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ブラジリアでレンタカーをして発狂しそうになる [都市デザイン]

ブラジリアでレンタカーをする。ブラジリアに来るのは4回目だが、自分で自動車を運転したのは初めてである。それまでも、この都市は人間を無視した、自動車優先のとてつもなく馬鹿げたろくでもないところだと思っていたが、自動車で運転してもとてつもなく酷い都市だということが分かった。要するに自動車優先でつくられていても、自動車に乗ろうが乗るまいが、ろくでもない都市であったのだ。何しろ、信号がほとんどないので、ひたすらマグロのように運転し続けなくてはならない。これは辛い。本当、ちょっと運転を休みたいと思っても、休むところがない。JK橋を間違って渡っても、まったく止まれず、クローバー型インターチェンジをくるくるして戻ってくるしかない。日本であったら高速道路に乗っていて疲れたら降りることもできるが、ここブラジリアではそんな贅沢は許されない。止まったら死ぬのだ。イーグルスのライフ・イン・ザ・ファスト・レーンのリフがなぜか頭の中でリフレインする。また、日本でいう右折ができる交差点がほとんどないので、Uターンの連続技で行きたいところに行くしかない。そういうことで、ひたすらくるくる回り続けて、しかも、他の自動車の運転マナーも悪いので、本当、疲れる。この都市を賞賛する建築家がいるが、私的にはまったくもって理解できない。都市は彫刻ではないし、模型でもない。都市は絶えず動いているのだ。動的に都市を捉えることができるイマジネーションさえあれば、こんな酷い都市を誉めることなど、とても出来る訳がない。
タグ:ブラジリア
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