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ブルックリン・ネッツが四タテのスイープで一回戦で姿を消す [スポーツ]

今年のNBAは例年にも増してワクワクさせてくれる。これは、シーズン当初の優勝候補であったレイカーズとネッツが早々と姿を消したことによって、混戦状況をもたらしているからだ。レイカーズなどは、プレイオフにさえ出られない体たらくである。レイカーズとネッツには共通項がある。それは、二人のスーパースターがドラフト等で自分が一緒にプレイしたいチームメートをスカウトしたことである。レイカーズの場合はレブロン・ジェームズで、アンソニー・デイビスに加えて、今シーズンはラッスル・ウエストブルックまでも引き寄せる。しかし、スーパースター揃いのチームは組織として機能せず、個を集めても、それがチームとなって機能する訳ではないことを露呈した。同じことは、ネッツにも言える。ネッツはカイリー・アービングがおそらく現時点で最高のバスケ・プレイヤーであるケヴィン・デュランをネッツに誘うことに成功する。さらにスーパースターでポイント・ゲッターであるジェイムス・ハーデンをも引き寄せ、凄いトリオを結成させることに成功するが、そのアービングがワクチン打ちたくないと我が儘を言って、ホームゲームに出場しないことで勝率を上げることができず、ハーデンが嫌気がさしてトレードでフィラデルフィアに出る。そして、その結果、いきなり一回戦でボストンという強敵とかち合うことになって、四タテで敗退したのだ。その後の記者会見でアーヴィンが敗因は「チームが一緒にプレイする時間が短かったのでチーム力が今ひとつだった」みたいなことを言ったが、おそらくNBAファンの多く(私が含む)が、「それは、お前のせいだろう」とテレビかユーチューブに叫んだことであろう。
 さらに、これら優勝候補がスーパースターを獲得するために放出した選手がみな活躍して、プレイオフに出ているのはなんとも言えず皮肉だ。その筆頭はレイカーズが放出したニューオリンズのブランデン・イングラムであろう。ペリカンズを率いて、現時点でサンズと素晴らしい闘いを繰り広げている。ケビン・デュラントを得るために放出したディアンジェロ・ラッスルもまだプレイオフで戦っている。というか、アーヴィンがスーパーチームをブルックリンでつくるために見捨てたボストン・セルティックはアーヴィンがいなくなったことで強くなった。
 そういうことで、お金を使いまくって、スーパースターを揃えれば強くなる・・・という単純なスポーツではバスケはないということを改めて教えてくれている今シーズンのNBAが面白くない訳はない。そして、それらのスーパーチームが惨敗するのは、見ていて極めて痛快だ。
 ということで、しばらくバスケに関心が引き寄せられる日々が続く予感がする。

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京都サービスが悪すぎるだろうシリーズ(6) [京都生活]

烏丸御池で同僚と酒でも飲もうと繰り出す。繰り出すといっても、二人とも最寄り駅は烏丸御池駅なのだが。さて、目指した居酒屋が閉まっていたので、食べログをチェックして、料金の平均が2000〜2999円の場所に行く。この居酒屋、カウンターのみなのだが雰囲気が抜群によく、大衆居酒屋的な気の置けなさを感じさせつつ、仕事はしっかりとしてるぞ、という迫力を感じるような、まあ居酒屋としては極めて正統派的なお店であった。入店する時、「お仕事の帰りですか?」と尋ねられる。きたきたきた、我々がよそ者かとのチェック質問だ。堂々と「そうです」と答える。まあ、本当だからな。さて、注文しようとすると、ほとんどないんですよね、と言われる。これは、歓迎されない証拠だ。とはいえ、あるものを出してください的なオーダーをする。刺身はトリガイ、締め鯖、マグロなどだ。わさびステーキやうざく、なども注文する。そして、名物らしい出汁で味付けした焼きそば(これは美味しかった)なども注文し、結構、お腹いっぱいに食べた。そして、お酒も上喜元、黒龍、〆張鶴などの美味しいどころを注文する。いやあ、いい酒も揃えているなあ。ということで、十分いい時間を過ごしてお勘定を頼む。さすがに、これだけ飲んで、食べたら一人7000円ぐらいはいくだろう、と思ったら二人で24000円請求された。確かにメニューには値段は書いていないが、いやあ、これはぼったくり過ぎだろう。そんなに来て欲しくないタイプの客なのか。二人ともこの店から5分以内のところに住んでいるのに!とはいえ、黙って支払いました。そして、普通ならここで二度と来るまい、と思うのだが、家から近くて、こんなに素晴らしいのであと二回は行ってやろう、と思っている。ただし、三回目もそれだけの額を請求されたら「二度と来るまい」にならざるを得ない。というのも、このお店、素晴らしいが流石に12000円払えば、京都にはここよりもいい店があるからだ。また、行った時はその顛末をこのブログでも開陳したいと思う。

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北方領土を取り戻す千載一遇のチャンスが訪れた [グローバルな問題]

私は国際政治とかは素人である。だから、事態はそう簡単ではないかとも思われるが、その筋の専門家を称している佐藤優氏などが私でも分かるほどのアホ発言(いや、これはロシアを利するために敢えて日本人を混乱させるような発言をしている可能性もあるが・・)をしていることから、ちょっと私の考えもここで開陳したいと思う。

それは、今こそ北方領土を取り戻す千載一遇のチャンスなのではないか、ということだ。プーチンは日本がウクライナ侵略に対して国際世界と行動とともにして反対すると、日本とロシアが交渉していた平和条約を締結しない、と言い放った。もし、これによって「北方領土が戻ってくる可能性」が低くなったと嘆いている人がいたら、状況はむしろ逆だ。というか、プーチンが北方領土を日本に返すようなことをする訳がない。あれだけ嘘を言い放って、無理矢理他国に侵略して、市井の人々を大量に虐殺するような人間だ。日本側に色気を使って、いろいろと略奪しようと考えていただけであろう。そうじゃなければ、2020年の7月に改正ロシア憲法で「領土割譲に向けた行為や呼び掛けを容認せず」と明記したりしないだろう。これは、相当、日本を馬鹿にしているよな。その後、プーチンは日本に淡い期待を持たせた方が有利だということに気づいて「ちょっと、考えないといけない」などと言ったが、いや、憲法に記されちゃ、プーチンだって変えられないだろう。というか、プーチン、そんな意識そもそもゼロだから。

さて、まあ、この憲法に刻まれた時点で、日本には希望ゼロという状態だったが、大きく状況はこのウクライナ侵略によって変わりつつある。プーチンがこのままウクライナ侵略を成功させることは、もうほぼ不可能な状態だが、負けたら、「はい、ごめんなさい」で済む問題ではない。国際経済から孤立させられ、大きな北朝鮮のような状態に陥るだろう。いや、北朝鮮より不味いかもしれない。ウクライナはNATOに入ることになるだろうし、その包囲網はロシアという国の崩壊をもたらすであろう。現時点ではまだプーチンの国内支配力はあるが、現在の泥沼状態が長期化することで、プーチンはおそらくロシアの人によって処分されるであろう。プーチン後のロシア(という名称が残るかも分からない。さらに国家が分裂する可能性だってあるだろう)を率いるリーダーは国際社会に戻るために、政治的交渉をすることになるが、ロシアはほぼ敗戦国のように不利な状況にあるので、それこそ平和条約を日本と締結する際には、相当、譲歩が必要となるだろう。そのときには、プーチンのような専制者が出てこないように憲法も改正されるだろうから、「領土割譲に向けた行為や呼び掛けを容認せず」などの文言は消されるだろう。っていうか、ウクライナとの和解はクリミア半島やドンバス地域の返還が必要となるが、その際には、この文言が邪魔になる。というか、こんな憲法がある国が他国への侵略戦争をしかけるかね!

