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大阪の沈滞は長期的なマクロの交通戦略がないことが要因である [都市デザイン]

関西国際空港からミュンヘンにまで飛ぼうとルフトハンザのチケットを購入したら、9月からその便は運休になったとの連絡があった。仕方がないので、伊丹空港から羽田空港まで前日に飛び、羽田空港そばのビジネスホテルに泊まり、羽田発のフランクフルト行きの便に乗ることになった。これによって、時間にして18時間ぐらい余計にかかることになった。しかもビジネスホテル代まで余計にかかる。

大阪を中核とする関西大都市圏は、1000万人以上の人口を擁し、地球規模でみても巨大な都市圏である。アメリカ合衆国だとそれに匹敵するのはニューヨーク大都市圏しかなく、ヨーロッパでもロンドンがかろうじてそれと比較できるぐらいである。いや、とんでもなく巨大な都市圏なのだ。しかも、落ちぶれてはいるが国別にみても経済力は3位の日本で1000万人以上を擁する大都市圏なのだ。なんで、ドイツに飛ぶ直行便がないんだ。こんなおかしなことがあっていいのか。

その一つの理由は、関西国際空港が不便だということが挙げられる。それに比して羽田空港は便利だ。もし、これが羽田空港ではなく成田空港であったら、ルフトハンザもわざわざ運休して成田空港だけにするようなことはしなかったと思うのだ。国内便でのアクセスが悪いから、この便の需要を大きく下げると思うだろうから。それに比して、羽田空港は国内ハブ空港としても日本で最も優れている。そりゃ、羽田から飛ばせれば羽田から飛ばすよな。

しかし、そもそもこれだけ一極集中している東京の23区内にある空港をハブ空港とさせる計画とはなんなのだろう、と思う。というか、成田にしろ、関空にしろ、中部セントラルにしろ、国際空港は皆、都心から遠くに整備したが、これだと国内ハブ空港として機能させるだけの需要が確保できないので、羽田空港のような国内ハブ空港として利便性が高いところに国際空港を整備すると、そこに国際路線が集中するのは当たり前だ。

さて、そういう風に考えると、つくづく関西国際空港を整備した計画というのは戦略性に劣っていたと思われる。羽田空港に対抗しようとしたら大阪湾にそういう空港を整備することを真剣に考えるべきだったのである。関西国際空港、あまりにも遠いし、タンカーが橋にぶつかるだけでアクセスができなくなってしまう。使い勝手が悪すぎる。大阪圏を浮上させるどころか、足を引っ張ってしまっている。リンクウタウンもまったく、掛け声だけで終わってしまったし。伊丹空港は立地的にいろいろと制約があるというなら、京都や奈良からは遠すぎるが神戸空港を国際空港にした方がまだ関空よりはいいのではないだろうか。少なくとも神戸都市圏という100万人以上のマーケットへの近接性はある。

というか、神戸空港、伊丹空港、関西国際空港と3つも空港があるが、どれも帯に短し、たすきに長しで、しかも足を引っ張り合っている。大阪に必要なのは国内ハブ機能に優れた国際空港である。こういうことは、もっと計画を立てる時にしっかりと検討すべきことなのである。同様に、新幹線も新大阪駅ではなく、大阪駅に持ってくるべきことなのである。これは、東北新幹線に例えれば、上野駅で新幹線が止まっているようなものだ。これを東京駅まで延伸することに、当時、JR東日本で反対した人とかいなかったと思う。淀川の下を通すのがお金がかかりすぎるとかいうJR西日本の社員に会ったことがあるが、北陸新幹線で小浜から京都間であれだけトンネルを掘っている会社が言うことじゃあないな、と思う。

国際空港の立地、とか新幹線を中央駅に持ってくる、など都市の未来を決定づける判断を大阪は戦後、ことごとく誤ってきたと思う。リニアは絶対、大阪駅に持ってこさせるべきなのだ。もし、JR東海が嫌だというなら、新大阪駅に開発させないぐらいの強気な姿勢を取っていいと思うぐらいである。その代わり、多少は大阪も費用負担はしなくてはいけないかもしれないが。というか、東京によって、大阪が浮上するような機会をことごとく潰されてきたようにも思う。というようなことを、なんで私は今、羽田空港そばの貧相なビジネスホテルに金を払ってまで泊まらされているのか、という苛立ちとともに考えた。

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五竜岳(百名山56座登頂) [日本百名山]

五竜岳にチャレンジする。前日は五竜のゴンドラ駅のそばのアムルというペンションに泊まったのだが、ここが施設もよく、食事もよく、そして何よりコスパがよく、とてもいいペンションであった。幸先がよい。
 さて、ゴンドラは8時15分から営業する。8時頃には切符売り場で待ち、4組目ぐらいで乗ることができた。ゴンドラで一挙に標高を稼ぐ。さらにリフトにも乗ると、スタート地点は1673メートルだ。ここの出発時間は8時50分である。リフトの終点付近は高山植物園となっており、そこから小遠見山はハイキング・ルートにもなっていて登山道は極めてよく整備されており、歩きやすい。しかし、階段もあるなど高さはしっかりと稼いでいく。天気も素晴らしく、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、唐松岳が目の前に屹立している。素晴らしい景観に圧倒されると同時に、至福感を覚える。なぜ、素晴らしい景観をみると、至福感を覚えるかは不思議ではあるが、この日、ここに自分がいることが嬉しい。小遠見山は10時10分に到着。小遠見山からは360度の展望が得られるようだが、そこはスキップする。ここからは、本格的な登山道となる。ここから大遠見山までは歩きやすいが、狭い尾根を歩くので、足の踏み外しには気をつけないといけない。また、せっかく登ったのに下りもあったりして、そういう点では足への負担は大きい。大遠見山に着く頃ぐらいに、太股がピキキっときて、攣りそうになる。相変わらず、太股の筋肉は弱い。痙攣してしまうと、復活するのに時間がかかるので、だましだましで高さを稼ぐようにする。大遠見山に到着したのは11時30分。ここでおにぎり等昼食を摂る。そこから階段のような斜面を登ると西遠見ノ池がある、ちょっとした広場となる。ここからの展望はまさに絶景で、五竜岳の圧倒的な存在感に感服すると同時に、本当にこれに登れるのか、という不安な気持ちも湧く。これからは岩場と鎖場が続くということで、ストックをしまい、両手を使って登っていく。西遠見山から五竜山荘までは、これまでとは違って、本格的な登山道だ。一歩、一歩、慎重に進んでいく。岩稜登りなので、ルートには気をつけなくてはならない。幾つかの鎖場と階段を登っていくと、五竜山荘の赤い屋根が見える。ようやく着いたと喜んだのも束の間、五竜山荘に行くには一度、白岳に登り、そこから降りていかなくてはならないことを知る。身体は相当、疲れているので、こういうのはドッと疲れが増す。とはいえ、気力で白岳まで登る。白岳からは360度の展望が得られて、心が軽くなる。疲れも吹っ飛ぶような感じだ。とはいえ、慎重に五竜山荘まで降りていく。五竜山荘に到着したのは13時30分。
 チェックインをして荷物を置き、少し、休んでから14時15分に五竜岳にチャレンジする。五竜山荘には往復するのに2時間以上はかかるので注意、と記した看板が設置されている。山荘と山頂の標高差は300メートル以上。山荘からの登山道はずっと岩稜歩きだ。ペンキでの印がなければ、どこを歩いていいか分からないような岩の世界である。まるで、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド「イエス」のアルバム『リレイヤー』のカバーのような世界である。って、何を言っているか分からない人は分からないだろうが。
 この山頂までの登山は結構、激しいのと、急斜面を横断するので、足下には気をつけなくてはならない。あと、途中からは登山というよりかはロッククライミングのような感じにもなるので、両手を使って登っていくような感じとなる。また、偽五竜岳のようなものが幾つかあって、ようやく着いたか、と安心すると何度も裏切られる。疲れていて、太股がピキキっと頻繁に来る中、なかなかこれは堪える。とはいえ、出口のないトンネルはない、ということで、ようやく山頂に着く。15時40分ということでコースタイムの1時間よりも遙かに時間はかかった。山頂は雲に覆われたり、晴れたりしたが、晴れた時は立山から剱が見えて素晴らしい展望が得られる。風も強くなく、まるで天国に来たかのような気分で、20分間ほどボーッとその場所にいる。16時になったので、山荘へ戻る。この帰路も岩稜を降りていくので気をつけなくてはならない。山荘に戻ったのは16時45分。
 五竜山荘は、オールド・ファッションの山荘であり、満室であるところのキャンセルでぎりぎり来られたのだが、なぜか2階の部屋は我々二人で独占できた。コロナで定員を随分と絞っているということか。食事は第二クルーの17時40分から。カレーとコロッケなど。ご飯とお味噌汁はおかわり自由。カレーは美味しいと評判だったが、ごくふつうのカレー。まあ、山小屋で食べる料理はなんか、だいたい美味しく思えるから。個人的にはお味噌汁は嬉しく、これはおかわりをした。疲労困憊だったのか、18時30分にはもう爆睡をしてしまった。

2日目は3時30分起き。いろいろと準備をして、5時ちょっと前に朝食の席に着く。五竜山荘、朝食もなかなかボリュームがあり、ご飯とお味噌汁をおかわりできるので、ここでカロリーはバッチリ取ることができる。小屋を出たのは5時35分。小雨でレインコートを着ざるを得ない。白岳から西遠見までは、鎖場の連続で、どうもここでの事故が一番、多いらしい。ということで、丁寧に降りていく。西遠見に着いたのは7時ちょうど。それからは比較的楽な下りである。昨日、見えた絶景は、今日はまったく見えず、ガスの中を歩いて行く。ただ狭い尾根になっている部分もあるので、注意して歩いて行かないといけない。大遠見に着いたのは7時35分、中遠見に着いたのは8時5分。ここで10分ほど休憩して、小遠見に着いたのは8時35分。そして、リフトの上の駅に着いたのが9時15分。その後、リフトに乗ってもよかったのだが、歩いてゴンドラの頂上駅まで行く。これは10分ぐらいかかって、ゴンドラの頂上に着いたのは9時25分であった。4時間をぎりぎりきったかな、という感じである。五竜山荘から西遠見までは厳しかったが、それ以外は登りに比べると、下りは楽であった。温泉は五竜スキー場周辺が営業していないこともあり、八方温泉にて入る。

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<ロープウェイから白馬市の方面を望む>

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<ゴンドラの山頂周辺は高山植物園となっている>

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<登山道は尾根道なので素晴らしい展望を得ることができる>

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<登山道から望む五龍岳と唐松岳>

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<登山道から鹿島槍ヶ岳を望む>

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<五竜山荘が見えるが、そこに行くためには白岳に登り、降りていかなくてはならない>

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<白岳から五竜岳と五竜山荘を望む>

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<五竜山荘から東側方面を望む>

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<五竜山荘から五竜岳への登山道は、ひたすら岩稜を登っていく感じで、ロッククライミングのようなものだ>

