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大飯原発再稼働をなぜ焦るのかを勝手に邪推する [都市デザイン]

大飯原発の再稼働が拙速過ぎる、との指摘が各方面から聞こえてくる。さすがに、世論はそれほど高くはないが、それでも過半数が原発反対の中、なぜなのかと訝しむ人は多いと思う。まあ、私が邪推するに、これは、夏までに原子力発電所が稼働せずに、それほどの電力不足の被害もなく、無事にやり過ごせてしまうと、原発いらないじゃないか、という電力会社的には「不都合な真実」が白日の下に晒されてしまうからではないだろうか。

原発を無理矢理稼働するほど、日本は電気に困っていない。だって、本当に、日本ほど街中や田舎でも電気が無駄使いされている国を私は知らない。マンハッタンの夜で驚くのは、夜景の美しさより、その闇の深さである。深い闇の中に、摩天楼の電飾などが光るので美しいのである。逆に、東京の夜は本当、この後に及んで未だ明るい。闇を楽しむことができないほど明るい。

しかも、日本は技術的に今後、爆発的に市場が拡大すると考えられる再生可能エネルギーの宝庫(地熱、風力、潮力、太陽光だってヨーロッパより遙かにいい)であり、技術力もあるにもかかわらず、なぜか原子力に拘る。まあ、よっぽど美味しいんだろうねえ。だって、つけは全部子孫に回して、自分達だけが利益を享受できるんだからねえ。まあ、普通、こういうことは恥知らず、と非難されるのだが、どうも「赤信号、みんなで渡れば怖くない。日本人の子孫の皆様、放射能のゴミを残して申し訳ないけど、我々、死んじゃったので責任とれましぇーん」で頬被りするつもりらしい。いやあ、しかし、よほどいい思いをするのならともかく、ただ電気を無駄遣いするだけで、そんなに子孫に負の遺産を残さなくてもいいのにとつくづく思う。

あと、この冬が寒いのは、どうも原発を稼働していないからだとの話もある。これは、原発が周囲の海温とかを暖めまくっていたので、原発が稼働しないと海温が冷たいままだからだそうだ。そう考えると、地球温暖化防止の切り札としての原発というのも随分と怪しくなってくる。まあ、日本が原発のゴミまみれになっている時は私も死んでいるからどうでもいいけど、子供達や学生達の将来はどうかしたいと思う。ただ、今、考えている有効だと思われる案は日本脱出ぐらいだが。だって、私がどう頑張ったって原発はつくられるし、道路もどんどんとつくられるだけだからなあ。


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