html
側溝で1キログラム当たり42000ベクレルの高濃度の放射能セシウムが検出されたようだ。政府は10万ベクレルを越えると、コンクリートなどで遮蔽して保管することを求めているので、それには至らないだろうが、それにしても高い。

同地域では地上50センチで毎時0.91マイクロシーベルトの放射線量であったそうだ。もちろん極めてミクロな現象ではあろうが、目黒区のざっと10倍くらいだ。0.91マイクロシーベルト毎時というのは、国際線に乗った時に被曝する量よりは少ないし、私のガイガーカウンターも鳴らないレベルである(私のガイガーカウンターは1マイクロシーベルト毎時で鳴るように設定されている)。とはいえ、大倉山という場所性がなんか不安を煽る。大倉山なんてまったく私の意識下では無防備であったし、大倉山とフクシマ原発の間に私の家、そして仕事場がある。大倉山にホットスポットがあるということは、私の生活する環境にもホットスポットがあるかもしれないということを示唆して、なんか不気味なものを感じてしまう。さらにはドイツから帰国した際に、大倉山に住もうと貸家を物色しており、ほぼ決定しかけていたということもある。私の次女が通うはずであった小学校も、結構の高放射線量が測定されていた。

私はどちらかというと、今回のフクシマ原発に関しては油断をしてはいけないという意識を持っていたつもりであったのだが、実態は私の想定以上に酷いことになっているようだ。

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我孫子市のシイタケが一キログラム当たり1955ベクレルの放射性セシウム汚染 [原発問題]

10月11日付けの産経新聞から引用

 政府は11日、千葉県我孫子市と君津市の露地栽培の原木シイタケについて、原子力災害対策特別措置法に基づく出荷停止を指示した。福島県以外でシイタケが出荷停止となるのは初めて。
 厚生労働省によると、9月26日採取の我孫子市産から放射性セシウムが1キログラム当たり1955ベクレル、10月5日採取の君津市産から734ベクレル検出され、いずれも食品衛生法上の暫定基準値(500ベクレル)を上回った。

引用終わり。

いやあ、シイタケ放射能吸収し過ぎでしょう。しかも、千葉の我孫子と君津といったら、東京のすぐそばだ。しかも脅威の1955ベクレル。このブログでも書いたことがあるが、そもそも暫定基準値の500ベクレルというのはベラルーシの基準よりも遙かに高い。それを4倍近く上回るって、これは、我孫子に随分と放射能が落ちたと解釈するしかないか。とりあえず、しばらく未成年はキノコは食べないようにするべきであろう。少なくともアルコールやたばこなみに成人指定にしないと駄目だろうなあ。
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東京都のセシウム汚染状況 [原発問題]

2011年10月6日の朝日新聞のウエブサイトから引用
http://www.asahi.com/national/update/1006/TKY201110060625.html

東京電力福島第一原発の事故による放射能汚染について、文部科学省は6日、航空機から測定した放射性セシウム134と同137の土壌の蓄積量について、東京都と神奈川県を加えた汚染マップを発表した。東京は葛飾区や奥多摩町、神奈川では山北町など一部で比較的高い汚染が確認されたが、首都圏での広がりは見られなかった。

放射性物質の量が半分になる半減期はセシウム134が2年で、137は30年。長期に影響がある137だけの土壌の蓄積量でみると、1平方メートルあたり3万~6万ベクレルだったのは、東京都は葛飾区と奥多摩町の一部で、神奈川県ではなかった。東京では葛飾区や奥多摩町に隣接する江戸川区、足立区、檜原村などの一部で1万ベクレルを超えたが、それ以外はほとんどが1万ベクレル未満だった。神奈川では山北町、相模原市緑区、清川村の一部は1万ベクレルを超えたが、それ以外の地域は1万ベクレル未満だった。チェルノブイリ原発事故ではセシウム137が3万7千ベクレル以上が「汚染地域」とされた。

引用終わり

これがセシウム134と137の分布マップである。
002l.jpg

驚いたのはてっきり東京都で一番汚染されていると思っていた葛飾区ではなく、奥多摩の山間部の方が汚染度が高かったということである。葛飾区が1㎡あたり3万〜6万ベクレルであるのに対し、奥多摩の方がはるかに高く6万〜10万ベクレルほどセシウムの汚染されていることである。知らなかったなあ。もう雲取山には登山できないなあ。

また、東京の食料の汚染度に関しても厚生労働省がその検査結果を公表している。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001cet8-att/2r9852000001cexa.pdf

ここで驚いたのは、板橋区のお茶(1400ベクレル/kg)、江戸川区のコマツナ(890ベクレル/kg)、府中市のお茶(1500ベクレル/kg)などが、セシウムの汚染の上限の500ベクレル/kg
を越えていたことである。なんだ、東京もこんなに汚染されているんじゃあないか。まあ、お茶とキノコ類はセシウムを堆積させるのでそんなに驚くこともないのかもしれないが、しかし、やはり私が想定しているよりも東京のセシウム汚染ははるかに危険だったことを知らされた。

どうもセシウムは心臓に来るらしい。いやはや、本当にこんな状況でこれからもずっと生きていかなくてはならないのか。
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福島の子ども達の危機 [原発問題]