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<五竜岳の山頂>

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<山頂からは立山連峰、剣山を望める。今回は一眼レフは重いので持参せず、ゴープロでの撮影になってしまったため、広角すぎてその素晴らしさを写真で表現できないのは残念>

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<山頂は雲海の上で、天国にいるかのような快適な気分にさせられる>

登山道整備度 ★★★★☆(小遠見岳まではハイキング・ルート・コースでもあるので、相当しっかりと整備されている。それ以降も西遠見までは細い尾根を注意すれば大丈夫であろう。西遠見から五竜山荘、五週山荘から山頂までは岩場なので、整備されているとは言いにくいが注意すれば登れる)
岩場度 ★★★★☆(西遠見からは山頂まで急斜面の岩場の連続)
登山道ぬかるみ度 ★★☆☆☆ (ぬかるみがないとは言えないが、気にするほどではなかった)
虫うっとうしい度 ★★☆☆☆ (西遠見で休憩していると蚊のような虫が大量にやってきたが、特に刺されたりはしなかった)
展望度 ★★★★★ (天国にいるかのような展望が山頂からは得られる。登山道も尾根道なので白馬連峰を眺めながら、快適な登山を楽しむことができる)
駐車場アクセス度 ★★★★★ (ロープウェイの駐車場はアクセスが極めて容易)
トイレ充実度 ★★☆☆☆ (登山道の入り口と山荘にはしっかりとトイレがある)
下山後の温泉充実度 ★★★★☆ (ロープウェイの駅にも温泉はある)
安全度 ★★☆☆☆ (長丁場であるのと西遠見から山頂までの岩場は落石等気をつけるスポットが多い。また、狭い尾根なので足を滑らせないことにも注意が必要だ)


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長崎市の都市計画について考察する [都市デザイン]

長崎市のまちづくり部長の講演を聞く。「長崎市の現状と未来」というような話であった。長崎市は個人的には都市計画が大変、上手いと思っていたので、そのトップがどのように長崎の都市計画を考えているかは興味津々であった。さて、しかし、都市計画のトップが話したプロジェクトはほとんどすべてが箱物というか大規模プロジェクトであった。
私は「都市の鍼治療」というクリチバ市のジャイメ・レルネル氏の考えを具体化させたようなプロジェクトの事例を紹介するウェブサイト(http://www.hilife.or.jp/cities/)に連載記事を掲載しているが、長崎市は結構、そのネタとなるようなものが多く、実際、紹介しているものも数点ある。ただ、私が興味深いというプロジェクトでまちづくり部長が紹介したものは「水辺の森公園」だけであった。しかも、これは長崎市としてはホテルなどを整備する計画を策定していたのだが、バブルが崩壊してしかたなく公園にしたと説明された。加えて、それが一番市民から評価されているのは「皮肉です」とまで言っていた。いや、これは皮肉ではなくて、この大規模箱物プロジェクトという路線を大きく変更すべきだと反省するようなことであろう。この経験を踏まえて、路線を変更しました、というなら話は分かるが、単なる予測のズレと捉えているのであれば、将来的にも同じ過ちを繰り返す。ということで、実際、新しいプロジェクトとして紹介されたのも巨大な都市開発プロジェクトであった。2022年にこういう話をする、ということ自体、ちょっと驚いたが、それが、私が都市計画の優等生である長崎市の都市計画のトップがしたというのは、本当に驚きである。
これら紹介されたプロジェクトは「水辺の森公園」を除くとすべて、その長崎市のアイデンティティが希薄である。それらは経済ベースでの発想に基づいており、市民の生活を豊かにするという考えが弱い。また、市民の空間への需要を「機能」という限定された物差しで評価しており、本来的には「機能」だけでは評価しにくい「デザイン的な質」、「場所の性質(アイデンティティ)」みたいなことを反映させることが重要だ。そのようなことをすることで、場の価値は初めて特別なものになるのだが、そのような意識を持っているとは講演からはまったく伺えなかった。
「水辺の森公園」は、上山良子という土地の声などを聞くのに極めて長けたランドスケープ・アーキテクトが設計した。彼女はさすがローレンス・ハルプリンに師事したことだけあって、長崎港の場所の声を見事、空間に表現することに成功している。
といいつつ、長崎市は都市デザインには力が入っていて、それらは素晴らしい成果をもたらしている。稲佐山、出島などのプロジェクトは日本でも最先端の優れた事例であると思われる。これは市長がしっかりとその大切さを理解しており、景観専門監を設置しているからであろう。
とはいえ、これだけ素晴らしい都市計画を展開しているのであるから、まちづくり部長は相当、イケてるのだろうな、と期待していたら、その期待は大きく裏切られた。一方、まちづくり部長が今ひとつでもいい都市計画が進められる、というのは面白い発見であった。市長の都市計画に果たす役割の大きさを改めて知る。
 

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ドイツには航空便が送れない [グローバルな問題]

ドイツでの取材調査の協力者に謝礼を渡すのを忘れてしまったので、日本に戻ってから送ろうと郵便局に持っていったら、なんと、航空便では手紙以外は送れないそうだ。これは、コロナが理由だそうだが、船便だと3ヶ月ぐらいかかるとのこと。船便で送ってもいいが、そのうち、航空便でも送れるようになるだろうとの方に賭けて、送るのをやめた。ちなみにフランスは大丈夫のようで国によって違いがあるようだ。

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阿蘇山(日本百名山55座登頂) [日本百名山]

九州に行く機会があったので阿蘇山にチャレンジする。これまでも九州に行くたびにそのチャレンジを考えていたのだが、噴火警戒レベルが2であるので諦めていた。しかし、2021年10月にそのレベルが1になったので、今回も阿蘇山へのチャレンジを試みた。
伊丹空港から阿蘇熊本空港まで飛び、空港そばのリゾート・ホテルに泊まる。翌日は8時からホテルと空港を結ぶヴァンに乗せてもらい、レンタカー事務所で降ろしてもらう。そして、クルマを借りてまずは阿蘇火口に向かう。さて、しかし、阿蘇山上ターミナルで道は通行不可になっており、火口まで行けることができなかった。そうすると砂千里ヶ浜経由でチャレンジすることになるが、これだと私の登山マップだと130分。仙酔峡経由だとすずめ岩迂回ルートで90分なのと、また、こちらは天候が悪かったので、クルマで仙酔峡まで向かう。
途中、コンビニで朝食を取ったりしたこともあり、仙酔峡に着いたのは10時15分頃。ただ、この時、強い雨が降り始め、これは登山自体も諦めるかという気持ちが強くなる。しっかりとした登山の準備をしていなかったということもある。しかし、しばらくすると雨は降り止み、また状況がひどくなれば戻ればいいかという気持ちで10時20分頃から歩き始める。最初は仙酔尾根コースを取ることも考えたが、昨年、すずめ岩迂回ルートを再整備したというちらしをみたので、ここは迷わず、そちらのコースを取る。結果的に、これが大正解であることを下山時に知ることになる。
すずめ岩の分岐点までは、視界も広がり快調。歩道もしっかりと整備されていて、大変歩きやすい。また、50メートルごとに標識が立っており、自分のリズムをキープするうえでとても役立つ。こういう情報によって、本当、歩くインセンティブが増す。
分岐点からは、登山道は整備されていないのだが、岩にペンキでルートが示されているので、注意をしていれば迷うことはない。このルートも新しく整備されたため、標識がしっかりと配置されていて、安心だ。ここらへんからは霧雨になり、たまに雨雲も通る。そのような時は傘を差してやり過ごす。そんな感じで中岳に登頂する。時間は12時ちょうど。ほぼコース・タイム通りである。
残念ながら中岳からの展望はほぼゼロ。さて、ここから高岳までは20分ぐらい。風は相当、厳しいが雨が止んだこともあり、また高岳から仙酔尾根ルートを下った方が早く戻れると考え、濃霧の中、高岳まで向かう。高岳までのルートはまったく問題なく登れる。ここでも展望はゼロ。最近、山頂からの展望に恵まれていない。
さて、そこから仙酔尾根ルートを下り始めたのだが、いきなり急斜面のガレ場。これは結構、危ない。ということで慎重に慎重を重ねて下っていく。ほとんど登山道というか「道」のようなものはない状況だ。いや、この厳しさはまったく想定外だ。この厳しさはしかもずっと続く。ここを登らなくてよかったと思うと同時に、降りなくてもよかったなと後悔する。しかし、流石に戻るのは遠回りだろう、ということで降り続ける。ほとんど岩下りであり、手を使わないと厳しい。膝には結構、負担が大きいような急斜面だ。これは、ほぼずっと続く。さて、駐車場が近づき、ようやくレキから開放されたかと思ったら、そこは草が生い茂った道であった。草が生い茂っていて足下が見えないが、岩とかがゴロゴロしているので下手したら躓く。斜面も急なのでこれは躓いたら結構、怪我をする確率が高い。というか、もうちょっと整備して欲しい。ほとんど藪漕ぎのような感じで、駐車場に戻る。
 そんな感じだったので、コース・タイムを大きく上回った。というか、このコース・タイム、ウサギのコース・タイムかとちょっと疑う。ガレのところをぴょんぴょんと岩を飛ぶように降りないとこの時間では下れないであろう。
 展望は麓の方でしか得られなかったが、改めて阿蘇の雄大な自然は、日本一かと思う。多くの人は北海道こそ雄大なランドスケープだと考えているように思うが、個人的には阿蘇の雄大さには劣ると思う。これは、日本だけでなく、世界にも通じる迫力である。仙酔尾根は二度と登りたい(下りたい)とは思わないが、すずめ岩ルートであれば、また晴れた日に機会があれば是非とも再訪してみたい。

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(駐車場から元ロープウェイの索道に沿って登っていく歩道は気持ちがよいほど整備されている)

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(標識がしっかりと整備されているので、安心して自分のペースを保ちながら歩いて行ける)

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(渓谷を流れる川もしっかりと硫黄分を含んだ水で濁っている。ただ、温かくはなかった)

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(中岳に登るまでのルートは最近、整備されたということもあり急登、ガレであっても歩きやすい)

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(中岳の山頂。展望は得られなかった)

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(中岳から高岳とを結ぶ尾根道。おそらく凄い展望が得られるのであろうが、残念ながら濃霧で何も見えず)

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(大岳の山頂。展望は得られなかった)

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(仙酔尾根の入り口)

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(仙酔尾根は急登のガレ。これは厳しい)

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(もう登山かロッククライミングか分からないほどの急登)

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(岩にペンキで印がつけられていなければ、どこが登山道かはまったく分からない)

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(とはいえ、周辺の景色はすごいものがあり、まあ、この景色が登山のつらさを多少、慰めてくれる)

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(ガレの急登がようやく終わったと思ったら、すさまじい藪が登山道を塞いでいる。この先はさらにひどくなり、ほとんど藪漕ぎ)

