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クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービス [ロック音楽]

1960年代後半、サンフランシスコで盛り上がったカウンター・カルチャーを彩ったバンド群の代表格の一つ。グレートフル・デッド、ジェファーソン・エアプレインなどとともにベイ・エリアのサイケデリック・ロックの三銃士の一つとも捉えられている。ただし、これら2バンドに比べると商業的には成功しなかった。本作品はデビュー作で1968年の作品である。6曲中、オリジナル曲は3曲である。そして、12分に及ぶ彼らのオリジナル曲「The Fool」はなかなかサイケデリック色が強い名曲である。個人的には、グレートフル・デッドやジェファーソン・エアプレインより、こちらのバンドの方がしっくりきて好みである。ギターもジェリー・ガルシアより上手いと思う。


クイックシルバー・メッセンジャー・サービス

クイックシルバー・メッセンジャー・サービス

  • アーティスト: クイックシルバー・メッセンジャー・サービス
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1993/12/22
  • メディア: CD



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スティーリー・ダンの「Only a Fool Would Say That」はジョン・レノンのイマジンへの強烈な皮肉が込められた曲である。 [ロック音楽]

スティーリー・ダンの1972年の作品『Can’t Buy A Thrill』に入っているボサノバ風の小曲「Only a Fool Would Say That」というのがある。Midnite CruiserとReelin’ In The Yearsという名曲に挟まれていたこともあり、これまで、あまり特に関心を持って聴いたこともなかった。しかし、これが、ジョン・レンンのイマジンへの強烈な皮肉が込められた曲であることを知った。その歌詞は次の通りである。

A world become one of salads and sun
Only a fool would say that
A boy with a plan, a natural man
Wearing a white Stetson hat

ここの「A world become one」はレノンのImagineの最後の歌詞「And the world will live as one」にかけている。「a white Stetson hat」(白いカウボーイ・ハット)を被っているジョン・レノンは記憶になかったのだが、そういう写真は存在した。(
https://www.reddit.com/r/SteelyDan/comments/126sgf4/a_boy_with_a_plan_a_natural_man_wearing_a_white/)

Unhand that gun begone
There's no one to fire upon
If he's holding it high
He's telling a lie

I heard it was you
Talking 'bout a world where all is free
It just couldn't be
And only a fool would say that

ここはImagine no possessions …. No need for greed or hungerに対応しているかと考えられる

The man in the street dragging his feet
Don't wanna hear the bad news
Imagine your face there is his place
Standing inside his brown shoes

You do his nine to five
Drag yourself home half alive
And there on the screen
A man with a dream

I heard it was you
Talking 'bout a world where all is free
It just couldn't be
And only a fool would say that

Anybody on the street
Has murder in his eyes
You feel no pain
And you're younger than you realize
Only a fool would say that
Only a fool

I heard it was you
Talking 'bout a world where all is free
It just couldn't be
And only a fool would say that

Only a fool would say that
Only a fool would say that

ここらへんは、実際、生きていくために働いている人には、イマジンを歌う億万長者のジョン・レノンの理想の世界は何の飯の足しにもならない、と皮肉っている。「Only a Fool Would Say That」の馬鹿はジョン・レノンである。(https://boingboing.net/2023/02/07/the-fool-in-steely-dans-only-a-fool-would-say-that-is-john-lennon.html)。

ジョン・レノンは若い頃は、スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲン並みの皮肉屋で、社会批判も鋭かった。ビートルズの初期のジョンの曲の歌詞は、オブラートに包まれた毒舌のようなものが調味料に含まれていて、それがビートルズの魅力に寄与していたことは間違いない。Nowhere Man, Doctor Robert, Get Back, Sexie Sadieなど、後半期においてもひねりが効いた歌が多い。そのジョン・レノンを「Only a fool」とドナルド・フェイゲンに言われてしまうとは、なんたる転落、とも思わなくもないが、確かにドナルド・フェイゲンの指摘に首肯する人は少なくないだろう。私も中学時代、イマジンを聴いてちょっと偽善的というか、恥ずかしいものを感じたのを記憶している。メロディとか悪くないんだけど、世の中、なかなかそんなに上手くいかないだろうな、と当時も思っていたし、今でもそう思っている。

それはともかく、そういう偽善性に対して、まだ若造のドナルド・フェイゲン、攻撃の矛先を向けるとは大したものである。それも当時、ほとんど神に近かったジョン・レノンに対してである。ほぼ99%、ジョン・レノンの味方をするという状況下での、この批判、その姿勢は天晴れである。


Can't Buy A Thrill [12 inch Analog]

Can't Buy A Thrill [12 inch Analog]

  • アーティスト: Steely Dan
  • 出版社/メーカー: Geffen Records
  • 発売日: 2022/11/04
  • メディア: LP Record



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ザ・ビートルズ「Now and Then」 [ロック音楽]

2023年11月に出されたビートルズの新曲を聴く。作詞・作曲はジョン・レノン。4分を越えるというビートルズとしては長い方の曲である。曲は悪くない、どころか素晴らしい。ただ、録音されたのは1978年とビートルズが解散してから8年後。デモ録音されたのはジョン・レノンの自宅のダコタ・ハウス。ということで、これは実質的にはビートルズの曲ではなくジョン・レノンの曲であろう。ドラムは確かにリンゴのドラムである。しかし、総じて、ジョン・レノンの曲をポール・マッカートニーがプロデュースしたという感じであり、いや、ホワイト・アルバム以降、メンバー勝手にやっていたから、それはそれでいいかな、と思ったりもするが、若干、これをビートルズの曲というのは複雑である。とはいえ、このメロディを復活させたポールはちょっとお節介かもしれないが素晴らしい。これをやって、ポールはそれほど賞賛されないと思ったりするが、それでもやってしまう、というところが逆にポールの素晴らしさだと思うし、ポールはやはりジョンを愛しているのだな、ということを改めて確認したりする。



ナウ・アンド・ゼン (生産限定盤)(SHM-CD)

ナウ・アンド・ゼン (生産限定盤)(SHM-CD)

  • アーティスト: ザ・ビートルズ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2023/12/01
  • メディア: CD





Now And Then

Now And Then

  • アーティスト: The Beatles
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2023/11/17
  • メディア: CD



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『グレートフル・デッド・ムーヴィー』 [ロック音楽]

1977年に公開された、ジェリー・ガルシア本人によって監督されたデッドのライブ映像。1974年10月のサンフランシスコ・ウィンターランドのライブを編集したものである。これは、デッドがしばらく活動を中止するために、その期間、ファンのデッドへのライブのニーズを代替するという意図のもとに製作された。しかし、編集途中、ジェリー・ガルシアが口出しをしてきたので、オリジナルの監督、レオン・ガストが退いたので、結局、ジェリー・ガルシアが監督をすることになった。その編集作業はめちゃくちゃ時間がかかり、ガルシアにとっては苦痛にしか過ぎなくなってきた。その後、デッドは2年間ほどの活動中止を経て1976年に再びライブ・ツアーを開始する。映画は皮肉にもその後、完成して公開されることになるのだが、当初の目的は逸してしまった。
 さて、しかし2024年にこの映像を目にするものにとっては、このような作品がつくられていたことは非常に有り難い。私はサンフランシスコに3年間、1990年代の前半に住んでいたが、デッドを経験することはなかった。それは、グレートフル・デッド、それほど好きではなかったからだ。グレートフル・デッドの最初の出会いは小石川図書館で高校一年生の時である。そこで、「ライブ・デッド」を借りて聴いたのだが、いきなりインプロヴィゼーションばかりの23分のダーク・スターを聴き、なんじゃこりゃ、よう分からん、ということで、それ以来、ずっと距離を置いていたのである。
 ただ、サンフランシスコに行くと、もうグレートフル・デッドは神懸かっている。もう、その人気といったらローリング・ストーンズなど足下にも及ばない。ということで、じゃあ、観ようとはそれでも思わなかったが、気にはなっていた。多少、デッド・セットやアメリカン・ビューティーなどを購入して聴いたりしたが、それほど嵌まらなかった。今でもジェリー・ガルシアのギターは好きではないし、上手いと思わない。音づくりも下手だと思う。
 そういう不遜な私であるが、この『ザ・グレートフル・デッド・ムーヴィー』はとてもいい映画であると思う。一家に一枚あっていいぐらいだ。というのは、これは通常のライブ・コンサートのDVDではなく、デッドのコンサートがどういうものであったのか、その記録映像として極めて優れているからだ。ファンへの取材、ローディーの紹介、辣腕プロモーターであるビル・グラハムも出てきたりして、ライブのルポルタージュとして非常に良質である。ジェリー・ガルシアの編集能力の高さを伺い知ることができる。まあ、これだけの作品を、映画をつくったことがなくて完成させようとしたら、そりゃあ相当の苦痛は伴うであろう。
 あと、このDVDであるが、95分に及ぶライブ映像、貴重なメーキング・ムーヴィーなども特典としてついてきてとてもお得感がある。私も、これを観て、ザ・グレートフル・デッドのファンになった訳ではないが、このバンドに嵌まる人達の気持ちはちょっと分かるようになった。しかし、ジェリー・ガルシアのギターが下手だという意見はそれでも、まったく覆らない。



