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ベルリンがなぜダメなのか [ドイツ便り]

ベルリンは驚くほど市役所の事務手続きが出来ない。私は以前、デュッセルドルフに住んでいたことがあるのだが、そこと比較しても恐ろしく業務がこなせていない。ということで、これは国の違いではなく、何かベルリンには特有の事情があると思われる。
その点を知り合いの現地の人に聞いたら、それはあるあるであった。ベルリンは第二次世界大戦後、二つの都市に分離された。ベルリンはドイツ最大の都市ではあるが、実際はまったく交流もなかった都市をいきなり1990年にがっちゃんこして、一つの都市になりなさいみたいにしたような都市だ。まったく縁もなかった男女がいきなり、結婚して、しっかりと家庭を築きなさい、と言われたようなものだ。しかも、社会制度も法制度も価値観まで違っていたのだから、そりゃ、上手くいくと思う方がおかしい。しかも、ちょっと前までは感情的には敵対さえしていたのだ。
さて、ベルリンが統一した時、そのイニシチアブを取ったのは西ベルリンであった。というか、ドイツの再統一は基本、旧東ドイツの旧西ドイツ化なので、当然、ベルリンでも旧西ベルリンの考え方が広められた。さて、ここで旧西ベルリンがしっかりとしていれば、まあそれでも多少は、今ほどベルリンは酷くならなかったかもしれない。しかし、問題は旧西ベルリンも超絶、ダメダメだったのだ。これは、どうしてかというと、もう旧西ベルリンは存在すればいいだけであったので、存在するためには、西側はどんどん空輸で物や富を運んだし、どんなに仕事ができなくても、それが糾弾されることはなかった。それは、存在さえすればそれが価値になったからである。地図上にあればいい。そういう状況に45年間いたら、それはどんなにしっかりとしていた人でも、組織でも骨抜きになるだろう。それは、ある意味で社会主義よりも競争社会ではなかったのだ。
したがって、ベルリンは、建前上は資本主義になったのだが、資本主義的に活動していた人はそれまで東はもちろん西にもいなかったのである。顧客サービスの意識があまりないのはドイツ全般に言えることではあるが、それでもベルリンは酷すぎると憤怒していたが、それは、ベルリンは別にそんなことをしなくても生き延びられたのだ。まさに、天から物が降ってきた都市だったので、人にペコペコする理由や愛想を振りまく理由がなかったのである。うむ、そう考えると納得だ。ただ、逆にそのようなサービスのニーズがないかというと、ある。市場経済のロジックがしっかりと機能すれば、徐々にベルリンもよくなっていく可能性がない訳ではない。ただ、役所は相当、厳しいであろう。ベルリンの市役所がなぜ事務ができないかは、もう歴史的な要因に根付いているからだ。実際、ドイツでもなぜベルリンの市役所が仕事をできないか、の研究なども為されているようだ。ちょっと、文化人類学的にも面白いテーマだと思う。余裕があったら読んでみたいものである。

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ドイツ鉄道がまたまたストに突入 [ドイツ便り]

ドイツ鉄道が今週の水曜日から月曜日まで6日間のストに入った。10月にドイツに来てから3度目か4度目のストライキで、またかよ、という気分である。基本的に労働組合が求めているのは賃上げと労働時間の削減である。さて、私個人は、自宅からオフィスのある大学までは地下鉄で通っており、地下鉄はベルリン市が運営しているので、ドイツ鉄道とのストとは関係ないのでまったく影響は受けない。いや、地下鉄が混むので、そういう意味では多少は影響を受けるが大きな支障はない。さらにドイツは鉄道を上下分離しているので、ドイツ鉄道は走ってはいないが、ODEG(東ドイツ鉄道)が運行しているので、このODEGが走っている沿線に住んでいる人は、それほど不便は被らない。ちなみに、これは2002年に二つの会社の出資によって創業され、ベルリン、ブランデンブルク、メクレンブルクフォアポンメルン、ザクソン、ザクソン・アンハルトといったチューリンゲン州を除いた旧東ドイツの州を11路線で鉄道サービスを提供している会社である。
そういう意味では、穴だらけのストライキである。もちろん、今回のストライキはドイツ全土で行っているので、都市間移動とかには大きな影響を及ぼすだろうし、物流にも大きな影響を与えるであろう。とはいえ、それは独占的な事業ではないので、トラック輸送が代替するだけなんじゃないの、と思ったりする。つまり、ストライキをやることの効果がそれほど期待できないのだ。
 ついでにいうと、ドイツ鉄道の社員がしっかりと働いているか、というと全然、そう思わない。鉄道の窓口とかのサービスも恐ろしく酷いし、最近では大雪で鉄道が途中で運行中止になって客が車内に閉じ込まれてことがあったが、運転手は勤務時間がオーバーしたから、勝手に客と列車を置いて帰宅したという事件もあった。こういうことを繰り返していると、客の鉄道離れをただ促すだけで、結果的には自分達の首を絞めることになるのではないだろうか。
 ストライキをする権利は私は広く認めるべきだろう、と思ったりするが、それは代替サービスがないという条件でやらないと効果はないと思う。特に、経営者を困らせるのではなく、利用者を困らせるだけであるなら、旅客は自家用車、貨物はトラックを使うことに繋がるだけなのではないだろうか。そうそう、あと私が経営者だったら、賃金を上げる分は自動運転の開発費に回すであろう。ドイツ鉄道の運転手は、いかに自動運転に対抗できる技術や能力を開発するかに力を注いだ方がいいと思う。


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ドイツの銀行口座が開設できない [ドイツ便り]

ドイツの銀行口座を開設しようと思い、市民向け銀行のシュパルカッセに連絡すると、12月8日にアポを1月16日に取ってくれた。それより早くは無理だ、というので口座開設に一ヶ月以上もかかるのはどうかな、とも思ったが、とりあえずアポの日まで待っていた。そして、アポの前日にメイルで予約の確認をしようとしたら、「メイル・アドレスは無効」みたいな返事が来て、嫌な予感がしたがとりあえず予約の時間に銀行に行った。
 すると、担当者はもう当行にはいない、とけんもほろろに言われる。「いやいやいや、おかしいでしょう、連絡も無しで」と食い下がると、じゃあ、私が対応すると言っておばさんが対応してくれた。さて、しかし「ビザを出せ」と言われたので、「いや、ビザは申請しているのだけどまだ出ていない」と言うと、「それじゃあ、ダメだね」とのこと。ビザはもう11月に申請していて、本来ならもう発行されている筈なんだけど、といって申請して、それを当局が受け取ったメイルを見せても「ダメ」の一押し。
 そこでだんだん、私も腹が立ってきて、「銀行は経済にとって血液のようなものだろう。血液が巡らなかったら、誰が酸素を運ぶんだ。俺が酸素だ」と言ったら、相手はポカンとしていた。そこで、「そもそも一ヶ月もアポが取れずに、そのアポがキャンセルされたのに連絡しないのはおかしいだろう」とダメ出しをしていた。しかし、おばさんは、だんまりを決め込んだので、そのまま席を立った。
 ちなみに、その後、ビザを受け取る日が決まったので当局から連絡が来たが、その際、発行料は銀行口座からの引き落とししか認めない、という注意事項が書かれていた。いや、本当にドイツあるあるだが、もう発狂しそうになる。しょうがないので、オンライン銀行のN26で口座をつくろうとしたが、これも滞在許可証がないとダメと言われる。ネットの情報とも違うな。いや、やってられないなとも思うが、キレたら負けなので我慢、我慢。とはいえ、私は日本の銀行からドイツの家賃とかを海外送金でできるからいいけど、そういうのが出来ない学生とかは本当、堪らないだろう。というか、生きていくのに弊害が生じるぐらいの問題だと思う。

