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ドイツの列車に乗って、その騒音にほとほと辟易する [ドイツ便り]

ドルトモントからデュッセルドルフまで列車で移動する。9時30分という時間で、通勤ラッシュではなかったが、結構、乗客は多く、座席に座れず立っている客も多い。何人かの中学生くらいの学生と乗り合わせたのだが、彼らがラジカセか何かで音楽をかけ続けている。こいつらはヘッドフォンを知らないのか!しかも誰も注意をしない。日本でもここまで非礼なガキどもはいないであろう。しかも、この中学生達は不良という感じでもない。この学生が列車を降り、やれやれと思っていたところ、前の座席に座った若い女性が音漏れ激しくiPODを聴き始めた。日本でも経験したことのない大音量の音漏れだ。これまた、誰も注意せずにじっとしている。どんどこどんどこと低音が漏れてきて、不愉快になっていく。日本の方がまだ公共エチケットがあるのか、といきなりドイツ2日目にしてショックを受ける。それにしても、ドイツ人の忍耐力は凄いものがある。外国人の私でさえ「黙れ」と言いたい気分になった。まあ、その気分になったが、「黙れ」のドイツ語も出てこなかったのだが。

日本に住んでいるとドイツ人は公共性をしっかり意識して、その使い方なども日本人なんかに比べて優れている、といったようなイメージを抱いていたが、必ずしもそうでないな、と思わされた。ドイツにはもう10回以上は訪れているが、このようなことは知らなかった。というか気づかなかった。生活をして初めて見えてくることもある。

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