登山道整備度 ★★★★☆(すずめ岩ルート) ★☆☆☆☆(仙酔尾根ルート) (すずめ岩ルートは比較的よく整備されていて、歩きやすい。一方、仙酔尾根ルートは藪こぎのようなところもあり、また急なガレの連続でお勧めできない)
岩場度 ★★☆☆☆(すずめ岩ルート) ★★★★★(仙酔尾根ルート)(すずめ岩ルートはちょっとした岩場はあるがそれぐらい。仙酔尾根ルートは急斜面の岩場が8割ぐらいのイメージ)
登山道ぬかるみ度 ★★☆☆☆ (すずめ岩ルートはぬかるみはまったくない。仙酔尾根ルートは下の方に一部、ぬかるみのところがある)
虫うっとうしい度 ★☆☆☆☆ (虫はほぼいなかった)
展望度 N/A (素晴らしい展望を目にすることができる・・・筈だったが個人的にはガスで見られなかったので評価できず)
駐車場アクセス度 ★★★★★ (駐車場への道はしっかりと整備されている)
トイレ充実度 ★★☆☆☆ (登山道の入り口にはしっかりとトイレがある)
下山後の温泉充実度 ★★☆☆☆ (阿蘇山なのでいろいろとありそうだが、内牧温泉まで行き、そこの個人経営の温泉に浸かる。もう少し調べればいいところがあるかもしれない)
安全度 ★★★☆☆ (すずめ岩ルートであれば、山頂まで登山道は比較的しっかりと整備されているが、仙酔尾根ルートは登山ルートも分かりづらく、注意した方がいい)

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かもめ食堂 [映画批評]

群ようこの原作を読んでなく、この映画を観る。それは久しぶりにヘルシンキを訪れたからである。ヘルシンキのカウパットリ市場やアレクサンテリカトゥ通りなど、ヘルシンキの町を舞台に、日本人成人女性3名のゆったりとした日々を描く。どこか肩の力が抜けていて、ちょっとほんわかした気分にさせてくれる大人のためのメルヘンのような映画。小林聡美、もたいまさこ、片桐はいりの3人は皆、演技上手なので、そういう点でも見ていてとても安心できる。メッセージ性があるというよりかは、環境音楽のような映画かなと思う。疲れた心にはいいかもしれない。


かもめ食堂 [DVD]

かもめ食堂 [DVD]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2006/09/27
  • メディア: DVD



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リモワをドイツで買おうとしたけど、あまりにも品数が少ないので諦めた [地球探訪記]

持っているリモワのスーツケースが壊れたので、せっかくドイツにいるので新しいのを買おうとドイツ出発日にフランクフルトの「銀座」であるハウプトヴァッフェを訪れる。まずはゲーテ・シュトラッセにあるリモワ専門店を訪れる。しかし、品数は本当、少ない。私が欲しいようなタイプはまったく置いてない。店員に尋ねると、今は在庫が少ないのでガレリア・デパートに行くといい、と言われる。え!リモワ専門店なのに無いとはどういうことだろう。

とはいえ、ハウプトヴァッフェ駅前のガレリアを訪れる。リモワはなんとスーツケース売り場ではなく、1階のブランド品売り場で売られていた。相当、儲けているのだろうなあ。さて、しかしガレリアにもほとんどトランクは展示されていなかった。展示されているものは、皆、今ひとつでドイツであっても敢えて買う必要はないようなものだった。

店員になぜ、こんなことになったのか?と尋ねると、最近、リモワのスーツケースが世界中で売れまくっているからだそうだ。圧倒的な需要過多に供給不足。リモワは丁寧につくっているので需要があっても、そう製造量を増やせないそうだ。確かに、これまで2年半ぐらい旅行に行くことが難しかったのでスーツケースの需要もなかったが、急に旅行ができるようになっているため、スーツケースが必要となっているのであろう。しかも、リモワは一度買うと、ずっと保証されるから、みんな買いたがるんだ、との説明もしてくれた。

しかし、リモワのスーツケース。ドイツでも1400ユーロぐらいの値段であった。税金を除いたとしても、相当の値段である。これは、日本だと幾らぐらいで売っているのだろうか。まあ、こういう状況なので、スーツケースを新しく買うのは諦めて、壊れたものをとりあえず修理に出してみるか。そもそもリモワのスーツケースは一生ものというのが売りなので、新しいのを買うという選択肢は、よほど修理不能でない限りはないのかもしれない。

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今日もドイチェ・バーンにはやられる。もうレンタカーしようかな。 [地球探訪記]

シュテンダールという町で13時に待ち合わせ。ベルリンからは特急であれば1時間ちょっとで行けるところにある町である。成田とか小田原みたいな感じの都市であろうか。さて、ベルリンのシュパンダー駅に10時30分頃に出発しようとする。11時ちょっと過ぎの列車に乗れば、ラッテナウという駅に12時ちょっと前に到着し、そこで乗り換えれば12時16分に着く。乗換の時間が6分と短かったのは気になったのだが、それ以外にはないということで、この列車に乗る。さて、列車は駅に止まるたびに遅れ、結局、20分ぐらい後にラッテナウ駅に着いた。連絡を待ってくれているかと期待したのだが、待っていなかった。次の列車は13時01分発で13時15分に着く。先方に連絡し、謝って待ってもらうこととする。タクシーで向かおうとも思ったが、ラッテナウからシュテンダールまでは30キロメートルぐらい。タクシーの運転手に幾らか尋ねると80ユーロから90ユーロぐらいだ、とのこと。15分待ってもらうのと、80ユーロ(約1万円)とを天秤にかけて、ここは15分待ってもらうという相手への失礼は80ユーロほどではないだろうと判断をし(会社員だったらそのような判断はしなかったとは思うが)待ってもらうこととする。
 さて、それであればまだよかったのだが、この列車が遅れた。約30分ぐらいである。ということで結局45分も待たせてしまった。これは大顰蹙を買ってしまったところなのだが、先方もドイチェ・バーンじゃしょうがないよね。あなたも被害者だ、と言ってくれて責められることはなかった。
 ということで、もう懲り懲りに近い気分になっている。次回からは、もうレンタカーにしようかな。

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民主党がトランプの2020年の大統領選の嘘を主張している候補を共和党予備選挙で応援しているのは、民主党がなぜ駄目なのかを説明している [トランプのアメリカ]

共和党の候補を決める予備選挙が各州で行われているが、トランプの2020年の大統領選の嘘を主張している候補を応援している。これは、最終的には民主党が共和党の候補に勝ちやすいからだと推察されていたからだ。その結果、ミシガン州ではドラルド・トランプの選挙の嘘を信じているジョン・ギブスが勝利した。ギブスは33万ドルほど選挙活動に使ったが、民主党は44万ドルもギブスの宣伝に使った。この地区は1990年以来、民主党は勝ててない。こんなことをして、ギブスに最終的に勝たれたらどうするつもりなのか。この予備選挙に負けたピーター・マイヤーは、トランプの選挙の嘘を嘘だと主張している。このマイヤーは選挙後に、「負けたことをとやかく言わないが、トランプの嘘は民主主義の敵だ、と言いつつ、そういう人を応援していることは偽善である」と述べていた。2020年の1月9日の連邦議会襲撃事件を調査する下院の特別委員会に入っている共和党のアダム・ケンジンガーも民主党のこの行為に怒りを露わにしていたが、その怒りは正当なものだろう。
 民主党も「嘘が民主主義の敵」というのであれば、自分達も嘘を言うような、というか人を騙すようなことをしていては駄目だ。こういうところが民主党が人々の心を掴めない一大要因なのではないだろうか。

(参考資料:https://www.youtube.com/watch?v=lzg6PcBlR3U

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フランクフルトからデュッセルドルフのICEに乗ったら途中で降ろされた [ドイツ便り]

フランクフルトからデュッセルドルフまでICEで移動しようとする。デュッセルドルフ行きの列車は15分ぐらい遅れてやってきた。それは、いつものことなので驚きはしなかったが、すごいぎゅうぎゅうであった。これだけ乗車していると座れないかな、と懸念したが、荷物を隣に置いているあんちゃんに、そこが予約されていないことを確認してから「ここ空いている」と尋ねると、素直に荷物をどけて座らせてくれた。さて、そこまではよかったのだが、フランクフルト空港に到着すると、車掌がアナウンスをし始める。私はよく聞き取れなかったのだが「トートゥ・ミー・ライト」とか「オーヴァー・キャパシテート」と言っているのは分かった。あと、次の列車に乗れと言っているのは分かった。しかし、その理由はよく分からない。英語でアナウンスをしないのは、客にとって悪いニュースだからだ。故障か?とも思ったりしたが、何より、隣のドイツ人が急いでおり始めるのを見て、これは急いで動いた方がいいな、と思い、私も降りる。とはいえ、車両が混んでいるので、簡単には列車から降りることはできなかった。そうこうしていると、英語でのアナウンスもあった。席を予約していない客は降りろ!というアナウンスであった。予約されていない席もあるので(私もそうだったが)、それらに座っていればいいのではないか、と思いもしたが、それはアナウンス後、急いで降りたドイツ人も同じ条件なので、これは抵抗しない方がいいな、と思い、そのまま降りる。とはいえなあ、一度、乗せてから降ろさせるというのは、さすがドイチェ・バーン。乱暴だ。そういう対応をするなら乗せなければいいのに、そういう臨機応変な対応ができないのだな。ということで、私は素直にフランクフルト空港駅で降りて、次の列車の指定席を購入した。指定席、ただの4ユーロ50セントだから金銭的な負担は少ない。ただ、フランクフルト空港もそうだったが、飛行機、列車の本数が減っており、さらに従業員も減っているので、相当、混んでいる。これからヨーロッパというかドイツに行く人は要注意だ。ICEもなるべく指定席を購入した方がいい。私はジャーマン・レイル・パスをけちって2等にしたが、1等を買った方がいいかもしれない。

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フィンランドでは鉄道でも空港でも子供の声が響き渡る [グローバルな問題]

フィンランドで気づいたのは、鉄道の車内でも空港でも子供の声が響き渡ることである。泣き声や奇声がほとんどだ。特に、泣くことに関しては、子供たちは周りをまったく気にしない。そして、周りの大人もそれを許容している。正直、鉄道で大きな声で泣かれたりすると逃げ場がないので苦痛ではあるが、どうもこの国ではそれを受け入れているようなので私も我慢する。
 さて、しかし、このような環境は子供にとっては嬉しいことであろう。また、そのような子供の自由を許す寛容さを持った国だと、子供を産みたいとも思うであろう。日本は合計特殊出生率が低いが、実は、日本で生活している外国人移民の合計特殊出生率も低いのだ。多くの場合、日本人よりも低い。これは、もちろん移民という特殊事情もあるのかもしれないが、ドイツなどでは移民が国の合計特殊出生率を高めていることを考えると、日本という国が子供を育てにくいのかもしれない。子供がいるといないとでは、家計の負担も全然、違うし。フィンランドはそもそも人口が少なく、移民もスウェーデンほどではないが歓迎しているぐらいなので、子供は社会の宝という認識を共有できているのかもしれない。
 子供の遊び声がうるさいということで市役所に電話をする人がいる国は、やはり自然減するしかないのかもしれないな。