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ドイツのスキー場 [ドイツ便り]

ドイツはスキー場がそれほど充実していないような気がする。とはいえ、アルプス山脈にちょびっと国土はかかっているので、検索をしてみた。検索条件は滑走距離が20キロメートルである。そして最高地点の標高が1500メートル、標高差700メートル以上にした。そうすると、全ドイツでこれらの条件を満たすスキー場は次の通りであることが判明した。すべてバイエルン州にある。
1) Reit im Winkel 標高差1120メートル、最高地点1860メートル、リフト数14、滑走距離42km
2) Oberstdorf 標高差1047メートル、最高地点1967メートル、リフト数14、滑走距離34km
3) Garmisch-Classic 標高差1310メートル、最高地点2050メートル、リフト数18、滑走距離40km
4) Sudelfeld 標高差712メートル、最高地点1563メートル、リフト数13、滑走距離31km
5) Brauneck 標高差1012メートル、最高地点1712メートル、リフト数15、滑走距離31km
6) Zugspitze 標高差720メートル、最高地点2720メートル、リフト数10、滑走距離20km

このように捉えると、標高地点が圧倒的に高いZugspitzeが傑出して素晴らしく、それに次ぐのはGarmisch-Classic であることが分かる。この二つには既に滑ったことがあるので、あと行くべきところはReit Im WinkelとOberstdorfかなと思うが、これらは交通の便が悪い。Reit Im Winkelはそもそも鉄道駅が近くにないのでバスで行かなくてはならない。Oberstdorfは鉄道でも行けるが、ミュンヘンからでも2時間30分以上かかり、その間にビジネス・ホテルがあるようなサイズの都市もほとんどない。そう考えると、Brauneckは鉄道にミュンヘンから1時間ちょっとでいけるので勝手がいい。
ちなみに日本のスキー場の標高差はトップがかぐらで1225メートル。1000メートル以上あるのは5つしかない。うむ、あと滑走距離だと最高が野沢温泉の10km、私が好きな白馬八方でも8kmしかない。それと標高を考えると、もしかしてドイツのスキー場の方が日本のスキー場より、全然、優れている?というか、Zugspitzeの滑走距離20kmって本当かな。

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ベルリンの人達は満員電車に乗らないでやり過ごす [ドイツ便り]

ドイツ鉄道がストライキをしている。つい最近もストライキをしていたので、本当、ストライキが好きだな、と思う。ベルリンでは地下鉄や郊外鉄道はベルリン市が運営しているので、それらは走っている。私は通勤先の大学までは地下鉄で通っているので、ストライキの影響はない。と、いいたいところだが余波は受けている。というのは、地下鉄が混むからだ。東京のラッシュアワーとまではいかないが、山手線ぐらいの混み具合である。
さて、比較的混んだ地下鉄がホームに入ってきた。日本だったら押して入る。しかし、ここはドイツ だ。どうしようかな、と思っていたらホームで列車を待っている客は誰も乗らない。私も特に急いでいる訳ではないので、乗らずに次の列車を待った。5分後に次の列車が来たのだが、これも同じぐらい混んでいた。またまた誰も乗らない。私もこれは乗れないな、と思い、またやり過ごした。次の列車は比較的空いていたので乗れたが、そうなんだ、満員電車はドイツ人は乗れないんだ、ということに気づいた。まあ、日本とかだと平気で押して入れるが、これってよく考えたら相手を不快にする行為だよね。
しかし、こういうことが出来ないからベルリンの地下鉄は赤字なんですよね。というか、日本の公共交通の一部が黒字なのは、この世界的にも異常な満員電車で列車を走らせているという事実。本当、いい加減に気づいて欲しいですね。

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ドイツ人は鉄道車内でのマナーが悪い [ドイツ便り]

日々、通勤で地下鉄を利用している。自動車を持っていないので、どこに行くにもほぼ鉄道だ。そこで気になるのは、ドイツ人(といってもドイツに住んでいる人ということで移民の人なども含まれている)の車内でのマナーがよくないことだ。三浦展氏が『下流社会』で女子学生が地下鉄でおにぎりを食べていることを嘆いており「下流現象」だというようなことを書いていたが、そういう意味ではドイツ人の多くは下流であろう。よく車内で食べているうら若き女性がいる。立ち食いしている20代ぐらいの女性もいる。それが、ドーナッツだったらいいが、中華料理風のやきそばみたいなパスタだったりする。フォークを使って食べていたりもするのだ。それと、携帯電話で話をする人も多い。中には周りを配慮していてしゃべる人もいるが、まったく傍若無人で大声で話す人も多い。これに関しては、サンプルが少ないがドイツ語より中国語の方が大声で耳障りに聞こえる場合が多いような気がするが。あと、これは女性よりも圧倒的に男性が多いが、ビールを地下鉄とかでも呑む。ちょっと臭いとかが気になる。あと、車内に飲み残しのコーヒーがこぼれていたりもする。とにかく、鉄道車内のマナーの悪さ、という観点からだと日本よりドイツの方がずっと悪い気がする。

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ドイツの物価(3)2024年1月6日 [ドイツ便り]

以前、ドイツの物価に関して、私が買物をしたものの価格を記したことがある。二ヶ月ほど前のブログと三日ほど前のブログである。
https://urban-diary.blog.ss-blog.jp/2023-11-16
https://urban-diary.blog.ss-blog.jp/2023-01-05

その続きとして11月にも記録したビオ系のスーパーで買い物をしたときのレシートを見ながら、前回では記さなかった物品に関して、その金額をここに記録しておきたいと思う。

・りんご:1キログラムあたり5.99ユーロで、比較的小さな林檎二つだったので一個1.31ユーロ。
・スパゲッティ:500グラムの一袋が1.59ユーロ
・コーンチップス:1袋が1.69ユーロ
・グラノラ:400グラムの一袋が5.49 ユーロ
・ゴーダチーズ:1キログラムあたり44.9ユーロで、0.096グラムを購入したので4.31ユーロ。
・赤カブ:1キログラムあたり9.90ユーロで、0.116グラム(一蕪)を購入したので1.15ユーロ。
・トマト:1キログラムあたり2.99ユーロで、0.096グラムを購入したので0.35ユーロ。
・ヨーグルト:1.69ユーロ
・さくらんぼの瓶詰め:2.29ユーロ
・瓶詰めのコルニション:2.59ユーロ
・マンゴ:1キログラムあたり7.90ユーロで、0.522グラム(1個)を購入したので4.12ユーロ。(ちなみにこのマンゴは日本のとは比べものにならないほど美味しくなかった)
・ニンジン:1キログラムあたり2.49ユーロで、0.140グラムを購入したので0.35ユーロ。
・西洋ネギ:1キログラムあたり5.99ユーロで、0.162グラムを購入したので0.97ユーロ。
・カリフラワー:一株4.99ユーロ(ただ、このカリフラワーは美味しかった)
・タマネギ:1キログラムあたり2.99ユーロで、0.104グラム(一個)を購入したので0.31ユーロ。
・キュウリ:1本2.29ユーロ(ただし、日本のキュウリとは比べもににならないほど太くて大きい)
・ジャガイモ:1キログラムあたり2.99ユーロで、0.582グラム(5個)を購入したので1.74ユーロ。
・キャベツ:1キログラムあたり2.99ユーロで、1.484グラム(1個)を購入したので4.44ユーロ。

みたいな感じです。改めてビオのスーパーということはありますが、それでも野菜はドイツが日本より安いということはないですね。EUで安い野菜がスペインとかから輸入できてもこの値段、というのはちょっと驚きです。

タグ:ドイツ 物価
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ドイツの物価(2)2024年1月6日 [ドイツ便り]

