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シアトルのスポーツ・ラジオでイチローが批判されていて、ちょっと残念な気持ちになる [スポーツ]

 シアトルではレンタカーを借りて、街中を移動した。レンタカーでは、スポーツ・ラジオを聞くようにしている。シアトルであるのと、6月ということもあって、スポーツ・ラジオはおもにマリナーズのことを集中的に話していた。ラジオ番組のホストは、イチローは6月になって3番から1番に戻ったが、最近20打席3安打で果たして1番をこのまま任せてもいいのか、と話していた。3番の役割を果たせず、不調のままだったので1番に戻したが、それでも不調である。6番とか7番に打順を落とすことをそろそろ考えた方がいいのではという意見であった。引退も間近なのではないか、という話もあった。昨年の打率が3割を切って2割7分ちょっと。現時点では2割6分ちょっと。確かに不調ではあるが、それでもチームで3番目の打率は、それほど悪くはないであろう。しかし、このホストはイチローに厳しい意見を述べていた。
 さて、このようにイチローに対して逆風が吹いているようであったが、シアトルに来て、彼は本当に地元のスーパースターであることがよく分かった。ラジオのコマーシャルでもしょっちゅう、イチローの名前が出てくるし、マリナーズの本拠地であるセイフコ・フィールドでは、エースのフェリックス・ヘルナンデスと並んで、イチローの巨大なページェントが垂れ下がっていた。日本人であれば、誰でもちょっと嬉しくなるような光景である。
 まあ、このようなスーパースターであるがゆえの厳しい意見なのかもしれないが、これらのネガティブな意見をイチローには是非とも跳ね返して欲しい。オールスター・レベルの日本人大リーガーはダルビッシュ、イチローだけのような状況であるからこそ、イチローには活躍をしてもらいたいと思うのは私だけではあるまい。シアトルでマリナーズの試合をラジオで聞いていても、福留とかはしっかりと名前が発音してもらえないくらいである。確かにアメリカ人からすれば、口を噛みそうな名前であるが、マリナーズの実況中継をするアナウンサーとしては、名前をあまり知らないからというのが理由であろう。打率も2割にも届いていないし、なんだこの脇役ぶりはと思わずにはいられない。川崎はちょうど私が聞いていた試合では活躍をしたが、それにしても、日本人の大リーガーの存在感は全般的に薄すぎるように感じる。川崎や岩隈が大リーグの雰囲気に慣れ、そこそこ活躍できるようになるまでイチローには、スーパースターの名にふさわしい活躍をこれからも期待したい。勝手な要望で恐縮だが、彼の活躍はシアトル、そしてアメリカにおける日本人のイメージづくりにも大きく寄与しているからである。

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(セイフコ・フィールドの正面玄関にて)

タグ:イチロー
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