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防犯ブザーの件で、町田はやはり都市的洗煉さの欠片もないファスト風土だと認識する [グローバルな問題]

東京都町田市教育委員会が、小学校の新入学児童に無償配布する防犯ブザーを市内の朝鮮学校の新入学児童に配布しないことを決定した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013040502000112.html

市教委の担当者は「国際情勢を受けて総合的に判断した」と説明したが、小学校一年生の子供に防犯ブザーを差別的に配らないことが、なぜ国際情勢を受けたことになるのかはまったく分からない。そもそも北朝鮮の政治と、日本に在籍している朝鮮の子供とにどのような関係があるのだろうか。

私だって、ドイツに行けば、「なんで日本人は原発事故後も原発を推進しようとする政党を選んだのか。人類に対してあまりに無責任じゃないか」みたいな非難を受けることもある。私だって、そのような状況は心底、情けなくも思う。しかし、それが理由で、ドイツの人達から、日本人だから差別してやる、みたいな判断を下されたら、本当不愉快になるだろうし、それゆえにドイツを嫌うかもしれない。しかし、さすがにナチスの歴史を反省しているドイツではそのような判断はされないと思う。

それに比べると本当に、この町田市の判断は情けない。たかだか防犯ブザーである。なんで、こんなところで差別をしなくてはならないのか。在日の人達だって、多くは北朝鮮の今の愚行に呆れている筈だし、嫌悪感を覚えている人の方が多勢であろう。それと付き合って、なぜ自らが低いレベルにならなくてはならないのだろうか。私は、この一件で、町田はやはりアホな郊外自治体で、都市的洗煉さの欠片もないファスト風土なところなのだなと再認識した。以前、校内暴力が吹き荒れたころ、もっとも悲惨な事件が起きたのが町田市であったが、そういう社会的な問題が生じるだけの風土は、今にも引き継がれているのだなということを知る。
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