以前、ドイツの物価に関して、私が買物をしたものの価格を記したことがある。二ヶ月ほど前のブログである。
https://urban-diary.blog.ss-blog.jp/2023-11-16

その続きとして前回書かなかったもので幾つか書いてみたい。
まず文房具屋。

・クリアファイルが一枚79セント。
・紙のフォルダー(20枚ぐらいが入るようなもの) 9ユーロ。

文房具は流石、日本の方が安くて優れているのはおそらく論を俟たないであろう。

そして、次は肉屋。

・レーバーペースト:1キログラム当たり40.40ユーロで0.05kg購入ということで2.10ユーロ。(随分、少ないようだが、パンに塗って食べるとパン6切れはこれで十分いける)。
・セラノハム(生ハム):1キログラム当たり41.82ユーロで0.098kg購入ということで4.10ユーロ。これも少ないイメージだがパンにはさんで食べると4食はこれでいける。
・ソーセージ(ウィーナー・ソーセージで結構長くて大きい)一本1.49ユーロ。
・白ソーセージ:1キログラム当たり18.90ユーロで0.142kg購入ということで2.68ユーロ。
・ドイツ風のハム:1キログラム当たり29.90ユーロで0.116kg購入ということで3.47ユーロ。
・ワイルドサラミ:1キログラム当たり23.90ユーロで0.144kg購入ということで3.44ユーロ。
日本の肉屋だと100グラム単位のところがこちらは1キロで表示しているのが何ともいえず豪快だが、やはり肉は円安であっても日本より安いと思う。あと、味はいい。

また、これまで報告してないものを購入したら記録としてアップしたいと思う

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ベルリンの日本マーケットを訪れる [ドイツ便り]

 ベルリンのアレキサンダー広場に日本食等を販売している日本マーケットがあるというので、初めてそこを訪れる。店内はそれほど広くなく、それより、陳列の仕方が洗練されていない。倉庫に入っているような気分にさえなる。ただ、モノは、確かにこれがあるとドイツの生活が便利になるよな、というかは、ドイツの不便な生活を改善させてくれるようなもの、そして、これは確かにドイツでは買えないな、という食品が売っていた。具体的には、前者だとサランラップ、包丁、箸などであり、後者はインスタント・ラーメン、冷凍うどん、冷凍そば、コーンの缶詰、フルーツポンチの缶詰、アイス大福、餃子の皮、カルピス、キューピーマヨネーズ、ワサビやにんにくのチューブ、焼き肉のタレ、純米酒、ポン酢、みりん、日本の炭酸飲料などである。あと、日本酒は結構、それなりに揃えてあったのは驚きであった。それ以外にも白ネギや魚(マグロやいくら、季節柄数の子など)や焼き肉用の肉なども置いてあったし、出来合いの寿司なども冷蔵庫に入っていた。
 日本に戻れたら買おうとリストアップをしたものがあったのだが、そのうちの重要なサランラップがここで手に入ったのは本当に有り難い。さて、ただ、ポイントは値段である。カルピスも購入しようとしたが日本円換算したら1000円を超えた。ということで、結局、それほど買わなかったのであるが、買ったものの値段は手元にレシートがあるので公開したいと思う。(換算レートは1ユーロ=156円)
・味噌ラーメン(日新のラ王:5個入りパック)10.40ユーロ(1620円)
・サランラップ(22cm)5.90 ユーロ(920円)
・キューピーマヨネーズ(500g)5.99ユーロ(934円)
・わさびチューブ(43g)2.7ユーロ(421円)

ラ王の5食パックは定価で680円。スーパーとかではもっと安いだろうから3倍弱ぐらいの値段か。サランラップは403円なので2倍ちょっとである。ということでおおよそ2倍〜3倍ぐらいの価格設定というところだろうか。日本酒は伯楽星とか作とか、結構、美味しいという評判のものも揃えていたが、一本50ユーロ弱ぐらいであった。これだと8000円近くになる。流石に高い。これらは4倍ぐらいの値段ではないか。ただ、日本酒は航空便で1600円ぐらいのものを送ったら、税金で1万円近く取られた。そういうことを考えると、手荷物以外で送るぐらいであれば、こちらで買った方がいいとは思う。
 確かに日本の値段と比較すると高いが、じゃあ、ドイツで買えるかというと買えない(サランラップなど)が揃えているという点では有り難いお店である。あと、コーン缶とかも確かにドイツでは見かけないので、こういうのも実は有り難いのかもしれない。

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ニュルンベルクでレンタカーをしようとして、とんでもない目に遭う [ドイツ便り]

ドイツのニュルンベルクでレンタカーをすることにした。それで、その前日、レンタカーの予約をネットでした。ヨーロッパレンタカーだ。てっきり、駅に営業所があると思っていたら無いことが分かった。10時にピックアップしろ、とメイルに書いていて、その場所は駅前の道路だ。これは道路で拾うということか、と思い10分前から待っていたのだが時間になってもなかなか現れない。それっぽい車に声がけしたりしたが、変な奴扱いされたりした(当たり前か)。
 それでしょうがなくカスタマーセンターに電話をしたのだが、駅の駐車場に行くと箱があって、そこから鍵を取れ、と言われる。それで、駐車場に行くとそのような箱は一切見つからない。そこでまたかけると、ここに電話しろ、と言われて電話をしたらそれはハンブルクのカスタマー・センターで「なんでニュルンベルクのことでハンブルクに電話してくるんだ」、と逆ギレされた。また、電話をすると、こんどは「地元の事務所に転送するから」と言われたが、案の定、転送した電話先は「ただいま、混み合っているので電話は取れません」攻撃であった。次に電話をすると、「ドイツ鉄道の窓口で取ってこい」と言われる。なんでドイツ鉄道なのか、そういう契約を結んでいるのかと思って、ドイツ鉄道の窓口で並ぶと「そんなことする訳ないだろう」みたいなことを言ってくる。ヨーロッパカーのカスタマーセンターに連絡しろ、と言われたので、何回もしてるんだけど、と言って、代わりに電話に出てくれ、とお願いしたのだが断られた。次に電話をすると、どうも私の電話番号が分かっているらしく、全然、出ない。
 こちらもここで負けたらと5分ぐらい踏ん張ったら、ようやく出てきた。もうこの時点で、ニュルンベルクのカスタマーセンター内では私のことが情報共有されているようだ。ドイツ鉄道はダメだと言ったよ、と伝えると、「普通の窓口に行くからダメなんだ、ラウンジに行け」と言われる。そうか、と思ってラウンジに行くと「ここはそういうことはしてないのよ。昨日も同じことを言ってきた客がいた」と言うので「その客はどうしたのか」と尋ねると、知らないと答えた。次に電話をして「もう、キャンセルしてくれ」と言うと「予約した時間の10時を過ぎたから出来ない」と言われる。そして、勝手にきられた。ここで負けたら、下手したら7万円ぐらいの損失だ、と思って再びかけたら「どうも行き違いがあったようで、現地の事務所が空き車があるか探してから連絡する」と言ってきたので「俺が事務所に行く」と言って、住所を聞いて、トラムにとことこ乗って事務所に行く。事務所に行くと、ようやくまともに会話できるおじさんがいた。ただ、おじさんは車は全部出ていて貸せない、と言う。ネットでは予約できていたのに、何だと思ったが、もう怒る気力はなくなっている。空港に行けばあるかも、と言われたが、あまりにも馬鹿らしいので、もう列車でミュンヘンに向かうことにした。お金は一切、取られることはない、ということは確認できたので(まだ油断はできないが)、むしろそれでホッとしている自分がいる。少なくともヨーロッパカーで借りずにすんでラッキーぐらいの気持ちになっている。まあ、ヨーロッパカーを予約するという失敗をしたので、その尻拭いをさせられた、という感じだろうか。ぼったくりバーに入ってしまったので、その店から出るのもそれなりに頑張らないと、さらに酷い目に遭うからな。ヨーロッパカー、ほとんどぼったくりバーのレベルである。確かにグーグルでのニュルンベルクの評価も1.7と驚くほど低かったからな。まあ、私だったら0.1点をつける気にもならないけど。それにしても、なんでこんなビジネスが成り立つ国より日本は経済力が劣っているのか。何か根本的に間違っているようにしか思えない。それにしても2時間30分の損失は痛い、痛すぎる。
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ドイツで押し売りに入られる [ドイツ便り]