福島の弁護士菅波香織が、「福島の子どもたちは今」というテーマで、その問題を解説しているのがユーチューブで観られる。

http://www.youtube.com/watch?v=k0RZc0z4n3g

これは衝撃的な内容であり、このメッセージを真摯に国民は受け止めるべきだと思う。特に私が印象に残ったのは以下の発言である。

風評被害に関して・・

「県内全域の子供たちの内部被曝量を測定した上で、権利としての避難を始め、積極的な措置を取ることが必要です。さらに食の問題に関して、政府や行政は、ことさらに風評被害という文言を用いて、流通している食材があたかも放射能に汚染されていないかのようなアピールを続けています。
 確かに農業等を保護する姿勢を否定はできません。しかし、放射能に汚染されてしまった食材は、流通させることなく国が買い取るなどして、東京電力に賠償請求すべきなのです。
 また、放射能汚染食材を流通させる大きな要因となっているのが、WHOや他国の基準と比較して非常に高い暫定基準値にあります。
 暫定基準値は、あくまでも、従来、放射能汚染食材に関する国内法がなかったことから、暫定的な基準として運用されているに過ぎない数字です。」

本当だよね。これから内部被曝と戦わなくてはならない東日本住民にとっては、この国の施策のいい加減さは不安を煽るばかりだ。風評被害といってあたかも危険ではない、とのイメージをつくろうとしているのは何を意図しているのだろうか。まあ、農業を守ろうとしているのかもしれないが、その代わりに犠牲になるのが子ども達。すなわち、この国の将来だ。ちなみに、復興予算でも自民党だけが一際額が多く、その期間も10年ではなくて60年を主張している。「世代間で負担を分かつべき」というのがその理由だそうだが、そうやって原発にしろ、国債にしろ、将来へ負担を押しつけるのはいい加減に止めるべきであろう。まあ、自民党ではなくなって、少しは状況はよくなっているだろうし、現在、採られている政策も自民党が政権を執っていたら、より酷かっただろうが、それでも将来を食い物にするような政策が推し進められている。どうにかしてもらいたいものだ。

給食に関して・・・

「学校では強制的側面を持つ学校給食に福島県産の食材が使用されています。
 一部の家庭では不安を感じ、子供に弁当を持たせていますが、それらの少数の子供たちがからかわれたり、いじめにあっている現状があります。
 本来、給食は学校生活において友人と共有すべき楽しい時間のはずです。この問題は、福島だけの問題ではなく、関東にまで広がっています」

この状況は、カルト宗教を彷彿させるよ。青酸カリ飲んで集団自殺を強いるような宗教。

教師に関して・・・

「さらに教育現場では、子供たちに向き合っている教師の対応にも大きな問題が生じています。
ある教師は、保護者に「国を信じられないのなら、日本国民をやめるしかない」と発言しました。
まるで戦時中を思わせる発言です。
また、不安を煽らないようにとの主旨で教師が子供に対して、「友人に放射能についての知識を話すな。聞かれたら嘘をつけ」と指導しています。
今の福島は、そういった異常な教育がされる状況にあるのです。」

この発言には耳を疑ったね。さすが、原発を立地させる県だけある。まあ、このような教師が増えていったら、私は日本国民をやめるしかないかもね。というか、日本国民の定義が国を信じること、ってどういう発想だろう。というか、この教師は原発推進でどのような利益が得られているのだろうか。本当に摩訶不思議である。

タグ:菅波香織
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狭山茶の製造・販売会社倒産の記事を読み、原発と風評被害に関して考察する [原発問題]

狭山茶を製造・販売する「橋本園」が倒産した。橋本園は1950年に操業、県内製茶業者では最大規模だったそうだ。狭山茶では9月に国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出され、埼玉県では検査を終えていない銘柄の出荷・販売を自粛した。同県知事の上田氏はその経営破綻の原因を原発事故であると述べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000082-mai-soci

さて、興味深いのはその報道の仕方が新聞によって違うところで、毎日新聞には一言も出てこない「風評被害」という言葉が、読売新聞には出てくるところだ。

「東京電力福島第一原子力発電所事故による茶葉への放射能汚染の風評被害が追い打ちをかけた」との帝国データバンク大宮支店の分析を紹介している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000775-yom-soci

なんか、「風評被害」と言われると、いろいろと選りすぐる消費者に責任があるかのような印象を受ける。消費者が放射能を怖がるからいけない、と言われているような気分だ。しかし、1キロあたり500ベクレルというのは相当の放射能である。例えば、チェルノブイリでの基準値は水だと10ベクレル(1キロあたり)、牛乳100ベクレル、果物40ベクレル、じゃがいも80ベクレルと日本に比べると随分と低い。一番高いのはセシウムを多く堆積してしまうきのこであるが、それでも370ベクレルである。つまり、この500ベクレルというのは食料に関しては、チェルノブイリより遙かに高い暫定基準値であるのだ。ちなみに、ベラルーシでは子供がそのまま摂取する食品の基準値の上限は37ベクレルと相当、低く設定されている。

これらの数字をみると、日本政府はベラルーシ政府(ここで紹介した数字は、ウクライナ政府のものではなくベラルーシ政府のもの)に比べて、はるかに暫定基準値が高く、国民を守る意志がそもそもあるのかと思われるようなものだ。それでも、この数字をオーバーしているお茶を買い控えることが「風評被害」なのか。

今回の日本茶の製造・販売会社の倒産は、原発事故が原因である。風評被害と責任を消費者になすりつけるのは本質的ではない。そもそも風評被害ではないし、仮に風評被害であるとしても、それは原発事故が原因で、その結果、生じたものであるからだ。原発を支持する人達は、原発が抱えるリスクを認識し、事故が起きた時にその被害を受ける覚悟をするべきであろう。そして、その被害とは農業・漁業、そして林業といった土地に依存する産業が、ひとたび事故が生じたら壊滅するということである。

ここで挙げた数字等に関しては、下記のホームページを参考にさせてもらっています。
http://hanakaikou.blog68.fc2.com/blog-entry-156.html

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