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クラプトンの武道館コンサートに行く [クラプトン]

4月26日(月)のクラプトンの武道館コンサートに行く。大学時代から行っているので、何回目か分からないが、5回目か6回目ぐらいかと思う。当初は、それほど行く気はなかったのだが、ジェフ・ベックの訃報を聞き、行ける時に行こうと思ってチケットを購入した。そんな感じだったので、北西のX列(最後尾)というほとんど最悪の席(A席)であった。舞台とほぼ同じ方向に座るので、スクリーンを裏側から見ることになり、左右が逆だったりするが、意外とステージの距離は近いので、そんなに悪くはない。
 さて、セトリではあるが、最初は知らないインストだけの曲。観客もポカンとしていたので、未発表曲か。次はJourney Manから「Pretending」。渋い選曲だ。そして、B.B.Kingとの共演やOne More Car, One More Riderなどに収録されていた「Key to the Highway」。そして「I am Your Hoochie Coochie Man」「I Shot the Sheriff」といった十八番の曲が続く。
ここでアコギに持ち替えて『Blues』に収録されていた「Kind Hearted Woman Blues, Derek and the Dominosのアルバムから 「Nobody Knows You When You’re Down」、J.J.ケールの「Call Me the Breeze」、次の曲もちょっと分からないのを演奏し、そしてクラプトンファン以外でも知っている「Tears in Heaven」、次の曲もちょっと知らなかった。
ここで再びエレキギターに持ち替えて「Badge」、「Wonderful Tonight」、「Crossroad」「Little Queen of Spades」、「Cocaine」というまさに王道のラインアップ。それまで、ちょっとクラプトンのコア・ファンでもなかなかついて行きにくいような選曲だったと思うが、最後はすっきり。さて、しかしアンコールはジョー・コッカーの「High Time We Went」。しかもキーボードがボーカルを取った。
アンコールは一曲で、結構、短い時間かなと思ったら21時近かった。全般的には、クラプトン本当に78歳?というぐらい、演奏もしゃべりもしっかりとしたコンサートであった。個人的には圧倒的に「Crossroad」と「Badge」が素晴らしいと思ったが、多くの客は「Tears in Heaven」と「Wonderful Tonight」に盛り上がっていた。なんか、違和感を覚えなくもないが、もう一度ぐらいクラプトンのライブを観たいと思わせるコンサートであった。

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ドゥービーブラザース@武道館(4月17日) [ロック音楽]

ドゥービーブラザースのライブを武道館で観る。それほど期待していなかったが、期待を上回る質の高いライブであった。アンコールはなかったが、50年のバンドの歴史から、ほぼ代表曲を網羅した選曲(個人的にはEchoes of Loveは聴きたかったが・・)で、多くの観客は大満足したのではないだろうか。
 一曲目はデビュー・アルバムのA面一曲目の「Nobody」。そしてトム・ジョンストンの「Take Me In Your Arms」、マイケル・マクドナルドの「Here to Love You」、パトリック・シモンズの「Dependin’ On You」、トムの「Rockin’ Down the Highway」、マイケルの「You Belong to Me」と来たので、次はパットの曲かなと思ったら、新曲の「Easy」。おお、と思ったら次はパットの「South City Midnight Lady」。この曲、好きなんだよなあ。John のハープ・ギターがなんとも言えず、いい感じである。次は、ウドーさんへの感謝の曲という紹介の後、「Clear as the Driven Snow」。Captain and Meからの選曲だが随分と渋い。次は、マイケルの「It Keeps You Runnin’」。オリジナルとは随分と違ったアレンジだ。マイケル、高音が出にくそうだ。そして、トムの「Another Park, Another Sunday」、「Eyes of Silver」と4枚目のアルバムからの曲が演奏される。次は「Better Days」「Don’t Ya Mess With Me」というニューアルバムからの二曲。結構、クオリティが高いので驚く。そして、マイケルの「Real Love」、前作品「World Gone Crazy」のタイトル曲、マイケルの「Minute by Minute」。そこからは「Without You」、「Jesus Is Just Alright」、途中「What a Fool Believes」を挟みはしたが、「Long Train Runnin’」、「China Grove」というドゥービーブラザースの黄金期のトム・ジョンストン節が炸裂する。中年以上がほとんどの武道館も大盛り上がりで、70歳台の親爺で、これだけ盛り上げられるというのも大したものだ。そして、アンコール。アンコールはパットの「Black Water」、マイケルの「Takin’ to the Street」、トムの「Listen to the Music」で幕を閉じた。
 あまり期待しなくて訪れたのが、50年の歴史がてんこ盛りの素晴らしいコンサートであった。

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椎名林檎@名古屋国際会議場(4月15日) [ロック音楽]