ともかく、日本としては、国交を回復してやってもいいけど、北方領土は返還しないと話にならないよ。ウニもカニもロシア産は買わないからね!ニンテンドーも輸出しないよ、と言ってやればいいのである。まあ、しばらくはウニは相当、高価格になるだろうが。上手くいけば、樺太も返してもらいたいぐらいだ。これまでのお詫びに樺太も返せよ!まあ、それは日本に手出しをしないと言えないか。

まあ、ともかく今回の件で、下手なケンカは全然、しない方がよかった、ということは分かった。ウクライナに「はよ、降伏しろ」と宣っていたアホ元知事がいたが、降伏しないで抵抗してくれたおかげで、日本も北方領土が返還されるメドが見えてきた。

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ストライモンのメビウスが暴走したが、原因が分かった [その他]

スタジオで練習をしていたのだが、ギター・エフェクターのストライモンのメビウスが暴走し、MIDIでコントロールができなくなった。スイッチが勝手についたり、つかなかったりするのだ。どうもギターの音信号が入ると、消えたりする。消えるとエフェクターの音も途切れ途切れになったりして、これはもう全然、使えないじゃないかと他のMOD系のエフェクターを買わなくてはいけないかなと思った。
 しかし、家に戻り、同様の問題を抱えている人もいるのでは、とグーグルで検索したら出てきた。どうもメビウス、なかなか使い勝手が悪いようだ。さて、しかし、グーグルでいろいろと調べていると、どうも「パラメーター」の「エクスパンション」の設定がONになっていると、情報が入ると、いろいろと誤作動をするらしいことも分かった。ということで、チェックしてみると、私のものも「エクスパンション」の設定がONになっていた。これをOFFに変えたら、正常に動作するようになった。
 ごく少数の人にしか関心がないようなブログの内容だが、逆にこのような情報で助かる人もいるかと思い、アップさせていただく。

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「京都市営地下鉄」対「京阪電鉄」。どちらが正しい戦略をとっているか? [京都生活]

京都市の公共交通の採算性が悪化しているようだ。そこで、京都市営地下鉄は運賃の値上げをした。それに対して京阪電鉄は運行本数を減らした。京都市営地下鉄は5区間ある運賃の値上げ幅を過去最大の30円とするそうだ。一方の京阪電鉄は私が生活している京都市内だと、10分間隔が15分間隔へと減便されている。
京都市営地下鉄はまだ値上げをしておらず、これからだが、これはどちらの判断が正しいのだろうか。京都新聞などは、京都市営地下鉄は全国でも最も高い運賃となる、などと批判しているが、正しい判断をしたのは京都市営地下鉄であって京阪ではない。京阪の方がむしろ利用者に不利益をもたらしている。
 というのは、交通においては時間弾力性の方が価格弾力性に比べるとはるかに大きいからだ。すなわち、到達時間が短くなることによってその需要は増え、それが長くなると大幅に需要が減る。価格はある程度、高くなっても需要は減らないし、安くしても需要は増えない。これは交通のタイプによって異なり、一番、時間弾力性が大きいのは「通勤・通学」であり、「レジャー」は「通勤・通学」に比べると価格弾力性が大きい。
 この社会実験はなかなか大変なので事例がないが、ボストン大都市圏で実施されたものがあり、その結果、私が上述したような傾向が顕著に伺えた。そして、これは私の行動パターンを考えても同じことがみられる。私は待ち時間を除けば、京阪でも京都市営地下鉄でも、ほぼ同じ通勤時間である。ただ、京都市営地下鉄の駅からの通勤通路はもう工業地帯のような郊外的な景観を歩くのに比して、京阪の場合は京都市役所周辺の寺町通りというもう「ザ・キョウト」的な景観を歩くので精神衛生上は京阪で通いたい。しかし、この10分間隔から15分間隔へと運行ダイヤが変更したことで、ほとんど京都市営地下鉄を利用するようになっている。というのも、この5分間、運行間隔が延びたことで、私の駅での待ち時間が私の忍耐能力を超えてしまったからだ。というか、そもそも10分間隔でも相当、厳しかったが、その閾値を超えてしまったのだ。
これを少し、モデル的に考えてみたいので、苦痛期待値という指標を導入して、計算を試みたい。ここで苦痛期待値とは、1分間待つことで1(苦痛)を得ると考える。すなわち、10分待つと10苦痛である。すると、10分間隔だと、その苦痛期待値は(10×10)/2=50となる。15分間隔だと(15×15)/2=112.5となり、平均待ち時間は5分から7.5分に増えるだけだが、苦痛期待値はなんと2.25倍と2倍以上に増える。待ち時間は1.5倍に増えただけだが、苦痛は2倍以上も増えてしまうのだ。
また、コスト面からも比較したい。私の時間価値を1分=50円としてみたい。これだと時給3000円ぐらいの数字となる。ここで、平均待ち時間が2.5分増えることで125円の損失だ。これに比べれば30円の損失などまったく問題ない。というか、30円より待ち時間2.5分の方の損失が少ないのは、時給720円以下ということになる。時給720円というのは最低賃金以下だ。そんな人はいない。
もちろん、中学生や高校生にとっては大きなダメージがあるかもしれない。それであれば、通学定期を大幅に安くすればいいのである。そして、むしろ価格は30円以上に上げてもいいぐらいだ。自動車へのモーダルシフトが気になるのであれば、駐車場代に税金を課せばいい。場合によっては、ガソリン税を公共交通の赤字補填に使うべきである。アメリカ合衆国でもISTEA法、TEA21法でそのような対策を取っていた。
そもそも、公共交通において黒字を期待するというのが、全世界的に狂気の沙汰に近いことである。なぜ、このような理不尽な要求がされるかというと、日本は全世界的に奇跡的に公共交通で黒字を出しているからだ。まあ、これは非人間的な満員電車を人々が堪えてきたからであって、必ずしも喜ばしいことではない。
ということで、この場合、政策的にも経営的にも京都市営地下鉄の対応は、京阪電鉄のそれよりはるかに正しい。京都新聞とかももっと勉強しないと、間違った方向に世論を持って行ってしまう。私のブログは京都新聞の1万分の1も読まれないかと思うが、カウンターアーギュメントとして記させてもらう。

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スプロールしてしまった地方都市の商店街を再生させることの難しさ [都市デザイン]

泉町商店街という場所が宇都宮にある。昔は夜になると、行き交う人が肩をぶつけないで歩くのさえ難しいぐらい人が溢れていたところだそうだ。しかし、今では元気がなくなっているそうだ。お店をやっている人たちもあまり元気がないそうだ。このような状況をもたらしたのは、自動車だ。いや、自動車というか、自動車社会に対応して、都市を大きく改造したからだ。自動車社会は、自動車が普及する以前の商店街とは相性が悪い。イオンとかのショッピング・モールと相性がよいのだ。泉町商店街は、そのような状況に対応としてか、駐車場が多くつくられている。特に西側の本郷町通りとの交差点のそばだと、ほとんどが駐車場として使われている。そんな中にポツネンと「蔵」というそばの名店があったりするのだが、それは駐車場という海に囲まれた小島のような印象である。自動車社会にお客を呼ぶためには駐車場が必要だ、という発想は分かる。しかし、潰れた後のお店を駐車場にするのは賢明ではない。というのは、お店には人がいくが駐車場にはそこを目的として人は行かないからだ。しかも、商店街の魅力は集積の魅力である。いくつかの磁力のあるお店が人を引きつけ、それによって周辺のそれほど磁力のないお店も潤う。また、いくつかの用事をワンストップで片付けられると楽だ。まあ、ワンストップという点からだとショッピング・モールと競合するのは難しいが、それでもその差がそれほど大きくないというのは魅力であろう。泉町商店街の場合は、例えばせっかく「蔵」のような磁力があるお店が残っても(磁力があるので潰れず残れたのだろうが)、その波及効果を受けることがほとんどない。というか、ここまで縮小したら、一度、お店を移動して全体の規模は小さくしても集積を維持するべきであろう。ぽつねんと店舗が駐車場の中に散らばっていても魅力はない。そして、何より歩いていてつまらない。下北沢の北口とか吉祥寺、高円寺とかもそうだし、大阪の天満町や中崎町、京都の先斗町や三条とかも歩いて何より楽しい。この楽しさを自動車の利便性のために失ってしまったのはもったいない。駐車場の中を歩いていても全然、楽しくない。地元の人たちは活性化に頑張っているみたいだが、その根源である自動車社会を変えないことには、地方都市のこのような商店街が再生することは不可能に近いであろう。それは、宇都宮市ぐらいの都市規模であっても難しい。いや、宇都宮市ぐらいの人口規模があったら可能だろうが、自動車の利便性のためにここまで郊外にスプロールしてしまった都市においては極めて難しい。
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マンボウあけの下北沢を訪れる [都市デザイン]

