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ドイツのエコ・センターのラウシェン所長から再生可能エネルギーのお話を聞き、風力発電のポテンシャルに気づく! [サステイナブルな問題]

ドイツのエコ・センターのラウシェン所長に取材する機会を得る。そこで、地域のエネルギーの自立、そしてその有力な手段である再生可能エネルギーの話を聞く。ラウシェン所長は、地域でエネルギー自立は可能であるという。人口規模が小さいがバイエルン州では既に、エネルギー的に自立している地域があるという。もちろん、石炭などの化石エネルギーではなく、再生可能エネルギーでの自立である。ドイツでは、再生可能エネルギーの中でも特に風力発電に力を入れている。これは、価格面が一番の理由だそうだ。現在、ドイツでは発電量単位での価格は風力発電が一番安いのだそうだ。原子力は?との私の質問に、「何をバカなことを」と言わんばかりの表情をされて、「風力発電は当然だが、太陽光よりも高い、というか一番高い」と言った。

さてさて、そんな高い原子力の建設をなぜ日本は推進してきたのか。それは、原発がメチャクチャ高いためだ。こんな高いものをつくれば、建設費、工事費はもちろん、多額のお金がその地域にばらまかれる。ゼネコン、原発メーカーだけでなく、地方でもその危険を顧みずに原発を歓迎するのは、それがお金を落としてくれるからだ。それじゃあ、そのお金はどこから来るのかというと税金とバカ高い電気料からである。原発が55基もあっても、日本の電気料は高い。というか、原発が55基もあるから、日本の電気料が高いともいえよう。太陽光は難しい面もあるが、風力であれば、相当いけそうだ。

私は風力発電機が嫌いであった。それは私が巨大構造物恐怖症であるからだ。エアーズ・ロックやハーフ・ドームなどの巨大な自然を見ると爽快な気分になるのだが、巨大なガスタンクやらタワーなどが嫌いなのだ。新東京タワーも当然、嫌いだ。しかし、この風力発電機の可能性に気づいた後は、風力発電機の巨大さが、恐怖をもたらすものというよりかは頼もしいものへと思えてきた。日本ももっと風力発電機の可能性を追求していくべきであろう。風車の文化は乏しいかもしれないが、構造的には台風が来ても大丈夫なものがつくれるらしい。どんどん日本中に風力発電機を増やしていきたい。

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