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ガイガーカウンター付き腕時計を購入する [原発問題]

福島第一原発の事故が起きて、すぐ考えたことはガイガーカウンターが自衛のために必要であるということだ。ということで、アメリカのインターネットでガイガーカウンターを早速、購入した。ただし、日本には送れないということだったので、アメリカに住んでいる従兄弟の家に届けてもらうようにした。3月下旬のことだ。しかし、その後、従兄弟の家には商品が届くには2〜3週間ほどかかります、との連絡があったきりで、その後は梨の礫である。ちなみに代金は落とされている。どうしても欲しかったので我慢をしていたのだが、そうこうしているうちに、いわきに住む友人がガイガーカウンター付き腕時計をしているのを見て、同じものをヤフオクで購入したのである。ちょうど時計を購入したいと思っていたので、まさに渡りに船である。

今、それが手元にある。とても嬉しい。ロシア製で12万円ほどだ。なかなかの優れもので、適宜、大気の放射能を観測してくれている。その時の大気の放射能だけでなく、これまでの累積放射能被曝量までも示してくれるのも有り難い。0.1マイクロシーベルトを越えると、ピピツという警告を鳴らすように設定した。結構、頻繁に鳴る。

そもそもこの時計は、放射能を被曝するような環境で作業する人達のためにつくられたそうである。結構、ずっしりと重いが、近頃、久々に喉から手が出るほど欲しいものだったのでご機嫌だ。あと、これがよいところは、ちょっと計測する時に腕時計だから、周りに気づかれないことである。私はあまり考えていなかったのだが、いわきの友人によると、ガイガーカウンターでこれ見よがしに計測すると、福島市とか郡山市だと顰蹙を買うそうだ。まあ、この気持ちは分からないでもない。

しかし、問題はこのような道具を持ってしまうと、放射能が多く蓄積しているところに行きたくなってしまうことである。友人が先日、郡山市に行った時、こわごわと公園に行ったら、このガイガーカウンターの警告音が急にピッピッピッと鳴り始めたようである。この時計はコンピューターに繋げて、放射能の被曝量を時系列のグラフでも表してくれるようなのだが、この時は、グラフが急激に上昇したそうである。その話を、私はちょっと危険な好奇心を持って聞いてしまっているのだ。ちょっと郡山に行きたい気分が高まっている。身を守る筈のガイガーカウンターが、身を滅ぼすかもしれない。我ながら、馬鹿げたことを考えるなと思いつつも、ちょっと試したくてうずうずしている自分もいる。

写真(2011-06-14 15.49).jpg
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