マンボウがあけたので下北沢を訪れる。平日ではあったが、春休み中ということもあって若者が多かった。さて、コロナの影響がどのように土地利用に変化があったのかをざっと観察したのだが、明らかに古着屋が増えている。飲食店は減っているような印象を受ける。下北沢は北口と南口で雰囲気が大きく変わるが、個店が多いのは北口だ。その北口には幅員26メートルの大通り補助54号線が計画されているところは歯抜け状態になっている。それまでのグリッドの方向性と違って、あたかもベルリンのユダヤ博物館のような斜めのスリットのような切り口が痛々しい。ユダヤ博物館を設計したリーベスキントは、歴史の痛々しさを表現するために敢えてあのようなデザインにしたのだが、ここ下北沢は勝手に、そのような断絶と偏った価値観の押しつけが空間デザインにて表出されている。この道路が、まさに反民主主義的な無慈悲で無情な計画であることがよく分かる。ということで写真を撮影しておいた。
 


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京都サービス悪すぎるだろうシリーズ(5) [京都生活]

京都市営地下鉄の烏丸御池駅にはコインロッカーがある。小さいのから大きいのまであって、それらがあるのは流石、国際観光都市京都、気が利いているなと思われるかもしれない。しかし、コインロッカーがあるのはいいのだが、100円硬貨しか使えない。しかも、大きいのは800円だったりする。普通、100円硬貨を8枚財布に持っている人はそんな多くないと思う。これで両替機があれば納得するが、両替機がない。改札内にキオスクも見当たらない。コインロッカーを設置することまで考えたなら、利用者の使い勝手まで考えればいいのにそれができない。まあ、ある意味、いかにも京都的だなとも思えなくもないが、重いトランクを持っている私はそのように客観的に評価する気持ちの余裕がなく、毒づいていましたよ。

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ウクライナ人難民とミャンマー人難民との違い [グローバルな問題]

東京新聞を読んでいる。最近、同新聞では、ウクライナの戦争難民に対する措置が、ミャンマー人の亡命者よりも寛容であり、不平等だと主張する記事が掲載されたり、読者の声が載せられたりする。確かにミャンマー人からすれば、ウクライナ人のように対応してくれ、と言いたい気持ちは分かる。しかし、ウクライナの戦争難民とミャンマーの難民とには違いがある。ウクライナの戦争難民は内乱ではなく、ロシアからの極めて理不尽な侵攻によって生じている。これは、ウクライナの難民を守るだけでなく、ロシアの暴虐を許さない立場を国際的に示すためにも、通常時より遙かにハードルを低くしなくてはいけない。また、NATOやアメリカとも協調しなくてはならない非常事態である。CNNでは、この日本の対応を素晴らしいと報道していたが、国際関係的にもこのような迅速に対応をするべきような事態であったのだ。
 ミャンマー人がむしろ比較すべきはロシア人である。ロシア人も表現の自由が制限され、圧政が続いている。ミャンマーの軍事政権ほど派手な虐殺事件は起きてはいないが、実際は相当のロシア人が殺されているであろう。そして、実際、ロシア人の国外脱出が相当数、起きている。しかし、日本はロシア人の亡命者に対しては、相当、ハードルが高くて厳しい。ミャンマー人の方がロシア人よりは酷い状況に置かれていると指摘されるかもしれないが、そういう比較では、ウクライナ人の方がミャンマー人より喫緊性の高い酷い状況に置かれている。
 そのような緊急事態に、それまで放っておかれた世論を喚起するような主張をすることはウクライナへの支援という体制づくりにはマイナスであるし、それによってミャンマー人がメリットになることはないだろう。事態が落ち着いてから主張すべきことであって、火事が起きている時に、建材を木材から鉄筋にすべきだ、というような主張は逆に説得力を失う。今は、何しろ火事を鎮火させることを優先すべきである。
 こういうのは、おそらく一般性の誤謬の一つに含まれるのではないかなと思ったりもする。

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トランプの核爆弾への意識の低さを我々は認識すべきである [トランプのアメリカ]

トランプが大統領だったら、プーチンはおそらくウクライナ侵攻はしなかったであろう。というのもNATOから離脱したり、ウクライナへの援助をストップしたりして、ロシアを大きく側面支援することで、ウクライナは内部崩壊させることをプーチンが期待できたからである。さて、しかし、それでもNATOやウクライナの抵抗によって、思ったように上手くいかなければ、現在のようにプーチンはウクライナへ侵攻したかもしれない。そのとき、仮にトランプがプーチンに対して怒ったりしたら(もしプーチンがトランプのプライドを傷つけるようなことをしたら、ボスであるプーチンに敵対心を持つ可能性はある)、平気で核攻撃をするだろう。現在のバイデンのような冷静さはまったくないと思われる。というのも、トランプ、以前、「ハリケーンなんて核爆弾で吹っ飛ばせばいいんだ」と発言しているからである。(https://www.youtube.com/watch?v=Ld9ecFZTzqg

いやあ、広島とか知らないんだろうなあ。チェルノブイリとか分かってないんだろうなあ。この人。ただの強力な火薬ぐらいの認識しかないのだろう。それじゃあ、平気で核爆弾ぶっ放すよね。そもそも、超絶短気で感情に支配されるから、怒りで平気で後先のことを考えない行動をするであろう。いやはや、トランプが大統領であったら人類の半分ぐらいが滅びたかもしれないと思ったりする。

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京都サービス悪すぎるだろうシリーズ(4) [京都生活]

京都の老舗のレストランに予約の電話を入れる。「今日の19時15分なんですが、二人予約入れられますか?」「ちょっと待ってください」・・・と言われて2分ぐらいは待たされて「今日はいっぱいです」との返事。しょうがないな、と思い「19時30分でも無理ですよね」と言うと「折り返し電話してもいいですか?」と言ってくる。「いいですよ」と言うと2分後ぐらいに電話があって「19時だったら入れますけど」と言われる。「え!それは無理です」と言うと(電話をかけた時間は既に18時30分ぐらい)、「それじゃあ19時30分であれば大丈夫です」と言われる。なんで19時と19時30分でよくて19時15分じゃあ駄目なのか訳が分からないけど、電車に乗ってお店に行く。さて、お店に着くと、席はガラガラだった。80席ぐらいはあるお店で6割も埋まってない。なんで、最初の時点に断られたのかが分からない。予約を受けるタイミングが30分単位ということなのか。それじゃあ、断らずにそう説明すればいいだけの話だ。やはり、私の東京弁がネックなのか。随分と不思議な気分になるが、いざ客となればサービスはそもそも悪くない。というか、京都の居酒屋、実は常連になるとサービスは東京よりもよくなるぐらいだ。この「一見に厳しい」という京都の外食サービスを、改めて今日は再確認させられた。

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京都サービス悪すぎるだろうシリーズ(3) [京都生活]

京都のサービス業はもうどこも悪いが、その中でもとびきり酷いと思うのは不動産業である。今月、借りていたワン・ルーム・マンションから引き上げるのだが撤去前の二ヶ月に連絡しろ、という契約になっている。普通は一ヶ月前だ。なんか、学生相手の仕事が多いのであまりにもなめていないか。しかも、電話で連絡をしたら電話では駄目なので、書類を送れと言ってくる。それじゃあ、二ヶ月前の連絡というのは、今日なのか?それとも書類が到着した日なのか?郵便局員が封筒を竹林に捨てた場合はどうなるのか?などと尋ねると、まったく回答できない。どうにか、じゃあ今日送りますが、消印の日でいいですね、と念を押す。あまりにも信頼できなさそうなので、名前を聞いておいた。
 さらに、鍵の受渡日を決めたのだが、後日、ちょっと後ろにずらしてもらった。これは電話で話しをした。しかし、その日も仕事が入ったのでさらに変更をお願いしたら、そもそもその前の変更日ではなく、最初の日に設定されたままだというのが判明した。つまり、当初は16日であったのを26日に移していて、24日に変更したいと言ったら、なんと「16日に予定されているのを変更したいという依頼ですね」と返してきた。もう、唖然としました。「しっかりしてよね」と皮肉を言っても、「はああ」的な反応しかできない。東京で生活しているともう信じられない体験を京都ではすることができる。まあ、逆にいえば、これだけデタラメしていても会社が潰れないというのは、生ぬるい、というか気楽でいいかもね。マレーシアでの生活を思い出しますわ。当時は、日本の物差しで判断しちゃ駄目だ、と自戒することが多かった。え!京都も日本なんですか?

