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大阪府の負債の相対的な少なさに愕然とする [サステイナブルな問題]

橋下大阪府知事が本気で頑張っている。まあ、聖域を設けないで切り込む、というまでにはいかないが、相当、本気だ。児童図書館の廃止などは、有料化することで対応できないのか、とも傍観者としては思ったりするのだが、有料化するとするで、人件費や管理費がまたかかるから結局、廃止することがいいのかもしれない。もったいない気もするが。

ところで大阪府の負債は5兆円である。平成19年10月の大阪府の推計人口は約882.8万人。すると、大阪府民の一人当たりの負債額は56.6万円。これには驚いた。大阪府はもう「破産状態」にあると橋本知事は初登庁の挨拶で言っていた。そして「給料が半分になるのは当たり前」とも言っていた。大阪府の職員は現在でも47都道府県で下から5番目ぐらいの給料だったのだが、橋本知事の決断でどうも最下位になりそうである。しかし、大阪府民の一人当たりの負債額はたったの56.6万円程度であるのだ。これでも、そうか破産状態なのか。というのは、私が国籍を持っている日本国の負債は約800兆円。一人当たりの負債額を計算すると約670万円くらいか。大阪府の10倍以上だ。この670万円の負担者にはもちろん100歳近いおばあちゃんや0歳の赤ん坊も含まれている。大阪が「破産状態」であるなら、日本国はどうなっているのか。しかも、道路整備やら空港整備やら、せっせと将来の世代に借金までしてさらに負債を増やしている。本当、どうなるんだろうね、この国の将来は。大阪府の借金の少なさに気づき、大いに驚いた次第である。将来に展望がみられない国に、愛国心とか持たせようとしても難しい。自民党政府は、まずこの巨大な借金をどう解消するか、という道標を提示すべきであろう。さらなる借金を増やすことを言う余地はもうないのではないか。渡辺行革相がもっと暴れるべきである。


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