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【ユタ州の国立公園縦断ツアー5】キャニオンランズ国立公園(1)メサ・アーチ編 [地球探訪記]

アーチズと同じくモアブを拠点とする国立公園にキャニオンランズ国立公園がある。アーチズはモアブの北に位置しているが、キャニオンランズ国立公園は東に位置している。キャニオンランズ国立公園はコロラド川とグリーン川によって浸食された渓谷である。これらの川によって、キャニオンランズ国立公園は3つの地区によって分類される。

コロラド川の南はニードル地区、コロラド川の北でグリーン川の東がアイランド・イン・ザ・スカイ、グリーン川の西がメーズである。

我々は、今日の夕方にはブライス・キャニオンまで行きたいので、アイランド・イン・ザ・スカイを訪れる。アイランド・イン・ザ・スカイは、3つの地区では最も多くの観光客を集める。全体の59%である。年間の観光客数は44万人で、今回訪れる5つのユタの国立公園では最も少ない。私も今回の訪問で初めて知ったのだが、国立公園になったのは1964年で、アーチズ、キャニオンランズの1971年より早い。

アイランド・イン・ザ・スカイにはメサ・アーチと呼ばれる朝焼けの撮影スポットがある。ということで、朝日を望むために、まだ暗い朝5時ぐらいにモアブのモーテルを出る。モアブからキャニオンランズまでは結構、自動車で走らなくてはならなかった。ただし、メサ・アーチの駐車場はすぐ分かった。というのも既に多くの自動車が駐車してあったからだ。駐車場からアーチまでは15分ぐらい歩く。既に東の方はちょっと明るくなりつつあった。さて、メサ・アーチには多くの三脚を設置したカメラマン達が朝日を待っていた。というか、もう新たに三脚を置くスペースはないぐらいだ。これは、実際、しっかりと三脚で撮影しようとするなら、相当、早い時間に出ないと難しいかもしれない。私は三脚を持っていなかった。ちなみに、このカメラマン達は多くは相当、エゴイストでちょっと脇に立っているだけで、邪魔だとか言ってくる。こういう時のアメリカ人は嫌な奴が多いが、もしかしたら日本人のカメラマンもそうかもしれない。カメラマンとはあまり付き合いがないからな。このアングルは、季節にもよるだろうが、ラサール山地から太陽が昇ってきて、いやあ素晴らしい景観だ。ということで何枚もの写真を撮影する。しかし、メサ・アーチがなぜ、朝日の撮影スポットとして優れているかというのは、太陽の直射日光をこのメサが防いでくれるので、逆光であるにも関わらず、素晴らしい渓谷の写真が撮れるためであった。私はそれを知らなかったので、絶好のタイミングを逸してしまった。また、オートフォーカスにしていたのだが、逆光下ではあまりしっかりと焦点を合わすことができなかった。もう一度、撮影する機会を持ちたいと悔やむ。

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(ラサール・マウンテンから朝日は昇る)

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(メサ・アーチからラサール・マウンテンを望む)

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(メサ・アーチが上手いぐあいに朝日の逆光を遮ってくれるので、美しい渓谷の写真を撮影することができるが、気づいたのが遅かったので絶好の撮影ポイントはすべて取られていた)

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(多くのカメラマンが三脚を立てて、撮影スポットを確保している)

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(朝日によって燃えるような色に映える岩石)


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