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『Jazz Fest: A New Orleans Story』 [映画批評]

ニューオリンズを舞台としたジャズ・フェストのドキュメンタリー映画を観る。1970年にコンゴ広場で始まったフェスティバルは、徐々に有名になっていき、現在では50万人をも集客する大イベントにまで成長した。ジャズ・フェスティバルであるが、ジャズからゴスペル、リズム・アンド・ブルース、ロックまで幅広いジャンルの音楽が演奏される。この映画は、それらがどのように始まったか、そしてカタリーナ・ハリケーンの大水害からどのように復活したか。さらにはコロナで二年間の中止を余儀なくされ、2022年に再び復活するまでを、数多くの関係者へ語らすことで描き出している。このフェスティバルのオーセンティシティ、ユニークさが見事に観る者に伝えるように編集されており、良質なドキュメンタリーとなっている。また、多くの出演者の演奏が魅力的で、それらも画面に観る者を惹きつけさせる。個人的にはブルース・スプリングスティーンとサマンサ・フィッシュの演奏には非常に惹きつけられるものがあった。サマンサ・フィッシュはこの映画で初めて知ったが、早速、CDを注文した。非常に芯のある素晴らしいギターを演奏する。

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ジョニ・ミッチェルはやはり半分、北欧系の血が入っていた [ロック音楽]

フィンランドに来ていると、なんかジョニ・ミッチェルのような風貌の人が多い。ということでジョニ・ミッチェルは北欧系なのかを調べてみたら、母親はアイリッシュとスコティッシュ、父親はノルウェー系(ラップ人の血が入っているという説もあるそうだ)であることが分かった。なんか納得だ。彼女の音楽はケルト系に通じるところがあるような印象を受けるからだ。まあ、基本、ヴァイキングなのだろう。彼女の「地球」を感じさせるような、まるで地球の声を彼女というアンプで増幅させて発振させるような音楽は、彼女に流れている先祖からの血の賜物なのかもしれないな、とまあいい加減に思ったりもしている。彼女の20年ぶりのフル・ライブをユーチューブ映像で見ていることもあって。

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フィンランドはチップはいらない [地球探訪記]

海外に旅行して一番、困るのはチップである。アメリカはチップが義務化されている国である。チップを払わないことは、相当のことだ。サービスが相当、酷くても15%ではなくても10%はチップを払ったりする。それでさえ、ちょっと顰蹙だ。そういう国の経験をした日本人は、逆に海外はどこでもチップが必要だ、という強迫観念を覚える。その結果、『地球の歩き方』では、どこの国でもチップは必要、みたいに書いている。ただ、ヨーロッパではチップは国によって違う。ドイツは確かにちょっとチップを払う習慣がある。というか、例えば床屋は私が住んでいた頃だが19ユーロであり、ちょうど20ユーロ払うとお釣りはいらないよという感じで1ユーロのチップを払うようなシステムとなっている。タクシーもアメリカだと15%から20%だったりするが、ドイツは適当に1割ぐらい、余計に払えば大丈夫だ。
 一方、フランスはいらない。いや、高級なレストランとかだと違うだろうし、タクシーはしっかりと検証したことはないが、普通の定食屋レベルであればチップを払うと、むしろ変な奴だな、というような反応をされる。
 さて、そこでフィンランドである。フィンランドはもう知り合いのフィンランド人にストレートに尋ねた。結果、チップはない、とのこと。まったく無いに等しいそうだ。もちろん、あげてもいいが、それは普通ではないそうなので、日本のような感覚なのかもしれない。タクシーも13ユーロのところ14ユーロを払ったら1ユーロをお釣りで返そうとしたので、いやいやチップでいいですよ、と言ったら、ちょっとした驚きとともに喜んでもらえた。タクシーもチップを払わなくてもいい、ということであろう。
 

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ヘルシンキでフィンランド製のエフェクターを購入する [ロック音楽]

フィンランドのラハティという都市に来ている。打ち合わせの相手がどうも熱が出たそうでキャンセルになったので自由時間が出来た。ということで、電車で一時間ちょっとのヘルシンキまで向かう。

さて、最近、物欲が随分となくなった私であるが、ギターのエフェクターにはちょっと抑えが効かないところがある。フィンランドはマッド・プロフェッサーというエフェクターが有名なので、日本では手に入りにくいようなエフェクターがあれば購入しようと思って、中央駅のそばの楽器屋に向かう。この楽器屋、流石、東京の素晴らしい品揃えのお店に比べると今ひとつの品揃えではあったが、それなりに拘って仕入れているようだ。特にストライモンの商品が多く置かれているのは印象的であった。やはり、時代はストライモンなのだろうか。あと、日本が誇るヴェムラムのジャン・レイも置いていた。ボスはコンプレッサーだけが置いてあった。日本とも類似点も多いし、そうでないところもある。いろいろと興味深い。
店長は英語が通じたので、「観光客なのだが、せっかくフィンランドに来ているのでマッド・プロフェッサーの掘り出し物のエフェクターがあれば買いたいのだけど」と尋ねると、「マッド・プロフェッサーは来週に仕入れるので今はあんまり揃えていないんだよね」とのこと。「それじゃ、他のフィンランド製のエフェクターはどんなのがあるの?」と尋ねると、フィンランドのヘビー・メタル・バンド、チルドレン・オブ・ボトムのエンジニアをしていた人が開発したものがある、とのこと。これは、ブースターとオーバードライブのエフェクター二つが一つになったようなもので、意地悪そうなフクロネズミの顔が描かれている。値段を聞くと200ユーロをちょっと切る値段。これなら衝動買いもできるな、と思って、ちょっと試奏させて欲しい、と言って試奏させてもらう。なんと、アンプがマッド・プロフェッサーのものだ。「マッド・プロフェッサーはアンプもつくっているんだ」と言うと「ごく、最近、開発をしたんだ」とのこと。いや、このアンプは、実はものすごくいい音がして、これを買いたいぐらいに思ったが、流石にこれからドイツを移動するのに買うのは無理でしょう。あと、日本じゃあ、置くところがないからな。さて、肝心のエフェクターだが、ノイズが気になるが、なかなか骨太のいい音がする。ということで、日本じゃあ買えないかもしれないな、もしかしたら日本で売ると高く売れるかも、とも考え、衝動買いをしてしまった。パワー・ドランク・オッポサム(る 酔っ払って強くなったフクロネズミ)というなかなか微妙なネーミングである。ちなみに会社名なども書かれていない。「箱もちょうだい」と言ったら「箱はない」とのこと。私が驚いた顔をしたら、ちょっと入る箱を探してくる、と言って箱に入れてくれた。ただ、買った後で気づいたのだが、電圧や電流も分からない。説明書もない。ネットで検索したら、このお店のホームページでしか、このエフェクターを説明したものはない。しかも、ネット上ではスウェーデン製とのことで、これはチルドレン・オブ・ボトムのエンジニアというのも嘘だな。しまったなあ、と思わなくもないけど、まあ感電さえしなければいいか。

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『ナイル殺人事件』 [映画批評]

アガサ・クリスティの『ナイルに死す』をもとに2022年に映画化され、公開された作品。ガル・ガドットがなかなかいい味を出している。クリスティの作品はもう、普通の人の想像を越えるどんでん返し的な結論が非常に魅力な訳だが、この作品でもやられた。こちらも何回もこれまでやられているので、相当、疑い深くなっている。しかし、今回も私の想像を越えた人物が犯人であった。アガサ・クリスティの作品はこの「今回もやられました」的な快感が魅力なのであろう。この「やられた感」が強いほど、また「やられたく」なってしまってクリスティの作品を人々は読むのだろうな、と思う。私も「やられたい」が、それほど時間がないので国際線にでも乗っている時じゃないとできないのが残念だ。


ナイル殺人事件 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

ナイル殺人事件 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2022/06/01
  • メディア: Blu-ray



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『シスター・アクト』 [映画批評]

ウーピー・ゴールドバーグの魅力が存分に伝わる映画である。1992年公開。ウーピー・ゴールドバーグの魅力は、「情に溢れた訴えかけるような人を見つめる視線」であると思う。本来は、ベッド・ミドラーが主役として想定されていたそうだが、あったろう。歌はメチャクチャ上手いし。とはいえ、白人の修道女の中で黒一点のウーピーが入っていることや、ゴスペルをコーラスさせるという点では、ミドラーには出せない新たな魅力を加えることに成功したと思われる。


Sister Act 2

Sister Act 2

  • 出版社/メーカー: Goldberg, Whoopi
  • メディア: DVD



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2年半年ぶりに国際線に乗る [地球探訪記]

久しぶりに国際線に乗ってドイツのフランクフルト空港に向かっている。海外に行くのは、コロナが蔓延するまさに直前の2020年2月であったから、ほぼ2年半年ぶりである。羽田空港から飛んだのだが、チェックインする際に、ワクチン証明書を提出させられた。私はワクチン証明書の用紙を持ってきたのだが、それでは不十分であり、アプリの証明書を携帯で提示して初めて認められた。

なぜかビジネスのラウンジは凄く混んでいて、これは機内も混んでいるのかと思ったら、全然、空いていた。エコノミーだったので3人掛けを一人で独占できてついていた。全日空だったのだが、フライト・アテンダントのサービスは以前に比べると明らかに劣化している。サービス産業における日本のレベルが悪化しているのは、最近、気になっていたことだが、こんなところにまで及んでいるとはちょっと驚きだ。しかし、日本のサービス産業の生産性が低いのは、サービスのコスト・パフォーマンスが良すぎるからであるから、サービスが劣化することで生産性は上がるであろう。あと、久しぶりに食べた機内食はあまりにも不味くて食べられなかった。昔は、全日空の機内食はエコノミーでもそこそこ食べれたような気がするが、アメリカの航空会社ほどひどくはないが、なかなかこういう点でも劣化している印象を受けた。日本の国際的に優れていた点が、どんどんなくなっているような気がする。

ロシアの上空を飛べないので、いつもより3時間ぐらい余計に時間がかかった。この3時間はなかなか負担が大きい。最後の1時間ぐらいは猛烈に飛行機から降りたい気分になった。15時間フライトはちょっと老体には厳しいものがある。

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町村敬志『都市に聴け』 [書評]

一橋大学の名誉教授である町村敬志の2020年12月に出された著書。大学を退官される前に出された本であり、彼の都市社会学研究のエッセンスが盛り込まれており、大変、読み応えがある。アーバン・スタディーズという研究分野がどのようなものであるか、非常に分かりやすく、書かれている。また、過去ではなく、それらの研究実績を踏まえて、コロナ後の未来の都市像をも照射している点が、これからこの道を進む若い読者にとって勇気づけるような内容となっている。著者の誠実な人柄、そして研究者としての造詣の深さを改めて知ることができる名著である。


都市に聴け

都市に聴け

  • 作者: 敬志, 町村
  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • 発売日: 2020/12/19
  • メディア: 単行本



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白山(日本百名山54座登頂) [日本百名山]