 

Grateful Dead Movie [DVD]

Grateful Dead Movie [DVD]

  • 出版社/メーカー: Monterey Video
  • 発売日: 2004/11/09
  • メディア: DVD




Grateful Dead Movie [Blu-ray]

Grateful Dead Movie [Blu-ray]

  • アーティスト: Grateful Dead
  • 出版社/メーカー: Shout Factory
  • 発売日: 2011/11/01
  • メディア: Blu-ray



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『論文の書き方マニュアル』 [書評]

大学で教えている。大学の教員の重要な仕事は論文を学生に書かせることである。学生は論文を書くことは簡単だと思っている。いつも文章は書いているからだ。しかし、論文、すなわち論理的な文章を書くことは簡単ではない。なぜなら、論理的な文章を書くことは技術だからだ。そして、作法も求められる。作法を知らなければ書けない。
 本書はそのような論文を執筆する技術をマニュアル的に整理したもので大変参考になる。論文をこれから書こうと思っている学生には極めて有用な本ではないかと思われる。


論文の書き方マニュアル--ステップ式リサーチ戦略のすすめ 新版 (有斐閣アルマ)

論文の書き方マニュアル--ステップ式リサーチ戦略のすすめ 新版 (有斐閣アルマ)

  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • 発売日: 2014/10/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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『フィンランドを知るための44章』 [書評]

明石書店の「○○を知るための○章」シリーズのフィンランド版。エリア・スタディーズをするうえでの前提知識を効率よく習得するためには極めて適当な図書であり、結構、このシリーズは読むが、フィンランドはそもそもの文献・情報が少ないので、非常に学ぶところが多かった。とはいえ、フィンランドを日本語で書くうえでの筆者も少ない。そういう点では寄せあつめ感がないとはいえないが、それでも無いよりはずっとよいと思うし、読まないよりは読んだ本がずっとよい。フィンランドに関心がある人は、まず手に取るとよい本であるかと思う。


フィンランドを知るための44章 エリア・スタディーズ (エリア・スタディーズ 69)

フィンランドを知るための44章 エリア・スタディーズ (エリア・スタディーズ 69)

  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2008/07/01
  • メディア: 単行本



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松本人志事件についてちょっと考えてみる [その他]

日本の状況に疎いのだが、どうも松本人志が大変なことになっているようだ。私はネットでの情報をもとに考えているので、的外れなことも多く書いてしまいそうだが、要は、昨年12月に松本人志の昔の破廉恥な行動が週刊文春に書かれ、それを事実無根とする松本側が名誉毀損の裁判に注力するために、芸能活動を一時、中止するというような流れである、と理解している。その破廉恥行為とは、松本の後輩芸人達が、松本の機嫌を取るために、松本の性行為の対象となる女性を集めて「献上して」いた、という報道のようだ(いや、文春の記事もしっかりと読んでいないのに書いてしまい申し訳ない)。

私は最近、ジョージ・ハリソンの元妻であり、その後、エリック・クラプトンの妻になったパティ・ボイド(稀代の名曲「レイラ」のモデルですね)に興味を持ち、彼女の自伝も読み始めたりしているのだが(まだ、完読していない)、1960年代のロック・スターの女性遊びというか節操の無さはとんでもないものがある。ジョージの浮気に心痛んだパティがエリックに助けを求めたら、エリックの方が遥かに破廉恥というか無節操だった、という下りは読んでいて心が痛む。

日本のお笑い芸人も1960年代のロックスター的人気稼業だと思う。女性ファンの追っかけもいる。そのように考えれば、松本人志の行動は、社会的な常識からは逸脱しても、まあ、そういうことが趣味なんだろうな、ぐらいで片付けられる話かなとも思ったりする。趣味としては悪いけれど。

ただ、ここで問題となるのは、複数の女性が被害者意識を抱いていることだ。そして、それを週刊文春に告白するぐらい、松本人志を許せないと思っていることだ。このような被害者意識を複数の女性陣が有しているということは問題だ。もちろん、何人かの女性は松本人志とそういう関係になって喜んでいたものがいたであろう。しかし、何人かの女性は問題がなかったとしても、数名の女性は極めて不快な思いをし、傷ついているのである。ある告発女性は「これまでどれだけの女性が同じ思いをしてきたかを想像するだけで吐き気がします」と述べていたが、その芸能界での圧倒的な権力の威をもって、そして断りにくい環境づくりをして、本人の嫌がる行為を犯し、そして、そのことを訴えられたら、それを「事実無根」と居座るのは間違っている。そして、何より、居座る行動は松本人志らしくない。そもそも変態的な性癖で笑いを取っていたようなところもあるので、相手を不快にさせたことで、しっかりと事実確認をした後で謝罪をすればいいのだし、金銭での責任も取ればいいのである。それをすることで、告発者が多く出てきたりしても、それはそれで自業自得である。「素人女性にもてないんで、思わず芸能界の力を使ってしまうような卑劣なことをしてしまい、本当に申し訳ない。しっかりと謝罪したい。しかし、そんなに自分が気持ち悪いと思われていたとはショック」などとフォローをすればまだ、松本人志らしかった。自分以外が似たような状況になったら、松本人志は結構、秀逸なコメントをすると思うのである。もてないことのコンプレックスが今回の事件の背景にあったのではと私は考察するが、まあ、こういうことをしちゃうからもてないんだよね。それは、まるで「真面目で美しく、自分を相手にしなかった」女性への復讐行為のようにも私には映る。

少なくともホテルで飲み会をしたのは、ラインで「とうとう出たね」と得意に発言した時点で、自分でも認めてしまったのだし、そういうのが趣味であるというのは、私のようなお笑いファンでなくても分かっているような常識かと思う。したがって、そういう不愉快な思いをした女性達には、文春とかマスコミに告発しないで、別途、個人的に訴えるのであれば誠実に対応する、みたいなアナウンスをすればいいと思う。本来的にはプライベートな事項であるのに、ここまで公になってしまったのは可哀想ではあるが、まあ、そういう対応をせざるを得ない状況に持っていってしまったのは本人の責任であろう。身から出た錆、ということで白旗あげればいいのに、「事実無根」と主張すると、社会から抹殺されるような事態になる可能性が高い。それは、そのような破廉恥なことをしてしまった松本ではなく、嘘つきの松本になってしまうからだ。嘘つきの松本というイメージがつくられたら、そのダメージは拭いがたくなるであろう。松本人志には本当にその覚悟があるのか。

タグ:松本人志
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映画『世界中がアイ・ラブ・ユー』 [映画批評]

ウディ・アレンの1996年に公開された映画。出演するキャストが何しろ豪華。ゴールディホーン、ジュリア・ロバーツ、ドリュー・バリモア、エドワード・ノートン、ナタリー・ポートマンなどである。ナタリー・ポートマンはほとんど端役であるが。ミュージカル映画であり、ドリュー・バリモアを除く出演者が吹き替えなしで歌と踊りを披露しているそのため素人感が満載ではあるのだが(特にエドワード・ノートン)なかなか微笑ましく楽しく、鑑賞することができる。その中でもラストシーンのゴールディホーンの歌は感動的である。この映画に出た時のゴールディ・ホーンは既に50歳を越えていたのだが、映画では30代に見える。本当、前から思っていたが化け物のような女優である。
ウディ・アレンの映画の中でもとびきり楽観的でハッピーで肯定的である。恋人と2人で見る映画としては相当良質ではないだろうか。


世界中がアイ・ラヴ・ユー ―デジタル・レストア・バージョン― [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2012/05/11
  • メディア: Blu-ray




世界中がアイ・ラヴ・ユー ―デジタル・レストア・バージョン― [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2011/06/24
  • メディア: DVD



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『ジェーン・エア』(1996) [映画批評]

19世紀半ばにイギリス人のシャーロット・ブロンテによって書かれた小説をもとに作られた映画。ジェーン・エアの映画はこれまでいくつも作られているが、ここでレビューをするのは1996年イギリスで制作されたフランコ・ゼフィレッリ監督のものである。ジェーン・エアを演じるのはシャルロット・ゲンズブール。ほかの『ジェーン・エア』の映画と比較するとそれほど評価は高くない本作品であるが、個人的にこれしか観ていないので個人的な評価は高い。というのも小説のスチーリーが本当に素晴らしいからである。非間的な社会常識、男女差別、階級社会などに反抗して自分の魂の導く道を進んで生きて行ったジェーン・エアの生き様は素晴らしい。是非とも多くの若い女性に見てもらいたい作品である。あと小大きな長所だと思われる。


ジェイン・エア [DVD]

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • 発売日: 2015/07/02
  • メディア: DVD



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映画『恋愛小説家』 [映画批評]