部屋の呼び鈴が鳴った。これはギター練習へのクレイムか、と身構えて出ると、ネットのルーター営業だった。金髪のいかにもドイツ人らしい長身でガタイのよい若者だった。ちょっとルーターは必要かもと思ったら、部屋に入っていいか?と言うのでいいよ、と言って入れると、いきなり「ここに座るよ」と言ってベッドに座った。確かに座るところはないけど、なかなか大胆である。どうもアパート共有のインターネットの機械を更新するので、ついでにこれまで契約をしていなかった私のようなテナントには営業をかけているみたいだ。この若者は非常にコミュニケーション能力があって、ちょっと怪しいぐらいであったが、まあ、確かにルーターはあると便利なので、渡りに船ぐらいの気分であった。
そして、いろいろ手続きしていたのだが、銀行口座番号を教えて、というところで躓いて、まだないんだけど、と言うと、俺がネットで15分でつくってやる、と言ってくる。いやいやいや、1月に銀行とアポが取れているので、と言うと、なんでそんなに遅いんだ、と聞く。いや、ドイツはそんなもんでしょう、と言うと、確かにあんたのせいじゃないよね、みたいな感じでまた口座が出来たら来るといって帰っていった。凄い積極的な営業だ。ただし、部屋に入れた自分もちょっと驚きだけど。日本だとまずしないな。あと、気になったのは腕時計がおそらくロレックスだったことである。相当の営業マンのような気がするが、営業マンはロレックスしない方が成績はより上がるだろうに、とは思ったりした。

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ドイツでサービスが悪いのは、無駄な消費をするな、という心優しいメッセージではないか、という仮説 [ドイツ便り]

ドイツで生活していてつくづく思うのは、サービスがメチャクチャ悪い、というかサービスという概念がこの国には皆無なのではないかということである。先日もクリスマス・ツリーのオーナメントを買おうと移動式の展示棚を眺めていたら、店員が横に動かして見えないようにする。どうも、ちょっと床のごみを掃除したかったらしい。仕方がないので、その動かされた展示棚のところに行って再び眺めたら、ほぼその直後に元の場所に戻した。もちろん、私の存在は100%認識している。喧嘩を売っているのか、とさえ思ったが、まさか客に喧嘩を売るような非建設的なことはしないだろう。
そこで、ハッと気づいたのである。これは、私のような中年をも超えて老年にさしかかったようなじじいが、こんなクリスマス・ツリーのオーナメントで散財をしてはダメだよ、というメッセージを伝えたかったのではないか。確かに、オーナメントの効用を考えると、それがもたらす喜びに比して、コストは高いと思う。そういうお客の財布事情までを考えてくれて、敢えてサービスを悪くしているのだな、と。確かにサービスがいいと、買うか買わないか、悩んでいる時とか思わず買ってしまう場合が少なくない。先日なども日本の池袋西武で、ヴィヴィアン・ウエストウッドの超絶、ド派手な洋服を、ただ見に行っただけなのに、上手に言いくるめられて買ってしまったからな。ドイツのお店では、むしろ逆で、そもそも買う気満々でお店に行っても、その気持ちを見事にシュンとさせてくれる。なんか、なんで私はこんなところにいるのだろう、とさえ思わせてくれる。当然、このお店でも買う気満々で訪れたにもかかわらず、クリスマス・ツリーのオーナメントを買う気が失せて、買わないでお店を出て行ってしまった。無駄な消費をさせない、という大変心優しい気持ちを店員は持っていて、鬼の心で塩接客をしてくれたのであろう。その優しい思いをしっかりと理解できない自分はなんと心が狭いのか。我ながら嫌になってしまうが、その感謝の気持ちを伝えようとしても、相手の顔を見た瞬間に、その気持ちが怒りに変わるとも限らないので(心が狭いので)、その感謝の気持ちをこのブログに書かせてもらうことで伝えたいと思う(って、日本語まず読めないでしょうが)。
 さて、そんな心優しい人に溢れているドイツであるが、中には性悪の店員がいる店もベルリンにもある。それはKADEWEという東京で言えば銀座三越のようなお店である。ここは、サービスがよくて、散財してはいけないと思っているのに散財をさせる、という、ドイツでは極めて珍しく、マーケティングを学習したような店舗である。私は、せっかく、クリスマス・ツリーのオーナメントに対する物欲が、穴の空いた風船のように見事に縮ませてもらったにも関わらず、KADEWEに入ったがために、予算をオーバーして買わされてしまった。なんてこった。そして、10ユーロもしない小さなクリスマス・ツリーにその15倍もするオーナメントを飾って、一人暮らしのアパートの食堂に飾っている。合計160ユーロのクリスマス・ツリーを飾れるのは20日間ぐらいだ。一日あたり8ユーロの和みの価値があるか、と言われると極めて怪しい。やはり、相当の無駄遣いをしてしまった。とはいえ、心はちょっと豊かになっている、ような気はする。優しい店員さんの気持ちに背いた行動をしてしまって、その点だけは悔やまれる。(嘘です)。

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ベルリンのクリスマス・マーケット [ドイツ便り]

ドイツはクリスマス・マーケットの季節である。そこで、ベルリンのクリスマス・マーケットを訪れてみようと、ベルリン市のウェブサイトにてチェックをすると、なんとクリスマス・マーケットだらけであった。なんか、都市一つに一つのクリスマス・マーケットぐらいのイメージを抱いていたので、驚いた。ベルリンには全部で23区あるが、それらの区ごとにクリスマス・マーケットの数を整理すると次のようになる。
シャーロッテンブルク区に8つ、フリードリッヒシャイン区で5つ、ヘレスドルフ区で2つ、ホーヘンショーンハウゼン区では4つ、クロイツブルク区では5つ、ケッペニック区では6つ、リヒテンベルク区では4つ、マッツァーン区では3つ、ミッテ区では8つ、ノイケルン区では6つ、パンコー区では4つ、プレンツラウアー・ベルク区では3つ、ライニッケンドルフ区では5つ、ショーネンベルク区では3つ、シュパンダウ区では7つ、シュテグリッツ区では2つ、テンペルホフ区では3つ、ティアガーデン区では3つ、トレプトウ区では4つ、ヴェディング区では1つ、ヴァイシェンゼー区では2つ、ヴィルメルスドルフ区では6つ、そしてツェーレンドルフ区では6つ、である。
これは、ベルリン市で合計すると100箇所でクリスマス・マーケットが開催されているということだ。上記の100箇所の中には、これはクリスマス・マーケットというよりか、ただのクリスマス・イベントと呼ばれるようなものも含まれているので、実際、日本人とかがイメージするクリスマス・マーケットみたいなものはガクッと数は減るかとは思うが、それにしても凄い数である。あと、このように猫も杓子もクリスマス・マーケットを開催するようになったのは最近のことである。ベルリンの100箇所のクリスマス・マーケットでも今年から開催、というの、というのがあった。必ずしもどの都市でもクリスマス・マーケットが伝統行事、ということはないのである。
さて、そのようなベルリンのクリスマス・マーケットであるが、一番人気のあるのはゲンダーメンマルクトで開催されるものらしい。ただし、2022年から2024年までは広場が工事中なので、その変わり、そのそばにあるベベルプラッツで開催されている。80万人を一ヶ月で集客するという、これは30日で割ると、一日あたり2万5千人強を集客するという相当のイベントだ。さて、この広場はフンボルト大学の法学部の建物にあり、私はウンテル・デン・リンデンの地下鉄駅から歩いた。5分ぐらいである。
広場を上手に会場として使っているいい感じのクリスマス・マーケットであるが、中に入るのが有料であるというのが発覚した。2ユーロと全然、安く、これだけ安いというのはむしろ人数制限のためにやっているのか、と思ったりもしたが、流石に一人で2ユーロ払って、クリスマス・マーケットの中に入るのは躊躇されたので、外側から写真を撮影してそそくさと帰ることにした。というか、クリスマス・マーケット、基本的には公共空間を活用しているのであるから、それのアクセスをお金で制限するのは間違っている。ベルリン市とかは、そこらへんをどう考えているのかが気になる。

