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ガルミッシュ・パルテンキルヘンの農民の考えに感銘を受ける [都市デザイン]

2018年開催の冬季オリンピックにミュンヘンが立候補した。ライバルはフランスのアヌシー、韓国の平昌などである。まあ、それはいいのだが、ミュンヘン市は会場を確保するために、アルプス山脈の麓にあるガルミッシュ・パルテンキルヘンのそばの農地に目をつけ、それを買収しようとしたらしい。その時、その農地の所有者がテレビの取材を受けたのだが、その答えが奮っている。

「私の家族は代々ここで農家をしている。600年以上もだ。その間、いろいろな統治者がこの土地を支配してきたが、皆、しばらくすると消えていった。現在の統治者もあっという間にいなくなるだろう」

凄いと思いませんか。これくらいの覚悟でドイツの農民は農業をしているのか。その考えに心打たれる、というか受けた。なるほど、ドイツで郊外開発がなかなか進展しない訳だ。

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