エドモンド・ベーコン著『Design of Cities』 [書評]
この本が発表されたのは1967年。ジェイン・ジェイコブスの痛烈な都市計画批判の著『Death of American Great Cities』が発表されたのは1962年。強烈な批判に晒され、意気消沈をしていた都市計画関係者に、その仕事の肯定的な可能性を提示することを、本書は見事、果たしている。マスタープランの最終的な形ではなく、それをつくるためのプロセス、そして、その将来像は柔軟に変容できることが重要であると述べている。最後の付け足しのブラジリア批判は、1ページにも満たないものだが、その欠陥を見事にまとめている。
本書は、ポスト・ジェイコブスの都市計画のあり方を都市計画側から提示した。こういう名著を30年間も積ん読していたことを反省しつつ、ようやく読めたことでホッとしている。
大西國太郎著『都市美の京都』 [書評]
『ベルリンを知るための52章』 [書評]
この本は浜本隆志という定年を迎えた大学教員と希代真理子というベルリン在住のフリーランスが書いているのだが、このコンビネーションがよくない。ジャズ・ギタリストとヘビー・メタルのベーシストでバンドを組ませたような感じである。浜本先生はドイツの歴史にはさすが詳しく、ワイマール共和国あたりのエッセイはなかなか勉強になるが、ベルリンとの関連性は薄い。一方の希代氏は、ベルリンの生活者からの視点でいろいろと彼女の感想文のようなものを書いているが、女優のエッセイというレベルで、著者に興味がなければ読むに値しない。これのどこがエリア・スタディなのだろうか。私もベルリンに住んでいるが、私のブログの方がまだまともなことを書いているのではないだろうか。これは著者の責任というより、この人に書かせた明石書店の問題じゃないだろうか。
あと、「増加」を「増化」とするなどの誤植があり、これは流石に編集レベルで気がつかないのは不味いだろう。私は、これまでこのエリア・スタディ・シリーズは無条件に信頼していたが、その信頼を大いに落とした本である。あと、ベルリンの内容にも異議を多く持つ。悪いけど、そんなに環境都市じゃあない。少なくとも、京都に比べてもごみの分別とかごみの処理はしていないし、街並みはごみに溢れていて汚い(といってもオランダよりはましだけど)。そして、生活排水の処理ができてないんだよねえ。ここは、本当、日本で生活していたものとしては心配になる。ドイツに長く住んでいる日本人にこの点を相談したら、「日本と違って生活排水はそのまま流すんです。ダメですよねえ」と言っていたから、希代さんも知っている筈だ。ということで、ベルリンに対して理解を促すというか、誤解を促すような本であるとも思う。まあ、読まない方がいい、というか他の本を読んだ方がベルリンを理解するうえではいいだろう。
例えば、平田達治氏の『ベルリン・歴史の旅』を読んだ方が10倍以上、というか『ベルリンを知るための52章』の読む価値はゼロに近いので、100倍以上はためになると思われる。まずは、こちらを手にすることを強く勧める。
ベルリン・歴史の旅-都市空間に刻まれた変容の歴史 (阪大リーブル025) (阪大リーブル 25)
- 作者: 平田達治
- 出版社/メーカー: 大阪大学出版会
- 発売日: 2010/10/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
エドワード・ホール『The Hidden Dimension(隠れた次元)』 [書評]
1964年に出された本であるので、いろいろと事例に関しては古いところがある。また、今だったらまずあり得ないNegroという言葉がたくさん出てきたり、日本の描写も多いのだが、1950年代の日本と現在とでは随分と違うので、そういう違和感は感じなくもない。加えて、基本、都市における人口成長が問題となっていた時代に書かれているので、「crowding」(混雑)が問題となっている。都心の衰退が問題であることを指摘しているが、コンパクト・シティが政策となっている現在の日本からすると、まさに隔世の感がする。
まあ、そういった気になる点がない訳ではないが、人が空間をどう認識するか、ということに関しては現在にもまさに通じる点であり、それに対しての人類学、生物学、心理学、社会学などに及ぶ膨大なる研究成果から考察する著者の頭脳の明晰ぶりは、唸らされるものがある。本当、もっと早く読んでおけよな、と自分を叱るような本であった。
The Hidden Dimension (Anchor Books a Doubleday Anchor Book)
- 作者: Hall, Edward T.
