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シアトル・マリナーズがあまりにも弱くてイチローも大変だ [スポーツ]

シアトル・マリナーズが今年も弱い。勝率.385(9月14日時点)は、ボルティモア・オリオールズと同率でアメリカン・リーグでは最低である。なんでイチローがいるのにこんなに弱いのだろうか。大リーグを全然、フォローしていない私は不思議に思って、各チームの統計をみてみた。そこで分かったのは、シアトル・マリナーズのチーム打率がアメリカン・リーグだけではなく、大リーグでも最低の.234であったということだ。ちなみに最高はテキサス・レンジャーズの.276。チーム打点もアメリカン・リーグ最低の433で、これは最高のニューヨーク・ヤンキースの730の6割にも満たない。ホームランもオークランド・アスレチックスの89本に続いて少ない90本で、トロント・ブルージェイズの224本の約4割にしか過ぎない。ホームランはともかく、イチローがいるのになんで打率が最下位なんだ。ということで、マリナーズの野手の打率をみると、当然イチローの一番成績が良くて.312(9月14日時点)であるが、なんと次がウィルソンとフィギンスの.249と2割5分にも満たない。ちなみにチーム打率が一番よいテキサス・レンジャーズでは2割5分以上の打率の選手は12人いる。こんなにシアトル・マリナーズは打撃がダメなチームだったのか。つくづく、本当、イチロー一人の肩に攻撃の負担がのしかかっているチームであることを知る。と同時に、改めてこんなチームでも継続的に成績を残しているイチローの偉大さを認める。日本ではイチローと松井が同格のように取り扱われているが、大リーグにおいてのイチローの評価は松井とは別次元である。アメリカという社会はいろいろと多くの問題を抱えているが、比較的、実力をしっかりと評価する。そういう点で、イチローのような実力のある選手が大リーグに行き、大いに認められたことは素晴らしいことであると思う。そして、チームが弱いということも、イチローという偉大な選手にとってはその栄誉を汚せないことであるのだなと思う。といいつつ、少しはもうちょっといい選手を取ることはできないのか、シアトル・マリナーズは。

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