ザ・ビートルズ「Now and Then」 [ロック音楽]
2023年11月に出されたビートルズの新曲を聴く。作詞・作曲はジョン・レノン。4分を越えるというビートルズとしては長い方の曲である。曲は悪くない、どころか素晴らしい。ただ、録音されたのは1978年とビートルズが解散してから8年後。デモ録音されたのはジョン・レノンの自宅のダコタ・ハウス。ということで、これは実質的にはビートルズの曲ではなくジョン・レノンの曲であろう。ドラムは確かにリンゴのドラムである。しかし、総じて、ジョン・レノンの曲をポール・マッカートニーがプロデュースしたという感じであり、いや、ホワイト・アルバム以降、メンバー勝手にやっていたから、それはそれでいいかな、と思ったりもするが、若干、これをビートルズの曲というのは複雑である。とはいえ、このメロディを復活させたポールはちょっとお節介かもしれないが素晴らしい。これをやって、ポールはそれほど賞賛されないと思ったりするが、それでもやってしまう、というところが逆にポールの素晴らしさだと思うし、ポールはやはりジョンを愛しているのだな、ということを改めて確認したりする。
2024-02-22 00:00
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