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最近、風力発電所をみるとなぜかホッとしてしまう [原発問題]

スイスのバーゼルからフランクフルト空港までICEで向かっている。フライブルクを越えると、東側の車窓にシュバイツバルトの山が見える。それらの山の上には風力発電の風車がくるくると回っている。その光景をみると、私は心から安堵感を覚えてしまう。しかし、そのような安堵感を覚えるようになったのは最近である。むしろ私は、風力発電機が積極的に嫌いであった。そのヒューマン・スケールを逸脱した巨大さを、生理的に受け付けなかったのである。遠くで見ている分にはいいが、近寄ると、その大きさは尋常ではない。羽の直径が100メートルとかって、あり得ないだろう、と嫌悪していたのである。

しかし、その意識は福島の第一原発事故で変わってしまった。確かに巨大なのは嫌だが、セシウムよりはましだ。しかも風力発電は、現在の発電手段の中で経済的には一番、効率がいい。日本は台風があって風力発電は駄目という意見もあるが、それは構造的に改良すればまったく問題ない筈である。私は、長崎とかに風力発電の投資をして、その電力を売電することで生活をしたいという夢があったりする。ちょっと前まで、風力発電が嫌いであったことが嘘のような変貌ぶりで自分でも驚いたりする。

タグ:風力発電
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