7月の土曜日と日曜日にかけて一泊二日で白山にチャレンジする。金曜日の夜に京都を発ち、勝山のホテルで一泊。そこから市が瀬の駐車場まで1時間弱ぐらい。ホテルを出たのが8時頃であったので、市が瀬駐車場に到着したのは9時ちょっと前。連休の金曜日ということで、駐車場が埋まっていることを懸念したが、しっかりとバス停のそばの駐車場に停まることができた。9時発のバスに乗って、20分弱で別当分岐の登山口に着く。別当出合から室堂までは観光新道、砂防新道と二つの選択肢が大きくあるが、最近、観光新道は登山道が崩れたということもあり、砂防新道を選ぶ。

登山口からすぐ、長大な吊り橋を歩く。日本一長い、というような説明板があったが綾町にある吊り橋の方が長いと思う。何かの条件付きでの長さであろう。それは、ともかく、登山を開始してすぐ、このような吊り橋を渡るというのは、象徴的効果があってよい。鳥居をくぐるようなものか。

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<登山直後にこの吊り橋を渡る。この劇的な演出は素晴らしい>

さて、登山開始後、急登というようなガイドブックの説明があったが、それほど急ではなく、しかも登山道はしっかりと整備されているのでとても歩きやすい。ここらへん、人気のある山ということもあるが、霊山であることも大きいのであろう。そういえば、御岳とかもとても歩きやすかった。前日は雨が降ったと思われるが、ぬかるみがない。ぬかるみがない登山道は本当、歩きやすくて楽しい。天気も上の方には雲もあるが、快適だ。霊山であるので原生林が保全されていることもあり、緑が美しい。本当、登山をしていると植林の森と原生林の美しさの違いがはっきりと分かって面白い。原生林の美しさは生態系の美しさでもある。

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<原生林の中を歩く登山は気持ちいい>

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<砂防新道は、登山道の横を砂防ダムが続く渓流が流れているからだろうか?>

中飯場に着いたのは10時10分。ほぼコースタイム通りだ。少々、休憩をして再び、歩き始める。階段をずっと登って行く感じで結構、厳しいが、道はよく整備されているので本当、歩きやすい。甚ノ助避難小屋に着いたのは11時45分。これもほぼコースタイム通りだ。ただ、甚ノ助避難小屋に到着する寸前ぐらいで太股が攣りそうになる。まあ、久しぶりの登山なので致し方ないが、ちょっとこれからまだ先が長いので不安になる。

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<坂道は急だが、しっかりと登山道が整備されているので、とても歩きやすい>

甚ノ助避難小屋では水を補給。砂防新道、水場が多いので本当、嬉しい。水は結構、重いので大量に持ってこなくていいのは助かる。甚ノ助避難小屋からは大日山の方角の山々が展望できる。こういう雄大な光景をみると疲れが飛ぶ。ここで、朝、コンビニで買ったおにぎりを二つほど頬張る。日帰り登山ではなく、一泊だと食事が少なくて済むのが楽だ。特にガスボンベや食器類をもってこなくてもいいのは有り難い。

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<甚ノ助避難小屋には水場だけでなく、トイレもある>

さて、それから分岐点までは太股が超絶、張っているのでゆっくりと歩いたこともあり、コースタイムを大幅に上回って12時30分に到着する。この頃になると、空も灰色になってきて、天気が崩れそうな予感もする。ここから黒ボコ岩までは、展望が開ける気持ちが晴れる登山道だ。急坂ではあるが、ワイルドフラワーが咲き乱れ、それらが沿道でマラソン・ランナーを応援する応援団のように見えてきて、力をもらえる。しかし、疲れ過ぎていて、それらを写真に収めるほどの体力は出てこない。

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<分岐点の周辺からは素晴らしい展望を得ることができる>

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<花の名山と呼ばれるだけあって、ワイルドフラワーが登山道の周辺でも咲き乱れていて、目と心が癒やされる>

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<分岐点から黒ボコ岩にかけては、坂は急ではあるが、登山道もしっかりとしていて歩きやすく、周辺の景色も素晴らしく、登山の楽しさを感じることができる>

黒ボコ岩に到着したのは、13時30分。これもコースタイムをちょっとオーバーしている。黒ボコ岩には、大きな岩がごろごろしているのだが、これは火砕流によって山頂から運ばれてきた火山弾だそうだ。いや、白山って、実は活火山であったりするし、本当、日本列島は火山列島ということを、改めて痛感させられる(って、山に登るたびに認識を新たにさせられるのだが)。こんな火山列島に原発はあり得ない、という思いもここに新たにする。本当、原発推進派は山、登るといいと強く思う。

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<黒ボコ岩をはじめ、周辺の巨岩はなかなかの迫力がある>

さて、黒ボコ岩を過ぎると、広大な弥陀ヶ原の高原が広がる。高原の横には巨大な雪渓が広がる。まだ7月中旬だから、なかなかそのスケールには迫力がある。そして、目の先には白山の御前峰の山頂がみえる。相当の存在感と迫力だ。この高原は木道がしっかりと整備されていて、高低差もほとんどなく歩いてきて、本当に気持ちがよい。さて、しかし、弥陀ヶ原から室堂まではまた坂になる。大して厳しくはないが、疲れた身体にはまあまあ堪える。そして室堂に14時15分に到着。ほぼ5時間弱か。

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<弥陀ヶ原の高原からは、周辺の山々を広く展望することができる>

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<弥陀ヶ原から御前峰を展望する>

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<弥陀ヶ原は木道でしっかりと整備された道を歩いて行く。気持ちがよい>

室堂に荷物を置いて、軽い格好で御前峰にチャレンジ。室堂からは40分とそばなのだが、登っている途中で急に天候が悪化。雨も降り始めたので、諦めて室堂に戻る。これは正解であった。というのも、室堂に着いたころには豪雨になっていたからだ。室堂でチェックインをする。チェックインの順番で男女問わず、雑魚寝という話であったが、それほど宿泊客がいなかったようで、私は二人用の個室空間を独り占め。しかも、中高年の男性ばかりが同室であり、どうもしっかりと部屋分けもされているようだ。ということで、最初は、もう、サーディンのような状況を覚悟していたのに、結果的には、これまでの山小屋経験でも相当、快適な滞在をすることができた。

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<室堂はしっかりとした宿泊施設である>

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<室堂のすぐそばに立地し、御前峰への登山道がある白山神社>

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<室堂の部屋は快適であった。プライバシーもめちゃくちゃ確保できている>

夕食は17時。食事はおかずの違いで二つの選択肢がある。魚とハンバーグ。どちらも美味しそうではないが、ハンバーグ。とはいえ、こうやって温かい食事を摂ることができるのは本当、有り難い。生ビールも飲み、すぐに就寝。

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<室堂の夕食。こういう温かい食事が取れるのは有り難い>

翌日は午前12時頃に起きる。それから寝られず、ずっとシーツの中でもぞもぞしていたが朝4時頃になり部屋の電気が点いたタイミングで起床する。朝ご飯は5時からだが、日の出は4時50分前後。周囲はガスに覆われているが、雨は降っていないので朝食前に御前山へチャレンジする。これは漫画家の塀内夏子が100名山にチャレンジした際に山小屋に泊まった時によく使った手であるが、これは相当、一理あると思う。というのは、多くの場合、山小屋は山頂の比較的そばに立地しているので、一時間ちょっとで往復できる。そうすると、日の出の時間を計算して登り始めると、6時ちょっと過ぎに山小屋に戻ってくることができ、それから朝食、パッキングするとロジ的にとても楽だからだ。

室堂から御前山まではコースタイムでは登りは40分、下りは30分。昨日、少しだけ登りかけたのでルートは分かる。そして、登山道は石でしっかりと固められており、とても歩きやすい。頂上までは何の問題もなく、行くことができた。残念ながら、ガスでほとんど何も見えなかったが、登山道沿いに多くの花が咲き乱れていて、それがちょっとしたご褒美のようだ。

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<頂上はガスでほとんど何も見られなかった>

さて、室堂に降りてきて、朝食を摂る。朝食はソーセージか鯖焼きを選ぶことができる。これは、流石に鯖焼き。ほぼ夕食と同じような内容だが、梅干しが食べ放題なのでご飯をたくさん食べることができる。ここで炭水化物を摂れるのは有り難い。

そのまま、すぐ降りればいいのだが、睡眠不足なのだろうか。急に睡魔が襲ったのと、雨が降り始めたのでチェックアウトぎりぎりの8時までうたた寝をする。そして、8時頃から降り始める。御前峰はまったくその姿を見られない。ガスの中をゆっくりと降りていく。途中、雨が降ってきたので、傘を差す。こういう時は、やっぱり傘が便利だ。行き交う人々に当たらないように気をつけないといけないが。

雨が降っていたにも関わらず、登山道がぬかるみになっているところはほとんどなく、こういうのは本当、有り難い。ただ、登りの登山者が多く、しかもグループで長蛇の列をなしていくので、礼儀正しく、待っているといつまでも降りることができないことが判明。グループ客が登る際は、うまくこちらも降りられる時は、積極的に降りていかないと時間がかかってしょうがない。ここらへんは、上手い人の後ろにピタッとついていると降りられることを発見。

さて、登山口に到着したのは11時。ほぼ3時間で降りることができた。帰りは白峰温泉に入って、汗を流す。白峰温泉もなかなかよかった。

二日目の天候がよければ、さらに快適な登山になったかと思うが、それでも一日目、弥陀ヶ原から御前峰を展望できたのはよかった。私は、登山はするが、あまり登山が好きではなく、もう一度登りたいと思う山は少ないのだが、昨年、登った御岳に次いで、白山ならもう一度、チャレンジしたいなと思わせられた。

登山道整備度 ★★★★★ (山頂までしっかりと整備されていて、極めて歩きやすい。さすが霊山)
岩場度 ★☆☆☆☆ (手を使わないといけないような岩場もなく、快適な登山が楽しめる)
登山道ぬかるみ度 ★☆☆☆☆ (ぬかるみはまったくといっていいほどない)
虫うっとうしい度 ★★☆☆☆ (虫はいないとは言わないが、煩わしいことはなかった)
展望度 ★★★★★ (独立峰なので素晴らしい展望を目にすることができる・・・筈だったが個人的にはガスで見られない)
駐車場アクセス度 ★★★☆☆ (夏の混雑時はシャトルバスに乗らなくてはならない)
トイレ充実度 ★★★★★ (ところどころにある)
下山後の温泉充実度 ★★★☆☆ (白峰温泉はなかなかよかった)
安全度 ★★★★★ (山頂まで登山道はしっかりと整備されており、道に迷うようなところもなく、安全な登山が楽しめるであろう)

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下手なミュージシャンを見て考察する [ロック音楽]

