SSブログ

ダブリンのテンプル・バーでヴァン・モリソンのBrown Eyed Girlの弾き語りを聴いて、つくづくアイルランドに来たんだなあと思う [地球探訪記]

ブリティッシュ・エアウェイズの度重なる妨害にもめげず、ダブリンに到着することができた。荷物は案の定、届いていなかったが、ホテルにチェックインをして早速、街中を歩くことにする。テンプル・バー周辺は、多くの人々で溢れており、とてもアーバンな感じのする空間である。あと、やたら飲み屋が多い。昼から多くの人が飲んでおり、楽しげな空気に包まれている。

さて、私も早速、そのような飲み屋の一つに入ってみる。観光客の特権として、最も観光スポットらしきテンプル・バーに入る。テンプル・バーは、なかなか店内は広く、また中心にステージがあって常に音楽が演奏されているようだ。私が入った時には、中年の親爺さんがギターをじゃかじゃか弾いていた。コードはほとんどがオープンのGとかDとかAmなどで、そちらの方は今ひとつかなと思っていたら、いきなりヴァン・モリソンのBrown Eyed Girlを歌い始めた。Brown Eyed Girlは、これまで数多出たロック・シングルスの中でも歴代ベスト100(2000年のローリング・ストーンズ誌では歴代21位に評価されている)には入るような佳曲であり、おそらく世界中のこのようなパブの生演奏で歌われているのだろうが、このダブリン(正確にはヴァン・モリソンはベルファスト出身なのだが)のテンプル・バーで歌われるのがとても「正しい」ような気分になった。そして、その歌を聴きながら、自分がつくづくアイルランドに来ているのだなあ、という気持ちにさせられた。ちなみに、ここで歌われるのがU2のI Still Haven’t Found I am Looking For でもThin LizzyのThe Boys are Back in TownでもCranberriesのDreamsでもいいのだ。これらの曲には、なんかアイルランド魂というかアイデンティティが宿っているように感じる。その哀愁が漂うようメロディーの中に秘められた魂的なものを、アイルランドで聴くとより強く感じやすいような気がする。気のせいかもしれないが。

nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0