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京都サービス悪すぎるだろうシリーズ(2) [京都生活]

京都は、もう日々サービスの悪さを感じるが、引っ越しの時はなおさらである。ちょっと町内で引っ越すことにしたのだが、荷物は冷蔵庫とベッドぐらいである。ベッドはかさばるが解体すれば大したことはない。ゼミ生をアルバイトでも雇えばいいのだが、引っ越し先が同僚の大学先生の家(彼が海外研究に行っている間に住まわせてもらう)であり、彼が学生に家を見られたくない、と言ったのでゼミ生をアルバイトで雇うことも難しい。そこで赤帽に電話した。
「ちょっと少ない荷物ですが、お願いしたいのですが」
「ああ、13日なら対応できますよ」
「そうですか。よろしくお願いします。冷蔵庫も170センチ以下なので大丈夫かと思います」
「いや、170センチだとうちでは無理なのでお断りします」
「いやいや、170センチ未満で160センチもないと思います」
「いや、うちのトラックに乗らないので無理です」

・・・・これは実際におこなわれた会話である。まったくコミュニケーションになっていないことがお分かりであろうか。私は、こんな業者にはこちらからお断りしてやるという気分になって、「そうですか。それでは残念ですね」と言って電話を切った。

仕事やる気ゼロだ。ここまでくるとドイツ以下のサービスの悪さである。3月の京都は引っ越し業者にすれば、売り手市場ではあるが、何なんだ!こいつらは。結局、同僚の先生にお願いすることにし、自分で対応することにした。まあ、こういうことをしていると経済規模はどんどん縮小していくよね。もったいない。

タグ:赤帽 京都
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トランプは中国旗をペイントしたジェット機でロシアを空爆するべきだ!と発言した [トランプのアメリカ]

トランプは3月6日のニューオリンズでの共和党の支持者での講演で、「中国旗をペイントしたジェット機でロシアを空爆するべきだ!」と発言した(ワシントン・ポスト3月7日)。そして、ロシアに対しては「中国がしたんだ、我々はしていない、中国がしたんだ(China did it, we didn’t do it, China did it)と言えばいい。すると、中国とロシアが戦争し始めて、我々は座って見てればいいんだ」と言い放った。
なんか、この人がアメリカの大統領であってよく4年間、アメリカは持ったなと思わせられるような発言だ。そもそも、トランプのような嘘つきが、「僕はやってない、ジョーがやったんだ」と言って信じる奴がいる訳ないだろう。いや、アメリカ人の半分近くが信じるか・・・・。そもそも、中国とロシアがそんなことで戦争する訳ないだろう。そんなことで戦争するのは、トランプのアメリカぐらいだ。というか、こういう発言をする、すなわち平気で人に罪を押しつける、冤罪を犯すことを自慢気に話すという人間性に心底、吐き気を催す。
さらにトランプはNATOを「紙の虎」と言った。ちょっと前に、「NATOを最も強くしたのは俺だ」と発言したばかりなのに。まあ、この人の発言に整合性を求めても無駄か。さらに「どんなアメリカのリーダーよりもプーチンに強く当たる」とも述べた。何を言ってるんだ、プーチンのポチをずっとしていたくせに。確かに、トランプが大統領だったらプーチンの手下となってゼレンスキーには何の支援も与えないどころか、NATOとの協調性もゼロで、今こそロシアの石油が安いから買い時だ!とか言って、ロシアを経済的にも支援しまくっただろうな。プーチンに強く当たれる訳がない。
まあ、トランプの発言にいちいち、怒っていてもしょうがないのだが、佐藤優のようなインテリ?でさえ、次のようなアホな発表をしているのだから、まあ、トランプ理解の助けになるかもしれないと思い、書き記させてもらう。
「トランプ氏ならばモスクワに飛んで行ってプーチン大統領と会談し、「ロシアがウクライナに軍事介入するならば、アメリカも軍を送る。アメリカ第一主義はひと休みだ」と言ってプーチン大統領を脅したうえで、取り引きを持ちかけ、戦争を回避したと思います。」 (https://president.jp/articles/-/55173?page=1

このような発言をイギリス、ドイツ、アメリカのニュースで聞いたことがない。トランプはアメリカ第一主義でもなく、自分第一主義だ。そんな政治家的なことをすると、妄想ぐらいならできるが、よくこんな分析ができるな。というか、この人、本当に元外交官か?プーチンほどトランプを馬鹿にしている人はいない。そして、2016年の大統領選挙に介入してトランプを大統領の張本人にしたのがプーチンだ。トランプと同じような出自で大統領になったゼレンスキーをプーチンはトランプと同じ類いだろうと馬鹿にして、言うことを聞かないなら恫喝する、といって攻めたのである。しかし、ゼレンスキーはトランプとはむしろ正反対の人物であった。この読み違いをプーチンにさせたのは、結構、トランプの影響が大きかったのでは、と私は分析している。

これまで、「トランプのアメリカ」という講演を小規模だが二回ほどさせてもらったが、皆、そんなことが起きていたんだ!と驚かれる。私のソースはすべて二次ソースで、ほとんどがMSNBCとCNN、BBCであることを考えると、いかに日本の新聞、メディアがしっかりと伝えていないかを実感する。

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ウクライナを応援するためにタラバカニ、ウニを食べない運動を展開しよう [グローバルな問題]

ロシアのウクライナ侵攻はとんでもない蛮行だ。これに抗議するために我々、日本人ができることがあるのか。それはロシアの戦争資金となるロシアからの輸入品をボイコットすることだ。ロシアからの輸入品は2020年ベースだと、天然ガス(22%)、非鉄金属(21%)、石炭(17%)、原粗油(17%)、魚介類(9%)となっている。個人レベルで、これらの輸入品をボイコットできるのは魚介類である。割合は1割程度だが1027億円なので、多少はロシアにダメージを与えることができるだろう。これらの魚介類のうち、取引額が多い順に並べるとカニ、ウニ、そしてサーモンとなる。特にカニとウニの割合は大きい。

2月の終わりに女川町と雄勝町を訪れたのだが、ウニ丼は品切れとなっていた。ここらへんのウニ丼は三陸の馬糞ウニを出しているかと思っていたのだが、実際はロシアのウニだったんだな。それはともかくとして、カニそしてウニは安ければロシア産であると思われるので、ウクライナを支援するためにもそれらを食べない運動をするべきだと思う。まあ、カニといっても越前ガニとかは食べて問題がないと思うが、タラバガニとかはしばらくは我慢をするべきであろう。私もここにロシアのウクライナ侵攻が続く限りは、タラバガニとウニを食べないストライキをすることをここに宣言する。

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プーチンはなぜ、トランプ大統領の時にウクライナに侵攻しなかったのか? [グローバルな問題]

プーチンのウクライナ侵攻が熾烈を極めている。落とし所が見えないまま、侵略戦争を展開しているプーチン。ウクライナ人だけでなく、国際世論からも猛反発を喰らい、プーチンも相当、追い詰められている。さて、このような厳しい反ロシア体制が組めているのは、アメリカの大統領がバイデンだからである。これが、トランプだったら、NATOに協力しなかったであろうし、むしろアメリカでのウクライナ侵攻正当化のレトリックをフォックス・ニュースなどで発信していたであろう。アメリカを味方にした状態であれば、プーチン、ウクライナ侵攻ももっとスムーズに、それこそ空爆などしないで遂行できたかもしれない。

