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砂町銀座 [都市デザイン]

砂町銀座に行く。これは雑誌で砂町銀座のことを書くので、もう一度チェックをしなくてはならないと思ったからである。砂町銀座は公共交通で行こうとすると相当不便である。最寄り駅は新宿線の西大島か東西線の南砂町である。どちらからも1キロは離れている。今日は南砂町から行く。砂町銀座は、東京で最も夕陽が似合う商店街である。「三丁目の夕日」の世界が今でも息づく、アジアの東の端にあるお洒落じゃないけど、チャーミングな商店街である。

この砂町銀座の特徴は、まず道幅が狭いことが挙げられる。もう4メートルもないくらいの狭さである。それが、ダーット600メートルも続く。しかも店は間断なく続くのだから、その光景は結構、圧巻である。また、この店自体も生鮮3品や総菜屋が多いことが特徴である。特に、おでん屋と鶏肉屋が多い。夕餉の準備の買い物客がごった返しており、すごく活き活きとしている。これこそ、ザ・日本の商店街という感じでワクワクしてくる。あちこちで焼き鳥を焼いたり、おでんを売っているので、もういい匂いが鼻を刺激し、食欲をそそる。威勢のいい売り子のかけ声が、あちこちから聞こえる。この砂町銀座は視覚、聴覚、臭覚で体験するのだ。と思ったら、味覚が俺にも楽しませろ、と主張したので鶏肉屋でネギマを中心する。1本110円であったが、このネギマが本当に美味しい。売っているおばさんは、すこぶる無愛想であったが、この鶏肉本当に美味いですね、と客の私が愛想をふった。すると、おばさん、つまらなそうに、「房州の地鶏だからね、冷凍もんとは違うのは当たり前さ」と返事をくれた。おばさん無愛想だけど、ネギマがうまいので、不愉快にもならない。ついでにおでん屋にも行き、注文した。ここのゲソ揚げも美味かった。いやあ五感で楽しむ砂町銀座である。

商店街の優れた条件は、多様性、広場性、非自動車性、有機性であると最近、考えているのだが、この砂町銀座を5段階で評価すると、多様性=4、広場性=4、非自動車性=5+、有機性=4となる。さらに、総菜がうまい!、空間スケールが最高、という評価を加えたい。



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