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日本の外務省がワインを買い漁っていることに関して考察した [グローバルな問題]

 ちょっと前の話になるが、2009年度末時点での、海外における日本の51の在外公館等では保管されているワインは、年間消費量の30倍にあたる約8000本もの数に及ぶ、ということが会計検査院の調べで分かった。
 昔の話で恐縮だが、私は、なんで日本の在外公館でこんなにワインをコレクションするのかが不思議でならない。保管するワインの膨大な量にも呆れるが、それよりも海外にいるとしても、日本人なんだからワインではなくて日本酒を保管していろよな、と強く思う。たとえば、フランスの在外公館等で日本酒を大量に保管していることを知ったら、我々は強烈な違和感を覚えるであろう。フランスの在外公館は基本的にフランスのワインを大量に保管していると思われるのである。それと同様に、日本の在外公館であれば日本の日本酒をしっかりと保管し、来客があればそれを振る舞ってもらいたいと強く思う。元はといえば、私も支払っている税金を原資としているのであるから、ワインなどではなく、日本の経済にも貢献する日本酒を買うべきであろう。
 日本酒というワインと同等かそれ以上の酒文化を有している国民を代表する在外公館の人々が、ワインを有り難がって飲んでいるというのは、ほとんど物まねジョージではないが、イエロー・モンキーそのもので情けない。自国の文化にしっかりと自信を持てない、もしくは自国の文化をしっかりと相対的に評価する能力も持っていない人達が、在外公館で働いて外交をしているかと思うと、心底情けない気分になってしまう。そういうことをしているから、海外から日本人はバカにされるのである。

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