昨日、知り合いのミュージシャンが京都のライブハウスに出演するというので観に行った。知り合いはトリで最後だったのだが、15分ほど早く着いたのでその前の演奏者の演奏も聴いた。この演奏者はどうも岐阜出身の56歳のギターの弾き語りだったのだが、そのあまりの下手さ、そしてパフォーマンスの稚拙さに、驚くと同時に殺意さえ覚えた。まず、ギターの弾き語りなのだが、リズムは取れてないし、非常に簡単なコードでさえ押さえ間違えをしている。どころか、自分の曲であるのにコードを間違えて弾いているので音が外れたりもしている。このレベルで、人前でお金を取って演奏できるのは高校生でも厳しいのではないか。いや、実際14歳に作曲したとかいう、もう14歳でも黒歴史になるような曲を56歳で歌っていた。この自己肯定感は凄いが、逆にいえばまったく進歩していないことである。駄目なのに、それを自己肯定して、そのまま生きてきて、あろうことか、その進歩していない自分を人にお金を払わせて曝け出すという、その厚顔無恥さに対して、私は殺意を覚えたのである。ちなみに、この彼は、音程は外れていたが、声質だけはよかった。
 私もミュージシャンの端くれである。中学から作曲とかしているが、中学や高校どころか大学でも前半期につくった曲は人前で披露することはない。これは、進化しているからである。最近、出したCDでも大学三年ぐらいの時につくった曲を入れていたりするが、アレンジとかは全然、変わっている。
 私も下手であるので、下手の人を批判する資格はそれほどない。ただ、下手であるのに、その下手さを肯定して、そのまま演奏活動を続ける者は、いつまで経っても下手であることを受け入れているということだ。14歳からギターを弾いていて、56歳であの稚拙さというのはどう理解したらいいのだろうか。そして、ライブハウスで演奏している、というのはどう理解したらいいのだろうか。いや、東京ではあのような稚拙な演奏を金を払ったライブハウスで聴くことはまずあり得ないだろう。それだけ、京都が田舎ということなのかもしれないが、それにしても驚くほどの酷さである。
 最近もセッションに出たら、ギターの音を外しても平気で弾いているギタリストがいた。これは、おそらく音の正確なピッチが分からない耳音痴なのかなとも思う。ボーカリストも音を外している、と指摘されるとふてくされる輩がいたりするが、これも耳音痴なのであろう。意外とそういうボーカリストは声質はよかったりする(いや、声質も悪ければ誰も聴いてくれないので、声質だけで褒められたりしてきたのであろう)。こういう身体に欠陥がある人は、人前でお金を取って演奏する資格はないと思う。というか、きつい言い方をすると基本、人に演奏を聴いてもらう資格はないと思う。音楽を演奏するには身体的欠陥があるからだ(いや、自分が勝手に弾くのは全然、いいと思います)。
 今回のこの体験で、自分に何が欠けているのかをしっかりと認識し、それを乗り越える努力をしないと、いつまで経っても、それこそ死ぬまでダサい自分から脱却できないのだな、ということを改めて知る。努力をすれば、勉強すれば、人は変わられる。ギターも上手くなるし、歌も上手くなる。ただ、自分が何が出来ていないのか、それを謙虚に捉えようとしないと駄目だ。ということを改めて知った。
 さて、あまりにも酷い前座だったので、知り合いの演奏もびくびくしながら聴いたのだが、知り合いの演奏はよかった。お金を払う価値があるパフォーマンスを見せてくれたので、それは救いであった。

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ケビン・デュラントの不思議 [スポーツ]

ケビン・デュラントは現役のバスケット選手としては、最高レベルの選手である。その得点力、さらに本気を出した時のディフェンス力などは、三国志でいえば関羽のような圧倒的な存在感である。さて、しかし、人間力は弱いと思う。というか、感情的であり、いい意味で人が好く、悪い意味では計算ができない。
 今回も四年間の契約をネッツとしているにも関わらず、ネッツにトレードに出してくれと願い入れた。というか、こういうことはそもそも公にせずに、秘密裏にやるべきだろう。ここらへんも計算ができない、と思うのだが、しかもトレードに出して欲しいチームはフィニックスとマイアミと指定した。ここで指定したことで、ネットはこの2つのチームに対して交渉力を減じたので、デュラントが指定したことでより行けなくなってしまった。いや、本当、アホかも(もちろん、意中に他のチームがあってわざと偽情報をリークしたなら分からないでもないが)。
 そもそも、デュラントがフィニックスに行くような状況下では、少なくともブッカーと交換になるだろうから、現行のフィニックスの戦力は大きく減じることになる。デュラントはまさか、そういうことも計算していないのであろうか。
 というか、ネッツは来年度でもラスベガスではウォリアーズに次いで優勝確率が高いと予測されているので、ネッツにいればいいだけの話だ。というか、ウォリアーズに行くならともかくとして(いや、一ウォリアーズ・ファンとしては絶対、来てもらいたくない)、それ以外のチームだったらネッツが一番、勝率が高いと思われるのに、なぜそこを出なくてはいけないのか。
 一つ考えられるのは、親友であるアーヴィングが長期のマックス(最大)契約をネッツが拒否したことに対する抗議ということであるが、ワクチンを打つのを拒否し、プレイオフでボストンに4タテを喰らうことになった戦犯であり(アーヴィンがプレイしていたら流石、8シードでのプレイオフ進出はあり得なかった)、さらに敗戦インタビューで「ケヴィンと(チーム)をマネージしていく」と驚天動地の発言をしたことを考えれば、ネッツがアーヴィンと長期ではなく一年契約にしたのは当然のことである。
 というか、そういうことをしたければ、四年といった長期契約をしては駄目だ。長期契約をしてトレードに出してくれ、といった後、どういう将来ビジョンをデュラントは思い描いているのであろうか。どうも、感情的にその場、その場で判断をしているとしか思えない行動が多すぎる。
 デュラントの才能は図抜けている。しかし、心がそれに伴わないと、真の一流選手にはなれないのではないか。アーヴィンにも同じことがいえる。まあ、そこがバスケットというスポーツの楽しいところなのであろう。

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ウスビ・サコ氏と酒席を共にする [グローバルな問題]

京都精華大学で講演をしたのだが、その後の懇親会で、今年の3月まで京都精華大学で学長をしていたウスビ・サコ氏と同席した。凄まじいまでの博識、フランス語、英語、中国語、ドイツ語を見事に操る語学力。そして、会話でのウィットと知的洗練さと空気を読む高い状況感治力。それは、学長にもなるな、と納得。サコ氏、最近、20キロほど体重を減量したのだが、それまでは不健康な生活で肥満になってしまったそうだ。イスラム教なのでアルコールは飲まないし、何が、不健康な生活なのだろうと尋ねると、仕事漬けだったからだそうだ。サコ氏の同僚の先生の話でも、もう凄いワーカホリックで仕事ばかりしていたそうだ。ワーカホリックというのは日本人の専売特許と思っていたのだが、別に日本人だけが仕事に熱中するわけではない。一流の人は皆、ワーカホリックである。あと、私は仕事に追われているがワーカホリックではない。睡眠時間もとらないと効率が劇的に悪化するので、最近は睡眠を優先させている。まあ、これが私が一流になれない理由だろうな、と妙に納得する。

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記号論講義 [書評]

 本書は11の章を通じて、我々の日常生活をつくりだす記号の働きと意味の経験を考察し、記号現象を読み解く方法のいくつかを提示したものである。我々を取り巻くものは、記号としての存在を強めている。そのような記号が存在感を増す中、我々はセミオ・リテラシーを獲得すべきであるのだが、本書は、そのリテラシー能力を高めるうえで、非常に効果的なのではないかと思われる。
 本書によれば、意味環境としての人間の文明は、「記号」・「社会」・「技術」という3つの次元のトポロジカルな相互連関において理解される。現在は「記号」と「技術」の組み合わせが更新され、「社会」そのものが大きく変化し、「知」が変容する。それが、文字と書物を基礎単位とする古典的な知の時代を終焉させ、文字、画像、動画、音声など、多様な記号を認識の単位とするような知がこれから求められる。そのような「知」が模索される中、「記号の知」をしっかりと理解することの重要性が本書から理解することができた。
 先日、あるシンポジウムで、パネリストで同席した先生が、出版社が減っていることを大いに嘆いていた。ただ、そのような時代の変化を嘆くより、文字が記号としての優越性を持っていた状況が変化し、書物というメディアの優越性も失われつつある中、我々は新しく台頭する記号に応じて「知」を変容させることが必要だ。大学の教員であれば、なおさら、そのような変化に先んじることが求められると思うのだ。それは、シンポジウムでこの先生の話を聞いていた時も思っていたことだが、本書を読み、それが確信となった。時代に取り残されないためにも読んだ本がいいかと思う。
 

記号論講義 ――日常生活批判のためのレッスン (ちくま学芸文庫)

記号論講義 ――日常生活批判のためのレッスン (ちくま学芸文庫)

  • 作者: 英敬, 石田
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2020/07/10
  • メディア: 文庫



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ゴールデン・ステート・ウォリアーズの優勝について考える [スポーツ]

