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早川由紀夫教授を徹底的に支援したい [原発問題]

群馬大学の早川由紀夫教授が学長から訓告処分を受けた。早川由紀夫教授は、原発の事故後、いち早く、火山学者の知識、技術を用いて汚染マップを作成した。文科省が発表するずっと前に、早川教授がつくった汚染マップによって、我々、東日本に住む人達は、リスクを把握することができたのである。とてつもなく有り難いことである。

早川教授は、以前、火山が噴火した時、そのリスクをいち早く理解していたにも関わらず、その危険を伝える術を持たず、みすみす47人の死者を出してしまったことを非常に悔いている。

今回のフクシマ原発の事故が起きた時は、ツイッターという伝達ツールを有していた。したがって、彼が理解したリスクをツイッターを通じて、人々に周知してくれた。この専門家が発信する情報によって、放射能のリスクも分からず、五里霧中にいた我々がどれほど救われたであろうか。

また、彼はそのリスクを広く周知してもらうために、過激な発言を繰り返した。しかし、その中で、「放射能まみれの農作物をつくるのは、毒をつくるようなものだ」と福島の農民を批判したことが不味かった。そのように批判したくなる気持ちは分からないでもないが、福島の農家の人達は、現実のリスクを過小評価したかったのであろう。そして、リスクを過小評価したい気持ちは、不都合な真実を無視することに通じ、思わず例年のように農作物をつくってしまったのである。人間は弱い。私は福島の農民が確信犯的に補償金目当てで農作物をつくったとは思えないのである。自分の生きていく地盤が崩壊してしまった時、その危機を逆手に取れるほど計算高い人は滅多にいないし、おそらく、そういう人であったら福島で農家をしていないと思う。自然を相手にする仕事をしている人は、そんな小賢しい計算をしないで、もっと堂々と仕事をしているように私は思うのである。

しかし、この行き過ぎた発言によって、彼のこれまでの多大なる貢献がチャラになるようなことは決してない。前述した発言も、ちょっと配慮が不足してはいるが、間違っている訳ではない。とはいえ、原発推進派に都合が悪い彼の存在を抹消したい人達やマスメディアは、彼のバッシングを始めている。これらマスメディアに惑わされてはならない。私はここに、早川由紀夫教授を徹底的に支援することを勝手に宣言する。

彼の11月8日の公開授業が動画でみられる。
http://savechild.net/archives/12082.html

とても参考になる。関心のある人は見てもらいたい。

私がもっとも共感したのは、次の意見である。
「これまで、こんなような国だとは思っていなかった」

私もまさにそのような思いを持っている。この国がここまで国民を馬鹿にして、将来のことも考えられない人達に牛耳られた国であるとは思っていなかった。お人好しも甚だしい。あと、話は変わるが、これだけの講義をしていても寝る学生がいるのは、群馬大学もだらしがない。先日、飯舘村の元農家の人に講義をしてもらった時は、明学の学生も、最初はあくびとかしていたが、フクシマ原発の話になったら、皆、聞き入っていた。まあ、早川教授の緊迫した講義内容でも寝られるような呑気な学生がいるので、東電や経産省も図に乗って人々を舐めまくって、原発から手を引かないのであろうなあ。しかし、その結果、教授ではなく、学生の方が遙かに被害を被るのだけれども。

タグ:早川由紀夫
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