- 出版社/メーカー: Anchor
- 発売日: 1990/09/01
- メディア: ペーパーバック
山川出版社の『ポーランド・ウクライナ・バルト史』 [書評]
あと、内容とは関係ないが、数人の著者によって書かれているのだが、著者によってその文章の分かりやすさに大きな差がある。ここらへんが改善されると有り難い。
ポ-ランド・ウクライナ・バルト史 (世界各国史 新版 20)
- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 1998/12/15
- メディア: 単行本
岩崎芳太郎『地方を殺すのは誰か』 [書評]
『環境保全と景観創造』 [書評]
中沢新一『アースダイバー・東京の聖地』 [書評]
築地市場に関しては「仲買人」が作り出す価値をしっかりと認識しろ!という主張である。そして、その主張は極めて高い説得力を有している。私も、前からそう思っていたというところもあるが、中沢新一はその主張を膨大なる知識と情報から裏付ける。その迫力は凄まじい。
もう一方の明治神宮は内苑に関してはとても興味深く、なるほどと読ませてもらったが、外苑の方はそれほどしっくりとはこなかった。ただ、この本では建築家の伊東豊雄氏との対談があるのだが、伊東氏の建築家としての思考レベルの高さには圧倒された。彼の優れた思考を中沢氏はしっかりと対談で引き出すことに成功していると思う。
明治神宮の項を読み、改めて二回目の東京オリンピック開催は天下の愚策であったことを知る。そもそも、東京オリンピックを開催しようなどと考えるべきではなかったし、もし開催したのであれば都市開発が必要な地域、私は、それは国道16号線沿い(もしくは外郭環状道路沿い)だと思うのだが、そこに競技施設を立地すべきであったろう。リオデジャネイロはまさにそのように問題のある郊外部に競技施設を分散配置したが、そのリオデジャネイロよりも大都市である東京が「コンパクト」などというまったく訳の分からないコンセプトを打ち出し、その結果、貴重な外苑に競技場をつくるなどということになり、結果、迷走した。もちろん、その背景にはオリンピックのお金で国際競技場を作り直したい、といった思惑などもあったのだろうが、そういう細かい金銭的なことに振り回されてオリンピックをしてしまった結果、次代に残すようなものをまったくつくることができなかった。コロナということもあったが、バルセロナ以降、まったく都市を改変できなかったオリンピックは市民主体のアトランタと国家財政を破綻させるきっかけとなったアテネ以外では東京しかなかったことを我々は猛省すべきである。
そして、改めて明治神宮外苑の再開発はとんでもないことをしているな、ということを再確認する。そもそも、ここを再開発しようと東京都が考えるということ自体がおかしすぎる。都市においては、聖なる地が必要である。それは、金銭的な価値はもたらさないかもしれないが、人は金銭的な価値で生きている訳ではない。人間という生命体は金銭的なもの以外も多くを必要とし、日本人は見事な知恵で「自然の内蔵する地球的な知性」を都市の中に維持させることに成功した。その知性を破壊するような行為を民間ではなく、東京都という公共体が実施しようとするのは、これは亡国の愚策である。そういうことは前から思っていたが、本書はそういう考えを見事、テキスト化してくれている。
鈴木博之著『都市へ』「日本の近代10」 [書評]
『ル・コルビュジエと日本』鹿島出版会 [書評]
本書はル・コルビュジエの日本人の師弟である前川国男、坂倉準三、吉坂隆正を中心として、孫弟子ともいえる丹下健三の建築思想などを、槇文彦、磯崎新、藤森照信など大御所建築家、研究家が語るという内容である。本書には関連する建築の写真がいくつか掲載されているのだが、どうみてもル・コルビュジエの作品より丹下健三、前川国男、坂倉準三、吉坂隆正の作品の方が、出来がいいと思えてしまう。そして、前から思っていたのだが、ル・コルビュジエのスケッチは下手だ。というか、ヘタウマという解釈はできるかもしれないが、これをみて、おお!素晴らしいと先入観なしに思う人とかが果たしているのだろうか。私が、このスケッチを見せて、こんなの考えているんだけど、と誰かに見せたら「お前のスケッチ、下手すぎ」とディスられると思う。
何人かの報告内容を見て、磯崎新のそれを読んで、少しだけ私が共有できるようなものがあるかな、と感じた。もちろん、政治的な磯崎新であるから、私のようにストレートな批判ではないが、遠回しに、批判をしていることが読み取れる。個人的には、ル・コルビュジエが桂離宮をみた後の感想が「日本人は壁をつくることを知らない」と言ったことや、モダニズムの建築を非常に勉強していたことなど(すなわち、それほどオリジナルな考えではないこと)に興味を引かれた。
ベルリンにいると、ブルーノ・タウトやグロピウスに比べてル・コルビジェの存在感が恐ろしく低い。これは、おそらく日本が欧州の近代建築を輸入する時、前者のモダニズム的なものも含めて、ル・コルビュジエが代表してしまったことがあるのかな、と考えたりもする。
まあ、これを読んだ人は、また物を知らない馬鹿が適当なことを述べている、と思われるかもしれないが、そういう人は、家のそばの丘にラ・トゥーレットができたら、素晴らしい建築作品が出来て嬉しいと思うのだろうか。サグラダ・ファミリア、エルプフィルハーモニー、シドニーのオペラハウスなどの建築の名作と、それとはまったく違うと思うのは、私が無知だからであろうか。いちおう、釈明としては無知だという前提のもと、勉強は続けています。
パサージュ論 第一巻 [書評]
『論文の書き方マニュアル』 [書評]
本書はそのような論文を執筆する技術をマニュアル的に整理したもので大変参考になる。論文をこれから書こうと思っている学生には極めて有用な本ではないかと思われる。
論文の書き方マニュアル--ステップ式リサーチ戦略のすすめ 新版 (有斐閣アルマ)
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2014/10/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
