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藻谷浩介の『デフレの正体』を読んで考えた今すぐできるデフレ脱却法 [都市デザイン]

藻谷浩介の『デフレの正体』を読んで、内需を維持するために消費を増やすこと、特に死蔵されている富裕高齢者層の貯蓄を吐き出すことが重要であることを知る。藻谷氏も女性の就業を高めること、外国人の観光客を集客すること、など提言しているが、彼が指摘していないことで、国内消費を増やす方法があることに気づいた。

それは、ワインを飲まないで日本酒や焼酎を飲むことである。そもそも日本で飲むワインは高くて、不味い。日本がアルコール飲料をつくれない国であるならまだしも、日本は世界で一番美味しい日本酒や焼酎を製造できる国である。そして、日本酒はワインにまったくひけを取らないと個人的には思う。日本でワインが不味いのは、アメリカやヨーロッパで日本酒が不味いのと同じ理屈だ。それでも、どうしてもワインが飲みたいのであれば、勝沼ワインなどの国産ワインを飲むことである。そうすれば、日本経済の内需振興にはつながる。ただし私は、勝沼ワインは高いし、味も同価格の日本酒には劣ると思うが、それは個人の嗜好の違いであろう。フランスやスペイン、ドイツにいけば美味しくワインが飲める。しかし、それを日本で求める必要はないであろう。

次に出来ることは外車を買わないことである。日本車はその性能面や価格面で、外車に劣るところはほとんどない。一番、お買い得である。アメリカは勿論のこと、ドイツでさえ日本車は人気である。日本車の評価が低いのは日本だけである。外車を好む日本の消費者の思考は、まったくもって合理的でないと私には思われるのだが、外国人にばっかり日本車の優秀さを体験させる必要はないであろう。価格的にも高い日本車も出回っている。どんどん日本人であるなら、日本車を買って日本の内需拡大に貢献すべきであろう。

同様のことはスイス時計や、ただの記号でしかない海外のブランド物の鞄などを買わないことだ。代わりに日本のものを買っていればいいのです。

また、なぜか日本人は包丁もドイツのヘンケルのものを有り難がっていたりするが、ドイツで生活して分かったことは、ヘンケルでも最高級品は日本製の包丁であるということだ。日本人だったら日本の包丁を買えばいいのに、そこはなんか盲目的な西洋信仰があるんだろうねえ。それは、それで酔狂ではあるが、デフレを解消するために内需を拡大するのであれば、日本のよいものを買えばいいのだ。また、パンより米をたくさん食べたり、アメリカのウォルマートがやったように「バイ・アメリカ」ならぬ「バイ・ジャパン」運動を展開すればいいのである。まあ、ウォルマートは広告では「バイ・アメリカ」と言いつつも、中国製を売っていたという落ちがあるのだけど、日本はアメリカと違って、世界でも飛び切り優れたモノを製造しているのである。なぜ、高くて劣る欧米の商品を買う必要があるのだろうか。
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