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ドイツ人と居候して、ビールとコーヒーを飲みまくる日々を過ごす [ドイツ便り]

ドイツ人の友人宅に10日間ほど居候させてもらった。途中から、共通の友人であるチェコ人も住むことになったので男3人での共同生活を10日間ほどした訳である。まあ、どちらも以前からの友人で一緒に生活をするうえで私はまったく問題はなかったのだが、唯一、違和感を覚えたのは食生活が単調であることだ。朝は、トーストにハム、チーズ、たまにゆで卵。それにコーヒー。夜はスパゲッティ。夜に関しては、私が調理をしたりもしたので、比較的自分が食べたいもの、すなわち野菜を多く入れたり、味付けもニンニクと玉葱とオリーブオイルといったものにしたりして食べることができたが、それでも、やはり食のバランスは相当偏っている。しかも夜は必ず、ビールを毎日1リットルぐらい飲む。ビールに関しては強制的に飲まされているわけでもまったくなく、自分から進んで飲んでいるのだが、この生活を続けていたら、がたが来るような予感がする。ビールは地元ドルトモントのクローネン・ビールで、とびきり美味い訳ではないがまあまあいける。これを懲りずに毎夜、男3人で飲んでいるのである。こりゃ、早晩、そうでなくても出ている腹がビール腹になるのは必至であろう。昼は外食がほとんどで、ここで野菜を積極的に摂らないと、夜も外食だったら結構、悲惨である。そして何よりコーヒーを飲みまくっている。コーヒーは日本でも飲んでいたが、ここドイツだと朝から飲んで、駅で列車を待っている時に飲んで、昼食後にも飲んで、そして夜も結局飲んでいる。ドイツのコーヒーは映画『バグダッド・カフェ』でも描かれていたように、濃くて美味しい。まあ、特別に美味しい訳ではないが、アメリカのよりかは遙かにましだ。ということで飲んでいるのだが、身体にはよくないと思う。

ここドイツの外食ではあまり美味しい食事にありつけていないが、結構、気に入ったのはデュースブルクのトルコ人街にあったトルコ料理である。羊の肉に、バター・ライスのにんにく炒めと野菜などがついてくるのだが、これはこの10日間で一番、美味しい料理であったような気がする。イタリアン・レストランはもちろん、ここドイツでも多くあるが、日本で美味しいイタメシを食べていた私からすれば別物である。ドイツに住んでいると、和食はともかく、イタメシも懐かしく思われてくる。イタリアにいけばありつけるのであろうか。

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(ビール。200ミリリットルで約200円)。

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(コーヒー。結構、濃い)

まあ、ともかくビールとコーヒーだけは摂取量が日本にいたときに比べて遙かに増えた。居候をやめて家族と住むようになれば、食生活も変わるかもしれないが、ちょっとドイツ人達と生活したことで、彼らの食生活なども直に分かったことは収穫であった。ただ、身体を多少犠牲にしてまで知るべきことであったかどうかは不明だ。


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