アカデミー賞の主演男優賞と主演男女優賞をW受賞した1997年のハリウッド映画。皮肉屋で病的な潔癖症の中年男を演じるジャック・ニコルソン、はちきんのようで心優しくもあるシングル・マザーを演じるヘレン・ハントの演技が何しろ素晴らしい。ストーリーはコメディ・タッチの恋愛物であり、シナリオはそれほど魅力的ではないが、この2人の演技によって最後まで飽きずに見ることができる。必見の映画ではないが、見て損するような映画でもない。


恋愛小説家 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2013/04/24
  • メディア: Blu-ray




恋愛小説家 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2011/01/26
  • メディア: DVD



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ゴールデンステート・ウォーリアーズの巻き返しはあるか [スポーツ]

今シーズンのゴールデンステート・ウォーリアーズは、まるでローラーコースターに乗っているかのように勝ったり負けたりしている。強いのか、弱いのかが全く分からない。ただ、この10試合は7勝3敗である。特に2月10日のフィニックス戦はカリーのブザービーターでの大逆転勝ちだ。負けた試合も一点差が二試合、延長線での敗戦が一試合と惜敗したもので、力負けしたわけではない。
 とは言え、ようやく勝率5割に達したような状況であるので今シーズンの展望が明るくなったわけではないない。それは、今までがあまりにもひどかったからだ。状況が好転した大きな理由の一つは、ドレイモンド・グリーンの復活である。そして、三年目のジョナサン・カミンガの台頭が挙げられる。加えて、前半、絶不調だったアンドリュー・ウィギンスがオフェンスはともかく、ディフェンスではしっかりと仕事をするようになったことが勝ちにつながっている。クレイ・トンプソンは相変わらず絶不調のままだが、彼を試合終盤に出さないことで勝てる試合を落とさなくなっている。まだまだ、油断はできないがオールスターの試合の後、巻き返しができるのではないかとちょっと期待しているところがある。

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第58回スーパーボールはまれにみる好試合であった [スポーツ]

フットボールは最近全く見なくなっている。これは、あまりにもそのスポーツが乱暴であるからだ。しかし、昔贔屓にしていたサンフランシスコ・フォーティーナイナーズが出ること、そして相手のカンザスシティ・チーフスのタイトエンドのスター選手の恋人がテイラー・スイフトであることから、全米が多いに注目していることもあり、久しぶりにスーパーボールの試合を見た。
 試合は両チームが素晴らしいディフェンスを見せ、延長戦にまでもつれ、試合終了直前、時間ギリギリにカンザスシティがタッチダウンを決めてカンザスシティが勝利した。なかなか手に汗握る好試合であった。一般的にスーパーボールの試合は接戦でない場合が多いので、今年の試合は珍しかったのではないだろうか。フットボールに関心のないテイラー・スイフトのファンがスーパーボールを見るだろうと、アメリカのマスコミは予測をしていたが、そうであれば、この試合でそれまでフットボールにあまり関心がなかった人たちをファンとして取り込むこともできたかもしれない。そう思わせるほど、フットボールのスリルと楽しさが伝えられるような試合であった。
 右翼メディアが、バイデン大統領を支持しているテイラー・スイフトの若い世代への政治的影響力を高めるために八百長でチーフスが優勝するだろうといった報道をしていたが、どんなに優れたシナリオライターでも今日の試合は書けないだろう。それぐらいドラマチックな試合であった。もし、右翼メディアのいうようにシナリオライターがいたとしたら大天才であろう。というか、わざとらしいのでそのシナリオは却下されていると思われる。
 まあ、そうは言ってもフォーティーナイナーズの選手2人が大怪我をして、そのうちの一人は担架で運ばれた。やはり、ちょっとあまりにもこのスポーツは乱暴なのではないかと改めて思わせられた。

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映画『インセプション』 [映画批評]

死ぬまでに見るべき映画のランキングのウェブサイトを閲覧し、これまで観たことがないということで観たのだが、そのプロットは個人的には感心できず、映画にもあまりのめり込むことが出来なかった。ちょっと話には無理があるかな、と思う。ただ、どうやってこのとっちらかった状況を収めるのだろうと思っていたのだが、エンディングは悪くなかった。ということで、個人的には死ぬまでに見るべき映画のランキング候補にも挙がらないが、ハリウッド俳優渡辺謙の渋さには見入った。デカプリオより全然、格好良い。渡辺謙のファンには必聴の映画ではある。


インセプション <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2017/12/20
  • メディア: Blu-ray




インセプション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2011/07/20
  • メディア: DVD



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『これがビートルズだ』を読みながら、ビートルズ・マラソンをする [ロック音楽]

中山康樹の『これがビートルズだ』を読みながら、ビートルズの213曲を聴いた。いわゆるビートルズ・マラソンである。『これがビートルズだ』は、発表順に全曲の解説がされている。ビートルズ・マラソンの伴走にはもってこいである。『これがビートルズだ』の内容は独善的であり、納得できない指摘も多い。例えば、ポールがジョージの代わりにギターを弾いたのは、ポールの方がジョージよりギターが下手なのでぎこちなさを演出できるからだとか、can’t buy me love のcan’tのポールの発音はキャンだとか(意味が真逆になるからあり得ない。ただ、著者の耳が致命的に悪いだけだ)、ジョージの佳作「I Want to Tell You」を「曲も宙ぶらりんならレコーディングも適当だ」、ジョンの大傑作「I am the Walrus」を「曲として音楽としての説得力に欠けている」など、手前味噌なことも多く書かれているが、それでも有益な客観的な情報も含まれているので、読みながら聴くことで、より曲にしっかりと対峙させて聴くことを補助してくれる。
 全曲を聴き、改めてロック・シンガーとしてのジョンがいかに優れていたか、下積みの長さからつくられる初期のグルーブ感の凄味を知る。そして、時系列で聴くことで、大きな音楽的な転換期が『Help』であることにも気づく。いや、その進化は常に起きてはいたが、あたかも白黒テレビがカラー・テレビに変わったような進化がここでは見られる。そして、それから『Rubber Soul』でハイビジョン・テレビ、次の『Revolver』でデジタル・テレビに進化していったような印象を受けた。
 そしてビートルズは、前半はジョン・レノンの天才によって導かれ、その後、ポール・マッカートニーの天才によって高みに到達し、後半の過程ではジョージ・ハリソンが新しい個性を加えて、その魅力の多様性に寄与した、という歩みであろうか。
 ちなみにビートルズ・マラソンであるが10時間ぐらいで終了した。それなりに長かったが、ビートルズの楽曲が素晴らしいので、そんなに大変ではなかった。



これがビートルズだ (講談社現代新書)

これがビートルズだ (講談社現代新書)

  • 作者: 中山 康樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/03/18
  • メディア: 新書



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東京電力のレトリックに騙されるな [原発問題]

日本経済新聞の記事によると、福島第一原子力発電所で2月7日に、放射性物質を含む水が漏れ出した。およそ水は5.5トン、放射性物質は220億ベクレルが漏れ出したそうだ。ちなみに飲料水だが、1キログラムあたりの規制基準値は10ベクレルなので、基準値に比べ400万倍という恐ろしい値が放出されたわけだ。もちろん、こんな水は飲む訳ないということだろうが、土壌にしみこんだ可能性があるとの指摘もあるので、今後の地下水とかは相当、汚染される可能性もある。井戸水とかは破滅的に危ないだろう。なんといっても400万倍だから!

さて、こんな危ない事故が起きたにもかかわらず、東京電力は「現時点で原発の外部への影響は確認されていない」と言っている。悪いけど、事故直後に影響は確認されていない、のではなく確認をできていない、というのが正しい言い方であろう。「現在、影響を確認中」と答えなくては不誠実である。また、クレームをした福島県に対して、東京電力の田南所長は「今回の事象を重く受け止めています。原因の分析や再発防止を徹底し、今回のようなことが二度と起こらないよう全力で取り組んでまいります」と述べたが、この「二度と起こらない」と何回も言い過ぎだ。もう、ほとんどオオカミ少年のレベルになっている。

こういうレトリックは本当に止めて欲しい。聞くたびに、そうでなくても低い東京電力の信頼がなくなる。というか、もう原発を安全に東京電力は管理運営できないことが明らかなので早いところ放棄してもらいたい。既にそうなりつつあるが、これはしっかりと対応しないと国際問題に本当になるぞ。中国や韓国は無視していいといい気になって考えていたりしているうちに、アメリカを怒らせることになることに早く気づいた方がいい。アメリカが怒ったら相当、厄介なことになる。

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ビートルズの曲ベスト50 [ロック音楽]

