ユーロスターはとてもレトロな特急列車であった

アンコーナからファブリアーノという町まで移動する。ユーロスターという特急列車を利用した。ユーロスターというので、新幹線やドイツのICE、タリスのような流線型で格好のよい特急列車をイメージしていたのだが、おそろしくレトロな列車であったので感動した。日本でいえば１９６０年代〜７０年代ぐらいにつくられた特急車両といったイメージで、既に廃車されたようなモデルである。なんかタイムスリップしたような感じだ。しかし２等車両であったが、椅子は横２列と１列の合計３列しかなく、空間的には贅沢なつくりが為されていた。トイレはちなみに結構汚かった。各駅停車だと４．５０ユーロのところ、特急料金で７ユーロ余計に払うことになった。とはいえ、各停だと１時間４０分かかるところを、このユーロスターだと１時間程度で行く。そう考えると、この７ユーロは決して高くなかった。イタリアにはアルタベロチタという新幹線が走っているので、その格下ということで、日本でいえば普通の特急列車という位置づけなのだろうが、日本の特急列車でいえば８０年代という感じである。ＪＲ前の国鉄の特急車両というイメージでとてもレトロだ。タイムスリップしたような印象を受ける。


（ユーロスター。なんか非常にレトロ感溢れる）

タグ：ユーロスター アルタベロチタ