3年ぶりにファイナルに進出したゴールデン・ステート・ウォリアーズが見事、4勝2敗でボストン・セルティックスを下して昨日(日本時間)、優勝した。ステファン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのトリオでの優勝は4回目になる。この8年間で6回、ファイナルに進出し、4回優勝するというのは選手だけでなく、監督を始めとしたスタッフ、そしてオーナーやジェネラル・マネージャーが極めて優秀であるからだ。ウォリアーズのファン歴はもう30年になるが、1990年代のあの脆弱ぶりが信じられないような強豪へと変貌したが、それは2010年にオーナーがジョー・レイコブに代わったのが一番のきっかけであるのは間違いないであろう。前のオーナーであったクリス・コーハンがあまりにも酷かったので、その違いは鮮烈的でさえあった。
 ウォリアーズは全体3位でプレイオフに進出するが、最初に対決したデンバー・ナゲッツを4勝1敗で下すと、おそらくファイナルを含めて最大の強敵であったメンフィス・グリズリーズと対戦。若手スーパースターのジャ・モランが怪我をしたこともあり、辛くも4勝2敗で退けると、ウェスタン・コンフェレンスの決勝ではダラス・マーベリックスを難なく4勝1敗で勝ち抜く。
 そして、ファイナルの初戦のボストン・セルティックス戦をホームで落とす。これまでのプレイオフでセルティックスは連敗したことがない。ウォリアーズも連敗したことはないが、初戦を落としたということは、3勝4敗で負けるということか、と焦る。実際、4戦までは交互に勝ち負けが続き、お互い2勝2敗と展開する。さて、しかし次の5戦、ウォリアーズは連勝し、セルティックスにプレイオフ初の連敗を喫させると、次の6戦も敵地ボストン・ガーデンで勝利をする。結果的にはメンフィス・グリズリーズの方が強敵だったかとは思うが、ボストンのツボにはまった時の爆発力は驚異的であった。ある程度、点差が開いてもあっという間に追いつかれる。そして、その守備力は凄まじいものがあり、5戦は勝ったとはいえ、カリーのスリー・ポイント達成連続試合記録を阻止した。バスケにおいて、ディフェンスがいかに重要かを知らしめるような素晴らしい守備を誇るチームであった。
 さて、ウォリアーズであるが、四度目の優勝でステファン・カリーが初めてファイナルのMVPを獲得した。そして、まさにMVPとしてチームをまとめて、その勝利を導いた。カリーの素晴らしいところは、その現実離れしたシュート力だけでなく、チームを統率する力が傑出しているところである。カリーは、スーパースターであるにも関わらずエゴイストではない。その結果、ウォリアーズはチーム力が他チームに比べても飛び抜けていい。これはマイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、ケビン・デュランといった他のスーパースターが有していない資質である。おそらく、そのような選手は、スパーズを引退したティム・ダンカンぐらいであろう。皆が、カリーと一緒にプレイするのを楽しむ。そして、カリーも皆と一緒になって勝利を勝ち取ることを至上の喜びとする。MVP受賞でのスピーチが「個人の賞より、優勝したことの方がずっと嬉しい」と言ったのは本音であろう。
 本シーズンは二年間を怪我で棒に振ったクレイ・トンプソンが期待通りには、怪我前の状態には完全復活できなかったことや、ドレイモンド・グリーンのポイント力が減じたこと(優勝を決めた試合では結構、決めたが)など、前回の優勝時に比べてカリー以外のトリオの二人は戦力として劣っていたが、それを埋めるかのように、アンドリュー・ウィギンス、ジョナサン・プールといった若手が大活躍をした。さらにこれまであまり目立った活躍をしなかったケビン・ルーニーもボストン戦では勝利に大きな貢献をした。加えて、オットー・ポーター・ジュニア、ネマンジャ・ビエリカといったベテラン勢もここぞという時にしっかりとしたプレイをし、勝利を引き寄せた。シーズン前は一軍と契約を出来るかさえ分からなかったゲイリー・ペイトン・ジュニア(あのシアトルの名選手ゲイリー・ペイトンの息子)がシーズンを通じて貢献し、メンフィス・グリズリーズ戦で怪我をして戦線離脱をしていたのだが、ファイナルでは復活でき、ファイナルでプレイできたのは、今シーズンのウォリアーズを象徴するような心温まるエピソードである。つまり、ウォリアーズはファンだけでなく選手をも幸せにするような組織なのだ。ゲイリー・ペイトン・ジュニアといい、アンドリュー・ウィギンスといい、他チームで過小評価されていた選手がウォリアーズにくると大活躍をするというのは、まるで野村再生工場のNBA版である。アンドリュー・ウィギンスなどは初のオールスターのスターティング選手にまで選ばれたから驚きである。というか、昔のウォリアーズはトレードの失敗の連続であったが、ウィギンスといい、ボーゲットといい、オーナーが代わってからのウォリアーズのトレードはほとんど失敗がない。バスケは選手がプレイするものであるが、勝利するためにはオーナーが、いかに重要かが改めてよく分かる。
 さて、今シーズンはウォリアーズの調子がよかったので、NBAもユーチューブでフォローをしていたが、ウォリアーズだけでなく、メンフィス・グリズリーズやニューオリンズ・ペリカンス、ミネソタ・ティンバーウルフスの台頭などもあり、結構、勢力地図が塗り替えられつつあってとても楽しめた。そして、ウォリアーズの有終の美でシーズンを終えたとは、私的には最高のシーズンの一つであった。
 カリーも34歳で、ウォリアーズの将来はそれほど明るいものではないかもしれないが、ドラフト2位のジェームズ・ワイズマン、今年加入したジョナサン・カミンガ、モーゼス・ムーディなどが成長すれば、まだまだ優勝争いには参加続けられるのではないだろうか。ウォリアーズのファンで惨めな思いを随分としていたが、最近の活躍は、それを補ってあまりある大躍進である。

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ゴールデン・ステート・ウォリアーズがファイナル進出 [スポーツ]

ちょっと前の話になってしまい申し訳ないが、ゴールデン・ステート・ウォリアーズが3年ぶりにファイナルに進出した。いや、昨年も昨年度もプレイオフにも進出できなかったので、これはなかなか驚きの快挙である。とはいえ、昨年のフィニックス・サンズの10年ぶりプレイオフ進出でのファイナル進出に比べれば大したことはないかもしれないが、それでも3年ぶりのプレイオフ進出でのファイナル進出は快挙である。
 思えば、シーズン開幕当初は、ウォリアーズはプレイオフにギリギリ進出できると予測する評論家は少なくなかった。なかにはプレイオフも無理なんじゃね、という意見もあった。当時はレイカーズ、ユタ、デンバーあたりがファイナル候補として挙げられており、フィニックスがダークホース(昨年、ファイナルに進出したにも関わらず)というような位置づけであった。しかし、蓋を開けてみれば、ベスト4はウォリアーズ、マーヴェリックス、グリズリーズ、サンズ(フィニックス)とどちらかというと過小評価されたチームが出揃った。まあ、私もこのような事態は想定できなかったが、評論家もあまり分かってないな、ということを改めて思い知ることになった。
 さて、それはともかくウォリアーズのファイナル進出は素直に嬉しい。ジョーダン・プール、アンドリュー・ウィギンスといった新戦力の貢献度が高いことも喜ばしい。プールは昨年とかはDリーグでプレイしていたことを考えると驚きである。そして、ウィギンスはドラフト全体一位で選ばれたことが災いして、ミネソタではずっとバスト(大失敗)と揶揄されてきたが、ウォリアーズという新天下に移ってからはオールスターズに選ばれるほど前半戦で活躍し、プレイオフの大躍進の要因にもなっている。野村再生工場ならぬウォリアーズ再生工場だ。
 ファイナルの相手はディフェンス力が高く、しかも身体も大きな選手を擁するボストン・セルティックス。レギュラー・シーズンでも負け越しているので苦戦が予想されるが、ここまできたら、是非とも3年ぶりの優勝を果たしてもらえればと思う。ゴー・ウォリアーズ。

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大阪駅になぜ新幹線はこないのか理解できない [都市デザイン]

関西で仕事をするようになって、つくづく不思議に思うのは、大阪駅に新幹線が延伸されていないことである。新大阪駅から大阪駅までわずか3.5キロメートル。線形的にも大阪駅に入ることは、まったく問題がない。東京側(東側)からもそうだが、神戸側(西側)でも問題がない。というか、西側は新大阪駅に接続すると不自然に90度ぐらい曲がる。しかも新大阪駅が終点の新幹線が多いので、それらの列車を新大阪で停車させるよりも、大阪駅まで伸ばした方が、停車時間も長く取れるし、利便性も高くなるだろう。何より、大阪の人には便利だ。大阪には阪急、阪神のターミナルもあるし、阪和線との接続もいい。新大阪駅は東京でいうと上野駅みたいな感じで、不便である。
 大阪駅周辺に土地がない、というような事情があれば分かるが、どでかい空き地がある。ここをなぜ、新幹線、リニアのターミナルにできないのか。東京であれば100%するであろう。というか、実際、すべての新幹線は東京を発着駅としている。その利便性の高さと都市としての象徴としての新幹線を、東京の人はよく理解しているのだ。それはJR的にも利益をもたらすであろう。東京は、東京駅をすべての新幹線の発着駅にするだけでなく、周辺の駅もほぼすべて停車させている。上野駅は通過するものも数本あるが、品川駅だけでなく、大宮駅、新横浜駅までもすべての新幹線を停車させている。東京に近づくと、すべての新幹線はこだまのようになるのだ。速さを利便性で犠牲にしている。
 大阪が首都であれば、まず間違いなく、新幹線は大阪駅に止めるようにするだろう。それは、新幹線が大阪の発展に寄与することをよく理解しているからだ。そして、JR東日本であれば、おそらくそういう判断をするであろう。JR西日本は、そういう経営センスが残念ながら欠けているとしか思えない。まあ、みずほのデザインの格好悪さをみても、そういうセンスがないことはよく分かる。
 この大阪駅に新幹線を延伸させないのは、もう東京の政治家や官僚達のいじめなのではないかとさえ思うのだが、大阪駅になぜ新幹線を延伸しないのかを、以前、知り合いのJR西日本の社員に問いただしたことがある。その答えが「淀川を越えるのにお金がかかりすぎる」ということであった。はああ。リニア新幹線は品川駅から神奈川駅まで33キロもトンネルを掘るんだぞ。というか、JR西日本でも北陸新幹線で京都駅から小浜駅まで60キロ弱がトンネルだ。大阪駅から新大阪駅までわずか3.5キロメートルだ。というか、現行のJRの路線の上部を走らせればいいだけだろう。東京―上野間のように。
 大阪駅に新幹線を持ってくるのは、都市計画の基本中の基本のようなもので、それを実行しないことの合理的説明はできない。というか、それによって、大阪の経済も劇的に改善される。まあ、経済的に浮揚することをしたくないなら別だが、こんな簡単なことは、するべきであろう。というか、あれだけの広大な土地が駅前にあって出来ないのであれば、それは100年ぐらいは呪われるぐらいの致命的な判断ミスとなる。JR西日本がやりたくないなら、大阪市や大阪府がやるべきようなことかとさえ思う。

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京都サービスが悪すぎるだろうシリーズ(7) [京都生活]

家から2分ぐらいのところにある人気の居酒屋を同僚と訪れる。水曜日の9時過ぎ。「予約してないけど入れます」と関東弁でお願いすると、ちょっと躊躇しつつも「すいません、席が埋まってまして」と断られる。まあ、人気店なのでしょうがないな、と思い「すいません、今度は予約してきてから来ますね」と言って去ろうとすると、「あ、すいません。狭いですがテーブルだったら空いていますから」と言われて、二人のテーブルに案内される。「今度は予約してきてから」が効いたのだな、と納得。とはいえ、「狭いテーブルなのに申し訳ありません」と何度も言われると、結構、追い出そうとしたことを気にしているのかなと思ったりもする。お勘定の時、「お車呼びます」と言われたので、そのときは自信を持って「隣の通りに住んでいるので」と堂々と言うと、「本当、テーブルが空いているのを忘れてすいませんでした」と丁寧に謝れる。まあ、関東からの観光客と誤解したんだな、と再度、確認する。いや、別に入れて美味しい食事とお酒にありつけたからいいけど、本当、京都の店は客を見るな、とつくづくと思う。ちなみに、この店の請求額は納得のお値段であった。というか、いい店に入れてラッキーだった。
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日本の人口減少について考察する [サステイナブルな問題]

