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福島県民に犠牲を強いるような判断をしたのは東電よりも経産省という恐ろしい事実が発覚 [原発問題]

以下、下記のホームページから引用させてもらう。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201208%2F2012081300831

東京電力福島第1原発3号機が水素爆発を起こす直前の昨年3月14日朝、同機格納容器の圧力を示す数値が急上昇したことを受け、東電が記者発表しようとしたところ、経済産業省原子力安全・保安院から公表を待つよう指示されていたことが、同社のテレビ会議映像などで13日、分かった。
 同映像によると、3号機では14日午前6時ごろ、格納容器の圧力の値が異常に上昇したことを把握。吉田昌郎所長(当時)は水素爆発が起きるかもしれないとして、現場にいる作業員を一時的に退避させたが、この情報を保安院が公表したのは同日午前9時すぎ、同機原子炉建屋が水素爆発を起こす約2時間前だった。
 福島第1原発の東電広報班はこれに先立ち、報道向け広報文を準備したが、本社とのやりとりの中で担当者は「国から止められ、プレス発表を行わずに待っている状況」と発言。本社の社員とみられる人物も「この事象に関しては、保安院の方もプレスへの情報を全て止めていると。事業者からの公表もやめろということです」と話した。
 さらに、本社では「先ほどのプレスに関する情報です。保安院に確認しましたら、絶対に駄目だというのが向こうの見解で、このプレスは行うなという強い要請、指示だそうです」との声も録音されていた。
 保安院は公表が遅れたことについて、「上司と連絡が取れず、東電にも発表を待ってもらっていた」などと説明している。

引用終わり

この情報には驚いた。いやはや、時事ドットコムという極めて右寄り、保守的なメディアがこのような政府批判の記事を発信していることも驚きだが、この事実が逆に、これは真実であることを裏付けている(というより、時事ドットコム、何が後ろで蠢いているのだ!)。結局、より福島県民に犠牲を強いるような判断をしたのは東電ではなく、経産省という恐ろしい事実が今更ながら明らかになったのだ。いや、未だに電力会社を管轄する組織へ、経産省が出向する(しかも経産省へのUターンもOK)ような状況が許されていることを考えると(国会事故調査委員会がそのような状況を一刻も止めるべきと提案しているが依然、無視)、なんか本当にとんでもないことが起きてるのではないだろうか。これじゃあ、第二の福島が起きるのも時間の問題である。国会事故調査委委員会が指摘したように、電力会社管轄組織を経産省の天下りにしては絶対駄目だ。これは、別に役人への倫理を求めている訳でも何でもなく、日本を破壊させないために強く望む。というか、自民党も駄目だったが民主党も駄目すぎる。どうにかしないと、本当、日本は滅びるぞ。

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