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映画『カポーティ』 [映画批評]

2005年に公開されたハリウッド映画。売れっ子作家のトルーマン・カポーティがノンフィクション小説『冷血』を書くまでのプロセスを描いた。殺人犯との会話のやり取りはスリリングな心理戦のような側面もあり、いろいろと考えさせる。ハリウッド映画らしからぬ奥行きのある映画だ。映画自体も面白いが、この映画の凄さは、カポーティ演じるフィリップ・シーモア・ホフマンの怪優ぶりである。ジャック・ニコルソンよりも凄いのではないだろうか。アカデミー主演男優賞とゴールデングローブ主演男優賞を取ったのも納得の怪演である。


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