『フィンランドを知るための44章』 [書評]
フィンランドを知るための44章 エリア・スタディーズ (エリア・スタディーズ 69)
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2008/07/01
- メディア: 単行本
『バックミンスター・フラーの世界』 [書評]
さて、そして内容であるが、改めてバックミンスター・フラーの思想の根底にあるのは「サステイナブル・デザイン」であることを知る。まあ、そもそも「宇宙船地球号」というコンセプトを出した人だから、今のSDGの源流となるような人であるから当然なのだろうが。さて、その割には、SDGsと声高に叫ぶ人達の主張に、全然、バックミンスター・フラー的なコンテクストを感じられないのはなぜか。おそらく二つの理由がある。一つは、勉強不足で知らないだけ、ということ。もう一つは、本気でフラーの考えに従って行動していくと、既得権益などもぶっ飛ぶような大きな変革が必要となるから。でも、これだけ行き詰まってしまい、真っ直ぐ進むことがまったく正解ではないことが明らかになった今、バックミンスター・フラーを再び学ぶ意義はあるのじゃないかな。ということを本書を読み終わって強く思った。
バックミンスター・フラーの世界―21世紀エコロジー・デザインへの先駆
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2001/11/15
- メディア: ペーパーバック
寺沢武一『コブラ』 [書評]
私はもちろん、これらの作品に多くの感銘を覚えたものであるが、その中でも今なお読んでいて興奮のようなものを覚えるのは寺沢武一の『コブラ』である。その壮大なる宇宙観がとてつもない魅力であるが、画力が人間の能力を超えるようなレベルにあり、その味方、敵方、地球人、宇宙人、動物、植物を含むキャラクターのデザインが素晴らしいのも魅力である。『コブラ』はアメリカン・コミック風のコマ割りとなっており、また、登場する女性陣は『バーバレラ』でのジェーン・フォンダ風であったりと、またスタートレックやスターウォーズからの影響もあるとは思われるが、前述した『コブラ』のキャラクター・デザインに比べると、スターウォーズやスタートレックなどのキャラは幼稚で洗練されていないものに思えてしまう。私は、あまりスターウォーズが好きでないのだが、それは『コブラ』や円谷プロの影響があると思われる。これらの作品の宇宙人に比べると、スターウォーズの宇宙人とかが格好悪すぎるからだ。同じことはアベンジャー・シリーズにも言える。『コブラ』はそういう意味で宇宙ファンタジーものとしては、世界一のレベルにもあるのではないかと思ったりする。
さて、もう一つ『コブラ』の特徴としては、そのアーカイブがしっかりと系統だって整理されていないことである。これは、連載していた雑誌が変わったりしたこともある。少年ジャンプにて掲載されていた作品は全て12巻からなる復刻版にて読むことができる。それ以外の作品はフルカラー・フルCGコミックにてある程度、補塡されるが、全てではない。とても残念なことである。
あと、私も知らなかったのだが、『コブラ』の作者である寺沢武一は今年の9月8日、68歳で亡くなられた。是非とも、寺沢武一作品全集などを刊行していただき、コブラのアーカイブがしっかりしていない点なども整理していただければ大変有り難い。
COBRA vol.1 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.2 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.3 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.4 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.5 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.6 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.7 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.8 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.9 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/12/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.10 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/12/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.11 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/12/01
- メディア: Kindle版
COBRA vol.12 COBRA THE SPACE PIRATE
- 作者: 寺沢武一
- 出版社/メーカー: アールテクニカ
- 発売日: 2014/12/01
- メディア: Kindle版
一条ゆかり『有閑倶楽部』 [書評]
これが連載されていたバブルの頃の世相も反映させており、バブルならではのハチャメチャさは、これからバブル時代を考証するうえでも役立つような内容であろう。バブル時代は、皆、この主人公たちのようなライフスタイルを送りたかったのではないだろうか。楽しく、信頼できる仲間たちと、数々のチャレンジを知恵と勇気と優しさで克服していく。
個人的に気になるのは、ちょっと面食い的価値観が絶対視されていること。しかし、これは当時の時代の空気であって、今の時代では受け入れにくいような、ちょっと記号消費的な価値観がバブル時代を覆っていたのだな、ということを逆に伝えてくれる。こういう漫画が描かれた時代に生きていたことをちょっと嬉しく思わせるような肯定的な気分にさせてくれる、愉快痛快な作品である。