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ドイツでコンサート・チケットを購入する [ドイツ便り]

せっかくベルリンにいるのだから、コンサートにでも行こうと考えた。インターネットで検索してみたら、KEANEがコンサートを今年、やることが分かった。KEANEは観たことがないので、これは行かなくてはと思ったのだが、ドイツではケルンでしかやらない。そして、ソールド・アウトだ。チケットは入手できるがリセール価格なのでべらぼうに高い。しかし、イギリスでのチケットはまだ余っている。ということで、思い切ってマンチェスターまで行くことにした。チケット・マスターだ。イギリスだとEチケットしか買えず、Eチケット、ちょっと心配なんだけど、まあ、そのリスクを負わずしてKEANEは観られないな、と思い購入する。リセールとの価格差を考えると、宿泊代は出なくても格安の航空券代は出るような気がする。150ユーロぐらいは違うからだ。ちなみに時期は5月である。
 しかし、やはり、せっかくベルリンにいるのだから、ということで、ベルリンで興味があるコンサートに行くことにした。そこで2月のベイルート、4月のエコー&ザ・バニーメン、シンプル・マインズのチケットを購入した。これらはドイツなのでEチケットではなくてチケットが郵送されるので安心だ。これらは、チケット・マスターではなくて、Eventimというサイトである。このサイトはSafariだとバグがあるがChromeだとしっかりと支払いができる。Safariで上手くいかなかった人はChromeで対応するといいかとも思う。
 あと、6月にスマッシング・パンプキンズもライブをする。これは、まだチケットを購入してないが、ジェームス・イハも復帰したということなので、見た方がいいかもしれないな、と思ったりもする。

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フライブルクからベルリンまで列車で移動する [ドイツ便り]

フライブルクからベルリンまで列車で移動する。フライブルクからベルリンまでは遠い。ICEでノンストップで行く列車もない訳ではない。これだと6時間43分で帰れるが、せっかくフライブルクまで来たので、ついでにちょっと途中下車をして、カールスルーエの南にあるラスタットで下り、トラム・トレインの7号線に乗り、カールスルーエ中央駅からはハイルブロンに行く。1時間15分ぐらいだ。ハイルブロンは初めてだったので結構、刺激的であったが、雨だったのであまり長居をせずに、一時間ぐらい途中下車して帰路に戻る。といっても、ここからが大変だ。ハイルブロンは特急列車が走っておらず、ローカル線を乗り継がなくてはならない。駅スパートのドイツ版で検索すると、いくつか出てくる。カールスルーエに戻りICEで帰るルートと、シュツットガルトに出てICEで帰るルート、そしてヴュルツブルクまで出て、さらにローカル線に乗り換えてバンバルクまで行き、そこからICEで戻るルートである。ここは物理的に最も短いと思われるヴュルツブルク、バンバルクという世界遺産都市経由のルートを選ぶ。いや、別に都市観光する時間はないし、もう日が暮れているのだが。
 ハイルブロンからヴュルツブルクまでの道のりは長い。途中、雪も降ってきて、結構、ローカル度抜群だ。とはいえ比較的しっかりと走っているな・・・と思ったら15分ぐらい到着が遅れて、接続便のバンブルク行きに乗りそびれる。これは不味い!と思い、再び駅スパートのドイツ版で検索すると、なんかニュルンベルク経由で行け、と出てくる。なんだ、それは!これは長野駅から東京駅に帰る時に越後湯沢経由で帰れ、と言われるようなものだ。本当かよ、と疑うが検証する余裕もない。ということで、ウィーン行きの特急列車に乗る。ニュルンベルクの接続に遅れると致命的だなと心配したが、接続便もしっかりと遅れたこともあり無事にベルリン行きのICEに乗ることができた。ということで、ようやくベルリン駅に着くのだが、もう時間は22時30分である。ハイルブロン駅を出ても7時間以上。その前にも列車に乗っていたので今日は9時間近く列車に乗っていたことがある。流石にお尻が痛い。

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カールスルーエからフライブルクに鉄道で行こうとしたら運行中止になっていた [ドイツ便り]

カールスルーエからフライブルクに鉄道で行こうとした。駅の掲示板をみると、なぜか皆、途中のオッフェンブルク止まりになっている。なんか変なダイヤだな、と訝しく思って、お!これは運行中止か、ということに気づく。急いでドイツ鉄道のインフォメーションセンターにフライブルクに行きたいのだけれど、と尋ねると、オッフェンブルクから振替のバスに乗って行けばいい、と言われる。おお、得意のバス振替か。しかし、バスだと時間が倍以上かかるのだけど、他に選択肢はない。フライブルクでは人と会う約束をしているし、ホテルも予約しているのだ。
 オッフェンブルク駅で降りて、バス乗り場を探さなくてはならない。これは、人の流れに従ったら案の定、見つけられた。大勢の人がバス停留所周辺に溢れている。バスの台数が少ないとバスに乗れない、という最悪のシナリオも想定されたが、私はトランクなどの重い荷物を持っていないので、荷物を預けなくて済んだのでサッサとバスに乗り、椅子を確保することができた。一安心だ。以前、似たような状況で、バスの台数が少なく、我先にと人を押しのけてバスに乗るドイツ人と遭遇したことがあるので、結構、緊張していたのだが一安心だ。私のバスは4台来たバスの最後に出発したが、少しだけ空席もあった。私の隣も空席だ。
 ということで、オートバーンでフライブルクに向かう。待ち合わせの時間からは大幅に遅刻だが、先方も事情は理解してくれている。いろいろと散々ではあるが、このライン沿いのバーデン地方のランドスケープは本当に美しい。まあ、どちらかというと里山的な人手が入った景観ではあるが、ベートーベンの「田園」が流れるとマッチするような風景である。こういう風景の中で生活していると、脱原発やエコロジカルな発想が育まれるのだろうなと思う。

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カールスルーエの南にあるエトリンゲンという町を訪れる [ドイツ便り]