国際日本文化研究センターで「縮小社会の文化創造」の研究グループの研究員を3年間ほどしてきて、先日、その集大成を京都国際マンガミュージアムで展示をし、またシンポジウムも開催した。
 この研究グループの研究の視点は、文化芸術や福祉だったりして、私のディシプリンとは違うのでたいへん興味深かった。その研究を経て、自分なりに改めて理解したことは次のようなことである。
 縮小問題というのは、日本人の人口が縮小するという問題であり、これは極めて地域限定的な問題である。世界の人口は今でも増加しており、むしろ人口増加が人類的な課題である。そういう観点からすると、むしろ日本において人口が減少しているのは、地球上のバランスを考えると喜ばしい。というか、すべての国が減少を嫌がり、増加しようとすれば、そのうち人類が依存する地球の資源はなくなってしまう。そうでなくても、エコロジカル・フットプリントという考え方では、アメリカ人と同じようなライフスタイルを前人類がしようとすれば、地球があと2つ必要なのだ。地球という閉じた環境系の中で人類が生き延びるのであれば、どこかが成長するのであれば、どこかがそれを相殺するように減少しなければ、人類は滅びてしまう。「共有地の悲劇」の地球版だ
さて、しかし日本人の人口減少は、日本人にとっては大きな問題であるように捉えられている印象も受ける。それはどうしてか。まず合計特殊出生率が再生産の基準を大きく下回っていることもあり、そのうち「日本が消滅する」と指摘する人がいる(例えば朝比奈一郎、イーロン・マスクなどである)。しかし、「日本が消滅する」の日本って、一体何なのか。日本という国土は合計特殊出生率の低さでは消滅しない。それが消滅するのは、「日本人」が地球上からいなくなるということだが、ここで考えなくてはいけないことは「日本人」とは何かということだ。
 「日本人」は日本民族であるという考え方に則ったとしても、それはそもそも弥生民族、縄文民族の混血である。そう考えると、「日本人」という血統に拘ることはあまり意味がないことが分かる。そもそも、犬じゃああるまいし、血統を意識する必要もほとんどないと思われる。
 そもそも、人々が思っている多くの「日本人」が混血である。ローラはインドの血が半分入っていて、日本人の血は1/4だが、「日本人」であろう。ドナルド・キーンは「日本人」の血が一滴も入っていないが「日本人」であろう。というか、多くの「100%純血」(ということがどういうことか、科学的には分からないが)の「日本人」より「日本人」であると思う。逆にいえば大坂なおみは「日本人」より「アメリカ人」である。国籍は「日本人」かもしれないが、3歳からアメリカに住んでいるし、英語の方が日本語よりはるかに堪能である。
 そのように考えると、「日本人」の血統のようなものと「日本人」とは違う。すなわち、地球上から消滅して困るのは「日本人」の血統のようなものではなく、ドナルド・キーンなども含む「日本人」というものであるということだ。さて、それでは、そのような「日本人」が地球上から消滅すると何が困るのであろうか。
 まず考えられるのは日本語である。日本語というのは、日本人しか使用していない言語であるため、「日本人」が消滅すると、日本語を未来に継承する役割を担う人達がいなくなる。これは人類的には損失が大きいと思われる。なぜなら、日本語はそれによる文学を長い期間、生み出してきたからである。このような言語は、それほど多くない。そのような文学は日本語を使う人がなくなると忘れ去られる可能性は大きい。これは未来の人類にとってはもったいないことだ。
 あと、日本料理や日本酒などの日本のユニークな生活文化の未来への継承者もゼロとはいわないが、相当、少なくなるであろう。
 すなわち、人類の多様性の一部を構成するグループがいなくなることによる人類の損失は大きいと思われるのだ。ただし、それらを継承するのは「日本人」の血を引き継いでいる必要性はゼロである。上記の文化を継承してくれるものが消滅するのは、いろいろと人類的観点からも損失があるが、そのような人が存在していれば構わない。それは、祖先が日本人である必要はゼロだ。ドナルド・キーンがまさに「日本人」であるというのは、そういう意味からである。
 そのように考えると、人類的には、それだけのマスが次世代にも存在し続ければ問題がなく、日本という限られた地域経済を維持するために、日本人の数を確保させようとすることは、極めて短期的な視野でものごとを捉えすぎである。そもそも、日本はヨーロッパ大陸で一番、人口が多いドイツ(ロシアを除く)と同じ国土であるのに、人口は1.5倍も多いことから分かるように、人口は国土に比して、多すぎるのだ。しかも、ドイツと違って、東京や大阪といった大都市圏に人口の偏りが甚だしい状況になっているのが問題なのだ。
 そして、日本の人口が少なくなり、エコロジカル・フットプリント的にも日本列島の国土と同じぐらいの規模(すなわち、サステイナブルであるということ)にまで落ち着けば、必然的に人口は、それ以上は減らなくなると思われる。成長曲線は一次線形ではなくロジスティック・カーブを描く。縮小曲線もロジスティック・カーブを描くと考える方が妥当である。
 ということで、地球的規模でみれば、日本の人口減少などは問題どころか、むしろ解決策であり、さらに、日本の立場から考えても、守らなくてはならないのは国民の数というよりかは、日本の言語を含む文化を次世代に継承する人達の確保ということが、国際日本文化研究センターの研究を通じて理解したことである。

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開聞岳(日本百名山53座登頂) [日本百名山]

開聞岳に登る。前泊は「民宿かいもん」に宿泊したのだが、この民宿は口コミの評判の高さ通りに素晴らしい民宿であった。まあ、その素晴らしさは、ホスピタリティと食事の美味しさにある。朝は4時30分から起きてもらい、珈琲にサンドイッチまでつくってくれていた。ちなみに、朝食はお弁当としておにぎりを3つも予めつくってもらっていたにも関わらずである。

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<登山全日に民宿かいもんから開聞岳を見る。この日は山頂が見えた>

開聞岳の登山口までは、「民宿かいもん」からも歩いて15分ぐらいかと思うが、この15分間が結構、負担になるかもしれないのでレンタカーで最寄りの駐車場まで行く。駐車場に車を駐めて出発したのは5時30分。日は昇っているが、曇っていることもあってそれほど明るくない。駐車場からは山頂が雲で覆われている開聞岳が見える。この雲がいなくなれば開聞岳山頂からは360度の大展望が得られる筈だ。淡い期待をもって登り始める。駐車場から登山口の二合目までは、まあまあ歩く。

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<登山口からは山容がはっきりと見られた。ただし、山頂は雲がかかっている>

登山口からは、亜熱帯のような森の中を歩いて行く。しばらくすると他の道との交差点に着く。ここが2.5合目だ。そこから森は鬱蒼としてきて、昼なお暗いような感じになってくる。朝が早くて曇っていることもあり、ここでヘッドランプを点ける。3合目についたのは6時。森はさらに深くなっていく。ただ、登山道は整備されていて歩きやすい。4合目についたのは6時20分。ほぼコースタイム通り。そして5合目が6時30分。ここからは海が展望でき、なかなかの景色を楽しむことができる。しかし、結果的にはここが今回の登山で唯一、楽しめた展望であった。

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<登山口からの登山道はよく整備されていて歩きやすい>

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<徐々に森が暗くなっていく。懐中電灯をとりあえず点けて進む>

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<五合目までは坂も緩やかで、木段も整備されていて極めて歩きやすい>

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<五合目からは展望が得られる。しかし、これが結果的には最後の展望であった>

6合目は6時50分。登山路はここらへんから険しくなっていき、それまでは快適であったのが、急に岩場の激しいルートになる。7合目は7時5分。そこからは太平洋が展望できる筈だが、雲の隙間に色で海が判別できるような感じ。もう、雲の傘の中に入ってしまっている。その先は、もう完全な岩場で、ストックはむしろ邪魔。今回は手袋を忘れてしまったのだが、これは大失敗である。ちょっと油断をしたら、濡れた岩に滑って右手を思い切り岩にぶつける。瞬間、手の指を骨折したかと冷や汗をかいたが、どうにか打撲だけで済んだようだ。冷却スプレーを持ってきていたので助かった。ここまで登り詰めで、自分が思っていたより足にきていたようだ。5合目を越えた後は、ほとんど急な坂道なので、筋肉は相当張っていたようだ。もう、この天候だと山頂で展望も得られないし、下山するかと思ったが、あと少しなので頑張って登り続ける。8号目は7時35分。九号目は7時50分。山頂そばの御岳神社に着いたのが8時10分。山頂は8時15分。猛烈な風が吹いていて、体感温度は相当、低い。岩場の陰で風をしのぎ、おにぎりを食べる。視界は悲しいほどゼロ。山頂にはもう一人、地元のおばさんがいた。彼女はもう何回も開聞岳には登っているそうだが、実は屋久島が見えたことはまだないそうである。意外と屋久島は、遠いことを知る。もっと、ずっと近いのかと思っていた。

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<五合目を過ぎると登山道は岩だらけになる。ストックは使えず、手袋は必須であったが、私は手袋を忘れて苦労した>

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<晴れていたら見事な海が望めたろうが、まったくそれは期待外れに終わった>

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<山頂に近づくほど岩は厳しくなる。足下に気をつけないと怪我をする。私も危ない思いをした>

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<山頂そばの御岳神社>

 展望も得られず、あと風を凌いではいても猛烈に寒くなってきたので、そそくさと下山する。8時30分には下山開始である。右手は相変わらず痛いので、丁寧にゆっくりと降りていく。9合目は8時50分。5合目は10時。5合目は行きよりもさらに展望が開け、とてもいい感じである。結局、今回の登山で得られた展望は往復の5合目のそれだけであった。ちょっと悔しい。悔しいといえば、5合目辺りから天気がどんどんとよくなったことである。思わず、登り直そうかと思ったぐらいであるが、流石にそれは右手が痛いのと、仕事が溜まっているので諦めた。登山口に戻ったのは10時50分。往復で5時間20分の登山であった。温泉は山川町の「たまてばこ温泉」に行ったのだが、これは素晴らしくよかった。露天風呂から得られる景観としては、個人的にはベストであった。ここは大のお勧めだ。ここからは開聞岳も見られるのだが、温泉から出る時(12時過ぎ)まではまだ雲が帽子のように開聞岳の山頂にちょこっと乗っていた。登り直さなくてよかったと思いつつ、鹿児島駅方面に向かった。

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<山頂はまったく視界が得られず、また激しい風が吹いていて体感温度は相当、低かった>

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<写真ではあまり分からないかもしれないが、風はなかなか激しかった>

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<五合目までに戻ってようやく展望が得られた。池田湖もみられる>

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<五合目から指宿方面を展望する>

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<登山口に戻ったら、見事な晴天になっていた>

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<ただし、山頂は相変わらず雲に覆われていた>

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<たまてばこ温泉に浸かった時点も、まだ山頂は雲に覆われていた>

登山道整備度 ★★★☆☆ (5合目までは素晴らしい。その後の岩場は険しい)
岩場度 ★★★★☆ (ストックは使えない。手袋必須)
登山道ぬかるみ度 ★☆☆☆☆ (濡れてはいるのだがぬかるみはそれほどない)
虫うっとうしい度 ★☆☆☆☆ (虫が鬱陶しいことはまったくなかった)
展望度 ★★★★☆ (本来は素晴らしい展望が得られるはず。ただ、山は木に覆われているので、登山道からの展望はそれほど得られない)
駐車場アクセス度 ★★★★☆ (駐車場から登山口までちょっとあるが、非常に多くの台数が駐められる)
トイレ充実度 ★☆☆☆☆ (登山口にあるのみ)
下山後の温泉充実度 ★★★★★ (素晴らしすぎる)
安全度 ★★☆☆☆ (低山ではあるが、岩場が多く、また崖を歩いて行くので遭難者が多いのは頷ける)

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