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ドイツで押し売りに入られる [ドイツ便り]

部屋の呼び鈴が鳴った。これはギター練習へのクレイムか、と身構えて出ると、ネットのルーター営業だった。金髪のいかにもドイツ人らしい長身でガタイのよい若者だった。ちょっとルーターは必要かもと思ったら、部屋に入っていいか?と言うのでいいよ、と言って入れると、いきなり「ここに座るよ」と言ってベッドに座った。確かに座るところはないけど、なかなか大胆である。どうもアパート共有のインターネットの機械を更新するので、ついでにこれまで契約をしていなかった私のようなテナントには営業をかけているみたいだ。この若者は非常にコミュニケーション能力があって、ちょっと怪しいぐらいであったが、まあ、確かにルーターはあると便利なので、渡りに船ぐらいの気分であった。
そして、いろいろ手続きしていたのだが、銀行口座番号を教えて、というところで躓いて、まだないんだけど、と言うと、俺がネットで15分でつくってやる、と言ってくる。いやいやいや、1月に銀行とアポが取れているので、と言うと、なんでそんなに遅いんだ、と聞く。いや、ドイツはそんなもんでしょう、と言うと、確かにあんたのせいじゃないよね、みたいな感じでまた口座が出来たら来るといって帰っていった。凄い積極的な営業だ。ただし、部屋に入れた自分もちょっと驚きだけど。日本だとまずしないな。あと、気になったのは腕時計がおそらくロレックスだったことである。相当の営業マンのような気がするが、営業マンはロレックスしない方が成績はより上がるだろうに、とは思ったりした。

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