2018年と前のデータであるが、タイムアウトがビートルズの曲のベスト50を発表した。結構、面白い結果であるので私のコメントとともに共有したい。

1. A Day in the Life : まあ、そう来るか。という感じではあるが妥当な選曲か。
2. Tomorrow Never Knows : 個人的には一位であるので納得だが、世間とはずれがあるかも。
3. Strawberry Fields Forever: ふむふむ。確かに超名曲ではあるので納得。
4. All You Need is Love: これはちょっと評価が高過ぎるのではないか。
5. Helter Skelter: これもベスト10に入るかな。名曲ではあるが。
6. Taxman: これもちょっと個人的には違和感あり。ベスト30には入るとは思うが。
7. She Loves You: 1960年代のイギリスで最も売れたシングル。
8. Eleanor Rigby: これは評価高すぎるだろ。ベスト50には入るとは思うが。
9. I Am the Walrus: これはその後のポップ音楽に与えた影響を考えると妥当。私はもう少し上に評価する。
10. She’s Leaving Home: これも評価高すぎではないか。
11. Ticket to Ride: 名曲ですが、この順位が妥当かは難しい。
12. I am Only Sleeping: Tomorrow Never Knowsを発表しなければこの曲の評価は高い。ただ、どうしてもTomorrow Never Knowsと比べると劣る。12位でも評価は高すぎる。
13. Sexy Sadie: おお、鋭いな、と思いつつベスト50に入るかな、という感じ。Savoy Truffleの方が上。
14. You’ve Got to Hide Your Love Away: 確かに名曲ですな。
15. While My Guitar Gently Weeps: 名曲だがSomething の上に来ることは絶対、あり得ない。
16. Don’t Let Me Down: ビートルズが最後にレコーディングした曲。いや、Hey JudeやLet It Beの上に来ることはないでしょう。
17. I Saw Her Standing There: 確かに名曲ですな。
18. Help: 名曲ですね
19. I Want You: Abbey Roadで最初に選ばれる曲では絶対ない。この選曲はまったく理解できない。
20. She Said She Said: この選者はRevolverが好きなんだろうな。これで、5曲目。明らかに偏りすぎだろう。
21. Everybody’s Got Something to Hide Except Me and My Monkey: 渋い選曲とは思うが、私の50には入らない。
22. Love Me Do: まあベスト50には入るかな。あと、なんせデビュー曲だから。
23. Get Back: 名曲ですな。
24. Revolution: これも納得。
25. Money: いや、これビートルズのオリジナルじゃないから。
26. In My Life: 名曲です。
27. Back in the USSR: 名曲です。
28. Hey Bulldog: 名曲ではあるが、蒼々たる曲群の中でベスト30には入らないと思う。ベスト50には入るかと思うが。
29. Norwegian Wood: 驚くような名曲です。
30. Day Tripper: ロック史上、驚くほど素晴らしいベース・リフ
31. It’s All Too Much: これは評価高すぎ。
32. The End: Abbey Roadのメドレーをどうカウントするか、というところが難しいがThe Endで代表させているのであれば異論なし。というか、もっと上の評価でもよい。
33. The Word: これも評価高すぎる。
34. The Fool on The Hill: これは個人的には余裕でベスト10。そういう意味では評価低すぎ。
35. She’s A Woman: 興味深い選考。ベスト50には入れたい曲ではある。
36. Rain: 名曲ではある。
37. Got to Get You Into My Life : この順位ぐらいになると評価も難しい。ベスト50には入れたい曲ではある。
38. I Feel Fine: これはベスト50には入れなくてはいけない曲であろう。
39. Two of Us: いい曲だとは思うがベスト100に入るかどうか。
40. You Never Give Me Your Money: この曲が含まれるということは、Abbey Road Medleyは個別に選ばれているということか。
41. And I Love Her: 名曲ですな。
42. Yer Blues: これは個人的にはベスト50には入らないな。
43. Come Together: これは個人的にはベスト10に入る。
44. The Night Before: この曲は個人的には好きだがベスト50に入るほど優れているかは疑問。
45. Things We Said Today: いや、この曲もベスト50には入らない
46. Across the Universe: 名曲ですね。
47. This Boy: 確かにいい曲ではある、これより入れるべき曲は20ぐらいはあると思う
48. Hey Jude: この曲がこのランクというのは、ちょっと受けを狙いすぎだろう。間違いなくベスト10。200年後に人類がまだ歌っているビートルズの曲として本曲を上回るものは上位に一つもない。
49. Within You Without You: この曲よりも選ばれる曲はまだ数多もある。
50. Let It Be: 人類が200年後に歌っているビートルズの曲でこの曲より上位のものであるとしたらHey Judeのみだと断言できる。舐めるなよ、ヒット曲を!という感じである。

さて、いかがだろうか。レット・イット・ビーのところでも書いたが、ちょっと凝り過ぎである。いや、当たり前のことを書いたら、受けないのである程度、ヒネるのはしょうがないのかもしれない。ただ、なんとなく腹が立ったので自分のビートルズのベスト50をつくってみた。ただ、これはやるたびに順位が変わるので、2024年2月時点の私のベスト50ぐらいに考えてもらえればと思う。参考までに上記の順位を( )で入れておいた

1. Tomorrow Never Knows (2)
2. Something (欄外)
3. Fool on the Hill (34)
4. Hey Jude (47)
5. Penny Lane (欄外)
6. A Day In the Life (1)
7. I am the Walrus (9)
8. You Never Give Me Your Money (40)
9. The End (32)
10. Come Together (43)
11. Oh! Darling (欄外)
12. Day Tripper (20)
13. Nowhere Man (欄外)
14. Paperback Writer (欄外)
15. In My Life (26)
16. Blackbird (欄外)
17. Back In the U.S.S.R (27)
18. Magical Mystery Tour (欄外)
19. Norwegian Wood (29)
20. Help (18)
21. We Can Work It Out (欄外)
22. She Loves You (7)
23. Let It Be (50)
24. I Will (欄外)
25. Yesterday (欄外)
26. Lady Madonna (欄外)
27. Strawberry Fields Forever (3)
28. While My Guitar Gently Weeps (15)
29. Get Back (23)
30. Can’t Buy Me Love (欄外)
31. And I Lover Her (41)
32. Ticket to Ride (11)
33. You’ve Got to Hide Your Love Away (14)
34. Because (欄外)
35. The Long and Winding Road (欄外)
36. Hello, Goodbye (欄外)
37. I Saw Her Standing There (17)
38. Here, There and Everywhere (欄外)
39. All My Loving (14)
40. A Hard Day’s Night (欄外)
41. Martha My Dear (欄外)
42. Michelle (欄外)
43. Revolution (24)
44. I Feel Fine (38)
45. Sergeant Pepper’s Lonely Heart Club Band (欄外)
46. Girl (欄外)
47. Rain (36)
48. I’ve Just Seen A Face (欄外)
49. Across the Universe (46)
50. Your Mother Should Know (欄外)

細かい順番はちょっと適当ではあるが、ほぼこんな感じとなる。22曲がTimeoutのベスト50に入っていない曲である。結構、難しい。ちなみに入り損ねた10曲は次の通りである。これらの10曲はその時の気分でベスト50に入る気もする。しかし、ベスト20は常にベスト50には入る。

51. All You Need is Love (4)
52. Eleanor Rigby (8)
53. Helter Skelter (5)
54. Taxman (6)
55. I am Only Sleeping (12)
56. Octopus’s Garden (欄外)
57. She’s A Woman (35)
58. Mother Nature’s Son (欄外)
59. For No One (欄外)
60. Savoy Truffle (欄外)

奇特な読者のベスト50はどんなものであろうか?改めてビートルズは名曲の宝庫であることを確認させてくれた。あと、ポール本人のベスト20というのも見つけたので、それも列記する。ただ、これは順番には入っていない。ただ、タイムアウトに入っていたら*、私のリストに入っていたら#をつけておく。

・ You Know My Name
・ Strawberry Fields Forever *#
・ Hey Jude *#
・ Blackbird #
・ Eleanor Rigby *
・ Across The Universe *#
・ Julia
・ From Me to You
・ This Boy*
・ Here There and Everywhere #
・ Yesterday #
・ And Your Bird Can Sing
・ Rain *#
・ Fixing A Hole
・ A Day in the Life *#
・ Penny Lane #
・ The Inner Light
・ Happiness is a Warm Gun
・ Something #
・ Let It Be *#

私との被りは11曲、タイムアウトとは8曲と私の方との相性がいいことが分かった。とはいえ、The Inner LightやYou Know My Nameを入れるのは通すぎるであろう。

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インディアナ・ジョーンズ『レイダース/失われたアーク』 [映画批評]

インディアナ・ジョーンズの第一作目を観る。若い時に観たことがあるかな、と思っていたのだが、もしかしたら初めてかもしれない。映画史上に残る傑作との誉れが高いが、個人的にはそんなに感心しない。そもそも、インディアナ・ジョーンズでは恐ろしく人が殺しまくるし、人が死にまくる。ジョーンズ博士も007並みに人を殺す。007はスパイであるし、国家公務員であるし、「ライセンス・トゥ・キル」すなわち「殺しの免許証」を持っているが、ジョーンズ博士はそういう類いのものは持ってないであろう。ほとんど死神のレベルでジョーンズ博士が行くところは人が死にまくる。それであるにも関わらず、敵役は殺し方が中途半端なので、ジョーンズ博士だけは逃げられてしまう。いや、死んだら映画にならないのでしょうがないのだが、その間抜けぶりはリアリティがなさ過ぎる。あと潜水艦に飛び乗るのはいいが、どうやってハッチを開けて中に入れたのか、兵隊をやっつけて服装を奪うのはいいがどうして周りはジョーンズ博士が紛れ込んでいることに気づかないのであろう。まあ、そもそも荒唐無稽な話なので、そういうことを突っ込むこと自体が野暮なのだろうが、私が観た映画の中では私史上の傑作には決して上がってこない映画である。

