ユニバーサル・デザインという言葉ができる前に設計されたと思しき歩道橋 [都市デザイン]
長崎駅前でおどろきの歩道橋を発見した。ここでまったく無意味に段差がある。私は軽めのトランクを持って、この歩道橋を渡っていたためそれほどつらくはなかったが、この無意味な階段を上下することに苛立った。乳母車を押している人や、車イスの人だったら、発狂するであろう。かといって、横断歩道で渡ろうとすると、相当の遠回りをさせられる。駅という極めてユニバーサルな人が使う施設へのアクセスにおいて、このユニバーサル・デザインを無視した設計に驚くしかない。まあ、そもそも歩道橋というもの自体が、おそろしくユニバーサル・デザインに反しているからな。しっかりと自動車交通が渋滞しても、横断歩道を整備するなどして、駅へのアクセスを確保すべきであろう。少なくとも、この歩道橋の段差はなくして水平にすべきであろう。