それでは、なぜトランプ大統領の時にウクライナに侵攻しなかったのか。これに関して、MSNBCのクリス・ヘイズが相当、わかりやすく解説している。

https://www.youtube.com/watch?v=CJ-M0bDsmvg

トランプ政権がロシアだけでなく、ウクライナとも深く関わっていたことに対しては何か違和感を覚えていた。トランプの選挙参謀であったポール・マナフォートは、2010年にウクライナにおいてプーチンの子飼いのヤナコビッチ大統領を選挙で勝利させるために働き、大金を得た。しかし、2013年にヨーロッパの貿易協定を締結することを拒んだために、大規模なデモが起き、ヤナコビッチは大統領を辞任し、ロシアに逃走する。これに怒ったプーチンは2014年にクリミアに侵攻する。これは土地収奪という点では、第二次世界大戦後最大のものであった。次にプーチンが行ったのは、2015年にシリアのアサド大統領の選挙を確保するために、軍隊をシリアに送ったことである。ロシア軍が自国を出たのは、この時がはじめてであったそうだ。そして、2015年にトランプが大統領に出馬することが決まった後、その選挙参謀を無料で引き受けたのがポール・マナフォートである。そして、トランプはその選挙中に、ウクライナの軍事支援を減らしていくことを公約する。これは、もちろんプーチンへの忠誠心を示すパフォーマンスである。そして、ミューラー報告書に明らかにされたように、プーチンは2016年の大統領選に介入し、トランプを大統領にすることに成功する。

つまり、トランプが大統領として再選されたのであれば、プーチンは自分の手を汚さなくてもウクライナ政権が親ロシアのものに置き換わるだろうと読んでいたのだ。トランプが再選できなかったので、はじめて自分で動かざるを得なくなったのである。

トランプや共和党の政治家は、トランプが大統領であれば、このような事態は絶対、起きなかったという。それは、事実であろう。なぜなら、プーチンではなくトランプがプーチンの子分として、その仕事を行ったからである。トランプがウクライナの大統領に「バイデンのスキャンダルをでっちあげないと、軍事支援をしないぞ」と恐喝したのか、当時はまったく不思議に思っていたのだが、徐々にそれらを結びつける糸が見えてきた。トランプそして、トランプ支持者はプーチンの手先として、大いに糾弾されることが必要であろう。こいつらは、間違いなくウクライナ人の敵であり、平和を願う人類の敵である。

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原発の再稼働を主張する愚 [グローバルな問題]

現在(2022.03.04,10:52)、ロシア軍がウクライナの原発を総攻撃している(https://edition.cnn.com/europe/live-news/ukraine-russia-putin-news-03-03-22/index.html)。Zaporizhzhia原発である(すいません!カタカナ化できません)。ロシア軍は戦争の起動時にチェルノブイリ原発をおさえた。なぜ、ロシア軍は原発をおさえたり、原発を攻撃したりするかはよく分からない。いや、原発をおさえたのは原爆用の燃料が欲しいからであろうが、原発を攻撃することのメリットはあるのか。
 もし、この原発が爆破したら、チェルノブイリの10倍ほどの被害が生じるらしい。いやはや、原発の平和利用とかいっても、ロシアみたいな国が存在すると、それは戦争しかけられると、最大の自爆装置になることが分かった。まあ、実際、爆発したらロシアにも相当被害が生じるから、流石にそこまでは攻撃しないだろうが、ウクライナの人からすれば「やめてくれえ」と叫びたくなる気持ちになるだろう。
 さて、今回のロシアの戦争で分かったのは、プーチン大統領の下では、北方領土は1平米も返してもらえないし、そもそもそんな交渉もできる国ではなかったということだ。というか、逆に油断していると北海道ぐらい平気で攻めてくるのではないか。そして、そのとき、防御上の最大の弱点となるのが、泊原発であろう。泊原発、不幸なことに西側に立地しているから、爆発したら北海道の大半が不毛の地になるだろう。泊原発に関しては、ロシアは爆発しても痛くもかゆくもないので、ウクライナの原発を平気で攻撃できるのだから、するだろうな。
 プーチンの蛮行を知るにつけ、その手下であるトランプはともかくとして、安倍元首相のアホさ加減にはあきれかえる。北方領土をプーチン相手に返却交渉なぞできるわけないのに、そのようなことを期待させるような発言をして、また、今回もまるで火事場の泥棒のように、核装備が必要だ!みたいな発言をしている。そして、松井市長までもが、今こそ原発再稼働をとか主張している。アホか。原発は戦時には、まさに防御上の最大の弱点、相手からすると攻撃対象になることが、現状をみても分からないのか。ロシアの隣国であるという地政学的な不利を考えれば、原発、即刻、なくした方がいい。
 いや、原発が経済的な問題ではなく、原爆をつくれる燃料を確保するために設置していることぐらい分かっている。しかし、建前とはいえ平和憲法下の日本では、もう原発とかを持つみたいな妄想は捨てた方がいい。
 ロシアが核攻撃をするかもみたいな含みのある発言をした時、日本は攻撃される可能性あるのか、と思ったが、核がないところには核攻撃しないだろう。核爆弾、高すぎるので、報復される可能性があるところを先手でたたくと思われるのである。今ほど、核がない日本でよかったと思ったことはない。あと原爆さえなければ、攻撃対象はさらに減らせるので、国防もアップするかと思われる。

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常磐高速道路沿道は相変わらず放射線量が驚くぐらい高い [サステイナブルな問題]

常磐高速道路で仙台から東京まで自動車で移動する。大熊町とか双葉町のあたりでは、ご丁寧に放射線がどの程度、大気中にあるかを教えてくれる。0.1マイクロシーベルトのところもあったが、高いところでは4マイクロシーベルところもあった。これは時間当たりの数字である。0.1であれば、年間で876マイクロシーベルト。4であると年間で35ミリシーベルトになる。国際放射線防護委員会は、自然界からの被爆や医療での被爆を除いて年間1ミリシーベルトを線量限度としているから、年間35ミリシーベルトとは相変わらず驚愕するような高さである。同委員会は、通常よりも高い放射線量が継続する場合は、20ミリシーベルトまでは被爆限度と考えているが、35ミリシーベルトはこの上限よりも高い。相変わらず、本当、悲惨だよなあ。何がアンダーコントロールだ!とこの数字を確認するたびに安部首相の無責任さと適当さに腹が立つ。
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ウクライナ大統領ウォロディミル・ゼレンスキーはプーチンをヒットラーであると形容したが、おそらく同じぐらいの悪党だろう [グローバルな問題]

私は58歳であるが、まさか生きている間にアフリカや中東ではない地域において、こんな大規模な戦争が起きるとは思わなかった。人間の業の深さを知る。ウクライナ大統領が、2月24日のウォロディミル・ゼレンスキーはプーチンをヒットラーであると形容したが、おそらく同じぐらいの悪党だろう。ウクライナはウクライナ語を話し、文化的にも歴史的にもロシアとは異なる独立した国家アイデンティティを有している。ロシアであると主張するのは相当、無理がある。韓国が日本である、と主張するぐらいの無理がある。そんなところに侵出するというのは、これは国際法違反というか、21世紀においては人類への挑戦でさえある。
 こんなでたらめが通じるのであれば、日本も千島列島で同じことを画策すべきであろう。ちょっと国後島の奴らを買収して、国後島民にロシアから独立して、日本に帰属したいと主張させて、彼らを守るためにという名目で自衛隊を派遣すればいいのだ。というか、そういうことを一斉にあちらこちらでやればいい。例えば、カリーニングラードは歴史的に圧倒的にドイツである。ウラジオストクだって、160年前までは清国のものだったので、中国に帰属すると主張すればいいのだ。あちこちでロシアがウクライナでやったことを同時に仕返しでやれば、流石のロシアも対応できないだろう。そして、マイノリティである抑圧されてきたロシア人が反プーチン革命を起こせば、プーチンの独裁政権も立ち行かなくてはならないのではないだろうか。
 他国のことではあるが、こんなにムカムカするのも珍しい。このプーチンを正当化するトランプもポンペオも本当、腹立たしい。しかし、ここで腹立たしくなるとやられるんだな。いろいろと冷静にならないと。

タグ:プーチン
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トランプのプーチン大賞賛の背景を考察する [トランプのアメリカ]