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映画『バービー』 [映画批評]

マーゴット・ロビーが主演のハリウッド映画『バービー』を観る。これは、ひとえに監督がグレタ・ガーウィッグであるからだ。彼女の作品『レディ・バード』、『リトル・ウィマン』に感銘を覚えたので鑑賞した。まず、マーゴット・・ロビーはまさにバービーを演じる女優として素晴らしく適任であり、まさに生きるバービーという感じで好感が持てた。ストーリーはまあメチャクチャであるのだが、そのメチャクチャさの中にも観るものを納得させるようなこじつけが出来るかどうかが、このような映画の成功の分岐点になると思うが、この映画はとりあえず許容範囲ではないか、と思う。SNSの大スターであるウィル・フェラル、ケート・マックキノンを起用しているが、後者は非常にいいかと思ったが、前者はちょっとふざけすぎた嫌いがある。ウィル・フェラルもその空気を本当、支配してしまうので色がついてしまう。ケート・マックキノンもそういうところがない訳ではないが、彼女はそもそも気味悪いバーディ(Weird Barbie)みたいな位置づけなので、その個性はむしろプラスであったが、ウィル・フェラルは一応、大企業の代表取締役だからな。絶対観るべきといったような映画ではまったくないが、ちょっと哲学的に考えさせるところもあるし、観て時間の無駄ではない。私はマーゴット・ロビーのファンではまったくなかったが、この映画の彼女はとても魅力的である。



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タグ:バービー
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映画『ロストケア』 [映画批評]

介護問題の本質を真っ正面に捉え、極めて鋭く描いた佳作。見終わって、その問題を観る者にしっかりと考えさせる。映画では年間で、介護疲れで年間48人の家族による殺人事件が生じている、と言う。おそらく実際のデータであろう。尊い命を冒涜していると第三者が簡単に批判するのは簡単だが、介護する側もぎりぎりの状態で生きていたりする場合も少なくない。私も認知症の母親がいるが、しっかりと老人ホームに入れることができたので、私の日常生活にも問題なく暮らせることができて非常に助かっているが、家族で面倒を見るような事態になったら、私の家族は崩壊したであろう。母親は老人ホームに入っても、あちこちに電話をしていて、一月の電話代は6万円にも及ぶ。私にもよく電話がかかってくるのだが、取ると、身体が痛いから見に来てくれ、というのがほとんどだ。老人ホームの人に見てもらえばいいのだが、かまってもらいたいので電話をするのである。いや、結局、老人ホームの人がしっかりと見てくれるので問題はないのだが、これが一人住まいだったら、本当にいちいち心配して大変なことになったであろう。私もそういう意味では、それほど他人事ではないので、映画が投げかける問いにはいろいろと考えさせられた。殺人は絶対的に悪だ、というのは簡単だが、そういうだけでは介護の問題は解決しない。安易な思考を許さない迫力がこの映画からは伝わってくる。あと、主人公を演じる松山ケンイチ、長澤まさみ等の演技がいい。そして柄本明の鬼気迫る演技は怪優という言葉がふさわしい。全体的に非常によくできた映画であると思う。



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ウッチで工場跡地の商業開発について考察した [都市デザイン]

ポーランドにウッチという都市がある。このウッチを以前、訪れて、ブログにアップしようと思っていたのだが忘れたので、今更ながらであるがアップさせてもらう。
ウッチは繊維工場で成長した都市であるが、その工場跡地を複合都市型レジャー施設に再開発したマニュファクチュラというプロジェクトがある。期待していったのだが、ちょっとがっかりした。建物を保全したところは評価したいが、その使い方は、あまりにも商業、商業していて、これだと都市の歴史はなかなか継承できない。まあ、しっかりと見てないので、あまり安直に判断するのは危険であるが、繊維工場があまりにも表層的に取り扱われている。もう少し、オーセンティシティのようなものを維持させることを意識したらよかったのにという印象を受ける。
対照的だったのは、ペトロカフスカ通りにあるオフ・ペトロカフスカという、やはり工場跡地をリニューアルしたところがあるのだが、ここの方がずっと好印象を受けた。それは、ぼろいところをぼろいままで放置したデザインをしているところであろう。綺麗に漂白させない。もちろん、このようなデザインでそこを訪れない人もいるだろうから、マニュファクチュラのアプローチが悪いという訳ではないし、普通のショッピング・センターよりはずっといいかなとは思うが、個人的にはオフ・ペトロカフスカのような開発をしてもらいたいと思う。
特にショッピング・センター的な開発はどうしても地元のお店ではなく、ナショナル・チェーン、インターナショナル・チェーンが入ってしまう。店舗でローカリティというか地域のアイデンティティを発現させるのが難しいので、その歴史というかオーセンティシティをもう少し、意識してもらえればよかったかなと思う。

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【マニュファクチュラ】

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【オフ・ペトロカフスカ】




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麻生太郎の上川陽子の容姿発言を考える [その他]

麻生太郎が1月28日の講演会で、上川陽子外務大臣に対して「俺たちから見てても、このおばさんやるねえと思った」「そんなに美しい方とは言わんけれども」と語ったことが問題となっている。基本、麻生太郎ご本人は上川大臣を褒めている。しかし、その見方が上から視線である、それも男性が女性を見下す、といった考えを反映させていてけしからん、ということになっている。確かにその通りに捉えられる。ただ、麻生太郎は基本、すべての人間を下に見下している。女性だけでない。そして、人生、ずっとそのような価値観で生きてきた。むしろ、問題なのはこのような品性下劣な人をずっと投票してきた人達ではないのか。森喜朗もそうだ。ずっと、破廉恥な人生を送ってきているのだ。何も昨日、今日に始まったことではない。
 しかし、そのような人達も選挙で当選されなければ、特に責め立てられることもない。どんな失言をしても選挙で当選したり、また政治家を引退してもそれまでの取り巻きが神輿を担いだりしているから、いつまでも問題が火を消さないのである。
 私は麻生太郎の「そんなに美しい方とは言わんけれども」と発言した時に会場は沸いたと思うのである。麻生太郎もサービス精神もあって言ったりしたところもあると思う。いや、個人的には麻生も森も蛇蝎の如く、嫌いではあるが、あのような政治家がいい気になっているのは、周りがいい気にさせてきて、喜んで図に乗せてきたからだ。トランプ大統領ほどは酷くはないが、似たような構図だ。

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能登空港に関する朝日新聞の記事から、能登空港が赤字で昰なら、ローカル線も当然、赤字で是だろうと思う [地域興し]

2月2日の朝日新聞に「森喜朗氏の功罪:能登空港と安倍派5人衆」という記事があった。森喜朗氏に「功」があるのか、と興味深く読んだ。
https://ml.asahi.com/p/000004c215/23515/body/pc.html
 この記者が森喜朗氏の「功」として挙げたのは1998年度から着工した能登空港の予算取りである。能登空港は森氏なしでつくられることはなかった、という指摘は確かにその通りであると思う。能登空港は総事業費約240億円で、年間赤字が約3億円である。そして、これを負担するのは地元ではなく、全国民である。相当の辣腕でないと、こんな公共事業はできない。
 ただ、今回の震災で、能登空港は大活躍である。被災地への物資輸送の拠点としても利用されたそうだ。そして、この記者は「震災で活用される能登空港を見て、採算面だけでは語れないことに今さらながら気づかされた」という。
 さて、同じことは地方の赤字ローカル線にも言える。鉄道全般に採算面を当てはめるのは世界でも日本(とアメリカ:だからアメリカでは鉄道はほとんど走っていない。走らせる時は住民投票で、その運営赤字を、消費税を上げることで対応させるような判断をさせる)だけであるが、そんなことを考えていたら、日本の地方からは鉄道はすべて無くなる。しかし、これらローカル線はその地方の生活を支える基盤である。特に自動車を運転できない高校生以下、自動車を運転するのが困難になる高齢者にとっては、ローカル線がなくなることは著しく生活の質を劣化させる。特に、ローカル線とともに地方では高校も統廃合されているが、ローカル線がなければ、地元高校が廃校になった高校生は学校に通うことも難しくなる。その結果、18歳で地元からいなくなるのではなく、15歳で地元から他に移ってしまう。これじゃあ、人口が減るのは当たり前だ。
 社会基盤を採算面で見るという視点は、その費用対効果からは必要ではあると思うが、道路はそのような発想がほぼ無いに等しいのに、鉄道には他国と比べても遥かに厳しい。ドイツで暮らしているとつくづくそう思う。

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『バックミンスター・フラーの世界』 [書評]

