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ギネス・ビールのストア・ハウスを訪れる [地球探訪記]

ダブリンの代表的な企業として、ギネス・ビールが挙げられる。ギネス・ビールはなんと26ヘクタールというちょっと驚くほどの醸造所を都心のそばに擁している。流石に都心から歩いていくのは難しいが、トラムにちょっと乗っていったところ、ヒューストン駅のそばにある。ヒューストン駅の周辺も醸造所であり、もうトラムを降りたところから、甘酸っぱいような匂いが周辺の空気に充満している。こりゃあ、凄い強烈だ。さて、トラム駅から歩いて5分ぐらいのところにギネス・ビールのストア・ハウスはある。実は昨晩も訪れたのだが、19時に閉まってしまうので入れなかった。私はてっきり、ドイツの醸造所にあるビア・ガーデンのようなものを想像していたのだが、実態は、どちらかというと恵比寿にあるヱビスビールの記念館のような博物館のようなものであったのだ。昨晩、失敗したので素直に諦めればいいのにと自分でも思うが、無意識でギネス・ビールが好きなのかもしれない。懲りずに、しかもダブリン最後の日であるにも関わらず、足を伸ばしたのである。

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(ギネス・ストアハウスの入り口。結構、都心から離れているので、交通は不便。私はトラムで行った)。

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(午後3時頃には結構、長蛇の列が出来ていた。ちなみに9時30分開場である)。

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(施設内の展示)

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(施設内の展示)

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(ショップも充実している)

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(7階最上階はダブリン市内を展望しつつ、ギネス・ビールを楽しむことができる)

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(7階で入れてもらったビールには、カプチーノに見られるような模様を泡で描いてもらった)

さて、その中であるが、私が想定していたよりさらにテーマ・パークのような施設であった。入場料は16.50ユーロである。ちょっと高いと思われるかもしれないが、1パイント(570ml) のギネス・ビール代も入っていることを考えると、それほど悪くないと思われる。この建物は7階建てであり、グラウンド・フロアはお土産屋であり、1階と2階は醸造過程の展示施設になっている。3階は、ちょっとしたカフェ。4階は広告に関する展示と正しい注ぎ方を教えるバーが設けられており、5階にはレストランが入っている。7階はダブリン市内の360度の展望が得られるビール・バーであり、4階か7階で入場券と交換でビールを飲むことができる。私は7階のビール・バーでギネスを飲むことにする。注文すると、8割ぐらい入れた後、2分ほど待てと言われる。確かに、注いだ直後は濁っているような状態であったビールが2分ほどすると綺麗な黒褐色になっていく。最後に泡を付け足して出される。なんと、クローバーの模様まで泡でつくってもらう。こういうサービスは、ちょっとヨーロッパでは珍しいような気がする。

さて、ダブリンの美しい展望を見ているからか、昼から飲んでいるか、さらには作りたてを飲んでいるような気分にさせられているからか分からないが、ギネスのスタウトは美味しいと素直に思う。前から好きではあったが、やはりダブリンの、ギネスの工場を上から見下ろしながら飲むギネス・スタウトは格別な感がする。わざわざ二回も足を運んだ甲斐があるというものだ。いい気分になったので5階の食堂で遅い昼食を取った。サーモン・ペーストとサラダとギネス・パンを注文したのだが、このギネス・パンというのも美味しかった。もしかしたらイギリスと違って、アイルランドは料理が美味しいのかもしれない。ウィスキーもイギリス人と違ってつくれるし。さて、食事を摂りながらもまたギネスを注文してしまったら、結構、ほろ酔い気分になってしまった。ほろ酔い気分も手伝って、思わず、グランド・フロアのお土産屋で、しらふであったら買わないようなお土産を多少、大量に買ってしまった。これも計算に入っていたとしたら、ギネス、なかなかの商売上手である。
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