カールスルーエに来ている。有名なカールスルーエ・モデルを実際、乗車体験してどんなものかを知りたかったからだ。カールスルーエ・モデルはカールスルーエ市から周辺の地域にまでネットワークを伸ばしている。その一つが、南方の元アルブタール鉄道(現在はカールスルーエ交通公社が買収)の線路である。それはバード・ヘレンナルブ、イッテルスバッハにまで行くのだが、その途中にあるのが、アルブタール鉄道をつくるきっかけにもなったエトリンゲンである。ということで、エトリンゲンまで行く。この町は人口が39000人で結構、立派なお城があるらしい。昔の空間構造を維持した歩行者街路から構成される旧市街も残っている。アルブタール鉄道をつくるきっかけになったのは、ドイツ鉄道がエトリンゲンの中心部から1.5キロメートルぐらい離れたところにエトリンゲン西駅をつくったのだが、それだと不便だ、ということで新たに鉄道を敷こうということになって、この町とカールスルーエとを結ぶ鉄道がつくられることになったことだ。そのため、アルブタール鉄道のカールスルーエ駅はドイツ鉄道の中央駅とはちょっと離れたところにターミナルがある。元々は別の鉄道会社であったからだし、おそらく軌道幅も違っていたのではないだろうか。
そういう経緯があったからだと思うが、エトリンゲン駅舎はとても立派である。土曜日の夕方なので駅舎内の店舗とかは閉まっていたが、ちょっとしたコミュニティ・ハブのような役割も担っているのではとの印象を覚える。また、駅前にはなかなか広大の広場のような芝生空間がある。この町の人にとって、この駅は宝物のようなものではないかと推察する。まあ、感想だらけで申し訳ないが、駅からは黒い森(シュヴァルツヴァルト)の丘へのハイキング・コース(標高はなんと400メートル弱。日本とはここらへんは大きく違う)もあったりして、いい感じの町である。

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【エトリンゲン駅舎とその前にある芝生の広場】

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【エトリンゲン駅】

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【エトリンゲン市の旧市場】

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【エトリンゲン旧市街地は細い路地によって構成されている】
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ドイツのアンペルマン [ドイツ便り]

ドイツが再統一された後、ほとんどの旧東ドイツのものは旧西ドイツのものに置き換わった。経済システムはもちろんだが、政治システムもそうだし、自動車やスーパーマーケットなども西側のものが入ってきて、従来のものは駆逐された。そのような中、数少ない生き残りがアンペルマンという歩行者用の信号機にデザインされた男性と女性のアイコンである。青の時は歩いているポーズの男性、赤の時は人を制するように両手を広げている女性。なかなかチャーミングなデザインだ。
 このアンペルマンであるが、デザインしたのはカール・ペグラウという旧東ドイツの心理学者である。当時、東西ベルリンに壁がつくられた直後であったが、交通事故の多さが大きな社会的問題となっていた。それまで自動車用の信号機はあっても、歩行者用の信号機はなかったのである。そこで歩行者用の信号機をつくるのと同時に、人々はただの信号機よりもシンボルがあった方が注意喚起をするという心理学的な研究成果を活かして、信号機に人型のシンボルを描いたのである。1961年には、このデザインをベルリン市にプレゼンする。そして、1969年にはベルリン市にて、これらのデザインがされた信号機が設置されたることになる。この信号機は効果があることが判明し、その後、旧東ドイツ全土にて設置されるようになる。
 アンペルマンは旧東ドイツでは極めて好意的に捉えられ、フリードリッヒ・ロチョウ氏は子ども向けの交通安全の映画にてアンペルマンを登場させ、彼らに道路での危険な状況を指摘する役割を担わせた。この映画を観た後、子どもたちはアンペルマンのバッジやキーホルダーなどのグッズをもらったのである。これが、最初のアンペルマン・グッズであろうと考えられている。
 1989年にドイツが再統一された後、信号機も西側のものに置き換わった。しかし、しばらく経った1996年に工業デザイナーのマーカス・ヘックハウゼンが、旧東ドイツの撤去されたアンペルマン信号機を使って、新しい電灯をつくりはじめた。これがメディアの注目を集め、人々は旧東ドイツのものでも旧西ドイツより優れたものがあり、それを全て撤去してしまうのは間違いがあることに気づかされたのである。そして、アンペルマンの保全活動をつくる委員会が設置されて、彼らは結果的に復活することになる。現在は、アンペルマンは大通りではなく、あまり交通量が多くない道に設置されている。さらに、旧西ドイツの街でもアンペルマンを設置する自治体も出てきた。したがって、アンペルマンの有無で旧東ドイツであったか旧西ドイツであったかを判断することも、今ではできなくなっている。

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【アンペルマン:ヴェロニゲローデにて】
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ドイツのやる気のまったくなく、無礼なカフェ店員に殴りたい衝動を覚える [ドイツ便り]

ポツダム駅内にあるEspresso Houseというカフェがある。マクドナルドに隣接していて、無料のネット環境があるので以前も使ったことがある店だ。この店に、ドイツ人風のコーカソイド系のおそらくアルバイト見習いのような店員がいるのだが、この店員が、サービスが悪いドイツでも飛びきり悪いのだ。まず、注文しても「ああ!」という態度だし、私がお金を払うのも、自分が立っているところまでも来させるし、しかも、私の発音の悪いドイツ語を馬鹿にして繰り返したりするのだ。流石に、ちょっと飛びかかって殴りたいような衝動を覚えた。本人も仕事がつまらなくてしょうがないという感じで、態度が悪いのは私だけにではないのだが、そんなにサービスや仕事が嫌ならしなければいいのにと思う。そして、雇っている方も堪らないだろうにと思う。ここの店長は、サービスする時もニコニコしていて悪い感じはしないので、おそらくこの若者には困惑しているのではないかと思われる。しかしなあ、こんな奴でも雇わなくてはいけないほど経済が回っているのは、どうしてなんだろう。日本の若者でも、ここまで酷いサービスをする奴は滅多にいないと思う。ドイツの豊かさといえば豊かさなのだろうが、金を払う方も貰う方もアンハッピーな状況はアンハッピーだと思う。

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ドイツ旅行ではエアビーエヌビーに気をつけろ! [ドイツ便り]

ハルツ山麓の北側にあるヴェロニゲローデに大学院の研究生の学生達と遊びに来ている。宿はブッキング・ドット・コムでエアビーエヌビーを予約する。エアビーエヌビーは結構、コスパもよくて使い勝手もいいかとは思うが、鍵の入手だけが面倒だ。さて、このエアビーエヌビーは、部屋の前に鍵が入っている小さなロッカーがあり、4つの数字を合わせて開けると鍵があるというシステムであった。この鍵の情報はチェックインする二日前ぐらいにメールで届けられる。とういことで、人を介さずに鍵がゲットできるよいシステムだな、と思っていたのだが、宿について鍵が入っている小さなロッカーを開けると、なんと鍵が入ってなかった。
 ということで急いで管理人に連絡すると「ちょっと確認してから電話するので待っていて」と言われる。そこで3分ほど待つと電話が来て「鍵の管理をしている女性は、間違いなく入れていると言ってる。本当に鍵はないのか?部屋は間違ってないのか」と言うので、部屋は間違ってないし、我々は寒空の下、一刻も早く部屋に入りたいので、デタラメを言うような余裕はない」と答えると、「分かった。ただ、そこまで25分ぐらいかかるので待っててくれ」と言われる。「了解、早く来てね」と言って電話を切って、寒空の下、25分ほど待つと果たして管理人はやってきた。「子どもの誕生会だったので、ちょっと対応が悪くて申し訳ない」と管理人は謝り、てきぱきと対応してくれて、若干のディスカント・サービスまでしてくれた。
 まあ、寒い中、待っているのは辛かったが、宿自体はとてもよく、そこで夕食も朝食もしっかりと自炊できるだけの設備が整っており、コスパも悪くなかったので不満はないのだが、これは管理人が危機にしっかりと対応してくれたからだ。その点は、ドイツでは必ずしも期待できる訳ではないので、やはりエアビーエヌビーを使う際には、相当、留意した方がいいと今回も思わされた次第である。

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ドイツ旅行ではコイン・ロッカーに気をつけろ! [ドイツ便り]

