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ブリストル・パークウェイとブリストル・テンプルミードの関係性に新大阪駅と大阪駅の関係性をみる [都市デザイン]

マンチェスターからブリストルまで鉄道で行く。ブリストルは港湾都市なので、東西に行く鉄道にとってブリストルの中心市街地に行くのは面倒だ。したがって、ブリストル・パークウェイという駅が郊外につくられていて、カーディフやバースに行く人はここで乗り換えることになる。同じ港湾都市である新大阪駅のようなものだろう。
 さて、違うのは、この特急はブリストル・パークウェイという駅で止まらず、しっかりとブリストル・テンプルミードという中心市街地の駅、大阪でいえば大阪駅まで列車を走らせている。いや、雷鳥もそうしているでしょう、と言われるとそうかもしれないが、イギリスは日本と違って新幹線が走っていない。圧倒的に多くの利用者の利便性を考えれば、少なくとも新大阪駅止まりの新幹線は大阪駅まで走らせるべきであろう。というか、本当ならば難波駅まで走らせたいぐらいである。いや、いっそのこと、そこからりんくうタウンを経由して和歌山駅まで走らせたいぐらいだ。
 これは全然、突飛な考えではない。もし、大阪が首都であればまず問答無用に近く、大阪駅に新幹線の乗り入れは実施されるような計画である。というか、駅の目の前にあれだけの広大な土地があったら、普通、そのように考えるのではないだろうか。豊臣秀吉だったら、間違いなく、そういう計画をするだろう。大阪市は市の人口規模だけを考えれば、それほどは大きくはないかもしれないが、大都市圏だとヨーロッパで随一、アメリカとでもニューヨーク大都市圏と競うぐらいの大都市なのである。その都市の中央駅に新幹線が入ってこないというのは、あまりにもおかしい。いや、何か、裏の事情があるのだろうが、それを知らないとまったく理解不能だ。
 ということをブリストルに来て、さらに思った次第である。

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