有閑倶楽部 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 2 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 4 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 5 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 6 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 7 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 8 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 9 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 10 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 11 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 12 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 13 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 14 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 15 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
有閑倶楽部 16 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: Kindle版
渡辺克義『物語ポーランドの歴史』 [書評]
物語 ポーランドの歴史 - 東欧の「大国」の苦難と再生 (中公新書)
- 作者: 渡辺 克義
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/07/19
- メディア: 新書
乾正雄『夜は暗くてはいけないか』 [書評]
前田愛『都市空間のなかの文学』 [書評]
『石の花』 [書評]
川喜田二郎『発想法』 [書評]
一条ゆかり『プライド』 [書評]
一条ゆかり『デザイナー』 [書評]
デザイナー 前編 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/09/01
- メディア: Kindle版
デザイナー 後編 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/09/01
- メディア: Kindle版
Herbert Gans 『Urban Villagers』 [書評]
ミドル・クラスの価値観でローワー・クラスを見るな。アメリカにおいて市民参加を実践する人たちで、しっかりとした考え方を持っているのは、この本から多くを学んでいるからなんだな、ということに改めて気づく。
コミュニティの見方、そして、それを探るための方法論などを含めて、必読本である。って、自分がこれまで読まなかったのに必読と書くのは、自分のことを棚に上げていて恐縮ではあるが。ある意味、ジェイコブスの悪筆の『The Death and Life of Great American Cities』より、はるかにためになるかと思われる。直感でのジェイコブスとしっかりしたフィールドワークの技法を習得しているガンズとの違いということもあるかもしれない。ジェイコブスはなるほどと頷かせるが、ガンズの本書は、しっかりと住民達の実像と政策のズレとが存在することを学ばせてくれる。また、幾つかの章の後に「追伸」という形で、その後の状況も加筆しているのだが、これが非常にためになる。加えて、方法論についても解説してくれているので、都市社会学を勉強する人たちにとっては重要な知見を与えてくれる。
鈴木秀夫著『風土の構造』 [書評]
寺沢武一『ゴクウ』 [書評]
James Kunstler『Home from Nowhere』 [書評]
ちなみに最近になってKunstlerはトランプ支持者になり、コロナのワクチンも陰謀説を訴えたりするようになっている。この本の著者とは思えないような宗旨替えであろう。なぜなら、トランプこそKunstlerが糾弾するデベロッパーの代表格であり、なんで、そういうことが分からないのか不思議である。この本の最後では、生きていることを十二分に楽しんで、この世に生まれたことを感謝するような人生を送りたいのだ、と述べていたのだが、何があったのか、と思わずにはいられない。というか、人生、なかなか厳しいものがあるのだな、と改めて思わせられる。
ケンジ・ステファン・スズキ著『デンマークという国:自然エネルギー先進国』 [書評]
デンマークという国 自然エネルギー先進国―「風のがっこう」からのレポート
- 作者: ケンジステファンスズキ
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 単行本
「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式 [書評]
増補改訂版 空室率40%時代を生き抜く! 「利益最大化」を実現するアパート経営の方程式
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2021/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
中川理『風景学』 [書評]
風景学 -風景と景観をめぐる歴史と現在- (造形ライブラリー 06)
- 作者: 中川 理
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: 単行本