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ベルリンのシンポジウムの飲み会で面白い話をたくさん聞く [グローバルな問題]

ベルリンのシンポジウムに参加している面々と飲み会に行き、いろいろと話をする。結構、面白い話が聞けて楽しい。ミュンヘンは人口が100万人はあるが、大きな田舎で都市は綺麗だが、めちゃくちゃ退屈だし、バイエルンの方言でしゃべらないと仲間に入れてくれない、と指摘するベルリンの建築家。韓国では女性のパワーが強くなって、退職と同時に三行半を夫につきつける女性が増えていて、また女性が主導する不倫が増えているのだ、と解説するサンディエゴ大学で教鞭を執る韓国系アメリカ人。彼はまた、農家に嫁ぐ日本で言うところのフィリピン花嫁は、韓国ではベトナム人であることも教えてくれた。リバプールでは、ポール・マッカートニーは神格化されているが、写真家の弟も才能があまりないにも関わらず地元ではスター面していることや、リンゴよりオノ・ヨーコの方が地元ではカリスマ的な扱いを受けていることを教えてくれるリバプール在住のキューレター。モスクワの団地は社会主義の時代には、誰もオープンスペースに植物を植えなかったが、開放された後は、花壇が出来て快適になったと言うモスクワの建築家。デトロイトではジェネラル・モーターの工場の用地を確保するために、住民の土地を強制収容したことがある、と指摘するデトロイト出身のアーティスト。クリーブランドは、ニューオリンズがカトリーナのダメージを受けた後に、多くの人を引き受ける準備をしたにも関わらず、ほとんど来なかったと落胆するクリーブランドの都市計画家。ロンドンでは鉄道を民営化したら、地下鉄の初乗りが5ポンドになり、時間通りには来なくなりメチャクチャになってしまった、と嘆くロンドンの建築家。マンチェスターではオアシスはもちろん大変な人気ではあるが、最近は退屈だと批判する人も増えている、という話をするマンチェスター在住のDJ兼ジャーナリスト。

どれもこれも面白い話である!アメリカなどで開催される国際学会に行っても、つまらない話をする人たちばかりしかいなくて、本当、知り合いでもいなければ行ってられないよ、という気分にさせられることが多い私であるが、今回のシンポジウムは刺激的で面白い。しかも、なんか私も好かれている気がする。こういう集いだったら、国際線に乗ってでも来る価値がある。縮小都市に惹かれる人達には何か、こう私と気が合うものがあるのだろうか?一つ言えるのは、縮小都市みたいなテーマを生真面目に取り組むと絶望的な気分になるので、どこか余裕がある、というかそんなに真剣にならない遊び心が多い人が集っているとはいえると思う。まあ、ちょっと居場所を見つけたような気分だ。


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