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ノラ・ジョーンズのコンサートに行って、前座バンドのギタリストに度肝を抜かれる [ロック音楽]

ノラ・ジョーンズを観に東京武道館に行く。19時ちょっと過ぎに予定通り、開始かと思ったら前座であった。ウッド・ベース、ドラムス、ギターの3人トリオだ。何だろう、と思っていたら、このギタリストがうねうねした変態的な音を出し始める。ギターの音はメチャクチャ美しい。アンプはジャズ・コーラスか。いや、もっと透明感のある真空管の音だろう。ちょっと分からないが、何しろ音の表現力は凄まじいものがある。ギターはテレキャスか。しかし、やたらペグを回して音程を調査する。こんな危険な奏法、よほど耳に自信があるのだろう。あと、テレキャスだからアームがない筈だが、やたら音を上げ下げしている。どうやって、こういう音づくりをしているかは分からないが、ただ者ではないギタリストだ。後で調べると、ジム・カンピロンゴというギタリストで以前、ノラ・ジョーンズ・バンドで弾いていたこともあるそうだ。なんか、度肝を抜かされた。

一方、ノラ・ジョーンズのバンドでギターを弾くジェイソン・アブラハム・ロバーツは今ひとつである。ギターの音づくりは上手いのだろうが、数少ないギター・ソロが全然、クリエイティブでなく、こういうことを書くと総攻撃を受けそうだが、私でも弾かないような陳腐なフレーズで収めてしまう。つまらない。というか、ギタリストだけに関しては、前座が完全に喰っていたといえるであろう。

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