ハルツ山麓の北側にあるヴェロニゲローデに大学院の研究生の学生と遊びに来た。さて、彼が大きなスーツケースを持っていたので、とりあえずチェックインができる時間まで、駅のコインロッカーにて、このスーツケースを収容することにした。料金は3ユーロ50セントだ。コインを入れて、トランクを入れて、さて鍵を取り出そうとしたら取り出せない。コインを入れたら抜ける筈の鍵が抜けないのである。上下に動かしたり、左右に動かしたりしても抜けない。これは下手にこれ以上動かしたらより不味いかな、と考え、駅員に助けを仰ぎに行く。駅員のおばちゃんは、事情は理解しても「どうにも私にはできないわ。トゥト・ミア・ライト(残念だわ)」と言われる。まあ、これは想定内だが、「ロッカーを管理している会社に連絡したいのだけど」と言うと「マグデブルクの会社だし、今日は土曜日だから無駄よ」と答えたが、それでも電話番号をどうにか調べてもらって書き取った。さて、それをもらってロッカーのところに行き、電話をするが電話は通じない。ドイツの落とし穴に落ちたか、と愕然としたが、もう一度、ゆっくりと鍵を動かしたら上手く出てきてくれた。どうにか事なきを得たが、日本では想像しないようなことがドイツでは起きえる。ロッカーのトラブルは個人的には初めてだったが、以後、気をつけないといけないな、と思い知る。このブログの奇特な読者の人々にもこの情報を共有したいと考え、ここに記させてもらう。

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【問題のロッカーは蒸気機関車の写真が貼られている右から二段目、上から二段目のものである】
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ドイツの物価(1)-2023年11月 [ドイツ便り]

ドイツで暮らしていると、本当、日本に比べて物価が高いような気がする。しかし、気がするだけではあまり説得力がないので、今日、ビオ系のスーパーで買い物をしたときのレシートを見ながら、その金額をここに記録しておきたいと思う。

・ズッキーニ:1キログラムあたり5.99ユーロで、比較的大きなズッキーニということもあって一本2.84ユーロ。
・赤パプリカ:1キログラムあたり11.90ユーロで、比較的大きなパプリカということもあって一個2.90ユーロ。
・キノコ:1キログラムあたり9.90ユーロで、比較的小さいキノコを二つで0.67ユーロ。
・卵6個で2.79ユーロ。
・洋梨一個で2.10ユーロ。
・ミルクが一リットルで1.79ユーロ。
・チーズが1キログラムあたり21.90ユーロで、4.38ユーロ。

結構、野菜とか果物は日本の方が高いというイメージを持っていたが、必ずしもそうでないことがわかる。赤パプリカが1個500円、ズッキーニが一本500円って日本でも随分と高いかと思う。洋梨も400円ぐらいだ。うん、日本の方が安いな。

ただ、この後、肉屋で牛肉を買ったら、300グラムちょっとで6ユーロ。これは、流石にまだ日本の方が高い。

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ベルリンの水道水は不味い? [ドイツ便り]

ベルリンで生活している。水道水は直接では飲料水として飲まないが、お茶やコーヒーをつくる時には使う。しばらく、そうしているが、ちょっとお茶とかコーヒーとかが美味しくない。なんか臭うのである。これは、もしかして水が不味いからか、と思い、お茶やコーヒーをつくるときに湧かす水をエビアンにしてみた。果たして、味は遥かによくなった。ちょっと高くつくが、これからは水道水を使わず、珈琲やスープなどそのまま口に入れる場合は、ミネラル・ウォーターでお湯も沸かすことにした。ベルリンはそもそも湿地帯を埋め立ててつくったような都市である。水が美味しくないのであろう。

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ベルリンのアパート管理会社との行き違い [ドイツ便り]

ベルリンのアパート管理会社がいつまでも居住証明書を発行してくれない。これがないと住民登録できなく、住民登録できないと銀行口座も開けないし、保険にも入れない。いろいろと不便だし、そもそも入国してから2ヶ月以内にしないといけないものなのだ。既に市役所とはアポも11月中旬に入っている。アパート管理会社には、大学の同僚や秘書にもお願いして、書類をメイルで請求しているのだが、まったく埒があかない。電話をしてもらっても、電話にも出ない。メイルもなんかたらい回しにされて、しかもたらい回し先の担当の名前も連絡先も教えない。なんなんだ、この状況は。
 もう、しょうがないので大学の事務に苦情を言ってもらったら流石にビビって、もう既に渡している、と言う。いや、渡してもらってないから、ということも同僚や秘書、そして大学の事務の方々と共有して交渉したら、どうも、アパートの管理人が私に渡し忘れていたことが発覚した。もう、25日もこの管理人は書類をどっかに放っておいたのだ。めちゃくちゃ、けしからんな、と思ったのだが、わびの言葉は一言も無し。とはいえ、問題は一件落着です。とはいえ、これははじめの一歩にしか過ぎませんが、いろいろと大変です。
 こんな仕事が出来ない国と比べて、人口当たりのGDPが2/3の日本って何なんだろう、と痛切に感じますね。ただ、圧倒的に政治家のレベルは、日本は低いと思います。国のことより、自分、そして自分の選挙基盤のことばかり考えているからね。この経済がグローバル化している中、そういう発想だけで政治をしていたら、どんなに国民が優秀で頑張っていても、国の競争には負けることが、ドイツにいると痛切に感じます。
 

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ドイツの携帯電話を購入し、電話番号を開設する。 [ドイツ便り]

ドイツに一年間ほど済むうえで、気になるのは携帯電話代、そして、ネット代である。日本にいてもテザリングをしていると電話代が凄いことになる。海外では、どれだけ請求されるかが分からない。ということで、ドイツで携帯電話を購入し、ドイツでの電話番号を確保することを考えた。
 携帯電話の購入は簡単だ。ちょっと日本より高いのは気になるが、まあ、果物とアルコール飲料以外は鬼のように高いのでこれはしょうがない。問題はその後の電話番号の確保である。まずは通信事業者の選定である。ドイツの大手は、T-モバイル、ヴォーダフォン、それにO2である。他にも細々した小さな会社があるが、まあ、上記の3つから選ぶのが無難であろう。
 日本だと携帯各社(ドコモとかソフトバンクやauですね)と契約しなくてはならないが、ドイツでは必ずしも契約しなくてもよい。それじゃあ、どうするのかというとプリペイドSIMを購入するのだ。これは、上記の携帯会社三店舗のどれかで買うといい。ちなみに、スーパーマーケットとかでも、上記三者以外の会社のも含めて、SIMカードは売っているが、これらはカードを買っただけでは電話が使えるようにならず、アクティベートをさせなくてはいけない。自分でやれないこともないが、慣れてないと相当、面倒なので、大手の携帯会社のものを購入して、そこでアクティベートもしてもらうのがいい。
 私は同僚がO2推しだったので、O2に行ったのだが、なんとシステムがダウンしてしまっていた。そこで翌日、訪れるとまだダウンしたまま。翌週に行くと、今度はSIMカード自体が売り切れている、と言われる。なんだ、なんだO2。流石に酷すぎるな、と思い、若干、私の利用パターンだとO2のSIMカードがお得かなと思っていたのだが、このサービスの酷さはろくでもない、ということでT-モバイルのお店に入ったら、めちゃくちゃスムーズに携帯もアクティベートしてくれ、さらに携帯のセッティングまでしてくれて大変、助かった。O2とは雲泥の差である。なお、手続きにはパスポートとドイツの住所(これは特に免許証とか、そういう証明書は必要ありません)、それにメアドの情報が必要です。 
まあ、一年間しかいないので、出来れば解約とかが面倒臭そうな契約はしないに越したことはなく、このSIMカードでそこそこやっていけるのではと思っている。もし、またトラブったらこちらで共有したいと思います。

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ベルリン工科大学の学生の金銭事情 [ドイツ便り]

