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中学入試の社会を考える(歴史1) [中学受験]

中学入試の歴史を考える。これまで中学受験の次女には地理を教えいてた。地理は、基本的に白地図だ。分かっていないところ、場所などを白地図に書かせて、自分だけの「弱点地図」を描かせるという方法だ。さて、しかし、あまり体系的な理解へとは繋がっていない。これをどうするかは、まだ私の中では課題ではあるのだが、社会は地理だけではない。歴史もある。ということで、歴史も教えることにした。

私は理系なので、歴史の勉強は高校受験の中三までである。その後は、独学で世界史の勉強などはしたりしたが、日本史はまったく無縁だ。共通一次も地理と倫理とかだったので、高校の時も日本史はほとんど勉強してなかったし、高校時代、授業を抜け出して、近くの拓殖大学の学食に入ったり、喫茶店で時間を潰したのも日本史の授業であった。ということで日本史さっぱりの私であるが、次女の点数アップのために指導をしなくてはならない。まず最初に考えたのが、塾などで断片的にインプットされていた知識を体系化させることである。時代の流れに応じて、また、地理的な情報などとも関連づけることが必要だ。幸い、夏休み前に「学研まんが日本の歴史17巻」は読ませておいた。多少の流れは理解している筈だ。

ということで、サピックスの「年表トレーニング帳」というものをやらせた。これは、時代ごとに見開きになっていて、左は年表、右はその時代の事件の因果関係などを記述させるような構成になっている。これは、例えば鎌倉時代は結構、はしょるなどの欠点はあるが、丁寧にやっている時間はないので、これでとりあえず古代から現代まで基本を押さえさせるようにする。また、次女は、右の記述をさせると偉く時間をかけてしまうので、もう左の年表の整理だけを先に最後までやらせることにし、その後、右は答えを書かせる時間ももったいないので、口頭で答えさせるようにした。さらに、あまり分からない項目があった場合は、ノートに書かせるようにした。左には項目、右手にはその項目に関連する事例などを整理させ、一つのキーワードから、いろいろと関連性を理解させたうえで連想が広がるように工夫をさせてみた。例えば、「遣唐使廃止」の理由を左頁に書かせ、その結果、国風文化が発達すると整理させ、右頁には国風文化として、美術(建築・・阿弥陀堂建築→平等院鳳凰堂、文学・・和歌→源氏物語(紫式部))といった具合である。

そのうえで、その時代背景を「流れ」として理解させるために、該当箇所に当たるところを「読むだけですっきり分かる日本史」を読ませることで、知識の定着を図らせるようにした。「読むだけですっきり分かる日本史」を次女が抵抗なく読めるかどうかが不安であったが、どうにか興味深く読んでくれている。この作業をやりつつ、12月頃までに、この本が読み終われればいいのだが。まあ、日本史をろくに勉強もしていない自分がどの程度、しっかりと指導をできるかどうかが分からないが、一応、今日の2時間ちょっとで室町時代は終わらすことができた。今は塾に通っていないが、来週あたりから新しい塾に通わせることになる。そうすると時間がなくなるので、寸暇を惜しんで指導をしないといけない。


年表トレーニング帳―歴史 (サピックスメソッド)

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  • 作者: Sapix
  • 出版社/メーカー: 代々木ライブラリー
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 単行本




学研まんが日本の歴史シリーズ 全18巻

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 1997/03/29
  • メディア: 大型本




読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)

読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)

  • 作者: 後藤 武士
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2008/06/03
  • メディア: 文庫



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