思想家、デザイナー、建築家、詩人として極めてオリジナリティ溢れる製品、思想を創り上げた創造者であるバックミンスター・フラーの人、発明品、思想などがよく理解できる本である。本は分厚いがしっかりとした考えの構成の元、編集されているので読んでいてほとんどストレスを感じない。また、著者はバッキーに直接師事し、一緒に仕事もしていたジェイ・ボールドウェインであり、バッキーという人物をよく分かっており、彼の思想・哲学をも非常によく理解しており、さらに文章力もあるので、バッキー辞典としても優れている。さらに、訳者がバックミンスター・フラー研究所で共同研究に従事していた梶川泰司であるため、語彙や背景などの無理解からの誤訳がほとんどない。これも本書の優れているところである。
 さて、そして内容であるが、改めてバックミンスター・フラーの思想の根底にあるのは「サステイナブル・デザイン」であることを知る。まあ、そもそも「宇宙船地球号」というコンセプトを出した人だから、今のSDGの源流となるような人であるから当然なのだろうが。さて、その割には、SDGsと声高に叫ぶ人達の主張に、全然、バックミンスター・フラー的なコンテクストを感じられないのはなぜか。おそらく二つの理由がある。一つは、勉強不足で知らないだけ、ということ。もう一つは、本気でフラーの考えに従って行動していくと、既得権益などもぶっ飛ぶような大きな変革が必要となるから。でも、これだけ行き詰まってしまい、真っ直ぐ進むことがまったく正解ではないことが明らかになった今、バックミンスター・フラーを再び学ぶ意義はあるのじゃないかな。ということを本書を読み終わって強く思った。


バックミンスター・フラーの世界―21世紀エコロジー・デザインへの先駆

バックミンスター・フラーの世界―21世紀エコロジー・デザインへの先駆

  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2001/11/15
  • メディア: ペーパーバック



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ぼけないで元気な高齢者の特徴 [サステイナブルな問題]

 90歳になってもぼけないで矍鑠としている高齢者の方々がいる。このような人達にヒアリング調査をしている東京都市大学の古川教授は、「元気な方々に共通するのはポジティブさと感謝の気持ち。そして、見返りを求めない行動。それによってストレスをためないことが若さを保っている理由ではないか」と分析する。ふうむ。私事で恐縮だが、私の母親は「感謝の気持ちがなく」、ひたすら「見返りを求める」人であった。『罪と罰』に出てくるカテリーナ・イワーノヴナに似ていて、陽気で人なつこく、第一印象は良いので相手も母親を受け入れるのだが、勝手に相手をいい人と思い、その期待にそぐわないと悪口を言うという、性根が決してよくない人間である。その母親は84歳であるが80歳ぐらいから認知症になってしまった。この古川教授の分析を知り、なるほどな、と思った次第である。
 などと書いていたらドナルド・トランプはまさに「感謝の気持ち」がほとんどゼロで、「見返りを求めて」ばかりの人生だということに気づいた。トランプは現在77歳であるが、最近のスピーチでもジョー・バイデンとバラック・オバマをずっと間違えて話をしていたし、ニッキー・ヘイリーとナンシー・ペロシとも混合していた。これは認知症なのではないか、という指摘をアメリカのマスコミもしていたが、古川教授の分析が正しければ、そういうことになるのかもしれない。
 いや、認知症になる理由はいろいろあるだろうから、認知症になった人が必ずしも「感謝の気持ちが足りず、見返りを求めている」という訳ではまったくないだろうが、私的にはちょっと母親とトランプという事例から古川教授の指摘は説得力を持ったりもした。ちなみに母親の妹、すなわち私の叔母は母親が認知症になった年を越えたが、まだまだ全然、しっかりとしている。そして、性格もよくて彼女が人の悪口を言ったのは、私の母親以外では聞いたことがない。
 さて、私は母親の血を引いているので、結構、性格的にも似ているところがある。しかし、若くして認知症にならないためにも、「感謝の気持ち」を忘れずに、「見返りを求める」ようなことをせずに残りの日々を生きていこうと、この分析結果を知り、つくづく思った。とはいえ、ドイツで生活していると、なかなか「感謝の気持ち」が持ちにくいのだが。

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ドナルド・トランプとエヴァンジェリカル(キリスト教福音主義)との不思議な関係 [トランプのアメリカ]

ドナルド・トランプが共和党の大統領候補にほぼ選ばれそうである。これだけ嘘だらけで、裁判でも有罪判決が為されているトランプを支持するアメリカ人がある程度の割合いる、というアメリカ合衆国という国は本当、不思議だと思うが、そのうちの大きな票田がキリスト教福音主義である。アメリカ人の24%がキリスト教福音主義であるので、ここを押さえることで選挙は極めて有利に展開する。
キリスト教福音主義の多くは共和党主義者であるが、教会に週に一回は行く信者の73%は共和党で、まったく教会に行かない信者の48%が共和党というデータがあり、より信仰心が強い人ほど共和党を強く支持する傾向がある。
 そして、キリスト教福音主義の白人で共和党支持者のうち55%がトランプを共和党の大統領候補として投票するとピュー研究所が2023年秋に実施した取材調査で回答した。
 さて、これまで不思議であったのは、なぜキリスト教福音主義がトランプのような悪党を支持するのか、ということであった。しかし、筆を進める前に、ここでキリスト教福音主義を整理しておく。福音派は、『聖書』とは「神の霊感」によって書かれたもので、その内容は一字一句すべて誤りのない神の言葉であると信じている人たちである。ただし、ドイツとアメリカではちょっと考え方は異なっており、ここではアメリカの原理主義なキリスト教主義である福音主義について述べる。このアメリカのキリスト教福音主義の主な信条は、家族が大切であること、同性婚反対、妊娠中絶反対、国家への忠誠心などである。さらには、勤勉さを重視しているので、低所得者への福祉対策などには反対する。
 さて、そこでトランプであるが、彼は離婚も二回しているし、不倫も多くするし、ポルノ女優と関係を持った後、口止め料を払ったりしたことも暴露されていて、とても家族が大切であるとは思わない。デパートの着替え室で女性をレイプした事件は有罪判決が下されたりして、なんと後者はその罰金は8000万ドル(80億円)である。他にも国家への忠誠心などないことは1月6日の内乱を引き起こしたことからも明らかであろう。現在でも、係争中の案件も多くあり、どうみてもキリスト教の価値観と相容れない筈だ。確かに妊娠中絶を違法とする乱暴な法律を通す基盤をつくったりした功績はあるが、それだけで支持をするか、というのが何とも不思議であったのだが、最近、出た福音主義の牧師の息子ティム・アルバータが書いた本『The Kingdom, the Power, and the Glory: American Evangelicals in an Age of Extremism』に相当、ヒントがあることが分かった。
それは、まず福音主義者の人達はアメリカが神の国であると思っている。そして、その神の国は「Barbarian(訳の分からない言語を話す者)」が門の前までやってきており、そいつらを入れさせないために守護神が必要だと考えられているそうだ。そして、これは、選挙公報にも使われているが、そこで神が遣わしたのがトランプだそうだ。そして、トランプがいかにも下品で、偽物のように見えるのは、それは信仰心が試されているからであり、トランプが今、裁判などで酷い目に遭わされているのは、イエス・キリストが受けた迫害のようなものであり、マスコミ等に騙されてはいかねいと思っているからだそうだ。
 いやはや、彼らの心情は分かったような気にはなっていたが、それはヒットラーを信じたドイツ人や天皇陛下が神であったと思った日本人と同じか、それ以下だろう。というのは、我々は残念だけど、天皇陛下は神じゃない、と発言しただけで「不敬罪」で牢屋に入れられたから、思わざるを得なかったところがあるだろう。しかし、アメリカ人は喜んで自分から、この神の正反対の悪魔、というか、あれだけ誹謗中傷、レイプやりまくりの天国に行くことは100%ないトランプを支持しているのは、悪いけれどもこれはもはやキリスト教福音主義という宗教の崩壊である。というか、単なるカルトに堕してしまっている。とはいえ、今までの不思議さは多少は解明されたので、ちょっとブログに共有させてもらう。

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往年のガールスバンド「ランナウェイ」のベーシスト、ジャッキー・フォックスが才女であったことに驚いた [ロック音楽]

