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イタリアの鉄道でドイツより優れているのは自動券売機だけだ [グローバルな問題]

イタリアの鉄道のサービスは悪い。先日、販売員の無責任さを記したが、ファブリアーノからローマに行くときも、ホームの掲示板が違う列車の情報を掲示していたので、ローマ行きの列車に乗り遅れて、結局1時間も待つ羽目になってしまった。この列車は時間通りだったのだが、頻繁に遅れるので、掲示板の情報が違っていたら私には認識する術がない。そもそも、ホームの掲示板はあるが列車の情報は滅多に更新されないことをその後、知った。ローマやフィレンツェの中央駅ではしっかりと掲示されていたので、これはファブリアーノという田舎駅だからの現象かもしれないが、それにしても不便である。駅に路線案内図は見つけられず、どうにも不親切だ。とはいえ、ドイツの鉄道よりは自動券売機だけは優れていた。ドイツのは購入するのに繰り返し情報を与えないといけないが、こちらは1発で済む。クレジット・カードを受け入れるし、しかも50ユーロ等も余裕で受け取ってくれた。さらに、お釣りが紙幣で出てきた。イタリアでは窓口で購入すると、幾らか以上だと手数料を支払わなくてはならない。嘘の情報を提供するような窓口に手数料を払うよりかは、数倍、この券売機で買った方がいい。ということで、今日はフィレンツェからデュッセルドルフまで戻らなくてはならず、出来れば1枚の切符で済ませたかったのだが、とりあえず英語が通じそうな販売員のいるミラノまで切符を買って移動することにしたのである。しかし、イタリアの方がドイツより自動券売機が優れているというのは興味深い。これは、私の邪推であるが、ドイツだとシーメンズがこの市場を独占しているためであろう。イタリアの自動券売機はイタリアではなく海外のメーカーに注文しているのだと思う。

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