ドナルド・トランプがプーチンを「天才(ジーニアス)」とテレビでの取材で大賞賛した。プーチンにとっては、トランプの大賞賛はロシア国民の世論形成には追い風だが、トランプがなぜ、ここでプーチンを大賞賛したかはわかりにくい。大賞賛のポイントは、「平和を維持するために軍を展開したことが天才的」ということだ。そして、アメリカも同じことをすべきだと言っている。え!どこでやるのか?まさか沖縄か?と思わず画面に身を乗り出すと、どうもアメリカの南部で、ということだ。どうも、メキシコからの移民を阻止するためらしいが、他国に侵出することがどういうことか分かってないみたいだ。
 そもそも、侵出をしたい時に、傀儡政権をつくりあげるなんてことは、関東軍だって満州でやったことだし、スペインが中南米に侵出した時にしたことだし、イギリスなんかもうお家芸であるし、三国志を読めば、そんな策略ばかりで、またか、というぐらいの套手段で、プーチンの今回の戦略も全然「天才」的ではなく、ただの定石にしか過ぎない。汚い手ではあるが。
 それを「天才的」とトランプが賞賛するのは、私の推測だが、トランプはおそらくそういう史実を知らないのであろう。このような侵略の定石を、今回の件で初めて知ったのじゃないだろうか。いやあ、本当にトランプが大統領じゃなくてよかった。プーチンの真似をして、沖縄とかに傀儡政権つくって、沖縄の独立を平和に遂行するために「平和維持軍」を派遣されたらたまらないからな。沖縄をグアムのような軍事拠点にするメリットはあるだろうから。トランプはおそらくロシアのやっていることが、国際法的に違法であることさえ分かっていないと思われる。いやあ、これが本当にアフリカの劣等国などではなく、アメリカの元大統領の意見だから、本当、改めて彼が大統領であったという事実を考えると背筋がゾッとする。 
 背筋がゾッとするという点では、マイク・ポンペオ国務長官までがトランプの発言を受けて、プーチンを賞賛したことだ(フォックス・ニュースにて)。トランプと違って、ポンペオはロシアのしていることが国際法的に間違っていることは流石に理解しているだろう。理解していないトランプがアホ丸出しで、馬鹿な発言をしているのはいいが、こういう馬鹿が本当の脅威となるのは、ポンペオのように状況を理解している人間がそれを正当化し始める時だ。トランプの本当の怖さは、トランプ本人ではなく、トランプを立てることで、自分たちが得しようとして動くポンペオのような輩が組織化して動き始めていることである。その事実を知ると、アメリカという国に強烈な嫌悪感を抱く。ロシアの国際法違反を認めるような発言を元大統領や元国務長官がしているという事実は、アメリカという国もロシア並みに国際法を平気で破ってもいいと考えているものが政権を握っていたことを露呈している。
 いやあ、ロシアが北海道を侵略しようとした時、トランプ大統領だったら、アメリカは日本じゃなくてロシアの肩を持つな。安心して乗車していた車のブレーキが壊れたような、大変な事態になってきた。シートベルト締めないと。

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京都サービス悪すぎるだろうシリーズ(1) [京都生活]

京都でサービスが悪いことは、もうあっちこっちで感じられるが、特にタクシーに乗ると嫌な思いをする。小さいトランク(機内に持ち込める奴)を持って入ろうとすると、「なんでトランクに入れてくれないんや」みたいに言われる。「いや、急いでいるんで、ごめん」と言っても納得しない感じだ。しかし、行き先を「龍谷大学」と言うと、急におやっという感じになって、「先生ですか?」と尋ねてくる。無視をしようかと思ったが、そうですよ、と返答すると急に態度が丁寧になる。ここで、私はただのくそ観光客から、地元の大学の先生に格上げされたらしい。こういう、人の値踏みをするところが本当に京都の嫌なところだ。自分だってタクシーの運転手じゃないか、と突っ込みたくなる。

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井上章一『関西人の正体』 [書評]

井上章一氏が1993年から1995年に記したエッセイをまとめた本の文庫本。既に著書の他の本を読んでいたので新しい発見はほとんどない。というか、これが元ネタだったんだ、ということが分かった。結構、他の本でもこの内容に類することが書かれていて、そういう意味ではまず、この本から読むといいのかもしれない。最近はしっかりと読んでいる訳ではないが、演歌歌手が似たようなセトリで歌い続けている、という印象を覚える。いや、少なくとも半分ぐらいの「持ち歌」は、この本に書かれているような気がする。個人的には、それでも著者の文体とか、見方が面白いでいいが、それはちょっとアレンジを変えて演奏している、というロック・バンドでいうとキング・クリムゾン的な印象さえ覚える。その是非は、読者の好みというか性格に依るであろう。

関西人の正体 (朝日文庫)

関西人の正体 (朝日文庫)

  • 作者: 井上章一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/07/07
  • メディア: 文庫



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『発酵野郎』鈴木成宗 [書評]

クラフトビールの雄「伊勢角屋ビール」の社長による著書。伊勢角屋ビールは、日本企業初のAustralian International Beer Awardsの金賞を受賞するなど、世界からも高評価を受け、日本にも多くのファンを持つ人気クラフトビールである。さて、しかし、その成功への道のりはまさに紆余曲折。著者の型破りな性格と、酵母へのただらなぬ愛情、そしてビールへの思いは読者をぐいぐいと引き寄せる。私も、実は一度鈴木社長に知り合いの先生の取材のお付き合いで同行し、お会いさせていただいたことがある。極めて魅力的な人柄であることはそのとき、理解したが、こんないろいろと体験をされていた方だとはこの本を読んで改めて知った。クラフトビールへの著者の愛情がこちらにも伝わり、猛烈にビールを飲みたくなるような本でもある。


発酵野郎!―世界一のビールを野生酵母でつくる―

発酵野郎!―世界一のビールを野生酵母でつくる―

  • 作者: 鈴木成宗
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/08/02
  • メディア: Kindle版



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今年のNBAは目が離せないほど面白い [スポーツ]