どうでもいい個人的なことだが、好きなギタリストの一人にサマンサ・フィッシュがいる。そこでユーチューブでいろいろと見ていたら、女性ギタリスト・トップ10のようなユーチューブ・チャンネルがあったのでそれを観る。残念ながらサマンサ・フィッシュはまったく入ってなかったが、そのうちの3位がジョーン・ジェット、1位はリタ・フォードであった。二人とも1970年代に特に日本では人気を博したガールスバンド「ランナウェイ」のメンバーである。そういえば「ランナウェイ」のメンバーは何をしているんだろう、とちょっとグーグル・サーチをしたら非常に興味深いことを知った。
 これは、もしかしたら「ランナウェイ」のファンなら当然、知っているようなことなのかもしれないが、私は中学生の時に、周りにファンの子とがいたし、結構、ロック雑誌とかでも取り上げていたので、その存在やヒット曲「チェリー・ボム」とかは知っていたが、それ以上の関心を持っていなかった。イーグルスとかドゥービー・ブラザースとかの方がずっと私の関心を引いていたからだ。
 さて、それでは何が興味深いか、というとベーシストのジャッキー・フォックスが非常に才女であるということだ。彼女は16歳、すなわちランナウェイのメンバーに入る前に「数学」が飛び抜けて出来るので既にカリフォルニア大学ロスアンジェルス校に入学を許可されているような才女であったのだ。これは、異例中の異例のことで、傑出して成績がよくないと選ばれない。ちなみに、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校、いわゆるUCLAはロスアンジェルス界隈で最も難関の大学だ。そして、彼女はナイトクラブで遊んだところスカウトされ、ランナウェイのベーシストとなる。彼女はメンバーの時、プロデューサーにパーティで公の場でレイプされるという酷い目に16歳の時にあう。この時、ジョーン・ジェットとシェリー・キューリーもその場にいたらしい。それはともかく、彼女はランナウエィを辞めて、他のメンバーと違って音楽の道とは違う道を歩む。彼女はUCLAを数学ではなく、言語学で優秀な成績を表彰されて卒業し、その後、なんとハーバードの法科大学院に進む。さらに驚くべきことに、バラック・オバマが同窓であったそうだ。
 2018年にはアメリカの人気クイズ番組「ジャパーディ」に出演し、見事1000万円近くの優勝金を勝ち取っている。
「ランナウェイ」は日本ではヒットしたが、アメリカでは「チェリー・ボム」がそこそこヒットしただけで、大成しなかったが、今振り返ると、リタ・フォードという凄腕ギタリスト、ジョーン・ジェットという時代を画すようなパンク・ロッカーを生み出し、とてつもないポテンシャルを持っていたバンドであることを知る。というか、ジャッキー・フォックスがそんな才女だとは知らなかった。不良の塊、みたいなイメージで売り出していたような印象だったからだ。それにしても、こういうオール・マイティの人材を時々、生み出すのがアメリカという国の怖いところである。


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テンプリーンという町を訪れる [都市デザイン]

テンプリーンというブランデンブルク州の町を訪れた。住宅会社の人にも取材ができたので、このウェブに情報を共有させてもらう。
 テンプリーンはブランデンブルク州の北部に位置する。ベルリンから北に65キロメートルほど離れたところに位置する。17世紀の30年戦争で激しく町は破壊された。1816年からはプロシアの領土となった。テンプリーンは小さいながらも市壁を有しており、旧市街地に入るための3つの門塔がある。それ以外にも壁の外と結ぶ道路があるが、これらは壁を壊してつくられた。テンプリーンは近年、スパをつくり、観光が重要な産業になりつつある。年間の宿泊者は32万人とそれほど多くはないが、ベルリンからの人気の日帰り観光地となっている。それ以外の産業としては林業、金属加工業がある。
テンプリーンの人口は20世紀にはじわじわと増加して東西ドイツが統一された1990年には18884人になった。その後、人口は緩やかに減少し始め、2020年には15638人になっている。
テンプリーンは2007年にシュタットウンバウ・オスト・プログラムに指定された。それに合わせて「統合都市開発コンセプト2030」を策定し、そこでは5つのアクション・プログラムが記述されている。そのうちの一つ「都市開発・住宅・交通」に注目すると、そこでは歴史的旧市街地の重要性が強調されている。そこには「テンプリンは都心部を生活・仕事するうえでの活力のある中心として機能することに集中する」と書かれている。自治体としては社会流出を抑え、むしろ社会流入することを望んでいる。テンプリーンの縮小政策は、一部の減築とリヒエナー・通りの団地を積極的にリノベーションすることである。テンプリーンには市の住宅会社(WOBA)と住宅組合の住宅会社(WBG)がある。さらに、オープンスペースのリデザイン、空き家の減少、住宅団地をより田園風にロマンティックなデザインに変えるというものである。具体的には室内のレイアウトの変更、新たなバルコニーの設置などを行った。特にペンキに関しては、ペンキ屋が頑張ったこともあり、他の都市と差別化されるようなペンキで住宅が塗られている。シュタットウンバウ・オスト・プログラムが終了した2018年以降は、住宅会社が独自の判断で縮小対策を行っている。
 テンプリーンでは住宅団地の住宅の全倒壊の計画もされたが、結果せずに、基本、減築で対応した。これは、それほどは人口減少を体験しなかったということが要因としては大きい。というのも、テンプリーンは社会増が見られ、周辺の市町村から人が移住してきたり、またベルリンに通勤したりする人もいる。空き家率の具体的な数字は、取材先の住宅会社もしっかりとした情報を提供してくれなかったので把握できなかったのだが、3%以下だとのことである。一方で、6階建ての建物でエレベーターが設置されていないものが多かったので、そういう点から減築をした。5階以上の建物に住みたい人がいなかった、ということもある。エレベーターを設置しなかったのは、エレベーターを設置するとランニング・コストが高くなってしまうから、という経営的な判断である。また、テンプリーンは田舎(田園)なので、6階建てのように住戸密度の高い建物を人々は欲してない。低層の方が需要はあるのと、減築の方が全倒壊して、新たにつくるよりかは安くて済むということで、減築の判断をしたそうである。また、家賃を考慮して、室内のレイアウトは変更した。販売するうえでの重要なポイントはバルコニーである。大体、これらの住宅団地の平均的なサイズは50㎡である。
 リノベーションの費用は最近、高騰しており、不動産の価格も20年前から二倍ほど増加している。労働賃金も材料価格も非常に高くなってしまっている。ただ、ブランデンブルク式といわれる古くて部屋も狭いものは、価格は上がらず、以前、低い家賃で借り手を探しているような状況になる。ブランデンブルク式には、オーブンがあったのだが、再統一後は、オーブンを取り外してセントラル・ヒーティングにしたそうだ。タイルなしの風呂場もつくったそうである。とはいえ、リノベーションをした1993年後から30年経ったため、フラットごとに対応しなくてはならないような状況になっている。
住宅会社が住宅の減築をするうえで、市役所の計画との調整をしなくてはいけないか、という質問に対しては、住宅組合の住宅会社に関しては勝手にできるとのこと。したがって、都市計画との関係性とかは特にない。ただし、市の住宅会社には委員会があるので、委員会を通さないといけないそうである。市役所の部署で一番、厳しいのは歴史建築物の部署であり、住宅組合の住宅会社もこの部署には許可を受けなくてはいけないそうだ。また、市の住宅会社も住宅組合の住宅会社も減築するうえでは市議会では審議が必要なようである。
 テンプリーンはシュタットウンバウ・オスト・プログラムにも指定され、INSEK(マスタープラン)では一度は住宅団地の完全撤去の計画も為されたのだが、結果、そのような対応はせずに減築で対応することになった例外的な事例である。これは、 ベルリンから近いことと、田園集落のような雰囲気があること、歴史的旧市街地があり、自然も豊かで、社会基盤もしっかりしているということで、人口減少はしつつも、それなりに都市への住宅需要があったので、人々のニーズのない5階以上の住宅団地を部分撤去することで対応できた、ということは指摘できよう。また、最近のコロナもテンプリーンには追い風であったそうである。人口が5万人以下で、それなりに魅力のある都市は、最近、人気を有しているそうである。ただ、それなりの都市サービスが必要で、病院、専門医がいることや、高校があることは条件であるそうだ。

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ベルリンがなぜダメなのか [ドイツ便り]

