ローウェル・ジョージ『特別料理』 [ロック音楽]
リトル・フィートのシンガーであり、ギタリストであるローウェル・ジョージが亡くなる直前に発表したソロ作品。リトル・フィートで数々の名曲を作曲したローウェル・ジョージであるが、本作品はカバーが多い。10曲中、半分の5曲が他人の曲であり、4曲が共作である。当時、リトル・フィートはよりジャズ的な要素を取り入れる方向に進んでおり、それをローウェル・ジョージはあまり面白くないと思っていたらしく、このソロ作品をつくることになったそうである。ローウェル・ジョージが単独でつくった曲は『トゥー・トレインズ』で、これはあの『ディクシー・チキン』に入っていた名曲であるが、このソロ作品では、さびに入る前までは、え?違う曲というほどの異なるアレンジが施されている。リトル・フィートとは違っているが、なかなかの傑作であると思われる。
『20ミリオン・シングス』では、「俺には2000万個のすることがある」と歌う。その数ヶ月後に亡くなることを考えると、人生の無常さを感じさせられる曲である。
『20ミリオン・シングス』では、「俺には2000万個のすることがある」と歌う。その数ヶ月後に亡くなることを考えると、人生の無常さを感じさせられる曲である。
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