ベルリン工科大学の学部生と話しをした。授業料は学期で100ユーロ(1万6千円ぐらい)だそうだ。破格に安い!少し前までは300ユーロで、その代わりドイツ鉄道の域内フリーパスのようなものがついてきたのだが、ドイツ鉄道の運賃が値上げしたので止めたそうである。これに加えて、毎月500ユーロほど大学から支給されているので、大学の研究補助のようなアルバイトをするだけで、他にアルバイトをする必要もなく生活できるそうだ。恵まれているよなあ。勿論、ドイツには私立大学がほとんどなく、ほぼ公立大学ということもあるので、このような学費設定ができるのだが、人にお金をかけている。日本も、もう必要性がなくなった道路や、明らかに時代遅れになっている原子力発電所に拘泥してお金を使うよりも、人に投資した方がいいんじゃないかな。
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ドイツのサランラップは三流品以下 [ドイツ便り]

ドイツで生活をしていて、色々と戸惑います。ドイツには以前も住んでいたことがありますが、その時は奥さんと一緒だったので、生活全般のことは奥さんに任せていたので、自分ですることはありませんでした。そういうことで、結構、今回は新鮮なハプニングが多いです。その中で、やはりドイツと日本で商品のクオリティの違いとかで驚くことがあります。例えば、ドイツは流石に肉屋で売っている肉の質は高い。レバーペーストやソーセージとかは、本場ということもあって、これは流石に日本のデパートで売っているものよりもクオリティが高く美味しいですね。一方で、日本の方が全然いいものは、これは星の数ほどあると思いますが、凄い違いを感じるのはサランラップ(これは商標名ですね)です。私がドイツで購入したのはJa!という会社の商品なんですが、サランラップの伸び、そしてサランラップを切るところのカッターのような部分が本当に出来が悪く、不良品です。10倍の値段を払っても日本製のサランラップが欲しいです。是非ともドイツに輸出して欲しいものです。

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ドイツについて3日目でクレジット・カードが使えなくなった [ドイツ便り]

ドイツについて3日目でクレジット・カードが使えなくなっていた。なんだ、なんだ。ということで、カード会社に連絡をすると、どうもカードの情報が漏れているらしく、オンラインで変な購入がなされているとのこと。家族のものに連絡しても、そのようなオンラインでの買物はしていない、ということでそのままブロックしてもらった。とはいえ、クレジット・カードが使えなくなるのは相当、厳しい。一応、再発行はしてもらったが、その送り先は日本の自宅である。オンラインでの買物はできるかもしれないが、店頭での買物やホテル等では使えないだろう。いや、ブッキング・コム等では事前支払いにすれば使えるか。まあ、幸い、これ以外のクレジット・カードが無いわけではないが、いやはやドイツ滞在3日目でこんな事件に遭うなんて、なかなか前途多難である。

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ベルリンで入居したアパートはジーメンズシュタットというジーメンズの企業団地であった [ドイツ便り]

10月6日にベルリンに到着する。これから一年弱というか11ヶ月ほど、ベルリン工科大学の客員教授として勤めることになったからだ。そこで、大学が斡旋してくれた業者を通じてアパートを借りた。場所はジーメンズダムという地下鉄7号線の駅のすぐそばにある団地群の建物の一つで、12階建てである。31㎡と相当、狭い。ベッドルーム兼リビングルーム、キッチンと洗面所+シャワールームという3室+玄関スペースという構成である。あとテラスもついている。日本人なのでバスタブは是非とも欲しかったが、そのような物件は残念ながらなかった。いや、高級ホテルでもバスタブがないドイツなので、ある程度は致し方ないが一年間、シャワーだけというのはなかなか厳しい。ただ、部屋の採光はよい。
 ベルリンは、20年前は空き家だらけで、ベルリン州立銀行も倒産したりして、本当、物価が安く、賃貸物件も安かったりしたが、今はまったく真逆。賃貸物件を探すのは難しく、見つけられたりしても馬鹿高かったりする。ということで、まあ致し方なく住むことになった訳だが、どうにかここで11ヶ月ほど生き延びていきたいと思っている。
 さて、この団地のある場所はその名前から分かるようにジーメンズが従業員向けにつくった企業団地であり、おそらく私が入っているところも昔はジーメンズの従業員(おそらく独身)が住んでいたところだと推察される。
 ジーメンズはベルリンのクロイツブルクが発祥だが、企業が大きくなるにつれ工場も拡大し、従業員も増えていき新たな大工場をつくる必要に迫られた。そこで、1897年にはベルリン郊外にあり当時は別の自治体であったシャーロッテンブルク地区の野っ原に土地を購入し、その二年後には工場が操業し始める。ジーメンズが購入した土地は212ヘクタールに及んだ。ここはジーメンズシュタット(ジーメンズの都市)と名付けられ、30年後の1930年頃にはここには65000人の従業員が働くことになる。
そして、ジーメンズは従業員のための団地を1905年からつくることになる。当初は、デベロッパーへ出資をするという役割に限定していたが、第一次世界大戦後の住宅不足に対応するためにジーメンズは1919年にジーメンズシュタット住宅会社(1922年にジーメンズ住宅会社に改名)を設立し、500戸数の住宅を提供することになる。これらはジーメンスシュタット住宅とよばれ、1930年代にはハイマート住宅が1000戸ほど賃貸用としてつくられた。
 ざっと調べたところは、こんな感じであるが、もう少し、ちゃんと調べて整理したいと思ったりもしている。その場合は、ブログではなく論文という形式で発表したいと思っているが。

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<団地の外観>

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<ベッドルーム兼リビングルーム>

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<ベッドルーム兼リビングルーム>

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<シャワー・・・とほほ>

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<キッチン>
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フランクフルトからデュッセルドルフのICEに乗ったら途中で降ろされた [ドイツ便り]

フランクフルトからデュッセルドルフまでICEで移動しようとする。デュッセルドルフ行きの列車は15分ぐらい遅れてやってきた。それは、いつものことなので驚きはしなかったが、すごいぎゅうぎゅうであった。これだけ乗車していると座れないかな、と懸念したが、荷物を隣に置いているあんちゃんに、そこが予約されていないことを確認してから「ここ空いている」と尋ねると、素直に荷物をどけて座らせてくれた。さて、そこまではよかったのだが、フランクフルト空港に到着すると、車掌がアナウンスをし始める。私はよく聞き取れなかったのだが「トートゥ・ミー・ライト」とか「オーヴァー・キャパシテート」と言っているのは分かった。あと、次の列車に乗れと言っているのは分かった。しかし、その理由はよく分からない。英語でアナウンスをしないのは、客にとって悪いニュースだからだ。故障か?とも思ったりしたが、何より、隣のドイツ人が急いでおり始めるのを見て、これは急いで動いた方がいいな、と思い、私も降りる。とはいえ、車両が混んでいるので、簡単には列車から降りることはできなかった。そうこうしていると、英語でのアナウンスもあった。席を予約していない客は降りろ!というアナウンスであった。予約されていない席もあるので(私もそうだったが)、それらに座っていればいいのではないか、と思いもしたが、それはアナウンス後、急いで降りたドイツ人も同じ条件なので、これは抵抗しない方がいいな、と思い、そのまま降りる。とはいえなあ、一度、乗せてから降ろさせるというのは、さすがドイチェ・バーン。乱暴だ。そういう対応をするなら乗せなければいいのに、そういう臨機応変な対応ができないのだな。ということで、私は素直にフランクフルト空港駅で降りて、次の列車の指定席を購入した。指定席、ただの4ユーロ50セントだから金銭的な負担は少ない。ただ、フランクフルト空港もそうだったが、飛行機、列車の本数が減っており、さらに従業員も減っているので、相当、混んでいる。これからヨーロッパというかドイツに行く人は要注意だ。ICEもなるべく指定席を購入した方がいい。私はジャーマン・レイル・パスをけちって2等にしたが、1等を買った方がいいかもしれない。

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