ベルリンは驚くほど市役所の事務手続きが出来ない。私は以前、デュッセルドルフに住んでいたことがあるのだが、そこと比較しても恐ろしく業務がこなせていない。ということで、これは国の違いではなく、何かベルリンには特有の事情があると思われる。
その点を知り合いの現地の人に聞いたら、それはあるあるであった。ベルリンは第二次世界大戦後、二つの都市に分離された。ベルリンはドイツ最大の都市ではあるが、実際はまったく交流もなかった都市をいきなり1990年にがっちゃんこして、一つの都市になりなさいみたいにしたような都市だ。まったく縁もなかった男女がいきなり、結婚して、しっかりと家庭を築きなさい、と言われたようなものだ。しかも、社会制度も法制度も価値観まで違っていたのだから、そりゃ、上手くいくと思う方がおかしい。しかも、ちょっと前までは感情的には敵対さえしていたのだ。
さて、ベルリンが統一した時、そのイニシチアブを取ったのは西ベルリンであった。というか、ドイツの再統一は基本、旧東ドイツの旧西ドイツ化なので、当然、ベルリンでも旧西ベルリンの考え方が広められた。さて、ここで旧西ベルリンがしっかりとしていれば、まあそれでも多少は、今ほどベルリンは酷くならなかったかもしれない。しかし、問題は旧西ベルリンも超絶、ダメダメだったのだ。これは、どうしてかというと、もう旧西ベルリンは存在すればいいだけであったので、存在するためには、西側はどんどん空輸で物や富を運んだし、どんなに仕事ができなくても、それが糾弾されることはなかった。それは、存在さえすればそれが価値になったからである。地図上にあればいい。そういう状況に45年間いたら、それはどんなにしっかりとしていた人でも、組織でも骨抜きになるだろう。それは、ある意味で社会主義よりも競争社会ではなかったのだ。
したがって、ベルリンは、建前上は資本主義になったのだが、資本主義的に活動していた人はそれまで東はもちろん西にもいなかったのである。顧客サービスの意識があまりないのはドイツ全般に言えることではあるが、それでもベルリンは酷すぎると憤怒していたが、それは、ベルリンは別にそんなことをしなくても生き延びられたのだ。まさに、天から物が降ってきた都市だったので、人にペコペコする理由や愛想を振りまく理由がなかったのである。うむ、そう考えると納得だ。ただ、逆にそのようなサービスのニーズがないかというと、ある。市場経済のロジックがしっかりと機能すれば、徐々にベルリンもよくなっていく可能性がない訳ではない。ただ、役所は相当、厳しいであろう。ベルリンの市役所がなぜ事務ができないかは、もう歴史的な要因に根付いているからだ。実際、ドイツでもなぜベルリンの市役所が仕事をできないか、の研究なども為されているようだ。ちょっと、文化人類学的にも面白いテーマだと思う。余裕があったら読んでみたいものである。

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シュテンダールという縮小都市の住宅会社のトップに取材する [都市デザイン]

シュテンダールという都市がザクセン・アンハルト州の北東部にある。ベルリンとハノーファーを結ぶ鉄道路線の沿線にあり、何本に一本かは特急列車も停車する。ベルリンからは125キロメートルほど離れている。12世紀頃に都市はつくられ始め、13世紀にはこの地域の商業と貿易の中心となり、1300年には市壁をつくっている。1358年にはハンザ同盟に入るなど、豊かな歴史を有した都市である。
 この都市は東ドイツ時代に原子力発電所が計画され、そこで働く人のために二つのプラッテンバウテンの団地がつくられた。結局、原子力発電所はつくられないまま、東西ドイツの再統一を迎える訳であるが、それ以降、これらの団地は空き家が増えていったこともあり、そのうちの一つ、シュテンダール・スードはほぼ完全に倒壊する。一方のシュタットゼーも半分ぐらい戸数を減築・倒壊によって減らすのだが、シュテンダールの住宅会社(シュタットゼーの住宅の85%を所有)のトップに取材をすることができたので、ここに情報を共有させてもらう(備忘録も兼ねて)。
 シュタットゼーは1980年代まではイメージもよかった。しかし、東西ドイツが再統一された後はイメージが悪化し、誰もここに住んでいると言いたくなくなってしまった。ただし、動物園に隣接している南側のティア・ガーデンであれば住んでいると言ってもいい。そういうイメージが共有されるようになった。
前のトップは撤去する建物を選ぶ際に、空き家率の高さを判断基準とした。しかし、2008年から就任した現在のトップはロケーションを何よりも重視した。そうしたら、収益性は格段に向上した。そして、それは会社の判断ではなく、個人の考えに則った。市役所の都市計画的なビジョンも配慮しなかった。
 住宅会社を引き継いだ時、それは倒産の危機にあった。ある住宅会社が倒産すると、ドミノ倒しのように他の住宅会社も倒産する可能性があった。状況は非常に厳しく、緊急事態であった。銀行は外部の専門家に入ってもらって、状況を分析した。これは、銀行は住宅会社を信用しないから、第三者に財務分析などをしてもらいたかったからである。
 銀行は出資の条件として、個々のプロジェクトごとにROI(Return of Investment)がプラスになることを提示した。銀行の担当者とは年に一回、打ち合わせをすることにした。最初は緊張した打ち合わせだったが、最近では打ち解けてきている。
 現在のトップになってから、10年前の50万ユーロしかなかった会社の売上げが現在では700万ユーロにまで増えた。人口減少も収まってきており、ちょっと前までは2022年の人口は3万人を切るだろうと予測されていたが、現状は37000人を維持している。
 シュタットゼーはこんな状況であるが、ついでにほぼ完全に倒壊したシュテンダル・スードの話も聞いた。現在、この地区には市の住宅会社、住宅組合が所有する建物は一戸もない。すべて倒壊したからである。しかし、建物は数棟だけ残っている。これらの建物の所有者は誰なのか、と尋ねたら、トルコとアベルバイジャン、フランス、そしてベルリンの人が投資目的で出資しているそうだ。外国の投資家とは連絡が取れないらしい。ベルリンの人は連絡が取れているが、600万ユーロ支払ってもらったら撤退してもいいと言ってきている。これは、とても払える額ではない。税金はしっかりと払っているのだが、これは大した額ではないので、放っておいても大した損失にはならないのだ。住宅会社としては、シュテンダル・スードもそのうち再開発したいとは思っているそうだ。
また、シュテンダールは市の住宅会社と住宅組合による住宅会社があるが、この二つの会社では建物の倒壊の考えに相違点がみられる。市の住宅会社は市の政策のことを考えるし、住宅組合の会社は組合(住人)の利益を優先的に考える。具体的には市の住宅会社はロケーションを考え、組合の会社は住民のことを考える。
 状況的に一番、最悪のケースは空き家率が3割程度の建物だらけのような状況だ。空き家が集中していて空き家率が高いことは問題ではない。
 倒壊・減築に関しては、ダウンサイズはチャンスだと思わないと成功しない、と述べていた。これは興味深い指摘だ。縮小政策を実践するうえでも、前向きに攻撃的で取り組むことが重要ということか。躊躇があると失敗するのかもしれない。といいつつ、倒壊を止めたケースもある。シュタットゼーの西側は倒壊させるはずだったのに中止した。これは2010年から2012年は倒壊のためのお金を積極的に連邦政府のプログラムから取ろうとしていたが、人口減少のペースが弱くなってきたために、2013年に倒壊を止める判断をした。
 現在も倒壊・減築は行うことを考えるが、これはそうすることで周辺の地域の魅力を高める手段のために行う。地域の魅力を高め、人々に定住してもらうためにするのだ。
住宅会社としては、倒壊しても顧客は失いたくないので、そのまま、他の物件に引っ越してもらいたいと考えている。住民は街への帰属意識を有しているし、社会的関係性は維持したいと考えている。

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ドイツ鉄道がまたまたストに突入 [ドイツ便り]

ドイツ鉄道が今週の水曜日から月曜日まで6日間のストに入った。10月にドイツに来てから3度目か4度目のストライキで、またかよ、という気分である。基本的に労働組合が求めているのは賃上げと労働時間の削減である。さて、私個人は、自宅からオフィスのある大学までは地下鉄で通っており、地下鉄はベルリン市が運営しているので、ドイツ鉄道とのストとは関係ないのでまったく影響は受けない。いや、地下鉄が混むので、そういう意味では多少は影響を受けるが大きな支障はない。さらにドイツは鉄道を上下分離しているので、ドイツ鉄道は走ってはいないが、ODEG(東ドイツ鉄道)が運行しているので、このODEGが走っている沿線に住んでいる人は、それほど不便は被らない。ちなみに、これは2002年に二つの会社の出資によって創業され、ベルリン、ブランデンブルク、メクレンブルクフォアポンメルン、ザクソン、ザクソン・アンハルトといったチューリンゲン州を除いた旧東ドイツの州を11路線で鉄道サービスを提供している会社である。
そういう意味では、穴だらけのストライキである。もちろん、今回のストライキはドイツ全土で行っているので、都市間移動とかには大きな影響を及ぼすだろうし、物流にも大きな影響を与えるであろう。とはいえ、それは独占的な事業ではないので、トラック輸送が代替するだけなんじゃないの、と思ったりする。つまり、ストライキをやることの効果がそれほど期待できないのだ。
 ついでにいうと、ドイツ鉄道の社員がしっかりと働いているか、というと全然、そう思わない。鉄道の窓口とかのサービスも恐ろしく酷いし、最近では大雪で鉄道が途中で運行中止になって客が車内に閉じ込まれてことがあったが、運転手は勤務時間がオーバーしたから、勝手に客と列車を置いて帰宅したという事件もあった。こういうことを繰り返していると、客の鉄道離れをただ促すだけで、結果的には自分達の首を絞めることになるのではないだろうか。
 ストライキをする権利は私は広く認めるべきだろう、と思ったりするが、それは代替サービスがないという条件でやらないと効果はないと思う。特に、経営者を困らせるのではなく、利用者を困らせるだけであるなら、旅客は自家用車、貨物はトラックを使うことに繋がるだけなのではないだろうか。そうそう、あと私が経営者だったら、賃金を上げる分は自動運転の開発費に回すであろう。ドイツ鉄道の運転手は、いかに自動運転に対抗できる技術や能力を開発するかに力を注いだ方がいいと思う。


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