今年のNBAは久々にわくわくさせられる。最近、NBAではスーパーチームをつくる動きがみられる。このようなトレンドをつくったのは、レブロン・ジェームスであろう。レブロンはマイアミ・ヒートに2010年に移籍する時、ドラフト同期で4位のクリス・ボッシュ、5位のドゥエイン・ウェイドもマイアミ・ヒートと契約を結んだ(ドゥエイン・ウェイドはヒートに所属していたが、フリーエイジェントであった)。彼らはフリーエージェントで同じチームに行こうと2006年には相談していたそうだが、チーム・オーナーではなく、選手がチームをつくるという動きの始まりは、この2010年のマイアミ・ヒートが初めてであろう。このスーパーチームは4年のうち2回優勝を果たす。
 その後のスーパーチームはゴールデン・ステート・ウォリアーズであろう。決勝ではレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズには負けたが、西地区で優勝するほどの強豪であったにも関わらず、レブロン・ジェームズと唯一同じレベルにあるケビン・デュラントを獲得して、その後、2連覇を果たす。この場合は、選手たちが相談してこのようなチームをつくったというのではなく、ケビン・デュラントが好んで入っただけとはいえるが、それでも凄まじいスーパーチームが結果つくられる。そして、もう最初からほぼ優勝チームが分かるような出来レース的なシーズンが続く。私はゴールデン・ステート・ウォリアーズのファンではあったが、この4年間で優勝した3回のうち、ケビン・デュラント不在の時の優勝が一番、わくわくした。正直、ケビン・デュラントがいて優勝しても、そこまでして勝ちたくはない、と思ったりもした。ステフェン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモント・グリーン、ハリソン・バーンズ、アンドレ・イグアダラ、アンドリュー・ボーグで下馬評を覆して優勝した時は本当に楽しくわくわくして試合を鑑賞したが、デュラントがいてもあまりにも強すぎて、ちょっと興ざめさせられた。
 さて、しかし、ある意味、ゴールデン・ステート・ウォリアーズが強すぎたこともあり、その後、二つのスーパーチームがつくられる。その一つはデュラントを中心にジェームス・ハーデン、カイリー・アービングのスーパー・トリオのニュージャージー・ネッツと、レブロン・ジェームズを中心にアンソニー・デービス、ラッセル・ウェストブルックのスーパー・トリオのロスアンジェルス・レイカーズである。もう、このスーパーチームがつくられた時は、もう東はネッツ、西はレイカーズで決勝戦は決定だと多くの評論家は断定した。そして、私はつまんねえなあ、と思いつつ、そうなんだろうなあ、と諦観していた。ウォリアーズについては、評論家はプレイオフに進出もできないだろうと言うものさえいた。
 ただ、蓋を開けてみれば、ネッツはデュラントの故障離脱という予期せぬ事態があったにしても、今日(2月6日)時点では7連敗を喫して6位と低迷している。レイカーズはもっとひどい状況である。レブロンが離脱していたとはいえ、現時点で9位である。もちろん、デュラントやレブロンが復帰すれば状況は変わるだろうが、それでも決勝戦までの道のりは厳しいし、遠い。そして、これらのスーパーチームの低迷がNBA自体をとてもエキサイティングなものとしている。西はフィニックス、ゴールデン・ステートだけでなく、若手が大活躍しているメンフィスの台頭、いぶし銀的な強さを持つユタ、ダラス、デンバーといったチームが気の抜けない試合を多く作り出している。東はオールスター選手のベン・シモンズが不在のフィラデルフィア、マイアミ、シカゴ、ミルウォーキーがしのぎを削ったハイレベルの試合を展開している。西は若干、フィニックスとゴールデン・ステートが頭一つ抜きん出ているが、それでもプレイオフではどんでん返しが起きないとはいえない。
 そして、何が素晴らしいかというと、スーパーチームのように駒を揃えても、それで試合に勝てるほどバスケットボールというスポーツは単純でないことが明らかになったことである。それは、バスケットボールはチームスポーツであり、選手間の相乗効果や戦略によって弱いチームが強いチームに勝つことができるからである。レイカーズはドラフト1位のアンソニー・デービスやMVPのラッセル・ウェストブルックを獲得するために、若手の有望な選手をずいぶんと放出したが、彼らがいた方が、現在のレイカーズより強かっただろう、と多くの評論家が指摘する。確かにクズマ、カードウェル・ポープ、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラムとレブロン・ジェームズというチームは、現在のレイカーズよりは強い印象を受ける。
 ともかく、スーパーチームが今シーズンを台無しにしてしまったな、とがっかりしていたのだが、実際は、まれに見るエキサイティングなシーズンを楽しむことができている。もちろん、ウォリアーズがフィニックスと首位争いをしているほどの成績を残していることも、楽しめている大きな理由ではあるが。

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ボストン『ドント・ルック・バック』 [ロック音楽]

最近、ボストンを改めて聴いてみた。ボストンは私が中学〜高校時代、まさに日本を含む世界中を席巻したバンドである。1976年に出されたデビュー・アルバムは、デビュー・アルバムとしてはそれまでの最大の売り上げを誇り、世界中で2000万枚ほど売れた。『ドント・ルック・バック』はそんなバンドの二枚目のアルバムでデビュー・アルバムが発売された2年後の1978年に発表された。
 全部で8曲、Used to Bad Newsがデルプ, Partyがデルプとショルツの共作だが、あとはすべてショルツの作品である。ボストンの曲の特徴は、ハード・ロックの型にバッハにも通じるメロディの明解さである。ロックではあるのだが、ブルースというより、クラシックに近い曲調である。ショルツという名字はいかにもドイツ系であり、幼少の時からピアノを習い、また、パイプオルガンへの憧憬などから、ショルツはバッハの影響を相当受けているのではないかもしれない。そういう点からか、ボストンはプログレッシブ・ロックの範疇に入れられることもあるが、プログレッシブ・ロックのような複雑なコードやリズムとは無縁だ。あくまでも、ハード・ロックという単純なフレームワークに美しいメロディを乗っけた。これが、日本の若いインテリ層(矢沢とかを聴かないような層:私も含まれる)に受けたと思われるのである。まあ、ショルツは泣く子も黙るMITの学部、大学院を出ているからな。
 ただ、一枚目に比して、ショルツはこのアルバムの二枚目(CDでいうと5曲目以降)はそのできに納得していなかったそうだ。実際、別に悪くはないが、アレンジとかが簡単でちょっとひねりは感じられない。ボストンにしては前述したような、クラシック的な要素が少なく、エアロスミスから毒を抜いたような存在感の薄い曲が続く。とはいえ、聞き込むとそれなりに感謝できるようなクオリティではあるのだが。
 とはいえ、一曲目のDon’t Look Backと四曲目のA Man I’ll Never Beはロック史に残るような傑作ではあるだろう。この2曲のために、このアルバムは買っておくべきである、と個人的には考える。



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『ワイルドライフ』 ポール・マッカートニー・アンド・ウィングス [ロック音楽]

ポール・マッカートニーがビートルズを解散した後、リンダと元ムーディー・ブルースのデニー・レインと組んだウィングスのデビュー・アルバム。1971年に発表。天才ポール・マッカートニーがつくったとは思えない凡庸な楽曲が続く。アレンジ的な工夫もあまり感じられない。唯一、ビートルズのアルバムにも入るかもしれないレベルにある曲はTomorrowぐらいだろう。このアルバムだけを聴くと、もうポールは才能をビートルズで枯渇させたのではないか、とさえ思わせるのだが、その後、バンド・オン・ザ・ラン、スピード・オブ・ザ・サウンドといったロック史上に残る名作をつくるのであるから、人生よく分からない。とはいえ、最低限のクオリティは維持しているので、まあ金をドブに捨てたとは思わない。個人的にはDear FriendやSome People Never Know, I Am Your Singerなどは嫌いではない。ただ、ポール・マッカートニーという天才の輝きをこれらの曲は纏っていないということだけは確かである。ポール・マッカートニーを愛していない人でないと、魅力がないアルバムではあるだろう。





ワイルド・ライフ(紙ジャケット仕様)

ワイルド・ライフ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ウイングス
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/08/25
  • メディア: CD



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『耳と感性でギターが弾ける本』トモ藤田 [書評]

最近、ユーチューブでギターをはじめとした楽器の演奏の仕方を教える動画が多い。私もこれらは大変、重宝している。その中でも最も参考になり、勉強になっているのが、この著者のトモ藤田氏の動画である。彼は、あの泣く子も黙るバークリー音楽大学のギター科の先生である。あの、泣く子も黙る現代三大ギタリストのジョン・メイヤーの師匠ということでも知られている。そのトモ藤田氏が書いた本が『耳と感性でギターが弾ける本』である。楽譜、タブ譜はまったくなく、ギターをどう練習し、どういう姿勢で臨むといいのか、という心構えが書かれているのだが、これが大変ためになる。ギターの基礎練習の大切さはもちろんのこと、CDの聴き方とかまで教えてくれる。私は、この本を読んでしっかりとした練習の大切さを知り、早速、ギター学校に申し込んだ。そのギター学校を選んだ理由は、トモ藤田の教え子であり、トモ藤田からの推薦がホームページに書かれているからだ。ということで、まさに目から鱗的な内容で、ギターが上手くなりたいと思っている人は是非とも手に取るといいと思う。楽譜が多くある教則本よりギターの上達は早くなるような本であると思われる(それが分かるのは1年後ぐらいはかかるだろうが)。


ギター・マガジン 耳と感性でギターが弾ける本 (CD付き)

ギター・マガジン 耳と感性でギターが弾ける本 (CD付き)

  • 作者: トモ藤田
  • 出版社/メーカー: リットーミュージック
  • 発売日: 2010/02/08
  • メディア: 単行本



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カール・グルーバー『ドイツの都市造形史』 [書評]

カール・グルーバの「ドイツの都市の歴史」の訳本を読む。なぜ「Die Gestalt der deutschen Stadt」がドイツの都市造形史に意訳されたのであろうか。著者の確かに内容はドイツの都市の歴史の中でも都市造形に関わっているかもしれないが、この本の肝は、中世、ルネッサンス、19世紀という大きく3つに分類された時期ごとに、どのようにしてドイツの都市がつくられ変容していったのかを教会、大聖堂、塔といったランドマークや建築要素(例えば窓)ごとに記述していることである。あえて、意訳をする意味があるのだろうか。

