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ストックホルムの放射能は高い! [原発問題]

スウェーデンのストックホルム、スイスのチューリッヒ、バーゼル、ベルンと訪問する。もちろんガイガーカウンターも一緒である。さて、そこでの大気の放射能であるが、ストックホルムはなんと0.17マイクロシーベルト毎時であった。こりゃあ、目黒区の2倍以上だ。相当、高い数字である。というか、日本を除けば、私のガイガーカウンター最高記録に近い(オーストラリアのパースもそのぐらいの数字であった)。スイスは私の講義を受講しているスイス人留学生が、アルプスの岩石から放射能が出ているからスイスは放射能が高いといっていたがチューリッヒ、バーゼルは0.08マイクロシーベルト毎時、ベルンでは0.11マイクロシーベルト毎時であり、前者は目黒区と同程度、後者はそれよりちょっと高い程度であった。

さて、そうするとストックホルムは随分と高いことになる。これは、グラナイトの岩石の上に都市がつくられたからかなと思ったりもしていたが、もしかしたらチェルノブイリの事故で降ったセシウムなどの放射能がまだ残っているからかもしれないなどとも考えたりする。チェルノブイリの事故で放出されたセシウム137の半減期にはまだ5年ある。スウェーデンにはチェルノブイリの事故で結構の放射能が降った。そもそも、チェルノブイリの事故が西側に知られたのは、スウェーデンで事故後、放射能が急激に増加したことが測定されたからである。まあ、実態はよく分からないが、もしそうだとしたら、これから東日本も大変長期間に渡り、放射能と付き合わなくてはいけないことを改めて気づかせられる。

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