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何で日本のおじいさんは謝ることができないのか [グローバルな問題]

日本のおじいさんは何故か謝ることができない。例えば、スーパーや駅や電車の中とかでちょこっとぶつかってもほとんどの場合、謝ることをしない。私が一方的に謝る。なんで、謝ることができないのだろうか。こういう場合は、どちらが悪い訳ではない。町中で生きていくというのは、いろいろと人と人とが接するということでもある。都市や町は人が集住するからこそ、経済機会が生じ、それで集合体としての豊かさを向上させることで個人も豊かになるというシステムである。しかし、多くの人が集まって暮らすと、いろいろと不要な衝突が生じたりすることもある。例えば、ちょこっとぶつかってしまうということなどである。そういう状況を円滑に処理する手段として、ちょっと謝ればいいのである。お互い、別に悪気があった訳ではない。狭い空間を共有することで生じる、ちょっとした摩擦である。ただ、その摩擦は「すいません」の一言で処理できるようなレベルのものである。私は7年間アメリカに住み、1年間ドイツに住んだのだが、どちらの国でも町中でぶつかったらお互いが「すいません」と挨拶すれば問題にもならない。それは、都市で生活する人の最低限のマナーであり、礼儀であると思う。おばあさんは、そういうことがちゃんと分かっている。若い人もよほど無礼なものを除けば、しっかりと謝ることができる。出来ないのは、男性の高齢者である。これは、前からもすごく気になっていたことなのだが、最近も似たような体験をすることが多いので、ここに記させてもらっているのだが、なんで謝れないんだろう。そこで謝ることで、何か失うとでも思っているのであろうか。そうであったとしたら、随分と矮小な自我である。そもそも、このような最低限のコミュニケーションができない人間が都市で生活するような資格はないであろう。東京も都心部を除けば、ほとんどが農村地帯であり、都市コミュニティではなく農村コミュニティであった。特に私が住んでいる目黒区やすぐ隣の世田谷区などは、農村の中の農村だったので、急激な都市化に未だ対応できていないだけなのかもしれない。そうであったら、ちょっと同情もするが、もう宅地化が進んで50年以上は経つのだから、いい加減、都市のしきたりにも慣れてもらいたい。

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