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被曝量を考察する [原発問題]

私のガイガーカウンターは、これまで被曝した放射能の合計を示してくれる機能がついている。まだ購入してから1ヶ月経っていないのだが、既に0.1ミリシーベルト。これでは1年間に1ミリシーベルトを越えるのは確実だ。

さてガイガーカウンターを購入してから、いろいろな人と残留放射能の話をするようになったが、総じて、極めて楽観的に捉えている人が多い。残留放射能を甘く見ているのである。それは、通常の生活でもレントゲンなどで放射能に被曝しているから大丈夫であろうと考えてしまっているからのようだ。しかし、私もはっきりと数字を把握していないこともあったので、ここに整理してみたい。

一番気になるレントゲン。私は先週もしたのだが、これは場所によって相当、異なるようである。結構、大きいのは胃で2ミリシーベルト。腰椎で1.5ミリシーベルト。胸部だと0.065ミリシーベルト。CTは0.23ミリシーベルトだそうだ。胃のレントゲンを撮ると、一回で二年間の被曝量になってしまうのか。ちょっと驚きだ。ちなみに成田—ニューヨーク間の往復被曝線量は約86マイクロシーベルト、すなわち0.086ミリシーベルトになる。

まあ、このように捉えると、確かに胃のレントゲンを一回余計に撮ったと考えれば2年間くらいはクリアできるかとも考えられなくもない。レントゲンが危ないのか、それとも残留放射能がそれほど危なくないのか。

一方で放射能管理区域の設定基準は、1週間で300マイクロシーベルトである。これは、一時間あたり1.78マイクロシーベルトになるので、福島市や郡山市は市境にレントゲン室に掲げてある放射能管理区域マークを掲げなくてはいけないということだ。東京でも日刊ゲンダイの調査によれば、地表上でも足立区足立2丁目で2マイクロシーベルトを越えたところがあるそうだ(http://gendai.net/articles/view/syakai/131066)。まあ、実際何がどの程度、危ないのか、私が無知なこともあって何とも判断ができないところもあるが、何しろ欲しいものは正しい情報と知識であると強く思う。

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