久しぶりに椎名林檎の名古屋国際会議場でのライブに参戦する。なぜ、名古屋かというと、東京も大阪も落選してチケットを取れなかったからである。名古屋国際会議場は二回目である。ちなみに前回も椎名林檎のライブであった。さて、しかし、土曜日ということで19時ではなくて18時スタート。これは、その日のうちに東京に戻りたい私にとっては大変、有り難い。ライブは18時きっかりでスタート。最初はめちゃアコースティックに「あの世の門の」から始まる。次は「我れは梔子」と、他のアーティストへの提供曲。そして、「どん底まで」「かりそめ乙女」と続き、「走れわナンバー」、「JL005便で」と『日出処』の収録曲を演奏する。次は「青春の続き」と、またまた他のアーティストへの提供曲。そして、『娯楽』から「酒と下戸」、さらに3枚目から「意識」。オールド・ファンからするとこの「意識」は嬉しい。続くは「神様、仏様」。今回の林檎嬢は曲が進むごとに服を剥いでいくような演出がされていたのだが、もうこの曲の時は、ほとんどビキニ状態となっていた。こんな大天才、大ミュージシャンなのに、こんなサービスまでして本当に凄いプロだ。まあ、一方で四十を過ぎたとは思えない見事なプロモーションを顕示したいという気持ちがもしかしたらあるのかもしれない。「TOKYO」と比較的新しい曲が続き、事変の「天国へようこそ」。ちょっと懐かしい。次は三毒史から「鶏と蛇と豚」。ここで、林檎嬢、一人、ピアノの前に座り、弾き語りで『無罪モラトリアム』から「同じ夜」。ピアノの演奏の凄さも然る事ながら、その楽曲のレベルの高さ、編曲の創造性に、あらかじめ100年に一度の天才であることを思い知らされる。続くは「人生は夢だらけ」、「仏だけ徒歩」。さらに、まっさらの新曲の「私は猫の目」。PVをバックに演奏するのだが、PVで演じるのがBambi。Bambiもいつのまにか大人になっている。ただ、新曲は特に感動はあまり覚えなかった。そして、これも新曲に近い「公然の秘密」。続いて『大発見』から「女の子は誰でも」。次は、ザ・バングルスの「Ethernal Flame」。これは1988年に発表されているので、椎名林檎が子供の頃に聞いていたのかもしれない。ただ、周りのファンはポカンとしているものが多かった。そして「いろはにほへと」、おじゃま丸のエンディング・テーマである「いとをかし」。ちょっと、緊張感が緩んだような気分になった後は、怒濤の「長く短い祭」「緑酒」「NIPPON」と一挙に畳みかける。少し、涙腺が緩む。年を取ったということかもしれない。ここらへんの曲は、林檎嬢の凜とした死生観が素晴らしく歌詞に表れていて、その素晴らしいメロディとともに心にグッとくるのである。ここでバンドはステージを去り、アンコール。林檎嬢は婦人警官のコスプレで現れ、「母国情緒」と「ありあまる富」を歌う。「ありあまる富」、改めて本当にいい曲で心を揺さぶる。
 名古屋国際会議場は、交通の便は悪くはないが、スピーカーは今ひとつであったと思う。私は12列という前の方だったので、それでもそれなりの音圧は感じられたが、後ろの方は相当、迫力が欠けていたのではないかと思ったりする。クラシック用のコンサート・ホールでのロック・ミュージック、というかスピーカー音楽の難しさをちょっと気づいた次第である。とはいえ、4年半ぶりの椎名林檎、相変わらずのクオリティの高さとエンタテインメント・サービスの素晴らしさに強い感銘を覚えた。あと、ドラマーとピアニストは驚くほど演奏力が高いと思われる。

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フィンランドではお酒は国の施設でしか販売できない [グローバルな問題]

フィンランドではアルコール度が強いお酒を売る店は国営だそうだ。つまり、民営のスーパーマーケットでは売れないらしい。5.5%とかそれぐらいが基準で、それ以下であればスーパーでも売れるが、それ以上であれば国営の店でしか売れない。これは、アルコール依存症の問題などがあったためであり、強いお酒を入手させにくくすることが目的のようだ。スウェーデンも同じような制度があるそうである。
 なんか厳しいなあ、と思ったけど、よく考えたら自分もお酒はほとんどレストランとか小料理屋、居酒屋でしか飲まないし、スーパーマーケットで買うのは麦酒ぐらいだから、そんなに問題がないかもしれない。
 ただ、日本と大きく違うのは、冬が暗くて寒くて、精神的に滅入るということだ。冬を乗り越えるためにはアルコールに依存したくなるようだ。この北欧の冬は経験したことがないので何ともいえないが、このような制度が必要なぐらい、厳しいのかもしれない。

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言うことを聞かない大学生(パート2) [教育論]

もう5年ぐらい前であるが、大学生が言うことを聞かないことをこのブログで書いたことがある(https://urban-diary.blog.ss-blog.jp/2019-08-06)。最近では、もう敢えて、もう日常的になったので、ここで書くような気持ちにもならなかったのだが、昨日、大学生を連れて羽田空港で通関するときのことである。今、Visit Japan というアプリがあって、通関手続きを事前にすることができる。しかし、実際、通関する時にはこのアプリを空港にあるスキャンの機械で読み込まなくてはならず、そのために長蛇の列ができていた。そこで、従来のように用紙に情報を書き込ませて、通関手続きをするようにと、用紙を配付して指示した。用紙での手続きもそこそこ並んでいたが、それでも比較的早く通関手続きは済んだ。そこで、通関の出口で学生を待っていたら3名ほどがなかなか出てこない。どうしたのか、と思ったら、私の指示に従わず、Visit Japan のアプリをスキャンする機械に並んで通関手続きをしようとしたらしい。まあ、私の判断が間違っていると思ったのかもしれないが、なんでそれでも言うことを聞けないのであろうか。5分は彼女らの身勝手で無駄になった。私の指示に従っておいて遅れたら、私の責任だから従っていればいいのである。というか、私の指示が間違っても、結果的に他の学生を待つことになるので、どっちにしろ指示に従わないメリットは、私の判断がまずいということを証明する意外の何の意味もない。しかも、判断は結果的に正しかったし。私の指示に従わなくて遅れたら、どう責任を取るのか。というのも、この5分のロスで伊丹空港への接続便に乗るのがギリギリになってしまったからである。乗れたからいいものも、乗れなかったらどうするんだろう。
 本当、この子達を採用した会社、組織は将来、心配だ。

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