伊勢神宮を訪れる

伊勢神宮をドイツ人の友人と一緒に訪れる。伊勢神宮に行くのは初めてであった。伊勢というか志摩には若い頃、プロジェクトがあったので、比較的頻繁に通ったのだが、伊勢神宮に行く機会はなかった。仕事は忙しく、ちょっと立ち寄りするような余裕もなかったからであった。さて、そして何故かプライベートで行く気も起きなかった。というのは、そのような時間を会社勤めしている時はほとんどなかったし、大学勤めをするようになっても、ちょっと伊勢は遠かったからである。というか、仕事絡みでなく国内を旅行することは、それほどないということにこれを書きつつ気がついた。

ということでドイツ人の友人がどこか行きたいというので、これ幸いと伊勢神宮に行くことにしたのである。さて、初めて訪れた伊勢神宮は圧倒的な迫力があった。これぞ、日本人の心のふるさとか、というような空間の演出が為されている。こんな素晴らしい空間演出能力を有している日本人が、なぜ都市空間をあそこまで汚く無秩序にできるのかが分からない。というか、伊勢神宮的な厳かであって粛とした空間があるからこそ、他では適当にしてもいいと思うのであろうか。まあ、それにしても素晴らしい空間体験をさせてもらった。







これは世界レベルでみても、相当の質の高い空間体験ができる場所である。大いなる感銘を覚えた。

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