SSブログ

Vflボーフムのホーム・ゲーム最終戦のチケットを買う [スポーツ]

小野伸二が所属しているVflボーフムのホーム・ゲーム最終戦のチケットを買いにボーフムに赴く。小野伸二が負傷して帰国していることは知っていたが、この試合には是非とも行きたいと思った。なぜなら、相手が稲本潤一の所属するフランクフルトであるのと、来期もし小野伸二がボーフムと契約をしなければボーフムの試合に来ることはおそらくないかもしれないと考えたからである(私の長女は小野伸二のファンなのだ)。もちろん、大久保嘉人のいるボルフスブルグとの試合を観に行こうと思うかもしれないが、彼が来期もレギュラーでいる保証はないし、5月の気候のいい時に一度、ボーフムの試合を観た方がいいと考えたのである。

私が住んでいるデュッセルドルフのチームは1部どころか3部である。それほどのサッカー・ファンではない私にとってはいくら地元であっても3部を応援する気持ちにはなれない。有名な日本人選手の試合も観られる1部の贔屓チームの一つでもつくりたい私は、家から1時間程度で行ける範囲で活躍している1部チームから贔屓のチームを選びたいと思っている。この条件を満たすチームは6つ。ブンデスリーガの1部チーム18チーム中6つというのは相当の集積度であると思うのだが、それらのチームのある都市は西からケルン、レーバーハウゼン、ゲルヒンケルヒン、メルフェングラートバッハ、ボーフム、ドルトモントである。私はデュッセルドルフの北側に住んでいて、ドルトモントに勤め先があるので、通勤ルートの町のチームにより親しみを感じる。ということで、近くではあるのだがケルン、レーバーハウゼン、メルフェングラートバッハはあまり応援する気持ちにならない。一番、地理的に近いのはメルフェングラートバッハではあるが、ライン川を越えることが日常的にないので、なんか心理的には遠く感じてしまう。まともに考えるとドルトモントのチームにすればいいのだが、ドルトモントはドイツの中でも最も狂信的なファンがいるチームとして知られている。しかも、チケットの入手も最も難しいと言われている。敢えて、俄ファンが応援するようなチームではないだろうと思わせられる。ちょっと惹かれるのは、シャルケ04という素晴らしい戦歴を持つゲルヒンケルヒンのチームである。日本人の選手がいれば、ここを応援したいという気持ちもある。さて、残るはボーフムである。小野伸二が来期も在籍するのであれば、やはりここのファンになるのが妥当であろう。まあ、今すぐ決めることではないが、ボーフムかゲルヒンケルヒン、松井が入るような特別な事情があればドルトモントを応援しようと思っている(松井クラスの日本人が入ればケルンもレーバーハウゼンもメルフェングラートバッハもファンになると思う)。とりあえずは、現時点では暫定的にボーフムのファンになろうかという気分である。

さて、ボーフムを応援するのはいいが、どうやってチケットを買うかということが問題である。とりあえず、スタジアムに足を運んだが、スタジアムのチケット売り場はすべて閉まっていた。ここではどうも当日券しか売らないらしい。しょうがないので当日券が買えることを期待して来るしかないかなと考える。しかし、以前マインツに学生達と当日券で試合を観に行こうとしたら満席で入れなかったことがあるので、同じ轍は踏みたくない。さりとて、他に方法も分からないので中央駅までとぼとぼと歩いていた。駅のそばの商店街に入ると、コンサートのチケットを売っている店があったので入って、サッカーのゲームのチケットが購入できるかと聞く。ちょっと先に行ったところで買えるわよ、と言われて、お!と期待する。言われたようにちょっと先に行ったところにチケットぴあのような店があって、そこで今度のホーム・ゲームの試合が観たいのだけどと言うと、もうあまりチケットは残っていないのだけど、と言いつつ、ここでいいか、と連続した席を提示してくれた。値段を聞くと大人は35ユーロで子供は10ユーロであると言う。なかなか悪くないので買うことにした。特に13歳の子供が10ユーロと大人の3割弱の値段で観られるというのはなかなか素晴らしいことだと思う。欲しいものがある時に、その手段が不明の場合、ぶらぶら街を歩くと手に入れられるというのは都市の極めて重要な要件であると思う。自動車で移動して探すのではなく、歩いて探すというところがポイントである。ボーフムはルール地方の中ではその存在感が薄いが、強いサッカーチームと、歩いて欲しいモノが手に入る中心市街地を有しているという点に関しては、都市を魅力的にする重要な要件を満たしているなと思った次第である。

nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0