SSブログ

コルビジェの『ユルバニスム』からの引用 [都市デザイン]

『都市は仕事の道具である』
『直線は、あらゆる人間の歴史、あらゆる人間的意図、あらゆる人間的行為にある』
『アメリカの直線的な都市を、賛嘆をもって見る勇気をもたなければならない』
『現在の都市は、幾何学的でないため死にかけている。高層に建てること、それは、不恰好で無思慮な敷地ー今日、あるのはこれだけだーを規則正しい敷地に代えることだ。その他には、救いはない。
 規則正しい設計の結果、すなわち大量生産。
 大量生産の結果、すなわち、標準、完全(類型の想像)。
 規則正しい設計、それは幾何学が製作に入ることだ。幾何学がなくて人間的なよい仕事はない。幾何学は建築の本質そのものである。』

 このコルビジェのプロパガンダによって、多くの都市は地域性や個性を失い、のっぺりとして漂白されたものとなってしまった。コルビジェがこの本において反面教師として批判していたカミロ・ジッテ、そしてドイツの都市が、21世紀になった今、極めて高いアメニティとサステイナビリティを維持していることは大変、興味深い。
nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0