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大学都市イエナのお洒落な喫茶店に入り、感心する [地球探訪記]

旧東ドイツのチューリンゲン州の都市イエナに来た。昼に小腹が空いたので、ワグナーガッセという旧東ドイツの都市とは思えないお洒落な小径にある喫茶店に入る。空間がとてもお洒落で、こういう落ち着いた雰囲気の店はデュッセルドルフにはないな、と感心する。ちなみに、オランダにもこういう感じの喫茶店には入ったことはない。当然、アメリカには皆無である。アメリカのマクドナルド的効率主義とは正反対の、心地よい時間が商品となっているような喫茶店だ。こういうことを書くと、お前がアメリカを知らないだけだと言われそうだが、私はアメリカの7年間の生活でもロスのヒッピー都市サウスパサデナと、アメリカのヒッピーのメッカ都市であるバークレイに住んでいて、アメリカのカウンター・カルチャーは結構、知っていると自負している。そのカウンター・カルチャーの都市でも、こういう落ち着いていて、かつ洗練され清潔な喫茶店はない。日本の喫茶文化は相当、世界的には高いレベルにあるのではと考えている私でも、この上品さと洗練さはなかなかつくれていないのではないか。しかも、一人でこの店を仕切っているうら若い女性が清楚な美人なのである。

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(喫茶店の外観)

ということで、思わず予定より長い時間、この喫茶店で過ごしてくつろいでしまった。これは、天気が曇りで、写真撮影等に都合が悪いということもある。まあ、今回の旅は、快適な空間体験を求めての旅という感じになってしまっている。

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(これで4ユーロ80セント)

ちなみに、チーズ、サラミ、ハム、バターと全麦パン二つとフェア・トレードのコーヒーで4ユーロ80セント。しかも、ドイツとは思えないほど美味しかった。これに穀物コーヒーというコーヒーからつくられていないコーヒーを飲んでみる。これは、それほど美味しくはなかった。まあ、イエナは文化圏的にはバイエルンに近いのかもしれない。ちょっと、ドイツの都市というよりかはウィーンとかプラハのような文化レベルの高さを感じた喫茶店であった。
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