著者の恐ろしいほどの造詣の深さには、おったまげさせられる。そして、都市のスケッチが多いのだが、これが大変興味深く、面白い。ただ、私のようにドイツに生活し、旅行しまくって都市を知っている読者はある程度、フォローはできるが、そのような前知識がないと、相当、分かりづらい本であるような印象を受ける(もちろん、ドイツ人が読者対象なので、分かりづらいのは日本人であるからだけなのだが)。あと、翻訳はひどい。読むのが辛くなるような日本語である。しかし、それでも最後まで読めたのは、本の内容が濃いからである。私はこれを読み終わった後、原著を注文した。


図説 ドイツの都市造形史

図説 ドイツの都市造形史

  • 出版社/メーカー: 西村書店
  • 発売日: 2022/02/02
  • メディア: 単行本



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Get Back (第三話) [都市デザイン]

ゲット・バックのドキュメンタリーの第三話。第一話ではビートルズのメンバーの不和を描き、すわジョージ・ハリソン脱退か!とハラハラさせて終わり、第二話ではジョージが戻ってきて、なんかいい感じにセッション進んでいるな、と安心させ、第三話ではアップル・スタジオの屋根でのライブ・レコーディングという大団円へ向けて事態が加速するという流れで、ビートルズの名曲が原型から徐々に形になっていくのが見ていてとても楽しく、引き込まれる。特にジョージのオールド・ブラウン・シューや、サムシングの原型を提示すると、皆がそれに反応してアイデアを付け足していくところは、ビートルズのメンバーのアレンジ力のすさまじさを改めて思い知らされる。あと、リンゴがオクトパス・ガーデンのアイデアを披露した時の、皆のポジティブな反応がいい。特にジョージの真摯なアドバイスは見ていて感動的だ。本当、創造集団としてとても優れていたんだな、ということが分かる。ジョンもゲット・バックのギター・ソロとか本当、秀逸だ。ギターは相当、下手だけど。ギターが下手というとジョージもそうで、アイ・ガット・ア・フィーリングのギター・ソロとか、メロディは素晴らしいのだけどビブラートにそんなに力、入れんなよ、とアドバイスをしたくなる。いや、本当、余計なお世話だけど。最近、セッションで一緒になったギタリストが、本当に左手に力が入っていて、これじゃあ上手く弾けないよ、と思ったが、ジョージもそんな感じである。

とはいえ、この映画で一番、見直したのはジョージである。サムシングを作曲するぐらいだからメロディ・センスは飛び抜けていいのは分かっていたが、ギターのバッキングやソロはいい。そして、オールド・ブラウン・シューとかも弾けないピアノであんな名曲をつくってしまうから、ポールとジョンの影に隠れていたが、ビートルズにとって不可欠な功労者であったのだろう。ただ、ジョージが「僕は曲が今、どんどん浮かんでくるんだけど発表する機会がないからソロ・アルバムを出したいんだ」と発言したのは、非常に予言的ではあったが、そういう気持ちにジョージがなるのは分かる。それまでも、ずいぶんと曲はつくってきただろうが、ポールとジョンにずいぶんと駄目だしをされていて我慢をしていたのだろう。サムシングやヒア・カムズ・ア・サン、アイ・ミー・マインとかの曲が頭にどんどんと浮かび始めたら、もう自分の思う通りにやらせて欲しい、と思う気持ちはよく分かる。まあ、この点でもビートルズを機能させていたバランスが崩れ始めていたんだろう。ハリソンはビートルズを辞めた後、「All Things Must Pass」を発表するがなんと三枚組であった。どんだけ、在庫にためていたんだ!という感じである。

第三話は、もちろん屋上でのライブがクライマックスであることは間違いないのだが、前半はリンダの連れ子のヘザーがアップル・スタジオでふざけ回るのだが、そのお茶目な姿は何とも心を揺さぶる。これはほとんど仏頂面(みんながレコーディングしたものを聞いている時も一人、ほとんど表情を変えない)のオノ・ヨーコとはめちゃくちゃ好対照だ。

あと、ジョンも本当、コメディアンのように茶化しまくっていて、少しは真面目に取り組めよ!と言いたくもなるが、それでもあんな曲をつくったりできるということは天才ということか。とはいえ、ポール、本当孤軍奮闘で、ポールがいなければゲット・バックというアルバムが出てこなかったことはよく理解できた。ポール、偉いよ、あんたは。これまでも尊敬していたけど、さらに尊敬の気持ちが強くなった。
 

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Get Back (第二話) [ロック音楽]

ジョージが「俺はもうビートルズ辞めるわ」と言って撮影スタジオ去るという衝撃的なシーンで終わった第一話。どうなるんだ、とハラハラしてみた第二話であるが、意外と簡単にジョージ復帰。今回はトゥイッケナム・スタジオから舞台を移し、アップル・スタジオ。スタジオが変わっただけで、映像の雰囲気もビートルズの表情も明るくなる。アップル・スタジオでは、アビー・ロードの収録曲はもちろんのこと、Don’t Let Me DownやShe came in through the bathroom windowなどの名曲が原型からどんどんと形をつくっていくプロセスが見えてきてとても興味深い。特にゲット・バックのバッキングは印象的だ。ジョン・レノンもジョージ・ハリソンも改めてギターが下手だな、というのは確認できるのだが、ギターのバッキングのアレンジ能力は驚くものがある。というか、ジョージのソロのアレンジも素晴らしい。ジョージ、ただものじゃあ全くないな。

あと印象的だったのは、ジョンのひょろひょろとした性格。第一話では、もう猛禽類のような鋭い眼光だったのに、第二話では、なんかヘラヘラ親父ギャグをかます植木等のようなキャラになっていた。カリスマ性がまったく感じられない。そして、ポールは相変わらず、どうにかビートルズとして生産的な仕事をしようと言っている時、第一話と違ってジョージも建設的な発言をしていた。ジョージ、結構、真面目なキャラである。ギターとかも上手くはないが研究熱心で好印象だ。ただ、ジョンはここでも心ここにあらず、という感じだ。とはいえ、On the road to Marrakesh (ジェラス・ガイの原曲)などをセッションしている姿とその楽曲の素晴らしさを確認し、おお、やはりただ者ではないということを思い知らされたりもする。

とはいえ、ポールに同情するわ。相変わらずオノ・ヨーコの存在は不気味であり、もう信じられないような奇声を発するジャム・セッションをしたりするが、第一話ほどは不気味さはない。ただ、アップル・スタジオでたむろしている女性ファンに「オノ・ヨーコをどう思う?」などを質問した映像を映したりして、これは撮影側がオノ・ヨーコに否定的なイメージを植え付けようと意図しているのではないか、と勘ぐらせる。それに比して、リンダはいい感じだ。まあ、リンダ、実際、いい人という噂だが、まさに映像からは「いい人」像しか伝わってこない。

あと、第二話においてビートルズとオノ・ヨーコと同じぐらいに重要な登場人物は、ビリー・プレストンであろう。ビリー・プレストンは常時、ニコニコしていて、キーボードを弾いてと頼まれると、もう驚くような素晴らしいバッキングとソロを即効で披露する。ビリーとビートルズの演奏シーンは、この第二話の見せ場であることは間違いない。ただ、ジョンとジョージが「ビートルズに入れよう」という、もう信じられないくらい無責任な提案をすると、ポールが「いや、それは違うんじゃないか」と返答しているのをみると、もうビートルズを大切に思っているのは四人の中で本当、ポールだけなんだな、ということに気づかせてくれる。ジェネシスなんて、もうライブでは欠かせないチェスター・トンプソンやダリル・シュトルーマーを最後までメンバーとして入れなかったからな。ギターも辞めているのに・・・。ツェッペリンもそうだ。なんか、ブランディングとかの基本的な知識がなさ過ぎるのか、もうビートルズ、ジョンもジョージもどうでもよくなっているのか。頑張れ、ポールと思わず、心の中で叫んでいましたよ。

さて、ビートルズにライブをさせて一儲けするという企画は、アフリカ版も却下され、ロンドンの公園でのものも却下され、その代替としてアップル・スタジオの屋上でアリバイ的にすることになった。というところで第二話は終わる。第三話、楽しみである。


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