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中学入試の直前は漢字を勉強するのがお勧めだ [中学受験]

いよいよ次女の中学入試が始まっている。直前に何をさせるのか、というのは大いに悩まれるところだと思われる。まず、重要なことは生活のリズムをしっかりとつけて、試験本番時に頭がフル回転できるようにすることだ。いたずらに直前になって1〜2時間ぐらい余計に勉強したとしても、それで点数はほとんど上がらない。確率的には0ではないかもしれないが、ほとんど0に近い。一方で、寝不足で試験本番に臨んだとしたら、確実に1割ぐらいは点数が引かれるであろう。そういった意味で、最も重要なことは試験本番に健全な状態で臨めるようにすることだ。

さて、しかし、それでは起きている時間に何をすればいいのか、というと漢字の勉強をするべきである。もう漢字は100%マスターしてしまっているという児童は別であるが、そういうケースは非常に稀であると思われる。どこか苦手なところがあるはずだ。どこが苦手であるかは、それ以前に、例えば旺文社の「出る順過去問 漢字」とかサピックスの「漢字の要 入試実践演習」などを一通りやらせておき、そこで出来なかった漢字のリストを作成しておくことが重要だ。次女の場合は、まず旺文社の「出る順」をやらせて、出来なかった漢字を反復練習させた。しかし、その後、サピックスの「漢字の要 入試実践演習」をやらせたところ7割ぐらいしか出来なかったので、改めてサピックスの「漢字の要」の出来なかった漢字リストをエクセルでつくり、出来るまで何回もやらせた。

この出来るまで何回もやらせた漢字は面白いことに、最も早く忘れる漢字のリストでもある。したがって、模試とかでも出来ない漢字は、見たことがない漢字ではなく、そもそも漢字ドリルでも出来なかったものが、その後、覚えさせていたにも関わらず忘れてしまってできなかった漢字とほぼ重なっていた。ということで、入試直前には、この最初に出来なかった漢字リストを再びやらせるようにしたのである。

さて、何故、漢字を直前にすることが重要なのか。それは、次の理由からだ。
1)漢字のテストはまず、必ず出るということ。ということで、出るか出ないか分からない問題をやるよりも点数アップの確度が高いということ。
2)一度、暗記をしているので、復習効果が高いこと。すなわち、ちょっと勉強することで、記憶を呼び戻すことができるからだ。新しいことを学習するよりも、こちらの方が点数アップの確度が高い。
3)新しい知識を覚えたりする勉強をすると、知的興奮状態になり、そうでなくても試験前日で寝付きが悪いのにさらに悪くなったりする。漢字の勉強は、それほど知的興奮を覚えない。
4)国語の試験はたいてい、1時限目にある。そこで、漢字が出来ないと多いに落ち込み、精神的にもマイナスとなる。しかし、逆に出来ると、自信がつき、他の科目にもポジティブな効果をもたらす。

さて、ということで次女を試験に臨ませたのだが、1日目は漢字が全部、出来て、無事合格することもできた。四谷大塚の偏差値が67の進学校である。次女にとっては第二志望であるので、まだ受験は続くが、12月のサピックスの模試でも偏差値40台であったことを考えると、本当によくやったと思う。途中で反抗期も重なり、私の言うことも聞かなくなり、これはまずいと危機感を持ったが、その分、スパルタ塾での教育が補ってくれたということか。ただし、このスパルタ塾は、次女が1日目にこの学校を受けることに猛反対し、絶対、受からないといっていたのを聞かないで受験させたこともあり、まあ無事、合格できてホッとしている。とはいえ、第一志望の試験が今日、明日、明後日と3日間あるので、まだまだ家は緊迫している。とはいえ、無事、第二志望が通って本当によかった。

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