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宇野市の駅前にある下品なパブリック・アートは、私を宇野市から去らせる理由としては十分である [都市デザイン]

ちょっと前のことだが、小豆島へのフェリーに乗るために宇野駅に来た。宇野駅の前には、怪しげなパブリック・アートが鎮座していた。女性が変に艶めかしいポーズを取っている彫刻である。足が3本ある。足はちょっと開いていて、これは何かいやらしい。果たして、これはアートなのか?これを設置する公共的な意義はあるのか?この女性はどうも「愛の神」らしいのだが、この物体が表現する「愛」はどのような愛なのだろうか。少なくとも、子供や人類に対しての博愛心といった「愛」ではないだろう。そういう愛であれば、腕を広げたりして、腕を空に向けて差し出すようなポーズを取るはずだ。片手をだるそうに頭にもたげ、脇を見せたりはしない。私は、はっきりいって、このようなアートが設置されるのは反対である。これを私は自分の庭に設置したいとは思わない。誤解されるからだ。他の人は平気なのだろうか。私はこのパブリック・アートが置いてあるという事実だけで、宇野市がちょっと嫌いになった。それは、このような下品な彫刻が、アートとして人々に強要される、というトップダウン的な体質が嫌悪感を催すからである。アートとは、それを設置する人々の品性をも映し出す。もし、この町で生まれ育ったら、この物体がこの町から去る大きな理由の一つになるであろう。

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