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草食系に対して、居心地が悪いアメリカ人 [グローバルな問題]

ケンタッキー大学の教員と夕食を一緒にして、いろいろと話をする。そこで、Grass Eatersと日本の若いう男性は言われているそうじゃないか、という指摘を受ける。すぐには何のことか分からなかったが、「草食系」の英語訳であることに気づく。アメリカ人の先生達は、「競争を厭い、チャレンジもせず、女性も落胆しているそうじゃないか。これからの日本の将来は大変だ」みたいな指摘を受ける。社会的に問題だ、と批判的に草食系を捉えていた。この指摘をしたのが、非常に穏やかな感じの中年の女性の教員であったことに私は違和感を覚えた。違和感を覚えたのは、ケンタッキー大学で教鞭を執っている他の日本人先生も同じであったようで、「いやいや、むしろ、いいんじゃない」みたいな意見を言って反論した。私もアメリカのように競争、競争だったら、サステイナブルじゃない、みたいなことで草食系、大いに結構、という感じで論陣を張った。ただ、つくづくこの話で思ったのは、本当、アメリカは競争、というか他人に打ち克つということが相当、正しいと思われているということである。お互いが競争し合ってこそ、社会はよくなるといったような単純で一眼的なものの見方が為されている。それを、国際関係などを研究している女性の先生でさえ有していることでちょっとショックを受ける。
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