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アムトラックでニューヨークからボストンまで移動する [地球探訪記]

アムトラックでニューヨークのペン・ステーションからニュー・ヘイブン、そしてニュー・ヘイブンからボストンのセントラル・ステーションまで移動する。ニューヨークのペン・ステーションでは、出発の10分から15分前まで到着するホームが表示されない。仕方がないので、待合室で時間を潰す。ちょっと、空港を意識しているかのような待合室である。さて、10分前にホームが表示される。エスカレーターでホームまで降りるのだが、そのエスカレーターの入り口にてチケットの改札がある。あたかも空港のようである。しかし、これが待ち行列をつくり、定時になっても客が乗り切れない。ということで遅れて出発する。飛行機と列車とでは乗客数が違う。なんか、システムがおかしいのではないかと思われる。

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(まるで空港のような待合席)

列車は自由席である。ニューヨークからニュー・ヘイブンまで70ドルはちょっと高いような気もする。席はほぼ埋まっているが、席分しかチケットは売られないようである。

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(列車の中)

ペン・ステーションから列車はしばらく地下を走り、暫くして地上に出る。どこに出たか、最初は不明だったのだが、周りの光景からクイーンズの方であることに気づく。つまり、ペン・ステーションを出た列車は一度、イースト・リバーを渡り、それからマンハッタンを左手にみつつ、クイーンズを北上していくのである。線路は随分と高架を走り、そこからのマンハッタンの摩天楼の車窓は素晴らしい。絶景である。その後、サウス・ブロンクスを走り、列車は東を行く。コネチカット州のニュー・ロシェル、スタンフォード、ブリッジポートなどである。ニューヨークの豊かな郊外住宅地を列車は走り抜ける。

ニュー・ヘイブンへは1時間30分ほどで到着する。そこでイェール大学や街並みを見学し、またニュー・ヘイブンからボストンへと向かう。4時40分と10分遅れでニュー・ヘイブンを発った列車は、大西洋岸の美しい景観を眺めつつ、プロヴィンスなどのアメリカの文脈でいえば古都ともいえる歴史ある街並みを有する都市に寄りつつ、ゆっくりとボストンへと向かう。ボストンに到着したのはもう7時30分と日も暮れつつあった。

自動車で移動すると、大抵、高速道路を走るのと自分がハンドルを握るので、あまり景観が楽しめない。それに比べると鉄道の旅はいい。もちろん、日本の新幹線などは高速道路を走るのと同じようにそれほど景観を楽しめないのだが、外国の鉄道はスローで、移りゆく景観を楽しめるのが嬉しい。

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