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福島第一原発の事故で、子供の通学の安否を心配するアメリカ人の話(といっても、在日のアメリカ人ではなく、アメリカでの話) [グローバルな問題]

私のアメリカ人の友人から聞いた驚くべき話。

私のアメリカ人の友人はロスアンジェルスの郊外にあるサンマリノの公立小学校に11歳の娘を通わせているのだが、その小学校の校長先生に、父母から「日本の原子力発電所で事故が起きたのに、学校は何か対策をしないのか。子供を通常通り通わせて安全だと思っているのか」という問い合わせが複数あったそうである。私の友人は流石に「あまりにも馬鹿げていて、同じアメリカ人として恥ずかしい」と嘆いていたが、いやはや、アメリカ人の過剰反応には驚かざるを得ない。

その話を聞いた私は思わず、「そんなに放射能が恐ろしいと思うのなら、そもそも原爆を広島や長崎に落とすなよな」と言ってしまったが、もちろん、友人は冷静に捉えているので、私の皮肉を聞かされていい迷惑なのだが、本当、一部のアメリカ人はこのような馬鹿がいるということは日本人としては自覚をしておいた方がいい。しかも、サンマリノというのは、ロスアンジェルスでも有数の高級住宅地で金持ちしか住めない。私は「なんで、サンマリノに住んでいるようなエリートがそういう非科学的なことを言うのかな」と友人に質問すると、彼は「被害者意識が過剰にあるからじゃないのかな」と分析した。

日本人はアメリカ・コンプレックスが特に団塊の世代において強烈に強いが、こんな馬鹿な人達が多くいるということはしっかりと認識しておいた方がいい。私はアメリカに7年以上も住んでいたことがあり、大学院もアメリカであるが、最近、つくづく感じることはアメリカ人が「裸の王様」になっていることである。そして、アメリカ大好きな団塊の世代の人達も、「裸の王様」的に映ってしまっていることである。多くの面で日本を始めとしてヨーロッパや他国の方が文化的で洗練されていると思われるのだが、当のアメリカ人だけが今でも自分達こそが世界のリーダーであって最先端にいると誤解しているからだ。しかし、実態はこのように科学的でもなく、自己の主張だけを振りかざす消費者意識の固まりの人達だったりするのだ。とはいえ、福島第一原発で他国に迷惑をかけ、不安をまき散らしているのは日本だったりするのだが。
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