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「蒲蒲線」は絶対、整備すべきだ。これぞ、まさに都市の鍼治療プロジェクトだ! [都市デザイン]

東急と京急が蒲田駅と京急蒲田駅とを結ぶ新路線を検討しているらしい。素晴らしいプロジェクトだ。蒲田駅と京急蒲田駅は距離が800メートル離れている。京急線は踏切があるため、バスで蒲田駅から羽田空港に行くまでに大変時間がかかる。しかし800メートル歩くのは難儀だ。ということで、城西地区に住んでいる人は、羽田空港に行くのにわざわざ山手線まで行き、羽田空港に向かわなくてはならない。しかし、この蒲蒲線ができれば、羽田空港へのアクセスが格段によくなる。もっと早く事業化すべきプロジェクトであった。ゲージの違いなんか、大した問題ではないほどニーズがあるプロジェクトだ。しかも、たったの800メートル。まさに、ちょっとした血管の詰まりを直すだけで、身体全体の血液の流れをよくする「都市の鍼治療」プロジェクトである。

しかし、一方で京急蒲田駅付近は連続立体交差事業が進んでおり、環状8号線踏切は2010年に立体化され、他の踏切も2014年度末には立体化が完了する予定のようだ。この結果、蒲田駅から羽田空港へ行くバスの所要時間は現行より大幅に短縮するであろう。なんだかなあ。蒲蒲線の事業効果も減るよねえ。というか、二重投資とまでは言わないが、立体交差化事業が終わる前に、このプロジェクトができれば、この羽田への新しいアクセス路線はより需要が高かったのにもったいないことだ。

とここでふと思ったのだが、この誰が考えても思いつくような、この蒲蒲線の事業の話が今、このタイミングで出てくるのは、まさに、この連続立体交差事業が終わりつつあるからではないだろうか。先に蒲蒲線が出来てしまったら、この連続立体交差事業の整備効果が減じ、場合によってはやる必要がないという話にもなるかもしれない。そのように考えると、事業がきっちりと終わる目処がつき、膨大なる予算も使い切った後なので、もう蒲蒲線の話が出ても支障が生じないという判断があったのではないだろうか。

まあ、これはあくまで仮説にしか過ぎないが、なんか裏に何かありそうな焦臭さがする。

タグ:蒲蒲線
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